機動戦士ガンダムAGE クライマックスヒーロー

登録日:2012/09/04(火) 03:11:44
更新日:2022/10/20 Thu 23:00:03
所要時間:約 5 分で読めます





ボクとガンダムが、戦争にトドメを刺す。


機動戦士ガンダムAGE』のキオ編~三世代編のコミカライズ作品。
トレジャースター』の後枠として、月刊コロコロコミック2012年7月号から11月号まで連載された。
単行本は全1巻。

作者は『漫画版ロックマンエグゼ』『ももいろ討鬼伝モモタロウくん』の鷹岬諒。
単行本のコメントがガンダム愛に溢れているので必見。お気に入りは『0083』とのこと。


【あらすじ】

約70年にわたり今なお続く、地球連邦と火星圏独立国家ヴェイガンとの戦争。
ヴェイガンの地球侵攻によって、地球全域のじつに40%がかれらの占領下に落ちた。

―――だが、戦況は大きく変わることになる。

たった一人の少年と伝説のモビルスーツによって!!

(1話冒頭より抜粋)


【主な登場人物】


キオ・アスノ
原作以上に明朗快活な性格になり、ガンダムへの愛着が半端ない。
AGE-3がデータ解析されそうになった時には、ヴェイガン兵士相手にリアルファイトを繰り広げた。
努力家でもあり、ルナベース奪還戦の前にはフリットに内緒でAGE-FXに乗って何度もシミュレーションしていた。

フリット・アスノ
原作より180°キャラが変わった人その1。顔芸要員。
頑固ぶりはどこへ行ったのか、戦果を挙げたキオに対して「さすがわしの孫じゃ!」と喜びながら褒めるなど全体的に好々爺となっている。
…ある意味、かなり追いつめられていたTV本編や修羅道を歩んだ小説版より、この方がいいかもしれないが。
最終回ではパイスーも着ずにAGE-1に乗り込み、プラズマダイバーミサイルをぶっぱしようとした。

アセム・アスノ
2話から登場。
他の面子が濃すぎてあまり目立たないが、美味しい所は持っていく。

セリック・アビス
ある意味原作より180°キャラが変わった人その2。キオの兄貴分にして相棒。
熱血度が全面に出ており、10代後半~20代くらいに見える程若々しい。
ついでに死亡フラグも折れた。

シャナルア・マレン
原作とは違ってスパイではない。ついでに鬼でも軍曹でもない。
何かと無茶をするキオを豪快に蹴っ飛ばしたり金棒を持って追い回したりホットケーキを大量に食わせたりしながら甲斐甲斐しく世話をする。
1話でゼハートからキオを庇って死亡するが、その死はキオに大きな影響を与えた。

オブライト・ローレイン
ジョナサン・ギスターブ
デレク・ジャックロウ
アビス隊の皆さん。モブ化した代わりに死亡フラグが折れた。
オブライトさんは貴重なツッコミ役。ジョナサンとデレクはリアクション要員。

ナトーラ・エイナス
ディーヴァクルーの皆さん
まさかのモブ化。

ゼハート・ガレット
まさかのラスボス昇格。
原作以上に有能で、シドを撃墜するなど戦果を多く挙げている。
4話からレギルスに乗り込み、自らの信念のために最期の戦いに挑む。
「これまでに死んでいった多くの仲間たち、わたしにはその責任がある!!命ある限り、戦い続けねばならないのだ!!」
「戦争を終わらせたいのなら、このわたしをたおしてみせろ!!」

ジラード・スプリガン
連邦を裏切ったエースパイロット。口癖は「気に入らないねぇ!!」
キオとの戦闘の最中、Xラウンダー能力を暴走させてしまうが…。

ザナルド・ベイハート
まさかの脳筋&噛ませ犬化。
連邦軍のMSをボコボコにしてセリックにトドメを刺そうとした所を、AGE-FXのバーストモードを発動させたキオに倒された。

フェザール・イゼルカント
ご存知イゼルカント様。キオにヴェイガンの真実を伝える。
目立った改変部分があまりない。


なお、残念ながらウェンディやウットビット、アノン兄妹やゴドム、フラムは登場しない。


【主なメカニック】


ガンダムAGE-3
何と僅か2話で退場。そのためフォートレス&オービタルは登場しない。

ガンダムAGE-FX
2話ラストから登場。
進化の最終形態にして最強・究極のガンダム。

ガンダムAGE-2ダークハウンド
アセムと共に美味しい所をかっさらっていく。

ガンダムAGE-1グランサ
まさかの出オチ。

ガンダムレギルス
AGE-3のデータを元に作られたヴェイガン製ガンダム。
2話でイゼルカント様、4話以降はゼハートが乗り込み、互いの信念を賭けてキオと激突する。

シド
派手に出てきた所をゼハートに瞬殺された。


なお、残念ながらグルドリンは登場しない。


【備考】

全5話で構成されており、とにかく物語のテンポが早い。
話がスピーディすぎると言われているTV本編以上に。
前述の通り2話でいきなりAGE-3が退場するため、その異常なまでのテンポの良さがわかっていただけるだろう。
裏を返せば短い連載期間に話を収めるために、短くまとめる上で無駄とも言える部分を徹底的に削ぎ落としたとも言える。

また、各登場人物も子供向けに合わせて性格が改変されている。
かの伝説のボンボン版『Vガンダム』を思わせるが、流石にあちらのようなぶっ飛んだアレンジや迷台詞はなかったりする。


【余談】

本作が3~4話まで行った所で、ガンダムエースでもキオ編のコミカライズの連載が開始された。

キオ編が参戦した『スーパーロボット大戦BX』では「ボクとガンダムが、戦争にトドメを刺す」という本作のセリフが戦闘台詞として採用。
さらにAGE最終シナリオである「君の中の英雄」でもアレンジされて使用されている。


ボクと冥殿が、アニヲタWikiを追記・修正する。

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最終更新:2022年10月20日 23:00