シオンタウン

登録日 :2010/07/31(土) 02:04:08
更新日 : 2017/07/11 Tue 15:00:30
所要時間 :約 10 分で読めます




シオン は むらさき
とうとい いろ


シオンタウンは、ポケットモンスターシリーズのうち、初代金、銀、クリスタル、そしてそのリメイク版に登場するカントー地方の町の一つ。

イメージカラーは「 」と 紫苑(しおん)色 である。


カントー地方の北東部に位置する街で、ゲームではイワヤマトンネルを抜けた先に位置している。
因みにイワヤマトンネルを抜けてからシオンタウンに着くまでの道にもトレーナーが何人かおり、
イワヤマトンネルを抜けたことで気まで抜いてここで倒された、というプレイヤーも少なくない。


街自体は小さいが、高くそびえ立つ「 ポケモンタワー 」が特徴的。
この「ポケモンタワー」はポケモン達のお墓を集めた所謂『供養塔』、もしくは『集団墓地』であり、多くの人々が死んだポケモンを弔う為に訪れている。
その為街全体の雰囲気はとても暗い。

真ん中に位置する「フジろうじんのいえ」では、名前の通りフジ老人という人物がボランティアで親と死に別れた大量のポケモンを保護しており、
ここにいるカラカラは母親をロケット団殺された 可哀想なポケモンという話を聞く事が出来る。
ただし、最初はフジ老人は「ポケモンタワー」に向かっている為にここにはいない。
また初代(とそのリメイク)ではこの街にのみ「せいめいはんだんし」がおり、ここでポケモンのニックネームの変更が可能。

因みにこの街は ポケモン界屈指のホラースポット として有名で、多くの子供達の トラウマ となった恐怖の街でもある。

まずBGMが 超怖い
脳や心臓に来るいかにも心霊チックな音楽で、その旋律はどこかお経を思わせる。
街全体の暗い雰囲気と合わせて背筋が凍りそうになる。

このBGMを聞きたくないが為に速攻でポケモンセンターに駆け込んだり、音量を0にしたり、自転車に乗ったりしたプレイヤーが続出したとか。
さらにポケモンタワーのBGMは輪をかけて恐ろしい(お経らしさもUP)が、室内扱いなので自転車に乗ることすら許されない。

他にも、ポケモンセンターの近くにいる女の子が、 「背後に白い手が見える…」 といった旨の発言をし、プレイヤーに精神攻撃を仕掛けてくる。

「ポケモンタワー」内部は墓場らしく幽霊がさまよっており、ポケモンの代わりに幽霊とエンカウントすることもある。
この幽霊もまたトラウマ。
なんとこの幽霊には どんなポケモン も(あのミュウツーですら)怖がって一切の攻撃をする事が出来ず捕獲する事も出来ない。

また、直接攻撃はしてこないが、

「タチサレ…ココカラタチサレ…」

という台詞でプレイヤーの精神に攻撃してくる。
出会ったら逃げる以外の選択肢は無い。
逃げまくっても最奥部にいる特に恐ろしい幽霊は避ける事が出来ず、最上階に到達できない為にこのままではクリア出来ない。

小技ではあるが、戦闘中にポケモンのコマンドを選択し、『つよさをみる』を選択して戦闘画面に戻ると出会ったゆうれいの正体が分かる。
しかし正体が分かるだけであって自分のポケモンは相変わらず怯えている為、どうにもならない。

幽霊に対抗する為にはタマムシシティにあるロケット団アジトのボスの部屋に向かい、「シルフスコープ」を入手しなければならない。
「シルフスコープ」を入手すれば幽霊の正体がポケモンである事を見破り、普通に戦う事ができるようになる。

「シルフスコープ」さえ無ければある意味彼らは最強のポケモンなのかもしれない。
まあそれまでは通常の戦闘はしないが。

なお、稀にカラカラも出現する。

ポケモンタワーにいるポケモントレーナー達もトラウマ。
全員が「きとうし」(イタコ)なのだが、一部を除いてほぼ全員幽霊にとり憑かれており、

「…ケケーッ!」
「イッ…ショ…ニ…… ノロ…ワレ!
「タマシイ…ヨコセ…」
「…チ…ニ…ウエッ!… テ…ルッ…!」
「ぞ…ゾゾ…ンビー!!」

等の恐ろしい台詞でプレイヤーの心を折りにかかってくる。
因みに使ってくるポケモンは全部ゴースかゴースト。こちらはなぜかシルフスコープがなくても自分のポケモンは怯えない為、戦える。

5階には結界が張ってあり、そこで回復することができる。
側に結界を張った張本人と思われるきとうしが一人いるが、彼女だけは正気を保っており襲ってこないのでご安心を。

きとうし達を退けていくと、最上階への階段を塞ぐ、恐ろしい幽霊に遭遇する。

その正体は、カラカラの進化系であるガラガラであり、ロケット団に 殺され 、子供のカラカラと死に別れたお母さんの幽霊。
カラカラ、ガラガラの骨は高く売れる為に、ロケット団に狙われたのであった。
これは人間のエゴによる動物の虐殺という重いテーマを描いており、初代ポケモンの意外な深さを実感出来る。

因みにこのガラガラは捕獲出来ず、倒す事しか出来ない(「ピッピにんぎょう」で逃げる裏技もあるが)。
倒すとガラガラの幽霊は優しいカラカラのお母さんの魂に戻って成仏し、最上階に向かう事が出来るようになる。

最上階にはロケット団がたむろしており、その奥には、ロケット団の悪質な行為を止めさせようとしたフジ老人が捕まっている。
そう、このロケット団達がガラガラを殺した張本人である。

ガラガラの無念の為にも彼らを蹴散らし、フジ老人を助けてあげよう。
因みにロケット団らしく、ボスっぽい立ち位置の割にあまり強くない。

フジ老人を助けると「ポケモンのふえ」という寝ているポケモンを起こす事の出来るアイテムを入手できる。
このアイテムが無いと道を塞ぐカビゴンを起こす事が出来ない為、ストーリーを進める上では必ずやっておかないといけないイベントの一つである。

因みにポケモンタワーの2階ではライバルとの強制戦闘イベントが発生するが、
この時から前まで使用していたラッタの姿が無くなっていたことや戦闘前の意味ありげな台詞や戦う場所が墓場ということから、
実はラッタは死亡 したのではという噂が流れている。


金銀(リメイクであるHG・SS)では「ポケモンタワー」は「ラジオとう」に変わっており、
ポケモンのお墓は「たましいのいえ」(旧フジ老人の家)に移動されている。

カントーラジオとうは、ジョウトのラジオとう事件の影響で、警備が厳しくなっており、二階以降には上がれなくなっている。
また発電所事件を解決すると、ここの局長から「かくちょうカード」が貰え、
カビゴンを起こすことができる、ポケモンのふえが流れるチャンネルに変えることができるようになる。

町のBGMも明るめにアレンジされている。


なお、ギエピーのお年玉エピソードにも「ポケモンタワー」という地名が出てくるが、こちらはただの電波塔のような外観となっている。
ゲーム版を先取りしたような展開が多いことで知られる本作だが、これもその一つなのかもしれない(当時は金銀は未発売)。
単に作者がシオンタウンの方をうっかり忘れていて東京タワーを捩った建造物として登場させたような気がしなくもないが気にしてはいけない



余談であるが紫苑の花言葉は
  • 君を忘れず
  • ご機嫌よう
  • 追憶
確かに死者を弔うとしてはあってるかもしれない。

絶対に時計台の上でアイスクリームを食うような馬鹿な真似はしてはいけない町である。

ポケモンの墓地があるダンジョンは後にRSEの「おくりびやま」、DPtの「ロストタワー」、BWの「タワーオブヘブン」へと受け継がれる。




→「ついき・しゅうせい」

しかし アニヲタ は おびえて いる !

ゆうれい「タチサレ…ココカラタチサレ…」

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