二重の極み

登録日:2012/06/06 Wed 16:41:17
更新日:2025/03/16 Sun 00:53:46
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二重(ふたえ)の極みとは、漫画・アニメ『るろうに剣心』に登場する悠久山安慈の生み出した破壊の極意。

概要


安慈曰く、全ての物質には「抵抗」が存在し、一発のパンチで衝撃を加えた場合その「抵抗」が邪魔となり完全には伝わらない。
そこで「二重」の衝撃を加えることで一撃目の衝撃で「抵抗」を中和し、二撃目の衝撃が完全に伝わせる二重の極みを考案した。
柳田理科雄は空想科学読本7で「抵抗とはあらゆる物体の持つ弾性力のことではないか」と推測している。

パンチの前に第2関節を当てその衝撃の瞬間、拳を折って第二撃を入れるとその衝撃は抵抗を受けることなく完全に伝わるとのこと。
成功した場合、対象物はその名の通り霞のように粉々となる。
しかし、その衝撃を浸透させるには刹那(1/75秒)の瞬間に第二撃を入れなければならない。

安慈はこの理屈を考案して実践するのに1ヶ月、左之助は1週間かかった。
キネマ版の左之助は既に安慈*1から伝授されており、開始時点でいきなり習得している。斬馬刀は犠牲になったのだ……。

要はものすごいパンチ……というほど単純ではなく、使い手の熟練度によってその使い勝手は大きく変わる。
例として考案者の安慈は肘撃ちや蹴撃でも「二重の極み」を繰り出せる*2が、安慈から伝授された左之助は基礎しか教わっていなかったこととまだ修行が足りず、右手の拳の正拳でしか使えなかった(キネマ版のみ左手でも撃てる)。

安慈はそれに加え、二重の極みをぶつけた対象の裏から衝撃を加えて第一撃の衝撃の伝導を崩して二重の極みを「ただの二連撃」に緩和する対抗技『極み崩し』、
地面に突き刺した短刀に二重の極みで衝撃を加え、離れた相手を攻撃する『遠当て』を編み出していた。
他にも左之助が戦いの最中に考案した、二重の極みを応用した対二重の極み用の技『三重の極み』や、拳に負担がかからないように右手に左手を添えるなど、様々な応用/派生技が生み出されるなど、かなり応用の利く技術と言える。
ノーベル賞も取れるのではないだろうか……?

ただし、あくまでも衝撃を完全に伝達させる技法であるため、木石を砕く程の威力に達するには本人の膂力と打撃に耐えうる頑強な拳足が必要不可欠である(実際、初期の左之助はただのパンチで拳銃を叩き潰したりしていた)。
人間離れした打たれ強さを誇る左之助ですら、安慈戦で連発した上に三重の極みで骨がイカれ、さらにその状態で志々雄に二重の極みをぶっ放した結果、完全に右手を故障してしまった(拳の骨にヒビが入るシーンがある)。
そのため、人誅編では改良版を編み出すまで二重の極みを一発撃つ度に治療する恵に怒られる右手の故障が悪化していた。

習得するには体の基礎が出来ていなければダメな上に習得難度自体も非常に難しいためか、志々雄一派から「どこぞのウマの骨」「単なる雑魚」と嘗められていた左之助がこれを繰り出すだけで「ただの雑魚じゃねぇ…!」と認識を改めるほど。
特に志々雄が目に見える形で狼狽したのはこの時が初めてであり、直後の煉獄の轟沈も相まって、何処か「遊び」も兼ねていた彼が本気を出す契機となったのである。
ある意味ではクリリンピッコロに善戦して、「どうやらたやすくはこの世をオレ様のものにはできんようだな」というシーンを思い出させる。

本当にありそうな技なので「牙突」と一緒に真似してみた人も多いのではないだろうか?





追記・修正は右拳の二重の極みをマスターしてからお願いします。


























フタエノキワミ、アッー!



いくら『るろうに剣心』がジャンプ低迷期を支えた名作といえど流石に風化し忘れた人も多いハズ。

しかし、YouTubeや某笑顔動画でupされたアメリカ版アニメるろうに剣心の志々雄戦の映像(厳密には59話の冒頭シーン)が新たな始まり。
英語吹き替えの「フタエノキワミ、アッー!」という本編のシリアスさとは対照的な、どこか間の抜けた左之助の声がニコニコ動画を始めとしたネット上でネタになった。

更にアメリカ版だけではなくスペイン・ポルトガル・南米ポルトガル・中国・韓国・そして伝説と化したギリシャ版……など様々な国のアニメもupされ「フタエノキワミ、アッー!」以外にも様々な空耳が生み出された。


「うんっ、 ゴブリン=バット!! ふぁ~!!*3
「(な、何か言わなきゃ……)の、ノーパンスタイリスト!! うああっ!!(な、何言ってるんだ俺!?)*4
「っ! あああああああああぁぁぁ!!!!(まさかのコマンドミス! ただの強パンチ)*5
「犬☆喰った!!*6

「フタエノキワミ、アッ…!」*7

これに限らず、本来国内版では無かった台詞があったり、逆に国内版で言っていた台詞や技名がカットされていたりする。
二次ブームの立役者といえるが純粋なるろうに剣心ファンはこれらを嫌う人も少なくないので無闇に使わないようにしよう。

大体キワミなんて時代遅れのものに今更縋ってるとかインターネット老人過ぎ。
今のはアンチのフタエノキワミ!!*8

はじめてアニヲタWikiにきたんですけどここって凄いですね
ニコニコも面白いですけどここも面白いですw
ヨロシクノキワミ、アーwwwwwwww *9

北海道編32話によれば、「DOUBLE EXTREME」が公式英語名かも?



ツイキ・シュウセイノキワミ、アッー!

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最終更新:2025年03月16日 00:53

*1 名前は出てこないが、「下諏訪で出会った破戒僧」と語られている

*2 しかも両手両足同時に使用しており、左之助は「頭突きでも使えるかも知れない」と推測していた。

*3 原語は南米系スペイン語で¡Doble Impacto!(ドブレインパクト)。つまり英語でいうところのダブル・インパクトであり、二重の極みの訳語であることがわかる。

*4 南米系ポルトガル語でNão faça isso(ナンゥファーサイース)。意訳で「や、やらせるかよ!!」ないし「いい加減にしろ!」的な意味。

*5 ポルトガル版より。台詞もなくただの叫び声。

*6 韓国語で이중극점(イジュングッチョム)。漢字にすると二重極点となる。

*7 英語版の煉獄を撃墜する際ガトリング砲を弾き返す際に二重の極みを打った時の台詞。

*8 日本語、本当は「今のは安慈の二重の極み!」という台詞、煉獄戦で雑魚と思ってた左之助がこの技を繰り出したシーンにて志々雄一派が改めて認識を改める名シーンなのだが「安慈」が「アンチ」に聞こえてしまった。

*9 なおこの定型は、2ちゃんねる初心者のニコニコユーザー由来とかではなく、ニュー速VIPで2008年7月20日に立った「夏厨も多い事だしコピペでも作るか」というアンカスレで3つのレスを繋げて作られたものが発祥。