ガンダムMk-Ⅲ

登録日 :2012/04/13(金) 14:31:08
更新日 : 2017/08/17 Thu 01:21:22
所要時間 :約 6 分で読めます




ガンダムMk-Ⅲ

GUNDAM Mk-Ⅲ

型式番号:MSF-007 (MSA-007)
所属:エゥーゴ
開発:アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:試作機
全高:22.0m
頭頂高:19.5m
本体重量:32.1t
全備重量:48.2t
出力:2,022kw
総推量:107,500kg
センサー有効半径:11,500m
装甲材質:ガンダリウム合金

《武装》
肩部ビームキャノン兼ビームサーベル×2
ビームライフル
シールド付属ビームサーベル×2
シールド


『Z-MSV』に登場した。
デザインは藤田一己氏で、藤田氏自身がデザインした“アドバンスドガンダム”をセルフリメイクした物である。
藤田氏デザインのガンダムMk-Ⅱが元になっているのでTVアニメ本編に登場するMk-Ⅱには全く似ていない。


“Ζ計画”の一環としてアナハイム・エレクトロニクス社のフジタ博士がガンダムMk-Ⅱを研究・開発したエゥーゴの攻撃用試作モビルスーツ(以下MS)。

装甲にガンダリウム合金を採用することでガンダムMk-Ⅱの欠点であった防御力を克服、ムーバブルフレームやジェネレーター、武装などにも完成度の高い新規設計の物を採用した結果、ガンダムMk-Ⅱをあらゆる面で上回る性能を獲得した。

なお、型式番号の“F”とはフジタ博士のイニシャルである。

2号機として“MSF-007-2 ガンダムMk-Ⅲ ヴィクセリオス”の存在が確認されている。
こちらは頭部がRX-78-2ガンダムに近い。


スーパーロボット大戦シリーズではスーパーロボット大戦Dに特定ルート限定の機体として参戦。
理由は不明だが肩部ビームキャノンがシールド内蔵式の2連装ビームキャノンになっている。



フルアーマーガンダムMk-Ⅲ

FULL ARMOR GUNDAM Mk-Ⅲ

型式番号:FA-007GⅢ
所属:エゥーゴ
開発:アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:試作機
頭頂高:19.5m
本体重量:47.2t
全備重量:62.1t
出力:3,040kw
総推量:141,200kg
センサー有効半径:11,500m
装甲材質:ガンダリウム合金

《武装》
肩部ビームキャノン兼ビームサーベル×2
脚部ハイパービームキャノン×2
シールドキャノン×2
シールドビームサーベル×2
グレネードランチャー×2
ビームライフル


“大河原邦男コレクション”こと『M-MSV』にて設定されたバリエーション。無論デザインは大河原邦男氏。

ガンダムMk-Ⅲに強化装甲を装備した物で、従来の『フルアーマー』の名を冠するMSと同様に火力と防御力、さらに推量が大幅に向上している。

フルアーマーと言えば重装甲・重火器によって機動性を犠牲にしがちなイメージがあるが、Mk-Ⅲの場合はスラスターやアポジモーターも強化された為、機動性や運動性はむしろ向上している。
これらはMk-Ⅲ本来の特性を殺さないように機体のバランスを保ったままになるよう綿密に設計されている為である。

高いレベルでバランスの取れた本機は歴代のフルアーマー機の中でも屈指の完成度と言えるだろう。



ガンダムMk-Ⅲ 8号機

『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場。
何機か開発された内の1機だが、カラーリングが赤いのが特徴。
これは本機がクワトロ・バジーナ大尉の専用機にする予定だったかららしい。

その他、シールドに百式のものの廉価版のビームコーティングが施されているが、それ以外は変わらないとされる。

グラナダからサイド2宙域への輸送中「茨の園」跡地でアクシズの強行偵察部隊と遭遇するが、損傷しながらもこれを撃退した。



その他のガンダムMk-Ⅲ

広く知られているガンダムMk-Ⅲといえば上記のアナハイム社製の物だが、RX-78-2ガンダムの後継機たるMk-Ⅱの後継機として地球連邦軍やティターンズでも独自に開発が進められていた。
以下ではそれらの機体について解説する。


ガンダムMk-Ⅲ〝イグレイ″

GUNDAM Mk-Ⅲ EGLEY

型式番号:RX-166
所属:地球連邦軍
開発:地球連邦軍・キリマンジャロ工廠
生産形態:試作機
全高:31.4m
頭頂高:20.6m
本体重量:52.1t
全備重量:88.0t
装甲材質:ガンダリウムγ

《武装》
60mmバルカン砲×2(オプション)
ビームサーベル×2
ビームライフル
ハイパーバズーカ×3


こちらは連邦軍が開発したMk-Ⅲ。ティターンズから提供されたMk-Ⅱのデータを基に開発された。

装甲をガンダリウムγに換装した為に本体重量の軽減に成功、より多くのオプションを装備出来るようになった。
また、コアファイターを搭載している可能性も指摘されている。

開発はキリマンジャロ基地で行われたが、試作機3機の完成に留まっている。
とはいえそのデータと技術は同基地で開発されていたRX-160 バイアランに引き継がれた。

なお、試作機とデータはカラバによるキリマンジャロ降下作戦によってキリマンジャロ基地諸とも焼失したとのこと。南無。


デザインは小田雅弘氏によるもの。藤田氏のアドバンスドガンダムを基にしているので藤田氏のMk-Ⅲに似ながらも各部にガンダムMk-Ⅱの面影を見てとれる良デザインと言えるだろう。



ガンダムMk-Ⅲ〝ハーピュレイ″

GUNDAM Mk-Ⅲ HALPULEY

型式番号:RX-272
所属:ティターンズ
開発:ティターンズ・グリプス工廠
生産形態:試作機
全高:25.9m
頭頂高:22.3m
本体重量:48.9t
全備重量:118.2t
装甲材質:ガンダリウムβ

《武装》
ビームキャノン×4
ビームサーベル×2
ビームライフル

《モビルアーマー形態》
全長:30.24m
全幅:17.3m


『Ζ計画』を事前に察知したティターンズがそれに対抗して開発を進められた可変MS。
元々はMk-Ⅱの開発者フランクリン・ビダンによる設計だったらしいが、彼の死後ギャプランの変形機構を参考に開発されたと言われ、フランクリンの案とは異なる機体に仕上がったという。

〝ハーピュレイ″は2号機で、1号機には〝フリーア″、3号機は〝デュライ″のコードネームを付けられていた。
デュライに関しては大気圏突入用のウェイブライディングボードを装備しているということだけ、フリーアに至っては一切の情報が不明なので、ここではMk-Ⅲとしての概要とハーピュレイに関して解説する。

グリプスで12番目に開発されたMk-Ⅲはエゥーゴに強奪されたMk-Ⅱのような汎用機ではなく、作戦に応じて装備を換装するMSとして開発されていた。

ハーピュレイはΖガンダムよりも早く完成したが、当時のティターンズが使用していたガンダリウムβは既に技術的に限界を迎えており、フレームの耐久性や装甲に不安を抱えていた為に開発は打ち切られてしまった。


デザインは影山俊之(景山俊之)氏による読者投稿を岡本英郎氏がクリンナップしたもの。
後にΖΖガンダムのデザイン案の一つとして提出されたらしい。



この他にも
◆RX-178R ガンダムMk-Ⅲ〝グーファー″
ウェールズ動乱時に連邦軍がハイメガを装備した機体を使用した。

◆サイド・ストーリー・オブ・ゼータ版

◆MSK-007 ガンダムMkⅢ〝リカオン″

◆MSF-007(MSA-007、MSF-007B、MSN-007) ガンダムMk-Ⅲ〝ヴァルキューレ″


など様々なバリエーションが存在する。



【余談】
実は『機動戦士Ζガンダム』でもティターンズ陣営として登場予定だったのだが、キャラが多すぎるということで没になったらしい。

また、騎士ガンダムのモチーフとよく勘違いされるが、これは正しくない。
そもそも、MK-Ⅲと騎士ガンダムは誰がどう見ても「アンテナがあって目が二つある」以外の共通点を見出せないほどに顔の造形が違う。
これは、「リアルタイプガンダムクロス ナイトガンダム」という、リアルタイプのガンダムにクロス(鎧)を着せるようにパーツをつけてSDキャラを再現するという玩具で、騎士ガンダムの素体にMK-Ⅲが選ばれた事に起因する。
後に、この玩具と原作が混同され騎士ガンダム=MK-Ⅲのイメージが定着する事になった。



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