ペンドラー

登録日:2010/10/19 Tue 22:17:25
更新日:2024/04/14 Sun 18:57:17
所要時間:約 7 分で読めます




素早い動きで敵を追いつめ頭のツノで攻撃する。とどめを刺すまで容赦しない。



■データ


全国図鑑No.545
分類:メガムカデポケモン
英語名:Scolipede
高さ:2.5m
重さ:200.5kg
タマゴグループ:虫
性別比率:♂50♀50

タイプ:むし/どく
特性:むしのしらせ(HPが1/3以下になると虫タイプの技の威力が1.5倍になる。野生ポケモンとの遭遇率が上がる)
  /どくのトゲ(接触技を仕掛けてきた相手を30%の確率で毒状態にする)
隠れ特性:はやあし(状態異常の時、素早さが1.5倍になる) ※BW2まで
    /かそく(毎ターン素早さが1段階ずつ上がる) ※XYから

HP:60
攻撃:90→100 ※XYから
防御:89
特攻:55
特防:69
素早さ:112
合計:485

努力値:素早さ+3

フシデがレベル22でホイーガに進化
ホイーガがレベル30でペンドラーに進化する。


■概要


紫色の超巨大なムカデ…っていうより芋虫とカギムシを足して二で割ったような姿をしたポケモン。
というかモチーフはまんまこの子
2m以上の身長と、200kgもの体重を巨体を誇りむしタイプのポケモンでは最大である。

完全にとどめを刺すまで一切容赦しないと言われるほど非常に凶暴で攻撃的な性格をしており、その巨体に似合わぬ猛スピードで相手に接近し、頭の角や首周りの毒の爪で敵を仕止める。

その重量感溢れるインパクト抜群なデザインにより多くの虫ポケマニアを魅了したメガムカデ。
その見た目からドラゴンタイプ複合かと思った人もいたとか。

ちなみに種族値を見ればコイツはこの巨体でゴウカザルよりも速い。ホラーを通り越してパニック映画の世界である。

第八世代から登場した、モチーフでいえば近縁のマルヤクデとは友好関係どころか縄張り争いを繰り広げる関係にあることが発覚。
図鑑でも「負けたほうはそのまま獲物になるのだ」とはっきり示されている。タイプ相性からいってペンドラーの方がかなり不利では…


■ゲームでのペンドラー


進化前のフシデはヤグルマの森や迷いの森にに登場する。

いわゆる序盤虫のポジションだが今まで違って技も能力値も悪くなく、
今作では珍しくレベル30という早い段階で最終形態になるのでストーリーでの使い勝手はかなり良く、安心して最後まで使っていける実力を持つ。

トレーナーではヒウンシティジムリーダーアーティが進化前のホイーガを使用。
「BW」の続編である「BW2」では、2番目のジムであるタチワキジムのジムリーダーのホミカがペンドラー型のベースを使用している。
彼女もPWTでペンドラーを繰り出してくる。

またペンドラーそのものは7番道路の短パン小僧等が使用する。
多くのトレーナーがコイツで砂ぼこりドシン!を初体験するので印象に残っている人は多いだろう。

剣盾ではDLCの舞台であるヨロイじまの集中の森に出現する。
なお、剣盾に登場する虫毒複合はコイツだけだったりする。

■対戦でのペンドラー


見た目の割にかなり素早く、なんと110族をギリギリ抜ける112という絶妙な速さ。鈍足かと思って舐めてかかると痛い目に遭う。
中には猿を返り討ちにしたとかいうにわかには信じがたい話まで……
攻撃もそこそこ高め。
タイプのおかげで、200kgを超えながらも「くさむすび」や「けたぐり」が全く痛くない。

ちなみにスピアーモルフォンなど同タイプ内で最高の種族値合計。

またタイプ一致のむしタイプ最強技「メガホーン」を「ハートのウロコ」で思い出して使う事も可能で、最速メガホーン使いの称号を得たナイスムカデ。
というかシュバルゴと共にヘラクロスから唯一のタイプ一致「メガホーン」使いの座を奪った存在。
この素早さと「メガホーン」のおかげで、あのラティオスに先手を取って確殺する事が可能。

ただ「メガホーン」は命中が不安定なので命中安定の「シザークロス」を使う手もあるが、
素の攻撃力の半端さから火力不足になりがち(無振りラティが確一にならない等)。
余程の理由が無ければ「メガホーン」安定か。

毒タイプの攻撃技は安定した性能の「どくづき」一択となる。

サブウェポンも「じしん」「いわなだれ」「おいうち」、『BW2』からは「ばかぢから」「アクアテール」等も習得可能。
序盤虫の中でも随一の攻撃範囲を誇る。

また「つるぎのまい」や「てっぺき」「こうそくいどう」「かげぶんしん」等の優秀な積み技を多く習得する。
バトンタッチ」も覚えるためバトンサポートも可能となかなか器用。ただし「てっぺき」はホイーガの時しか覚えないので注意。

「いやなおと」や「どくびし」も使用可能。ちなみに「どくびし」使いの中では最速。
その速さを活かしたみがわりによる特性「むしのしらせ」の発動を狙うのも面白い。


しかしやはり序盤虫。

弱点も多く、耐久力もお世辞にも高いとは言えないため油断は禁物。
攻撃も火力インフレを進む中では、かなり半端なので素の威力が高いメガホーン以外は力不足を感じる事も。

見た目の割に柔な子なので大事に使ってあげよう。
一応防御に特化させると「ストーンエッジ」や「フレアドライブ」も耐えるが、素早さを犠牲にするのであまりお勧めはできない。
また、特防は紙なので相手を選ばないとあっさり落とされることも。

専用技の「ハードローラー」は相手が「ちいさくなる」を使っていると威力が上がり、30%の怯み効果を持つ所謂虫タイプ版「ふみつけ」
怯み効果やラッキーの「ちいさくなる」対策になるのは嬉しいがやはり威力不足なため選択肢には入りにくい。
???「ハードローラーだッ!! WRYYYYYYYYYYY!!」

XYでは攻撃の種族値が100に上がっている他、隠れ特性が「かそく」に変更と大幅に強化された。
上述の通り「つるぎのまい」や「バトンタッチ」も使えるため、テッカニンバシャーモと同じ加速バトンコンボができる。

さらにフェアリーの弱点を突けることや必中「どくどく」といった毒タイプ強化の恩恵を受けることに。
一方で虫技の通りが悪くなりメガホーンの採用率が低下、サブウェポンや変化技に枠を回す構成が多く見られるようになった。

USM』では教え技でゴースト・音技対策となる「じごくづき」を習得した。
いわゆる「イーブイバトン」のパーツとして一定数使われた。

剣盾』では今まで通りの加速バトン要員の他、ダイマックスで加速ついでにダイアシッドやダイアース、ダイスチルなどのダイマックス技の追加効果や、じゃくてんほけんも発動させてそれら諸々をまとめてバトンするという戦法が登場。
エースにダイマックスを割けないのがやや痛いものの、上手く決まればそのままゲームセットに持っていける性能を秘めている。


■進化前 ホイーガ


硬い殻に守られている。タイヤのように回転して敵に激しく体当たりする。

全国図鑑No.544
分類:まゆムカデポケモン
英名:Whirlipede
高さ:1.2m
重さ:58.5kg

  • 種族値
HP:40
攻撃:55
防御:99
特攻:40
特防:79
素早さ:47
合計:360

努力値:防御+2


ペンドラーの進化前で、タイヤ状の繭の側面から目を覗かせた状態。触角のようなものが体の前後から1対ずつ生えている。
ちなみに、現実のムカデは繭にはならない。

進化後のペンドラーよりも防御と特防が10ずつ高いが、HPが20低いため、素の耐久ではペンドラーに劣る。
だが、進化前としては耐久力が高く、かつ「かそく」は健在なため、「しんかのきせき」型で使われることも。
防御に特化すればドサイドンの「がんせきほう」すら耐える。

「かそく」しつつ「どくどく」「どくびし」「まきびし」を撒く。
上手く加速できれば「ハードローラー」で怯み狙い、体力が減れば「がむしゃら」を仕掛ける。
ペンドラーと違って「バトンタッチ」を覚えず、回復技も無いのが痛い所。


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最終更新:2024年04月14日 18:57