天草翔伍(るろうに剣心)

登録日:2011/10/07(金) 20:16:07
更新日:2024/01/27 Sat 21:58:24
所要時間:約 4 分で読めます




るろうに剣心』の登場人物。
CV:井上純一

●目次


【概要】

アニメオリジナルエピソードの島原編に登場するオリジナルキャラクター
もう一人の飛天御剣流の使い手
ただし剣心とは違い、「比古清十郎」から伝授されたわけではないので、正規の伝承者ではない。
しかし剣心同様、天翔龍閃を含む全ての技をマスターしており、さらに彼オリジナルの「雷龍閃」という技も使う
そしてやっぱり顔と年齢が一致しない。


【人物】

苗字を聞いてピンときたかもしれないが、地元の人々からは天草四郎の生まれ変わりと信じられている。
キリシタンの武士の息子として生まれたが、当時江戸幕府がキリスト教を禁止していたため、迫害されて両親を殺される。
その後叔父の仁志田兵衛から飛天御剣流を学び、14歳でマスター。ちなみにこの叔父、当代の比古清十郎の兄弟子に当たる。*1
兵衛の九頭龍閃を破ることで兵衛自身が成しえなかった天翔龍閃も会得している。
……気づいたかもしれないが兵衛は奥義伝授に失敗して先代比古清十郎の九頭龍閃を喰らっておきながら生きており*2
さらに翔伍への奥義伝授に成功して真剣の天翔龍閃の直撃を喰らっておきながら生きているというおそらく頑丈さなら相楽左之助を越えてるろ剣最強になるであろう色々おかしい人物である。
御剣流をマスターしたあとは、それを駆使してキリシタンを虐殺した日本への復讐を決意。
自ら「神になる」宣言をし、自分が選んだ民以外を皆殺しにして島原に神の国を作ろうとする。見方を変えれば志々雄真実とは別の意味で危険な思想とも言える。
天草翔伍マジキラ様。

妹のマグダリア小夜もキリシタンであるが、殺生を嫌うどこか世間知らずな平和主義者である。


【戦闘能力】

前述の通り、奥義含めて飛天御剣流の全ての技をマスターしており、原作では実現しなかった、御剣流の使い手同士の戦いという胸熱展開が繰り広げられる。
技は全て剣心のものより高性能で、龍槌閃、九頭龍閃を同時に放った時はいずれも剣心を打ち負かしていた。
剣心曰く「神速を超えた超神速の飛天御剣流」であり、人間のレベルを遥かに越えている。
空中で剣心の背後に回り込んだり、刀を掲げるだけで剣心を吹っ飛ばすという離れ業を見せたりした。パネエ。
剣心も「もし比古師匠が見たら驚くかもしれない」と彼の力量を称賛している。

また剣術のみならず、天文学、気象学、医学、人相学などの学問にも長けている。
作中で民達が良く彼が奇跡を起こしたと言うが、それは上記の幅広い知識を利用した仕掛けによるもの。


■雷龍閃

飛天御剣流の開祖が作った技以外で、初めて編み出された新しい技。翔伍はこれで剣心の天翔龍閃を破り、御剣流を超えた御剣流を確立しようとした。
稲光を刀で反射させ、相手の視力を奪う技である。稲妻がない時は月光で代用。
いろいろとツッコミどころがあるが、とりあえず一言

これ剣術じゃねぇ……!

一応「光と剣気を放つ技」ということになっているが、それでも根本的に何かが違う気がする。
ちなみにまともに食らうと失明します


【作中の活躍】

そのチートっぷりで一度は剣心を圧倒するが、二度目の決闘では失明しているにもかかわらず自分と互角に渡り合う剣心と天翔龍閃の打ち合いにて敗北*3
更にはその過程で同志だった傀王に裏切られ、守るべき小夜を失ってしまう。*4

そして剣心に止めを刺すよう頼むが、自分を頼る民達の願いを聞き入れ思い留まる。

その後、明治政府によって国外追放され、自分を慕う人々とともにオランダに行く事になった。
本来ならば処刑されても文句は言えなかっただろうから物凄く寛大な処分である。まあ十本刀の面々が司法取引で(政府のために働くことが条件とはいえ)自由の身になっている時点でおかしくはないが。

その後の行方は定かではないが、別の世界では「伝説のワンマンズアーミー」として名を馳せ、新兵の教育係になったとか…。


余談だが、剣心も「剣心」の名を貰う前のエピソードでキリシタンであるかのような描写がある。




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最終更新:2024年01月27日 21:58

*1 飛天御剣流の理から複数人同時に弟子を取るとは考えにくく、比古も兵衛から連絡を貰うまで面識はなさそうだったので兵衛が奥義伝授に失敗した後に当代の比古が弟子になったと思われる。

*2 回想場面でこの時滝から落ちており、先代が死んだと勘違いした事自体は無理もない演出になっている。

*3 一応、天草はその直前に警官によって銃撃を受けており、無理して戦っている状態だったが

*4 左之助とロレンゾ庄三が小夜の仇を取ったが、傀王を討った庄三は小夜の教えに背いて人を殺した事を嘆いていた。