Ζガンダム3号機

登録日:2012/04/09(月) 00:42:22
更新日:2023/07/10 Mon 13:18:44
所要時間:約 5 分で読めます




Zガンダム3号機とは、「ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ」に登場するMSである。
型式番号:MSZ-006-3






■概要

アナハイム・エレクトロニクス社が製造した2機目のΖガンダム
名称や型番の「3」は製造された順番ではなく、機体に施された仕様を示している。

基本的な性能はカミーユ・ビダン搭乗機と特に変わりはないようだが、全身のカラーリングがほぼ白一色に変えられ、さらにその上からのスプリッター迷彩が施されている。
ちなみに、左肩には迷彩を利用して「A」の文字が入れられている。

本機は主力となりうる可変機を求めていたカラバに評価試験用として配備された機体であり、オーダーに合わせた様々なオプションが用意された。
そのうちの一つに高高度用の大型ブースターがあるが、本来はこれを装備した状態のことを「Ζガンダム3号機」と呼ぶらしい。
このことから、どうやら3番仕様とは高高度迎撃仕様を指しているようである。



○劇中の活躍

パイロットはカラバの兵士。…おや?どこかで聞いたことのある声だな…。*1

前述のブースターのテスト中に宇宙で「プロスペロー号落下事件」が発生し、ティターンズアッシマーや連邦正規軍と協力して生存者のブリッグス姉弟を無事に救出した。



■派生機

「グリーンダイバーズ」の後日談的作品「GUNDAM EVOLVE ../9」に登場する3機のΖガンダム3号機。

◇A型

型式番号:MSZ-006-3A

前述の機体の改良型。通称「ホワイト・ゼータ」。

外見はほとんど同じだが、追従性と機動性が高められている。

パイロットはコードネーム「ホワイト・ユニコーン」。…やっぱりどこかで聞いたことのある声だな…。

ティターンズの「ゲミヌス」なる巨大MAを迎え撃つために出撃し、相手の「ハスター」と呼ばれるビットMSのような武装をビームサーベルであっという間に斬り裂いていたが、サイコミュで遠隔操作された腕に捕まって身動きが取れなくなってしまった。


◇B型

型式番号:MSZ-006-3B

火力強化型で、「グレイ・ゼータ」と呼ばれている。

両腕にビームキャノンとビームマシンガンを装備していて、コクピットの全天周モニターは第一世代MSのそれと同じ表示になるよう変えられている。スタビライザーも形状が変わった。

本来は名前通りグレーに塗られるはずだったが、全身に耐ビームコーティング処理を行ったせいで黄色になってしまったため、「イエロー・ゼータ」とも呼ばれていた。

パイロットはコードネーム「グレイ・ウルフ」。白い狼の人ではないかと言われているらしい。
もちろんこの人のことではない。
ホワイトユニコーンの人は昔の上司の仇なんじゃないかと疑いたくもなるが、もう恨んでないようで非常に気さくで明朗な性格。

機体の色について「黄色は目立つ」と文句を言い、「今ここで塗り替えるか、グレーのΖを新しく用意しろ」となかなか無茶な要求をしていた。
また、本機のことも「バスター・ゼータ」と呼んでいる。よっぽど色が気に入らなかったらしい。

ホワイト・ゼータと共にゲミヌスの迎撃に当たったが、ニュータイプではない自分では対応しきれないと判断し、ホワイト・ユニコーンに後を任せて特攻。機体も爆散した。


◇P2型

型式番号:MSZ-006-P2/3C

NT専用に改装した機体。通称は「レッド・ゼータ」。

背中のフライングアーマーが別のタイプに変更されている。
また、機体の各所にフィンが取り付けられた。

最大の特徴は新型のサイコミュシステム「サイコ・ニュートライザー」を搭載したことで、機体にパイロットの思考や動きを直接フィードバックするという物。
機体を動かしている最中、パイロットは立ったままで操縦桿などは使わない。
要は「NT用モビルトレースシステム」といったところだろうか。
ただし、ウェイブライダー形態時などにはコクピットの後方にあるシートらしき物がリニアシート状に変形するようになっている。
また、このシステムでサイコミュ・ジャックやバリアを発生させることも可能だが、逆に相手がこれを利用して自身に精神攻撃を仕掛けてくる危険性もある。

パイロットはホワイト・ユニコーンに憧れる美少女のユウリ・アジッサ(CV.川澄綾子)。コードネームは「レッド・スネーク」。
元々は「ジョニー」という人物が乗るはずだったが、色々あって彼女に代わったらしい。

ゲミヌスの迎撃に向かうが、システムを使って精神攻撃を仕掛けられてしまう。
しかし、ホワイト・ユニコーンの呼び掛けで我を取り戻し、相手のシステムを乗っ取って遠隔操作された腕を奪い、それで頭部を握り潰して撃破した。

ちなみに、この時代の技術レベルにはあまりにそぐわないシステムを積んでいるせいで、存在自体が疑われているという。
まあガンダムシリーズではいつものことである。




■書籍

サンライズ監修のビジュアルブック「ガンダムMSグラフィカ」には、ガンダムMk-Ⅱ4号機やデルタガンダムに関する話の他に、「グリーンダイバーズ」や「GUNDAM EVOLVE ../9」の更に後の話が描かれている。



ゲーム


Gジェネ
「モノアイガンダムズ」とDSで白い3号機が登場。
名義はそれぞれ「アムロ専用Ζガンダム」、「Ζガンダム(GD)」。

どちらもアムロが参戦時に乗ってくるが、後者はスペシャルモードのみ。ノーマルモードではリ・ガズィに乗ってくる。
性能は通常のΖより高めだが、カミーユを乗せてもハイパー化しないため最終的な爆発力は劣る。

ジェネシスでは生産リスト数150で入手。一見多いように見えるが開発を怠っていなければ中盤でさっくり入手可能。
本家Ζと違ってハイパーサーベルがないもののMS時の地上適性がA(本家ΖはB)であり、格闘武装が射程1~2のロングビームサーベルであるためオールドタイプ向き。


ガンダムバトルシリーズ
こちらは通常のΖより控え目な性能。
代わりに改造限界値が高く最終的な性能は通常のΖを上回る。
SP攻撃は両手にハイパーメガランチャー持ってビーム撃ちながらグルグル回転するという、どっかで見たことある攻撃。
機体の説明文から察するに確信犯。
雑魚をいっぺんに片付けるのに役立つが、敵エース相手には不向き。
しかしながら地力を考えればエゥーゴルートの最終決戦機としては申し分ない機体である




ガンプラ

限定生産ながらMGでホワイト・ゼータが発売。
ΖのVer.2.0のカラバリで、迷彩塗装を再現するシールが付属。

後にプレミアムバンダイ限定でRGでも発売された。

その後ガンダムベース限定商品としてHGUC Zガンダム3号機 初期検証型が販売された。
キット自体はリニューアル版HGUC Zガンダムのカラバリで付属品も同様だが、新たにガンダムベースのロゴ入りディスプレイ台座とマーキングシールが付属する。




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最終更新:2023年07月10日 13:18

*1 公式ではあくまでカラバ兵士というキャラクターとして扱っているが、古谷氏自身は「アムロとして演じた」と断言している。