ULTRAMAN(映画)

登録日 :2010/02/25(木) 01:30:35
更新日 : 2017/03/08 Wed 18:54:55
所要時間 :約 3 分で読めます





コイツを倒す事…
それが俺の、
ラストミッションなんだ!





2004年に松竹で公開されたウルトラシリーズ劇場版。

初代『ウルトラマン第1話のリメイクであり、『ウルトラマンネクサス』の前日談にあたる作品となっている。

主題歌はTMGの「NEVER GOOD-BYE」



【ストーリー】


愛する息子のために退官を決意した空自パイロット・真木舜一はスクランブル発進後、謎の赤い発光体と空中衝突する。
薄れゆく意識の中で彼が見たものは、銀色の巨人だった!

奇跡の生還を果たした真木は、防衛庁の対バイオテロ研究機関・BCSTによって身柄を拘束され、凶悪なビースト「ザ・ワン」と遭遇する。
BCSTの新兵器などものともせず、殺戮を続ける「ザ・ワン」。
これまでかと思われたその時、真木の身体がまばゆい光に包まれ、銀色の巨人へと変身した!

戦いの先にあるものは、果たして光か闇か…。
今、伝説の英雄(ヒーロー)が再び大空を舞う!!!



【登場人物】


  • 真木舜一
航空自衛隊のパイロット。
赤い発光体と衝突し、ネクストと融合。第一のデュナミストとなる。
妻と病気を抱えた息子を持つ、家族思いな男。

  • 水原沙羅
特務機関の女性。
ネクストと融合した真木の監視を命じられている。
有働の恋人。
後に『ネクサス』本編にも本作の登場人物で唯一登場する。

  • 倉島剛
真木と同じく航空自衛隊員。
真木とは親友の間柄であり、ザ・ワンとのラストバトルではネクストを援護した。



【登場キャラクター】


ザ・ワンを追って現れた巨人。
真木と融合し、彼の体を借りてザ・ワンと戦う。しかし最後まで融合せず、弱体化状態の不完全体であり、姿も動きも弱々しさが目立つ。が、やっぱりかっこいい

スペースビーストと呼ばれる怪物。
作中唯一の怪獣にしてラスボス。
海上自衛官の有働貴文の体を乗っ取り、地球に潜伏。
ウルトラマン第1話に登場した怪獣ベムラーのリメイクだが、様々な生物を取り込んでパワーアップしもはや別物となる。

ラストで倒されたザ・ワンの破片は、別のスペースビーストとなって発生。
『ネクサス』ではこれらのビーストが再びザ・ワンに回帰するために合体し、最強のビースト・イズマエルとなった。



【評価・補足】


本作のCGに板野一郎が参加しており、板野サーカスを披露。
ネクストとザ・ワンが繰り広げる空中戦は最大の見所であり、もはや特撮と言うよりCGアニメーション。

また、音楽にB'zの松本孝弘が参加。
本作のテーマソングである「Theme from ULTRAMAN」等を手掛けている。

円谷の制作陣、プロのクリエーター達、自衛隊が一丸となって作り上げ、意欲的な作品に仕上がった。





…が


今までのウルトラとかなり異なる空気を持つ今作に対し、松竹が「この路線では売れない」と難色を示し極小的に公開。
宣伝も大体的に行わなかったため、興行は爆死(元々松竹は「いい映画は映画館でやっているだけで客が入る、わざわざ宣伝する必要はない」とあまり宣伝に力を入れない体質もあるが、コスモスの出演者逮捕騒動以降はウルトラ映画を警戒している傾向がある)。

DVDの売り上げは好調だったものの、ネクサスが子供の支持を受けられなかった件も重なって、企画されていた続編『ULTRAMAN2 requiem』は中止に(板野一郎も「松竹で作るな」と釘を刺された、とアニメスタイルのトークイベントで発言している)。
ちなみに、requiem自体も2とはなっているが、本作やネクサスとは直接的な繋がりはなかった模様。

また舞台となるはずだった神戸は、次回作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で舞台となった。
これはrequiemの中止による神戸への謝罪的な面もある。

因みに『ネクサス』本編では、ネクストとザ・ワンの戦いは世界規模の記憶抹消によって、ほとんどの人間が忘れている事になっており、一連の事件も『新宿大災害』という形に隠蔽されている。

余談であるが、今作の同名の漫画作品があるが、内容はウルトラマンを題材としている以外全くの別物であるので注意されたし。
ザ☆ウルトラマンみたいなものだと思えばOK。




追記、修正は空へ消えた銀色の流星の友達を思いながらお願いします。

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