モードレッド(Fate)

登録日 :2012/11/18(日) 12:08:55
更新日 : 2017/08/17 Thu 03:45:24
所要時間 :約 25 分で読めます




Fate/stay nightのモードレッド


円卓の騎士の一人。アルトリアとモルガンの息子。
原典ではアーサー王とモルガンの近親相姦による子供。
しかし、本作では一時的に 男性化したアルトリア を魔術によって幻惑し、精子を手に入れたモルガンが自らの卵子を利用して作った ホムンクルス という、とんでも設定。
人工的に作られたホムンクルスなのでアルトリア自身が出産した訳ではないものの遺伝的関係でいえば正真正銘アルトリアの息子。
外見は羊を思わせる角の生えた仮面を付けた騎士だが、その素顔はクローンだけあってアルトリアそっくり。
非常に丁寧な口調で話す。謙虚な性格で、憎んだ相手にも敬語で接する節度を持った礼節の極みと評される騎士(後に正反対に改変されてしまい賛否が分かれた部分だったりする)。

ホムンクルス故に成長スピードはかなり速く能力も高い反面、寿命は相当短く短命。
本人はこの歪んだ自身の出生を恥じており、同時に真っ当な人間に対してコンプレックスを抱いていた。

モルガンのブリテン崩壊の妄念の為に作られた彼だったが、彼自身はアーサー王に深い尊敬と敬意の念を抱いていた。
完璧な騎士、理想の騎士を体現したアルトリアは子供心を持つモードレッドにとって尊敬を超える崇拝の対象だったのである。
故に彼はアーサー王のような立派な騎士になるのを目指し、努力を怠らない純粋な騎士だった。
素顔を隠した不確かな人物ながらも円卓の騎士に加入出来たのはその確かな力量も一因であったが、騎士道精神溢れるその在り方が理由であった。

しかし、アーサー王打倒の為に作り出したにも関わらず、一向にアーサー王に敵意を抱かない彼に業を煮やしたモルガンによって、自身の出生を知らされる。

お前はアーサー王と自身によって生み出した不義の息子だと。
だが、彼自身はその事実にショックを受けながらも一方で喜びの感情も持つ。
あれほど偉大な人物の息子だという事を、自身の歪んだ出生すらも人を超越したあの方の息子として誇るべきだろうとすら考えた。
こうして彼は喜びを抱きながら、王であるアルトリアに自身の全てを話し、自身を後継者にするように進言する。

しかし、アルトリアは「 なる程。姉の奸計とはいえ、確かに貴公は私から生まれた者だ。だが、息子とは認めないし、王位も譲らない 」と拒絶される。

彼女はあくまでモードレッドを「王の器でない」と判断して 後継ぎとして 認めなかったのだが、
彼自身は「自分は王が嫌うモルガンの息子だから、 どれだけ努力しても王からは愛してもらえない 」と思い込んでしまった。
崇拝と言える程の感情を抱いていた相手に受け入れられなかった。
愛情を抱いていたからこそ、深い憎悪と絶望に駆られた彼はアーサー王に憎しみを抱くようになる。
そうか……私が円卓の末席である理由が今わかった……

こうして、彼は反逆を決意。

仲間たちと共にランスロットの不倫を暴いて、円卓を瓦解させた後にローマに遠征したアーサー王の隙をついてブリテンにて反乱を起こした(一部作品ではランスロットの諍いの隙をついて反乱)。
闘いは凄まじく、多くの戦死者を出し続け円卓の騎士もほぼ全滅。国は完全に崩壊した。

そして互いの軍が死に絶えた後にアーサー王伝説最後の闘い、カムランの丘にて2人の親子は対峙する。

貴方の国はこれで終わりです、アーサー王
私が勝とうと、貴方が勝とうと―――もはや全て滅び去った
何故です!何故私に王位を譲らなかった!?
そんなにモルガンの分身である私が憎いか!!アーサー王!!
しかしアーサー王は感情を見せずに冷静に言い放つ。
貴公を憎いと思った事は一度も無い。
理由はただ一つ。貴公には、王としての器は無いからだ。

激情に身を任せ、アーサー王に襲いかかるモードレッド。
闘いの末にアーサー王に深手を負わすも名槍ロンゴミアントによって貫かれて敗北する。
モルガンから、決して外してはならないと言われた仮面は砕け、父と同じ顔を曝け出しながら。
血に濡れながらも彼は最期に憧れた父親に触れようと手を伸ばすも、その血だらけの手が父に届く事は遂に無かった。

父……上

父を憎み、反乱すらも起こした叛逆の騎士モードレッド。
だが、その奥底にあった想いは父であるアーサー王に息子と認めて欲しかった、息子と呼ばれたかったという、
子として親に抱くごく当たり前の感情だけであった。


▼余談
アニメ版『Fate/stay night』のオリジナルシーンにて2人の闘いが初めて描かれた。
セイバーの槍によって貫かれるものの、相討ちの形で彼女に剣を突き立てている。
デザインが詳細な設定が決められたのも本作の影響。

Fate/Zero』ではエンディングの回想にて登場。
此方は、槍によって貫かれ敗北してるシーンが流れている。

Fate/EXTRA』のガウェインの真名捜索の選択肢に彼の名前が表示される。
曰わく、もしも彼が対戦相手だったなら、もっとヤバかったかもしれないとの事。
コレは伝承にてガウェインを討ち取ったのはモードレッドとされている為だと思わせる。



Fate/Apocrypha」のモードレッド

赤陣営のセイバーのサーヴァントとして登場。
オンラインゲームの企画であったころのApocryphaには存在しておらず、
当然『Fate/complete material IV Extra material』にも掲載されていなかったが、小説化に当たって新しく追加されたサーヴァントの一人となった。

以下、ネタバレ。





“赤”の陣営のセイバー。マスターは獅子劫界離。
触媒は円卓の席の欠片。アルトリアにそっくりな 少女 ……先程は男性といったな、あれは嘘だ。
というより、『Apocrypha』へ参戦決定の際に既存設定を一部変更したという。
因みに東出祐一郎氏によって性別が変更された理由はアストルフォとキャラが被るから(女顔の男性という意味で)。
あちらは何故か登場人物から「貴女」だの終始女扱いされまくる。

性格面も前述のは妄執漂う執着じみたモノだが、此方は「父親とか嫌いだし」「父ちゃんなんて大嫌い!」と反抗期の子供としての面を出したモノにしたという。
作者の東出曰く「『charactermaterial』だとヤンデレ系なんですけど、こちらのコンセプトは反抗期真っ盛り」との事。
性別こそ変更されたが基本的な設定は引き継がれている。

完璧な王であるアーサー王を敬愛し、完璧すぎたが故に他者から恐れられた彼女の生き方を「だからこそ素晴らしい王」として肯定し、彼女を崇拝していた。
ホムンクルスである自身の出生にコンプレックスを抱き、短命である己の運命を嘆きながらも、 *1
騎士としては純粋にアーサー王への忠誠を誓っていた。

しかし、モルガンによって出生を聞き、アーサー王に全てを告げて王位継承を要求されるも拒絶された結果、彼女の全てを壊す事を決意する。
出生や王位継承と言った様々な問題点、それらの前には自身の王を許さないのもしょうがないと後の彼女自身も納得していた。
しかし、王位はおろか子供とすら認めて貰えない事が彼女を深い憎悪をもたらしたという。

尤も仮に子供と認められたとしても己の性分からいずれは必ず王位への即位を要求するとモードレッド自身が確信している。
承認欲求が強い彼女にとって王位の獲得こそが己がアーサー王の子供だと知らしめる為に必要な証明手段であり、必須条件。
中途半端な幸せなどでは到底満足出来ず、王位を渡されない限りは自分は必ず叛逆しただろうと語っている。
アルトリアとしても王位を譲る理由もなく、この気質をどうにかしない限り二人の争いは避けられないだろう。


性格は傲岸不遜にして荒々しく好戦的、口調も男性的で乱雑。
実年齢が10歳の子供という事もあってか、どこか幼さや間の抜けた言動を度々を行っており、他作品ではもっぱら子供のような扱いをされる時も多い。

だが礼儀知らずという訳ではなく、生前に騎士として振る舞っていた時代はアルトリアに対しては敬語を用いていた模様。

一人称も「俺」と荒々しく、自分を「女性」扱いされる事を嫌い、女と呟くとマスターの獅子劫に対しても殺気を向けて次はないと警告する。
とはいえ、男扱いをするとそれはそれでバッドコミュニケーションとコメントされており、男性扱いをされたい訳ではないらしい。

その割には私服はへそ出しタンクトップにショートパンツと女扱いをされると怒る割にはかなり露出した格好だがこれは動きやすいと理由で選んだもので彼女自身にそういう認識はない。
清楚な雰囲気だった父親の私服とは正反対である。

強面の傭兵であるマスターと並んだ様はもはやアメリカ映画のキャラ。奈須きのこ曰く「こいつらボニー&クライドだよね」。
そんなマスターとの関係はかなり良好。
獅子劫自体のマスター適正は並止まりだが、聖杯大戦がチーム戦であることも関係してサーヴァントとの信頼関係を重視しており、
元々円卓の騎士の中から彼と似た気質の英霊として選ばれただけあって性格的な相性もばっちりの様子。


アルトリアのクローンだけに魔力放出スキル、直感などアルトリアと同じスキルを持っている。
「魔力放出」スキルはアルトリアと違って赤雷を放出する事になっており、瞬間的に身体能力を増幅するので非常に強靭な膂力を誇り、
「直感」による戦闘やそれ以外の場面での嗅覚も高い。
「対魔力」はランクB止まりで竜殺しの剣にも特に有効な反応が無いので、アルトリアと違い竜の因子がないのではないかと推察されていたが、
GOでは彼女も竜属性なので竜因子持ちの模様。ランクで劣るのはクローン故の劣化のようだ。


戦闘スタイルは基本的に卓越した剣術を用いるが、父とは違って愛剣を敵に投げつけたり、徒手空拳になった後は豪快に殴る蹴るのスタイルで敵を殲滅する等、性格同様荒々しい物。
本人曰く「勝てばいい」との事。

そのスタイルから、バーサーカーのような獰猛さとセイバーの技量を両立させたものと称される。
反乱時はその苛烈な闘い方から一部の騎士を「この騎士はどこまでいくか見てみたい」と魅了したとされ、ある種のカリスマ性はあった。

但し、アルトリアからは王の器ではないと切って捨てられ認められることはなかった。
原因として考えられるのは、上記のように戦場の兵士には彼女に心酔する者も多く、一種のカリスマ性は確かにあったものの
「臣下なんぞ戦に勝てば勝手に増える」と当人は思っている故。

乱世の武将としては一流であり、カリスマも反抗に対し真価を発揮するものとされているが、
いざ治世に移行した場合には国を十分に治められるかは疑問である。
また反乱軍に対しても彼らの為に反旗した気など欠片もなく、寧ろ父を中傷する彼らには嫌悪感を抱いていた。
この事が原因か勝手な事を言う存在として人間という存在を嫌いだと語っている。

そして、致命的なのはモードレッド自身が自分が王として成し遂げたい事、どのように在りたいかを全くイメージ出来ていない所。
彼女が王位への即位を要求したのは「アーサー王に己を認めさせる為に必要な事だから求めただけ」で、肝心の王となった後の己の目的を全く抱いていなかった。
この点をアストルフォを指摘された際はとっさに誤魔化していた。



荒々しく乱雑な一方で騎士として無垢な民への無用な被害を嫌う高潔な一面も持ち合わせており、魂食いといった非道な行いを強要するようなマスターの命令には受け付けない。
生前に反逆を起こして無関係な人々を巻き込んでしまった事に対しては内心では思う所があったようで、
自己問答でその事に触れた際には「知らない、知らない、知らない。」と繰り返し慟哭していた。


尚、円卓の一員であるものの同僚との間柄はあまり良くなかったのか
ランスロットは「父を侮辱した間男」として強い恨みを抱いており、
ガウェインには「忌々しい優等生」、ギャラハッドには「気に入らない盾野郎」、ベディヴィエールには「自分より弱いチキン野郎」と全体的に嫌っていた様子。
とはいえランスロットを「稀代の人物」、ガウェインを「反則的な強さ」と評しており、力量においては自分より遥かに上回る彼らを畏怖していたようで能力面においては二人を認めていた。

例外はアグラヴェインとガレスで、アグラヴェインに対しては別に仲が良かった訳ではなかったが気を遣われていた事を察しているようで「多分良い奴」。
ガレスについては、気に入らないガウェインにケンカを売らなかったのは彼女の存在があったからとモードレッドが気を使うほどに仲良しだったらしい。

尤も他の円卓からすれば敬愛するアーサー王に反旗を翻した裏切り者にすぎないモードレッドこそが嫌悪の対象のようで、
ガウェインは「何故、あのような反逆者が英霊になっている?」と怒りを露わに嫌悪し、
円卓の随一の良心であるベディヴィエールすらもアーサー王に対する最大の不忠者として侮蔑している(一応、彼なりにフォローしようともしているが)。




円卓の席に名を連ねたのは伊達ではなく戦闘能力はかなり高く、こと近接戦に関しては父であるアーサー王と同等に打ち合える実力の持ち主と解説されている。
作中ではゴーレムの大群を片手間に討伐し、
ジャック・ザ・リッパーケイローンとの交戦でもマスターに治癒して貰えば済む程度の負傷で継戦が可能で、
フランケンシュタインアストルフォらを完全に圧倒していた。
鎧も頑丈で令呪によって強化した攻撃が直撃しても彼女の鎧を少々凹ませるだけで済んでいる。


その後、ホムンクルスのジークジークフリートの力を発現させ、特異な存在と判断して闘いを挑む。
先制攻撃として腕を切りつけるも『悪竜の血鎧』によって無傷で凌がれた事に驚愕し、更に巧みな剣捌きを見て彼の力量を認める。
不死身の防御力分モードレッドが不利と判断した獅子劫によって令呪によるブーストを獲得し優位に立ち、闘いは宝具対決に移行。
クラレントで彼の放つバルムンクを真っ正面から撃ち勝つ活躍を見せつけた(この撃ち合いの際のクラレントに令呪ブーストが影響されているか不明)。

しかし、当の彼女本人は誇りである父の名を冠する宝具を凌がれた事に激怒。
勝因も令呪によるブーストの恩恵と戦闘経験皆無のジークが自身の変化に戸惑っていたことに因る部分が大きく、
戦いを重ねてジークの実力が本物に近付かれたら厄介と判断。
次に変身されたら自身に並び立つと感じており、更に3回目の変身を行われたら自分でもヤバいと焦りを覚えている。

加えて、父親である騎士王の名を冠した宝具による渾身の一撃ですら、このジークを仕留め損ねたため、
獅子劫の信頼に応えるためにも次の戦いで勝利すると強く誓いを立て、本大戦における自身にとって最大の好敵手と定めた。

アーサー王の唯一無二の後継者を名乗り、聖杯にかける願いは選定の剣への挑戦を願いとしている。
ただ単に王になるという願いではアーサー王は自分を認めないとし、王の座よりあくまで父に自分を認めさせる事に固執している。
当然、抜けない可能性がある……というより抜けない可能性の方が高いのであろうが、本人曰く「オレが引き抜けないはずがない!」とのこと。

因みにモードレッドの参戦と性別変更は東出祐一郎によるアイデア。
公式サイトで配布されているApocrypha material コミケ版によると、
小説に登場させるにあたってモードレッドの性別を男女どちらにするかは東出氏も結構悩んだが、
近衛乙嗣氏の私服ラフが出てきたときに「あ、これで正解だ」と確信したという。
東出氏のアイデアによってヤンデレ息子からヤン(キー)デレ娘にリファインされたモードレッドだが、
キャラデザを担当した近衛乙嗣氏も、セイバーシリーズに連なるキャラということで、デザインにあたってかなり緊張していたとか。

誤解が多いがセイバー狂いこと武内崇は、実はApocrypha版のモードレッドのデザインにノータッチだったりする。
ジャンヌとモードレッドを話の中心に据えたいと要望を出したのがせいぜい。
嘘だと思ったら公式サイトでApocrypha materialを読んでくるかTYPE-MOONエース8のバックナンバーを手に入れて読んで欲しい。
それでも当然のごとく作中キャラではモードレッドがいち押しであり、

「モードレッドはいいねえ。型月が生み出した文化の極みだね」

と言ったとか何とか。



それにしてもFate/hollow ataraxia以降の、理想の王どころかダメ人間と化し、見知らぬ男とイチャついている父親の姿を見たら彼(現在は彼女)は一体何を思うのだろうか…
とりあえず士郎逃げて。
と思ったらエイプリルフール企画では生涯に渡って執着した相手が幸せに生きているなら、それは自分としても嬉しい事として父の幸せを純粋に喜んでいた。




コハエース」のモードレッド



オレ以外が父上をバカにするのは許さんぞ
どうしてああなった

コハエース+より登場。愛称はモーさん。
超ファザコン娘と化しており、セイバーに何度鬱陶しそうにされてもめげない。
ひたすら子犬の様に懐き、セイバーにディスティニーランドへと連れていってオンブをしてもらった時は、
複雑そうな父上とは対象的に、満面の笑顔で写真を撮ってもらっている程のパパ大好き娘。
回を増すごとに仲良くなっており、最近は好きな艦娘について語りあったり、肉の取り合いをしている。

他にも大好きな父上をオワコン扱いする赤セイバーの事は嫌っており、
その一方で赤セイバーからも色がかぶっているという理由から嫌われている。

逆に桜セイバーの事は理想の母親像であるらしく、彼女がアルトリアのバリエーションでないと判明した際には「父上じゃないなら母上か」と反応。
これを切っ掛けに、以降は桜セイバーのことを「母上」と呼んで懐くようになっている。
「斬りあいなんて生きるか死ぬか」と言い切る桜セイバーとは考えが似てる為に「いまいいコト言った!!」と共感する場面もある。
また、桜セイバーの方も生前から子供好きである為、メンタルが子供そのもので元気なモーさんにお菓子をあげるなど可愛がられていたりする。


Fate/Grand Order」のモードレッド


2015年12月28日、四章「死界魔霧都市ロンドン」シナリオ実装と同時にガチャに登場。
クラスはセイバーで、レアリティは☆5(SSR)。敬愛する父上と同じレアリティ・クラスでの登場となった。
絵師は『Apocrypha』と同じく近衛乙嗣が担当しているが、担当声優は『stay night』時と異なり、沢城みゆきに変更されている。 *2
実力派声優だけに評価は高いのだが、アルテミスナイチンゲールなどかなり濃い面々も演じており、
掛け持ちキャラだらけになってしまったFateの現状を憂えるファンも多い。

メインシナリオでは四章にメインキャラ(NPCサポート)として登場し、謎の霧に覆われたロンドンを救うべく行動する主人公に力を貸す。
どうやら四章に登場するモードレッドは聖杯大戦後に召喚されたようで、生前のフランちゃんと偶然会ってちょっと気まずそうにしながらも世話を焼いていた。

第六章「神聖円卓領域キャメロット」で再登場。
四章の彼女とは別扱いで、獅子王率いる円卓軍の一員として終始主人公たちと敵対する。

戦闘面ではガヴェインに次ぐ難敵、ギフト「暴走」によって ターン開始時に毎回チャージを満タンにしてくる。
そのままだと全体宝具を連発されてあっという間に全滅する。
幸い耐久はそこまで無いためスタン・魅了などの足止め・回避、無敵などのダメージ無効化を行うことで少しでも宝具をどうにかした上で削り切るしか無い。

注意点として暴走のギフトには宝具を使う2戦目以降宝具封印耐性アップが付いており、
チャージ減少に対しても(第1再臨の姿にも関わらず)不貞隠しの兜を使うことがあるためチャージ減少・宝具封印は上手く決まらないことがある。

サーヴァントとしての性能はやはり親子というべきか、アルトリアと似たステータスとスキルを持つ。父上と比べるとちょっとATK寄り。
スキルはアルトリアと同じ「直感」「魔力放出」の他に、彼女独自の「不貞隠しの兜」を持つ。防御力とNP上昇に自分の弱体解除とかなり有用なスキル。
宝具は『我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)』が採用されており、『約束された勝利の剣』と同じモーションで黒い魔力波を放つ。
ダメージ量は高く、NPリチャージ効果と「アーサー」特攻効果を持つ。
…アーサー特攻って範囲狭すぎってレベルじゃねぇぞ!確かにこのゲーム、アーサー5人くらいいるけど!

性格は概ね『Apocrypha』準拠で、めんどくさいファザコンに罹患している自信家なオレっ娘。召喚されて開口一番に「父上はいるか!」とか言っちゃう。
若い頃の父上(リリィ)やら黒化した父上(オルタ)やら黒化した上にミニスカ履いてプレゼント袋背負ってる父上(サンタオルタ)やら見てどんな気持ちになったのだろうか。
マスターに対する態度は最初こそ「マスターとか関係ねぇ、オレの方が格上だ」とか「触るなよ」とか刺々しく応じるが、
髪を引っ張られるなどの仲良くなることを諦めないマスターからのちょっかいに根負けし、
子供のような振る舞いに呆れつつも最終的には剣を捧げる主として認めてくれる。

余談だが、モードレッドの扱いは「アーサー王の悪口を言わない。アーサー王を褒めない。女性扱いしない。露骨に男性扱いもしない。堅苦しくならない。他のサーヴァントにうつつを抜かさない。彼女の意見はちゃんと聞く。簡単でしょう?」らしい。
モードレッドについて話す場合避けては通れない&本人も割と積極的にアーサー王の話題を振ってくるという事を踏まえて考えると、
どこが簡単なんだ?と首をひねりたくなるコトこの上ないが、実際彼女のマスターはこれを完璧にこなしている。
Fate/Zero』のキャスター(Zero)雨生龍之介のようにたまたま噛み合って上手くいったという訳でもなく、
お互いに含むところもなく最初から最後までマスターと上手くやりきった為、マスター運に関しては実際トップなのではと言われたとか言われなかったとか。


期間限定イベントでは主に「星の三蔵ちゃん 天竺に行く」と水着イベントに参戦。
「星の三蔵ちゃん 天竺に行く」では牛魔王の息子 紅孩児 もといモー孩児として三蔵一行の前に立ちはだかる。
乳上にきちんと息子として認められているので、ことある事に乳上自慢をしてくるハイテンションファザコン(ようはいつも通り)。
一応慕っていると言われて否定する程度のツンデレ分は残ってはいる。

だがまぁ その乳上を軽く尻に敷く母ちゃんにはモー孩児も逆らえない。
モー紅孩児に言わせれば母ちゃんは「そりゃもうおっかねえ」、「ブレーキの壊れたダンプカー」。
うん ここまで書けばわかるとは思うが母ちゃんは モー孩児と同じ声の最凶バイオレンスナースだ。
しかし恐れて入るものの母ちゃんの言うことは素直に従うなど母親として慕って入る模様。
なおナイチンゲールのお仕置き的消毒が苛烈なのはその通りだが、
モー孩児はモー孩児で、「手洗いは5秒程」「芭蕉扇で乾かして水をまき散らす」「うがいはコーラのついでに」と小学生男子イズムなので消毒が避けられないという面もある。

家族関係に色々と問題を抱えているモーさんが、イベント限定とはいえ乳上と母ちゃんと幸せそうに過ごしているのは、
ファンからしてみれば「モーさん、良かったね…」とファンの心を掴み「牛魔王一家」として人気が出ている。


水着イベントではサーファースタイルで参加、但しライダーのクラスで登場。
レア度は星4でライダーには珍しいArts2枚かつArts宝具のアーツ構成型。
クラススキルに「騎乗(Quick強化)」が無い代わりに「サーフィン(Arts強化+スター発生率上昇)」を持ち、
固有スキルの「セルリアンライド(Arts強化)」と合わせて中々のNP効率を誇り、
更にはクリティカルスターの集まりやすいライダークラスの為にクリティカルを出しやすく、礼装や味方の補助次第では宝具の連続使用も視野に入る。
他にも1ターン回避+スター発生率上昇の「ロデオフリップ」やガッツ状態+NP上昇の「終わらぬ夏」と使いやすく強力なスキルも兼ね備えている高いレベルにまとまった万能型と言える。

…のだが、実装当初はNP効率が冗談の様に劣悪であり、礼装や味方の補助有りでも1回宝具を使用するのが精一杯な状態であり、前述の強みが全て消えていた。
後に不具合として修正された。 *3

宝具はアーサー王が所持していたとされる宝具、船にもなる盾プリトウェン。
どうも反逆の際にこの盾も簒奪していたそうだ。

イベントでは初めて父であるアルトリアと対面するも基本的にはそっけない対応を取られてやきもきしている。まあやらかした事が事なので当然なのだが。
そんな中、島に生息するうりぼう達と、奇妙な友情を育ませることに…
余談だが、第一部開拓の選択肢を全て彼女のリクエスト通りにすると、トンデモ世紀末島が完成する。

サーフィンスタイルになっただけなので性格もセイバー版に準拠しているが、
好きなものに思わずマスターの名を挙げかけて動揺して誤魔化そうとしたり、
スタイル抜群のサーヴァントに見惚れるマスターに嫉妬して怒るなど、マスターに明確な好意を抱いている様子を見せている。かわいい。

なお、水着姿は胸こそ控えめだが出るとこは出ているなかなかにグラマー。再臨すると日焼けする。
マイルームでは海賊百合カップルの片割れの爆乳を見て羨ましがったり、自分の鎧を見て「暑苦しい」と言ったりとかわいい。
赤セイバーとは比較的仲がいいらしく、「赤くてちっこいの」と呼んでいる。
ボケとツッコミの間柄のようで、 「あかいいなずま」 を手に水着イベントに乱入しようとした赤セイバーに、
紐じゃねぇか! アウトだバカ!! 」とツッコミを入れていた。かわいい。
ちなみに無人島の色んな施設で遊び呆けている彼女を連れ戻すのは 母ちゃん(赤い服を着た看護師) を連れてくるのが一番らしい。


追記・修正は父親に認めて貰いたいと思ってからお願いします。

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