バファリン

登録日:2012/05/20(日) 13:06:02
更新日:2021/03/06 Sat 07:07:15
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【概要】
バファリンとはブリストル・マイヤーズ社が製造している解熱鎮痛薬である。

因みにバファリンには一般用と医療用があり、日本における俺達が薬局で買える一般用はライオンが販売。


子供用のフルーツ味と大人用のノーマルタイプがある。


といっても、フルーツ味はフルーツ味が全然しないので、口に含んだらさっさと飲みましょう…

キャッチコピーとして「バファリンの半分はやさしさで出来ています」が有名だが、現在は「頭痛の時は、がんばるな。」を用いている。

元々、この手の鎮痛剤の先駆けであるバイエル社のアスピリン(主成分はアセチルサリチル酸だが、アスピリンがあまりにも有名になりすぎたため、現在ではアスピリンの名だけで殆ど通じる)の後を追って世に出た医薬品であるため幅広い鎮痛作用を持っており、頭痛や解熱のみならず歯痛などにも効果があるようだ。


【成分】
一部バファリンの成分を書こう。

〇アセトアミノフェン(小児用)
〇サッカリン(小児用)
〇アスピリン(大人用)
〇緩衝制酸剤ダイアルミネート(アルミニウムグリシネート・炭酸マグネシウム)
優しさ


因みにアスピリンが子供には強すぎるので代わりにアセトアミノフェンを用いている。

また、アスピリンが含まれているので大人でもアスピリン喘息持ちの人は注意が必要である。

決してカステラは含まれていない。
優しさについては後述。



【バファリンの優しさ】

『バファリンの半分は優しさで出来ています』

誰もが一度は聞いたことがあるのではないだろうか?

この優しさ…胃薬のことである

薬を飲むにあたって、薬品によっては副作用によって胃を痛めてしまうことがある。

飲んでも胃を痛めないように胃薬で粘膜を保護ということである。
これがバファリンの優しさの正体である。
実はコレと同じようなことを試みた医薬品は他にも存在しており、銭湯の黄色い桶でお馴染みのケロリン(実はバファリンと使い道が良く似た鎮痛剤)は漢方薬の経皮を含有することによって胃への負担を軽減しようとした。
それでも胃にはかなりダメージが強いらしく、体質によっては頭痛が止まっても吐き気に悩まされる事も。
そういう人はおとなしく他の薬を使うのをおすすめする。EVE A錠であれば胃には来ないなど。
あと聞いた話によると「顔が痒くなる」なんて副作用が出る人も。

まあちゃんと用法を守る必要はあるのだが。


余談だが、優しさ成分は質量でいうと1/4しか入っていない。
もちろんれっきとした薬効成分であるため、過剰に入れても仕方ないのではあるが、なんとも腑に落ちない。



【バファリンの種類】
実は意外に沢山の種類がある。
因みにどれも第2類医薬品にあたる。

(小児用)
  • 小児用バファリンチュアブル
  • バファリンジュニアかぜ薬
  • キッズバファリンかぜシロップ
  • キッズバファリンシロップS
…etc.

(大人用)
  • バファリン配合錠A330(一般的にバファリンと呼ばれているヤツ)
  • バファリンプラスS
  • バファリン顆粒
  • バファリンルナ
…etc.



【医療用として】
バファリンに含まれるアスピリンは低用量で用いると血液凝固を防ぐことが出来、脳梗塞や心筋梗塞の予防に医療機関で頻繁に処方されている。


追記・修正はバファリンの優しさにお世話になった方々がお願いします。

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最終更新:2021年03月06日 07:07