ガンエデン

登録日 :2012/04/15(日) 22:33:33
更新日 : 2017/07/17 Mon 22:54:13
所要時間 :約 6 分で読めます





ガンエデンとは、『第2次スーパーロボット大戦α』、および『第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~』に登場した人造神である。


□概要





以下、ネタバレを含む










遥か昔の地球の先住文明人が生み出した巨大機動兵器で、惑星の守護神とも言うべき存在である。
無限力に見出された、ファースト・サイコドライバー(バルマーの言葉では「アウグストゥス」)が中枢として組み込まれており、巫女と呼ばれる強力な念動力者によってその力を発揮する。
惑星の守護神というだけあってその能力は絶大であり、単純な戦闘能力はもちろん、強力な結界を張ることによって、守護対象となる惑星を外界から完全に遮断することも出来る。
作中では地球とバルマー星に一体ずつ存在が確認されており、地球側のは女性型のナシム・ガンエデン、バルマー側のは男性型のゲベル・ガンエデンと呼称される。
なお、ナシム、ゲベルはそれぞれヘブライ語で『女性』『男性』を表す。



□ナシム・ガンエデン

地球に存在するガンエデン。巫女はスパロボ界のナイスロリ、イルイ・ガンエデン。なお、ナシムという呼称は第3次αからのもので、第2次αでは単純にガンエデンと呼ばれていた。

その昔、地球がアポカリュプシスと呼ばれる災厄で滅亡した際に新たな人類を創生する新天地を求めてもう一機のガンエデンと共に旅立ち、バルマー星を拓いたのだが、望郷の念からバルマーの守護神にはならず銀河を横断して地球に帰ってきた。途中に立ち寄った銀河各所で地球の思い出を語って回ったため、銀河中で地球が特別視されるようになってしまった。そして地球に戻ってみると同胞である古代人が造り出した超機人が争いあっていたのでこれを平定し配下に加え、地球の新たな人類 *1 に自らの遺伝子を分け与えて念動力者にしてバラルの園を築きあげ、地球をいつか再び起こるアポカリュプシスから守るための守護神になった。α主人公などの念動力者にとってナシムは先祖にあたる。

第2次αにおいて巫女たるイルイを、記憶喪失の幼女として、主人公たちの下へと送り込む。物語終盤にイルイを巫女として覚醒させ、バラルの園と呼ばれる自身の居城を現出させる。
(この時、イルイは急成長を遂げ、ナイスバディの大人な女性へと変貌する。 しかも全裸
そして全ての戦いを終えたαナンバーズにイルイを通して、地球を外敵から守るために封印することを宣言する。
…しかし、その封印というのは強固な結界で地球を覆う事を意味し、つまりそれは地球人類が地球に閉じ込められるのと同義であった。
挙げ句、地球の守護の為と称し、スペースコロニーなど宇宙で生活する者達を「地球に対する脅威」と勝手に決めつけ、無差別攻撃を放つ始末。しかもαのバルマー艦隊やα外伝の重力波などの危機を眠ったままスルーしているので、守護神(笑)である。
当然、そんな横暴をαナンバーズの面々が許す筈も無く、自らの任を全うするべく、彼らと敵対することになる。
最終的にαナンバーズに敗れ、巫女であるイルイの抵抗もあり、ガンエデンは消滅した。

尚、イルイはガンエデンの中枢であるナシムに、無理やり操られており、選んだ主人公によってその末路が微妙に異なってくる。
しかし、ナシムの思念はガンエデン消滅後もイルイの中に残っており、第3次αではイルイと行動を共にし、αナンバーズの協力者となる。しかしどうあれ、ラストにはその思念も消滅することになる。

条件を満たすことで進めるハード最終話に味方増援として登場。しかも、能力値は第2次αラスボス時ほぼそのままと、プレイヤーの度肝を抜いた。
だが、登場位置がラスボスから中途半端に遠く、ラスボスに攻撃が届く前に戦闘が終わってると言う事も珍しくなかったりする…


必殺技は、テフィリン(護り)を開放して外に生身で出てきた大人イルイが、巨大なドラゴン型のガンエデンの聖霊「ガンエデン・ルアフ」を纏って、宇宙空間まで飛び上がった後に、急降下攻撃を仕掛ける『フォロー・ザ・サン』
この時、巫女となった大人イルイのカットインが入るのだが、イルイは全裸のままのため無駄にエロい。しかも、第3次αではカットインの光の加減が減少しており、エロさが更に増している。

全裸のイルイを見てもそこまで動揺した様子がないαナンバーズの面々はまさに鋼の魂の持ち主であろう。


□ゲベル・ガンエデン
バルマー側のガンエデン。巫女はバルマーの支配者である霊帝バーロ…ルアフ・ガンエデン
バルマーの民からは創世神ズフィルードと呼ばれ崇拝されている。

第2次α終盤まで、地球では存在すら知られていなかったナシム・ガンエデンとは違い、バルマーでは象徴として崇められている。また、バルマーは地球と違って外敵の脅威が多かったため戦闘経験も豊富なんだとか。

…が、前作ラスボスであるナシムと比べるとどうにも、というか確実に扱いが悪い。

そもそもゲベル・ガンエデンの中枢である、ファースト・サイコドライバーのゲベルは、ガンエデンという器から離れ、ケイサル・エフェスと化してしまっている。
つまり、力の大元を失っているカラの器の状態であった。(巫女であるルアフはこのことに気づいておらず、最終話でエツィーラ・トーラーの口からこれらの事実が語られる)
なので、イルイを従わせていたナシムとは違い、神子であるルアフによって動かされる、単純に強力な機動兵器でしかなくなってしまっている。
それでも大ボスとしては申し分ない能力だが、その少し前にコイツよりも遥かに厄介なボス・ゲペルニッチ(特定以外のダメージを半減する特殊技能持ち)と戦ってる為、どうしても見劣りしがち。
そもそも味方側の戦力が、第2次α時点より遥かに充実しており、火力インフレも進行していたため、前哨戦のバルマー軍との戦いで、気力が上がりきった味方軍に、フルボッコにされることもしばしば。

しかも、そうまでされた挙げ句、地下に逃げ延びたルアフは力の大半を消失しており、今まで隠れ潜んでいたシヴァー・ゴッツォにフルボッコにされて死亡。イルイを従えたシヴァ―の手によって乗りまわされることになる。
(この時、何故かルアフの時には無かったマップ兵器が追加されている)
更に更に、ハード最終話で前述したケイサル・エフェスの手によって量産される始末…しかも2体も。ナシム・ガンエデン以上に守護神(笑)である。
ある意味、銀河全てを戦場とした『第3次スーパーロボット大戦α』のスケールの大きさを、暗に物語っているとも言えなくもない…か?

ゲベルは自分が抜けた分を少しでも補うためか、強大な念を持つバルマー人が生まれるとズフィルードの巫女として選出したと神託を下し、巫女が17歳になればその魂と念を神体ズフィルード(ガンエデン)に捧げさせている。百数十年ぶりに神託が下って選ばれた巫女がアルマナ姫である。

必殺技はナシムと同様に、「ガンエデン・ルアフ」が宇宙空間から惑星数個を破壊する程の威力を持つブレスを放つ『キャッチ・ザ・サン』
エネルギー吸収能力が付加されており、ナシム・ガンエデンの弱点であった燃費の悪さを克服している。
あの攻撃方法で、どうやってエネルギーを吸収してるんだ?とか言ってはいけない。
なお、ルアフは聖霊という意味。「霊帝 ルアフ・ガンエデン」と「ガンエデンの聖霊 ガンエデン・ルアフ」で名前がかぶって超ややこしいが、ドラゴンの「ガンエデン・ルアフ」なんて名称は第二次αの攻略本くらいにしか載っておらず認知度が低いので混乱するプレイヤーはほとんど出なかった。

□余談
  • モチーフはウルトラマンガイアの最終ボス、根源破滅天使ゾグと思われる。
天使を思わせる神々しい女性像から獰猛なドラゴン型への変貌が実際酷似している。

  • 必殺技である『フォロー・ザ・サン、キャッチ・ザ・サン』は、特撮作品である『太陽戦隊サンバルカン』のオープニングの歌詞の一節である。

  • 実はαシリーズ第1作、『スーパーロボット大戦α』のボス、ズフィルードの必殺技『ジーベン・ゲバウト』のカットインに、ナシム・ガンエデンのシルエットがチラッと登場していたりする(といっても天使の幻影のようなイメージで、ロボット然としたものではない)

  • 元々はジャイアントロボのビッグファイア様(DC版αによると彼もファースト・サイコドライバーの1人だった)が担う予定だった設定の一部が、作品を第2次αに参戦させることができなくなったためナシム・ガンエデンに流用された節がある。

  • ルアフ・ガンエデンの没台詞には「守るべきエデンは地球じゃない、バルマーだ」「ナシム…君も死と新生の輪廻から逃れることはできない」などというのが存在しており
当初の予定では、イルイとルアフが対面するシナリオがあったのではないか、ということがうかがえる。




追記・修正は、ガンエデンの巫女に選ばれてからお願いします。

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