怒り喰らうイビルジョー

登録日:2012/02/04(土) 20:51:35
更新日:2023/11/21 Tue 14:30:27
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怒り喰らうイビルジョー(Savage Deviljho)とは、『モンスターハンター3G』から登場したイビルジョーの特殊個体。

イビルジョーという種は、生命維持のために縄張りというものを持たず、各地を徘徊しながら殺戮と捕食を繰り返すという生態を持ち、
それ故に縄張りを侵された他種、あるいはかち合った他の同種との戦いが常であり、短命に終わる個体がほとんどである。
しかし中には、餌に恵まれた環境の中で育ち、長生きする個体もいる。

が、元々短命な種であるからか、平均以上に加齢した個体は老化の影響で食欲を司る器官(満腹中枢のようなものだろうか)の働きが落ち、実際の腹具合に関係なく常に飢餓を覚えるようになるという。
それによってただでさえ他のモンスターと比べても図抜けていた凶暴性がさらに高まり、
常に餌を求めて暴れ回り、他のモンスターや同種でさえ関係なく、より活発に、強引にでも喰らおうとするようになる。
飢餓のストレス、老齢、体内に大量に取り込んだ龍エネルギー…と到底長生きできる様子には見えないが、この状態からの正確な寿命は不明。ただ元が強靭な個体だった可能性が高いので、食べ物さえあればなんだかんだで存命する可能性もあるが。

その危険度は『出会ったら即時撤退が定石』と言われる程で、大型モンスターを問答無用で食い殺したという目撃情報まであるといい、
危険度が通常個体とは段違いであるからか、特殊個体として扱われている。
なお、極度の飢餓状態に襲われている他に、全身から禍々しい黒いオーラを発するという外見上の違いがあるが、
これは他の竜種や同種をも過食し続けた結果、自身の龍属性のエネルギーが溢れ出していることによるもの。

作中でも通常個体と違って常時怒り状態となっており、この状態から更に怒ると、
口から肩にかけて『禍々しい龍属性のオーラ』を纏い『眼が赤く光る』というおぞましいってレベルじゃない姿へ変貌する。
他の種で例えるならば、ちょうど似たようなポジションである激昂したラージャンが近いだろうか。
その姿はまさに正しい意味で『魔物』。

発売前のMH3GPV第2弾にてその姿を初披露。
そのヤバすぎるインパクト抜群な姿から大きな話題を呼び、看板モンスターなはずのブラキディオスの空気化・ネタキャラ化に大きく貢献したとか。
一部では『ストリートファイター』の「殺意の波動」に目覚めた姿に例えられたり、『タタリ神』なんて言われもある。

もとより高かった攻撃力に更に磨きがかかり、特に怒り時の攻撃は防具の龍耐性次第では剣士すら一撃で瀕死に持ち込む程。
ただでさえ防具の防御力が低いガンナーであれば、まともに一発貰ったらアウトと思ってよいレベル。

また肉質もかなり硬くなっており、弱点の頭や胸以外は切れ味紫じゃないとほとんどの部分が弾かれてしまう。
更にスピードまで上がっているため気を抜くとハメ殺しに合う事も。

まさにMHP3やMH3Gで大幅に弱体化を食らったイビルジョーの逆襲である。

特殊個体であるため、クエスト情報での表記はMHW:I以外では単に「イビルジョー」となっており、受注時のモンスターアイコンで区別する。
MH3Gのギルドカードでは『イビルジョー飢餓』と少しだけ短い表記になっている。

MH3GではG級の高難易度クエストに低確率の乱入で登場。
一部通常クエストでも乱入する可能性がある他、稀にクルペッコが召喚する事もある。

イベントクエストで狙うならメインターゲットになっているこのクエスト。
港G級 ★★★★★★★
狩猟クエスト
凍土に満ちる凶気
目的地 メインターゲット 報酬金 17600z
凍土<夜> 怒り喰らうイビルジョー1頭の狩猟
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
1760z HR8以上

HR6/HR7だがその目で見たいのであればこのクエストを提案する。
港G級 ★★★★★★★ 環境不安定
討伐クエスト
凶いの兆し
目的地 メインターゲット 報酬金 6200z
砂原<昼> クルペッコ1頭の狩猟
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
6200z HR6以上
クルペッコが確定で怒り喰らうイビルジョーを召喚する。
通常のクエストでは狙って出会うのは難しいため、その救済措置としてこのクエストが配信されたそうだ。

MH4でも続投。上位にまで幅を利かせるようになってしまった。
しかし相変わらずイベントクエスト以外では乱入でしか遭遇出来ない。
ちなみにイベントクエストは以下のもの。
集会所上位 ★★★★★★★
狩猟クエスト
総べてを屠り、喰らう者
目的地 メインターゲット 報酬金 21600z
氷海 怒り喰らうイビルジョー1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 2100z
50分 怒り喰らうイビルジョーの頭部破壊
契約金 受注・参加条件
2200z HR7以上
そしてもう1つ。遂に激昂したラージャンとの共演が実現した。
集会所上位 ★★★★★★★
狩猟クエスト
OP・最強の宴
目的地 メインターゲット 報酬金 25200z
闘技場 激昂したラージャン1頭と
怒り喰らうイビルジョー1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 2400z
50分 怒り喰らうイビルジョーの尻尾切断
契約金 受注・参加条件
2600z HR8以上

MH4Gでは更にエスカレートし、旅団の上位にも顔を出すようになった。
旅団上位 ★★★★★★★★★★
狩猟クエスト
天を仰ぐ大喰らい
目的地 メインターゲット 報酬金 12000z
天空山 怒り喰らうイビルジョー1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 1500z
50分 怒り喰らうイビルジョーの頭部破壊
契約金 受注・参加条件
1200z なし

MHXではようやく集会所の狩猟クエストが常設になった。
集会所上位 ★★★★★★★
狩猟クエスト
憤怒の雄叫び
目的地 メインターゲット 報酬金 18000z
旧砂漠 怒り喰らうイビルジョー1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 0z
50分 なし
契約金 受注・参加条件
1800z HR7以上
…ただし解放条件は村の高難度クエスト数件+集会所の獰猛化モンスターの大連続狩猟数件+HR上限解放と鬼畜だが。

MHW:Iではマスターランク(MR)に登場。
MHXX以前と異なり、MRのイビルジョーはムービーで一部通常個体の出番があるが、クエストは全て怒り喰らうイビルジョーである。


弱点属性は雷>他(残り4つとも同一)。
雷以外の属性耐性も雷より少し高い程度なので属性攻撃が有効。

部位破壊も変わらず頭二段階と尻尾。

弱点部位は胸と頭。
通常個体は怒り時に胸が軟化したが、こちらは常に怒り状態なため始めから胸が軟化している。
そして更なる怒り時は頭が軟化する(胸は少しだけ硬化する。それでもかなり柔らかいが)。

ただし、更なる怒り時の頭は龍属性のオーラをまとっているためか属性ダメージが一切通らない。
属性値の高い武器は胸を狙う方がいい場合も。

相変わらず攻撃の判定が弱いため、通常個体同様回避性能のスキルがあると楽。

なんだかんだで基本的な攻略はほとんど通常個体と同じなため、イビルジョーに慣れ親しんだハンター達はそれほど苦戦しなかったりする。
むしろ常に胸が柔らかくあまりキャンセル踏みつけをしないためこっちのほうがやりやすいというハンターも。
そのため『期待外れ』という声もちらほら。

ただしこれはイビルジョーを狩り慣れた一部上級者の話であり、イビルジョーに慣れていないハンターが挑むと一瞬で食い殺される可能性大。
例え上級者でも、装備次第では一瞬の油断が原因でぶっ殺される。手抜き厳禁。余所見厳禁。
どうしても勝てないなら通常個体で練習しよう。

ちなみに怒り喰らうイビルジョーの狩猟に成功すると、MH3Gでは『飢え渇く恐暴竜の血』という勲章が手に入る。


亜種ではないのでMH3Gには固有の防具は無い。
しかし固有素材は『ドス黒い血』があり、これはイビルジョー素材の太刀スラッシュアックスヘビィボウガン最終強化に必要。バンギスXの腰でこれを要求されるため、他の部位より作成難易度が高い。
そのせいか他の部位よりも若干高性能(防御力が初期から120もありで龍耐性にマイナスが付かない)。
ちなみに剥ぎ取りでは一切入手出来ないため捕獲推奨。

MH4で『歴戦の漆黒皮』という固有素材が追加され、グリードシリーズという固有防具が生産できるようになった。
MHXXではG級装備が優秀で、グギグギグのようなテンプレが編み出されている。



MHFでは登場しないが似たような特殊個体として「餓え喰らうイビルジョー」が登場する。
怒り喰らうイビルジョーが上記のように老齢による自然発生なのに対し、餓え喰らうイビルジョーは捕獲したイビルジョーを隔離して、あえて餌をやらずに放置したといういらんことをした個体であるという点が異なる。

●主な攻撃
※基本的なモーションは攻撃力とスピードが上がっている事以外は通常個体と同じなため、主な相違点のみ記載

  • 噛み付き
ホーミング性能が大幅に上がっているため危険。
またこの後に龍ブレスに派生する事もあるため不用意な緊急回避はしない事。

  • 龍ブレス
常に怒り状態なため始めからガンガン使ってくる。
更なる怒り時はより太く長いブレスを繰り出し危険。
しかし相変わらず判定は一瞬。

  • 踏みつけ
通常とは違って噛み付きや連続噛み付きから派生で行う事は滅多に無い。
そのため耐震スキルの有用性は若干低くなった。

  • 岩飛ばし
通常より飛ばす岩が大きめ。

  • 捕食
『より捕食行動が活発かつ強引になっている』という設計からか大幅に強化。
ひと噛みで回復薬G1本でも回復しきれるかというぐらい体力が奪われるため、レバガチャでの脱出は絶対に不可能。
食らったら即こやし玉を投げないと死は確実。
だが場合によってはこやし玉を探すのにもたついてる間に死ぬ事もある。




追記修正は極度の飢餓に陥ってから御願いします。

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最終更新:2023年11月21日 14:30