がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~

登録日:2011/02/17(木) 14:52:41
更新日:2024/03/18 Mon 21:46:55
所要時間:約 5 分で読めます





うわぁーーーっ!!!

た アップは       た
じ   やめろってば!! じ
っ            っ

がんばれゴエモンシリーズ、1991年7月19日に発売されたSFC第一弾。
後年GBAにて、同じくSFCで発売された「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」とセットでリメイクされている。

全九面のライフ制アクション。
1ステージは町エリアと拠点エリア、ボスエリアの3つに分かれており、町で武装を整え、拠点エリアを進んだ先でボスと対決という流れでゲームを進めていく。 


○プレイヤー
今作ではゴエモン (1P) とエビス丸 (2P) のみ。2コンのみを使うことで、エビス丸の一人プレイも可能。

サメに追っかけられたり、屁をかがされたりとなかなかひどい目にあう。
基本武器:キセル→長キセル→ヨーヨー
投擲武器:小判
お助け術:とら丸
必殺の術:怒りの一撃
飛行の術:しーぱーマント
無敵の術:しし丸変化の術

サメをけしかけて逆襲されたり、煙に炙られたりと、こちらもひどい目に会うが、分身したり、風船と化したり、果てにはバレリーナになったりとなかなかカオス。
誠に残念だが正体が女ではない

基本武器:笛→長笛→ピロピロ笛
投擲武器:手裏剣
お助け術:べこ丸
必殺の術:桜の舞い
飛行の術:パタパタ
無敵の術:ヒロインの術

基本武器は敵を倒すとたまに得られる招き猫で強化され、ダメージで弱化する。
お互いに武器のダメージ判定はどの強化段階においても先端にあり、
更に約縦3キャラ分の当たり判定があるので固まった敵を1度に倒しやすいが、
3段階目のヨーヨーとピロピロ笛では、ピロピロ笛の方が隙が少なく使い勝手がいい
(ヨーヨーは先端にしかダメージ判定がないが。ピロピロ笛は先端から根元までに判定があり、
なおかつ攻撃判定が発生してから消えるまでの間隔と硬直時間がヨーヨーよりも小さい)
このため、この点が実質的なキャラ性能差となっている。

投擲武器はお金を消費して発射する。消費金額は素の状態で4両と若干多めな上に
次回作と違って消費金額を減らすことはできないので、十分な金額を貯められるまでは節約しながら撃とう。
他にも店や隠し通路で爆弾を入手できるが、活用できる場面は限られる。
術はライフ4メモリと大金を引き換えに習得できるが、次のステージではまた覚え直しになってしまう。


○アイテム
☆敵やツボから得るもの
  • 小判
一つ10両。

  • 巻物
10個集めると術の回数が一つ増える。最大10回まで。迷路でも入手可。

  • 招き猫
マリオのスターの如く跳ねていく。武器一段強化。最大だと10両入手。

  • 千両箱
そのまま置いてある。迷路でも入手可。
名に偽り100両入手。

  • 金の招き猫
ライフを2増加。取ったステージのみ限定。

  • これぞうくん
アクションステージでミスをしたとき、取った場所から再開できる。
長いステージでは複数個置いてあり、ミス後にどの地点から再開するかを任意で選べる。
町ステージに戻って体勢を立て直したい場合に便利。

☆店で買うもの
一つの種類を同じ店で2つ買うと、3つ以降、その店でぼったくりもいいとこな値段に跳ね上がる。
後半になるにつれ、値段は上がっていく。
いかに防具で身を固めるかが攻略の鍵となっているため、サブウェポンの有無が攻略に及ぼす影響が大きいこともあって
お金稼ぎは攻略上、ほぼ必須事項となっている。

  • わらじ
1つで一段階、歩くスピードとジャンプが増え、二段階まで上昇。10個まで持てる。
町ステージでダメージを食らうごとに減っていき、初期1個で最低に戻る。
ファミコン版同様、隠しステージのアイテムはジャンプ力がないと届かない場所にあるため最大化が必須。

ライフ0時に自動発動で体力回復。回復量は左から右に行くほど増えていく。
ハンバーガーのみ、からくりアイランドのハンバーガー屋でお持ち帰りメニューで購入可能。
ハンバーガーのみ、1個入手の度に外に出る羽目になるので面倒くさい

  • 爆弾
斜め下への爆弾攻撃が可能に。コストが高く30個までの所持数制限がある上、横方向への飛距離が短いので武器としては使いづらい。
迷路でも入手可。

  • みの、かたびら、きんのよろい
特定回数、敵本体や敵弾のダメージを無効化。
防御回数は右に行くほど強力だが、後続作と異なり防御回数は表示されない。

  • かさ、てつのかぶと、きんのかぶと
特定回数、落下物によるダメージを無効化。
防御回数は右に行くほど強力だが、後続作と異なり防御回数は表示されない。
こちらもコストは高いが、一部のボスの攻撃も防げるので役立つ。

ちなみに、各種回復アイテムと防具は最大で3つまで買い溜め可能。
装備フルコンプはロマンだが、それは事実上のノーダメージで進む事と同意味となる…

  • 1あっぷ
ストックが1つ増える。
ゴエモンとエビスの顔のものがあるがどちらでも買うことができる。
ただし、超高額な上、通常アイテム同様値上がりする。
迷路の大入り袋でも増え、お店の入場料100両という格安で手に入るが、
一定数残機が増えるとお店に入れなくなる。
最初に店で買えるのはステージ4のよろず屋だが、金策に苦労するため、
ステージ1の拠点エリアクリア後にお金を稼ぎつつ迷路屋に入れなくなるまで取りまくって稼いでおくのがベスト。

  • 手形、辞書
中盤からのシナリオ進行に必要。
手形はステージ6の、辞書はステージ8の拠点エリアに入るために必要。
値段はそれぞれ980両と、非常に高い。
しかもいくつでも買える。 間違って余計に買うと涙目。

○ステージ(ゲーム内での表記は すてえじ )
各町ステージには、金の招き猫などが置かれた隠し通路への入り口がある。

  • ステージ1
「謎の女ゆうれい」江戸
賭博屋が存在するが、アクションステージ攻略までは遊べない。ここのみ入り口がアクションステージに存在。

  • ステージ2
「こばん猫を探せ」讃岐、伊予、土佐
舞台が四国なので、道後温泉と坂本龍馬像があり、土佐犬が敵キャラとして登場。
ちょうちんまじんは獅子舞顔に提灯と足の異様な外見。後に『大江戸天狗り返しの巻』で再登場した。
クリア時に現れるこばん猫は初代外伝以来の顔合わせである(ただし既に顔見知りかどうかは曖昧)。

  • ステージ3
「からくり遊園地」阿波、淡路
隠し扉はないものの、ミニゲームが充実しておりここだけでも長く遊べる。
一部を除くミニゲームと、ここ限定のミニゲームが一堂に会する唯一の場所。
ボスというボスのいない骨休め的ステージ。
ちなみに後半に登場する明石海峡大橋はゲーム発売当時はまだ開業していなかった。

  • ステージ4
「打倒おたふく隊」播磨、摂津、河内、大和
おたふく顔ですっぽんぽんな変態だらけのアクションステージ。ボスはスゲェ怖い。
外伝以来の再登場となるヤエちゃんと意外な形で再会を果たす。(コバンネコ同様、既に顔見知りかどうかは曖昧)。

  • ステージ5
「侵入!忍者屋敷」伊賀
サスケ、物知り爺さんがシリーズ初登場。
店などは道中の洞穴にある。
飛行の術が活躍。この術を利用しないといけない場所に黄金の招き猫が隠されている。
ここからアクションが難しくなる。
まさかの南斗人間砲弾

  • ステージ6
「恐怖天狗山の怪」山城
気は抜けないものの、一通りの施設が揃うため、ここで金を稼いでおきたい。
アクションステージ・ボス共にかなりの難易度。ゴエモンの宿敵となるカブキが初登場する。
見せ物小屋はおとっつぁん御用達。しかし残念ながら途中でお時間に。 

  • ステージ7
「伝説の白鏡」出雲
町ステージは左右のループ。敵の攻撃を避けにくく、また隠し通路への入り口もない。
反面、アクションステージは金の招き猫が取りやすいため非常に楽。

  • ステージ8
「ゆき姫を救え!」琉球
あらかじめ金を稼いでこないと、辞書を買うのに苦労する(ただし、地下通路のお金を一通りとれば購入資金は捻出可能。1人プレイの時のみだが)。
小さい足場、嫌らしい敵配置、強制スクロール、クセのあるボス戦、と作中最高難易度。

  • ステージ9
「ゆき姫救出絵巻」??
敵の3WAY弾が脅威。
拠点エリアのマップ構成は仕掛けが少ない平坦な構成なので前ステージより楽。
ただし、道中はとにかく敵が多いため、余計なダメージはなるたけ避けよう。
ラスボスの倒し方は、ステージ1ボスがヒント。


初心者にとっては金稼ぎ必須でシビアなジャンプアクションを要求されるため難しいが、習熟すれば店での買い物がなくとも突破できるバランスである。
また、SFCのズーム機能をフルに生かした演出・ボス戦など、SFC初期の名作にふさわしい出来。
今作では控えめであるものの、あちこちに仕込まれたネタ、豊富なミニゲームなど、ただ攻略する以外に楽しめる部分が多々あり、
世界観含め、今後のシリーズの方向を決定付けた要素となっている。

なお、本作はROMが初期版、後期版の2種類に分かれており、初期版ではステージ4の金の招き猫が一つ多くラスボスでよくバグる。
後期版では修正されたが、それ以外にも出現したアイテムが消滅するまでの時間など、細かな点が修正されている。
また、パスワードは初期と後期で互換性がない。

セーブにまつわる重要事項

本作はファイルセーブではなくパスワードによるセーブ方式だが、実は、説明書に記載されていない仕様が存在している。

本作では旅日記をつけた状態でゲームオーバー(ゲーム内での表記は げーむ・おーばー )になった場合、
コンテニュー画面に「たびにっきをつけたところから」が追加され、旅日記をつけた時点から再開できるようになっているが、
これは実は、パスワードを表示させた時点でその時点までの情報が一時的にバックアップされることによって可能になっている。
そしてこの状態でゲームオーバー後にタイトル画面に戻った後・もしくはリセット後に
タイトル画面の「つづきから」の項目から「たびにっきをつけたところから」を選ぶと、保存済みのパスワードから再開するかどうか尋ねられるので、
「はい」を選ぶことでパスワードの入力を省略して再開切るようになっている。
つまり、電源を切ってゲームを止める以外のタイミングでパスワードをメモする手間を省いてくれるという、地味に便利な仕様が搭載されているのである。
(1度付けた日記の情報は、新しく日記をつけ直すか、電源を切るまで有効)

しかし、この仕様が説明書やゲーム内でも皆無なため、この仕様に気付かなかった人は多いはず。
旅日記を1度もつけずにゲームオーバーになると「前の旅の終わりから」となり、所持アイテムや所持金が全てリセットされた上で
そのステージの冒頭からやり直し(あるいは以前にセーブした場所からのパスワードをいちから入力し直し)となるため、
このコンテニューの仕様を知っているかいないかでリカバリーの手間が鬼のように変わってしまう。
なかなかクリアできない人の中でこの仕様を知らなかったという人はぜひ活用してみよう。

活用法
町ステージでは敵が多くてダメージを受けやすいため、次のステージ開始直後や、装備やお金を整えて拠点エリアに向かう前に旅日記をつけておくとよい。
また金策面では、賭博を利用する前に旅日記をつけておき、「損をしたらリセット」→「日記つけた場所から再開」を繰り返せば、
時間は少々かかるが、最終的な入手金額がそこそこな他のミニゲームを繰り返すよりも安定して稼げる。
(その場合は、敵が少なめで旅日記やとの距離が短いステージ3の賭博屋がオススメ。ミニゲームが多いエリアなので元手も稼ぎやすい)



エビス丸
「ここはひとつ、
 わての この
 追記・修正ぶりで・・」

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最終更新:2024年03月18日 21:46