ヤドラン

登録日 :2011/08/16(火) 01:40:40
更新日 : 2017/07/16 Sun 15:08:16
所要時間 :約 8 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


図鑑No.80
分類:やどかりポケモン
英語名:Slowbro
高さ:1.6m
重さ:78.5kg
タマゴグループ:怪獣/水中1

タイプ:みず/エスパー
特性:どんかん(メロメロ、ちょうはつ、ゆうわくを無効化)
  :マイペース(混乱しない)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが1/3回復する)

HP:95
攻撃:75
防御:110
特攻:100
特防:80
素早:30

進化:ヤドン(レベル37)→ヤドラン



ピンク色の間抜けな顔をした、あの愚鈍なポケモンの代名詞であるヤドンの尻尾に、シェルダーが噛みついて進化した姿。
(ゲームではシェルダーがいなくても進化出来る)
金銀から登場したヤドンの分岐進化系ヤドキングとは対の存在である。

噛み付いたシェルダーの毒素により感覚が麻痺しており、特に痛みに関してはヤドン以上に鈍感になっている。
尻尾のシェルダーはヤドランの尻尾の旨味を味わうためになかなか離れようとせず、シェルダーが尻尾を噛む度に、その刺激で少し頭が冴えて何かを閃くという。

ヤドン時は尻尾による釣りを得意としていたが、ヤドランはシェルダーが邪魔なため釣りが出来ず、渋々水中を泳いで餌を取る。
尻尾のシェルダーはヤドランの食べ残しを食べて食欲を満たす。


激しい戦いの際に尻尾のシェルダーが外れてヤドンに戻る時があるらしい。退化する明解な設定があるのは今のところヤドランのみである。
(ゲームでは退化しないのでご安心を)


ちなみに通常のシェルダーは「二枚貝型」なのに対し、ヤドランの尻尾に噛み付いているシェルダーは「巻き貝型」と、全然違う姿になっている。
また通常のシェルダーとヤドンの重量を足してもヤドランの重量には届かず、更にヤドンよりあからさまに高さが上がっている等、
単なるヤドンとシェルダーの合体にしては矛盾している点が多い。
このシェルダーは本当にシェルダーなのか?

一応ポケモンスナップではヤドンが川に尻尾を垂らしているといつものシェルダーがかかり、光に包まれてヤドランのシェルダーへと変化していた。


・ゲームでのヤドラン


初代では進化前のヤドンと共に「ふたごじま」等に登場。

金銀では「ヤドンのいど」に登場しロケット団の金儲けのために尻尾を切られていた。

主要トレーナーでは四天王カンナイツキが使用。
「エスパー使いのイツキはともかく、何故氷使いのカンナはこいつを?」と思った人も多いはず。おそらく氷が苦手な炎、格闘対策なのだろう。

ちなみに赤緑時のカンナのヤドランは技が「みずでっぽう」「からにこもる」等と何故か異常にショボかったが、
ピカチュウバージョンでは「ドわすれ」や「なみのり」といった強力な技を使うようになり一気に強化されている。

レベル37で進化すると同時に(SMからは進化した瞬間)「からにこもる」を覚えるのだが、どう見ても籠れるサイズではない…
籠る時だけ巻貝が巨大化するのか、謎が深まる。


・対戦でのヤドラン


高いHPと防御力により物理耐久に優れており、特攻も高水準。
しかしその設定や見た目の通り、素早さはほぼ無いに等しいという典型的な鈍足ポケ。


初代では当時優遇タイプであるエスパーと水の複合という恵まれたタイプを持っており、大活躍していた……と思いきや、
素早さが最重要視されていた当時の環境において異常に鈍足のヤドランは見向きもされず、同タイプのスターミー等に居場所を奪われていた……。

しかし、メジャーポケモンが軒並み排除された99カップでは「でんじは」で素早さを補ったり、
当時鬼畜性能だった「ドわすれ」を使えたりした点から注目されペルシアンと並ぶトップメタ級の大活躍をしていた。
ヤドランメタのために「はっぱカッター」を使えるウツボットが流行ったのも有名な話。


以降の第二・第三世代では「ドわすれ」やエスパータイプそのものの弱体化を受けて再び地味なポケモンになってしまったが、
第四世代から強力な再生回復技「なまける」の追加や、ヤドランが有利なタイプを持つポケモンの増加により再び注目を浴びる事に。

その物理耐久やタイプ相性からダイパから増えた強力な格闘受けとして活躍出来る。

特にあのカイリキーに対して優位に立てるのが大きく、格闘に有利なエスパータイプである事はいわずもがな、
特性「マイペース」によりカイリキー最大の持ち味である「ばくれつパンチ」の混乱が発生せず、
エスパー対策の「しっぺがえし」もその鈍足さが逆に味方して決定打にならない等、最早「完封」に近い状態。
他にもメタグロス等に有利。
氷タイプの苦手な相手をほとんど受けてくれる点から霰パの用心棒としても需要が高い。


また見た目の割に技が豊富で仕事は多い。
具体的には、
「めいそう」で特殊耐久を補いつつ火力アップを計ったり、
「のろい」で更なる物理耐久を得つつ物理アタッカーとして活躍したり、
トリックルーム」「でんじは」で素早さを補ったり、
「なまける」で攻撃を耐えきったり、
水タイプには珍しく「かえんほうしゃ」「だいもんじ」といった技持ちだったり、
「れいとうビーム」でドラゴンに牽制したり、
「あくび」で眠りを誘ったり、
「ひかりのかべ」で後続の負担を減らしたり
等々、見た目の割にかなり器用。


ただし耐性に優れている反面、弱点も多めなため注意が必要。
特に、いくら物理耐久に優れているとはいえバンギラスヘラクロスの相手をするのは危険。
ただしヘラクロスのメガホーンでも鉢巻を巻かないと確定に持っていけない。


BWからは強力な炎や格闘といった有利な相手が増えて需要が更に高まった。
反面、強力な等の苦手な相手も増えたためますます油断出来なくなった。
具体的にはローブシンヒヒダルマ等はほぼカモだがサザンドラウルガモス等は天敵。選出時は気を付けよう。

またXY以降強化された「はたきおとす」にも注意。
タイプを問わず多くの物理アタッカーがサブウェポンとして採用しており、格闘受けも以前より安定しづらくなった。


隠れ特性は交代時にHPが1/3回復するという強力な「さいせいりょく」。
これのおかげで元々の繰り出し性能が高かったのもあって交代合戦に更に強くなり、流しアタッカー型がかなり強力に。
ただしカイリキー受けが安定しなくなる欠点も。

タイプや種族値こそ違うもののブルンゲルとは役割が持てる範囲が似通っており(格闘受けや炎受け等)最大のライバルと言える。
決定力の高さや特性/「さいせいりょく」等を活かして差別化していこう。


ちなみに、よく勘違いしている人がいるがヤドキングとはあくまでも分岐進化の関係である。
ヤドランはヤドキングの進化前ではなくこれ以上進化しないので、「しんかのきせき」の効果は受けられない。
というか、受けられたら正直手に負えないチート耐久になる。

……が。



・メガヤドラン


  • 種族値(メガシンカ)
HP 95
攻撃 75
防御 180
特攻 130
特防 80
素早 30


ORASメガシンカを習得したことにより、 このチート耐久が現実のものとなってしまった。
メガシンカのエネルギーによって、尻尾のシェルダーが急成長。 ヤドン自身に変化はない あれ、これメガシェルダーじゃね?
ヤドラン自身がシェルダーの中に入り込み結構シュールである。食われてるとか言わない

メガシンカの能力上昇はなんと防御に+70と特攻に+30と長所を爆上げ、
他の能力は一切変わらずという数あるメガシンカの中でも特に開き直った数値である。
これにより元より高かった防御の数値がなんと180までアップ。パルシェン涙目である。
上述の通り覚えられる技が豊富であり、その物理耐久を活かしてメガボーマンダや、
メガガルーラ等のトップメタ級の物理アタッカーを軒並み止められるポケモンとして重宝される。

ただし特性が「シェルアーマー」に変更され、「さいせいりょく」が無くなり、サイクル戦には弱くなった。
アイテムがメガ石固定なため「ゴツゴツメット」が持てない、
物理耐久に対して特殊耐久は一切上がっていないため対策の特殊技であっさり落ちる等の欠点もあり注意しなくてはならない。
ただしそれでも「ドわすれ」をガン積みされるとシェルアーマーもあって要塞級の硬さになり、怠けるによる回復が十分に間に合ってしまう。
積み型には「どくどく」による毒殺と言う手段が有効だが、眠る持ちだとそれも効かない。
受けに完全特化されると非常に厄介なポケモンであり、積まれる前に倒すのが最も有効な手段となる。



・アニメでのヤドラン


無印にて、ニシノモリ教授というヤドン→ヤドランへの進化の研究をしているオリジナルキャラクターが登場。
彼の手持ちであるヤドン(CV:鈴置洋孝)の観察に明け暮れている。

話の後半にてムサシのゲットしたシェルダーがヤドンの尻尾に噛みつき、遂に進化を果たした。
が、もし一般のバトルでこんな事が起きたらどうするのか……。


追記・修正お願いします。

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