リゼル(MS)

登録日 :2010/04/01(木) 15:45:59
更新日 : 2017/08/13 Sun 16:44:43
所要時間 :約 6 分で読めます




小説及びOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場。リ・ガズィの系譜のRGZ系列に連なる機体で、「シャアの反乱」後のロンド・ベル隊に隊長機を含め8機の配備が確認されている。


型式番号 RGZ-95
全高 20.5m
重量 25.8t
出力 2,220kw
推力 81,500kg
センサー有効半径 14,920m
装甲材質 ガンダリウム合金

武装
ビームライフル
グレネードランチャー
ビームサーベル
頭部バルカン
メガビームランチャー
シールド
ビームキャノン

搭乗者
リディ・マーセナス
地球連邦軍一般兵


Ζガンダムの量産を目的に開発されたRGZ(リファイン・ガンダム・ゼータ)シリーズの1機。
ΖプラスR型やリ・ガズィのようなバックウェポンシステムによる準可変機構ではなく、可変機構の弾力的運用を前提に、グリプス戦役時に廃案となったΖⅡの設計をリファインする形で一応の量産化を成功させた可変式MS。

巡航形態はΖガンダムのウェイブライダー(WR)とは異なり、ΖⅡと同様、メタス系のMAに近いものとなっている。
構造が比較的簡易なメタス系列の可変機構を参考とし、内装の一部をジェガン系列と統一化することによって、従来の可変機の多くにあった高コスト故の生産性の低さをクリアしている。

加えて、新型OSによって両形態での操作感を統一するなど、Ζ系列機特有のピーキーな操作感も幾分緩和されており、新兵でも難なく扱う事ができる。
しかしそのために各スラスターにリミッターをかけるなど、限界性能をあえて引き下げる調整が施されており、歴戦のΖ乗りからは不満の声も上がっていた。
隊長機、コマンダータイプとも呼ばれるRGZ-95C リゼルC型はそのようなエース向けに開発されており、リミッターの解除とムーバブルフレームの補強を施すことで、操作系を犠牲にする代わりにΖ系に迫る性能を手に入れている。

腰部から脚部スラスターにかけての形状はΖΖガンダムFAZZ(ファッツ)等のMSZ-010系列に酷似している。

まさに本機は様々な系列のアナハイム製MSの機構的ノウハウがフィードバックされ結実した形となっている。

頭部の形状はΖ系のガンダムフェイスではなく、多くの連邦軍量産機に見られるゴーグル式カメラアイ(ジム頭)を採用している。
このカメラアイは確認されている物で赤、緑の2パターンがあり、基本的には緑色が隊長機、赤色が一般機に分類される。


名称は「リファイン・ゼータ・ガンダム・エスコート・リーダー (Refine Zeta Gundam Escort Leader)」の頭文字の略称 (ReZEL) 。

連邦軍内では「ロメオ」なるコードネームでも呼ばれている。
スラスター推力に余裕があり、その名が示すようにバックパックにMSを牽引できるグリップが設けられ、サブフライトシステムとしても運用できる。


デザイン発注時の仮称は「ΖⅢ(ズィードライ)」。



■武装

  • 60mmバルカン砲
MSの基本武装の一つ。主に牽制用。


  • ビームサーベル/グレネードランチャー
両前腕部に2基ずつあるウェポンラックに装備する。
収納部は兼用で、基本は片腕にグレネード×2、もう一方にサーベル×2という風に装備するが、状況に応じて内容の変更が可能。


  • ビームライフル/メガビームランチャー
メインウェポン。
どちらを装備するかは隊長機・一般機問わず選択できる。

前者は通常出力からモード切替が可能で、高出力モードでの照射は敵機を斬撃のように焼き切ることから「ギロチン・バースト」と呼ばれる。
Ζと同じくロングビームサーベルにもなる。Eパック方式で予備はシールド裏に格納。

後者はΖのハイパーメガランチャーの系統にあたる高出力ビーム兵装。
MS本体からのエネルギー供給に加え、砲自体にもジェネレーターが内蔵されている為安定した運用が可能となっている。


  • シールド
先端に3点バースト方式のビームキャノンを装備し、WR時の主武装となる。
また打突兵器としての運用も考えられており、後部にハンマーブレードを備えている。



■劇中での活躍
ロンド・ベル所属の戦闘艦ネェル・アーガマの艦載機として登場。
8機+予備機数機が搭載されていた。
インダストリアル7、およびその宙域においてネオ・ジオン残党である袖付きのMSクシャトリヤシナンジュ等と交戦する。
その性能差、パイロットの技量から結果的に8機撃破に追い込まれる。

その後、予備機がパラオ攻防戦やネェル・アーガマ防戦において戦闘に参加している。



■バリエーション
バックパックは複数種設定されており、基本的にはボックスユニットかウイングユニットで運用される。

ボックスユニットはメタスやΖⅡのような箱型のバックパックで宇宙専用。航宙機として必要十分な性能を持つ。

ウイングユニットは名の通りウイングバインダーを持ち、大気圏突入や圏内飛行を可能としている。
ボックスタイプに比べて推力が強化されている為宇宙においてもこちらを使用する者も居たとか。

また、UCの漫画版「バンデシネ」ではディフェンサーユニットが登場。
ジェネレーターやブースター、スラスター、武装が追加され、武装の種類によりa・bの2種に別れる。


  • ディフェンサーaユニット
追加武装は大量のマイクロミサイルと、ΖΖでお馴染み極太のハイパービームサーベルが2本。
後者はΖΖにはあったビームキャノン機能は削られたものの、通常のビームサーベルより出力50%増しで、一度に複数のMSを薙ぎ払える。
携行火器はビームライフルで、ユニット全体として近・中距離戦闘に適した広域拡散型の武装を装備した前衛型。


  • ディフェンサーbユニット
追加武装は左右のバインダー先端に備えられたメガ粒子砲。
携行火器のメガビームランチャーはジェネレーター増設の恩恵を受け、2基同時に運用できるようになっている。
盾の物と合わせてビームキャノンを5つ持ち、ユニット全体として中・遠距離戦闘に適した一点集中型の武装を装備した後衛型。

ディフェンサーユニットは他機種との連携ではなく、MSの個としての機能強化を目的としたものである為SFS用のグリップを持たない。
運用時はディフェンサーユニット2タイプを役割に応じて装備させたリゼル3機小隊が基本となる。
ディフェンサーユニット装備としてはC型を駆る女性パイロット三人組「三本の矢(スリーアローズ)」が有名。


  • C型(ゼネラル・レビル配備機)
グレーと橙の機体。ガンダムUC時代の新型旗艦<ゼネラル・レビル>の艦載機として専用のカラーリングが施されている。
ゼネラル・レビル配備機は全機C型であり、ウイングユニットやディフェンサーユニットで運用されていた。
ただし採用に関しては上層部がスペックだけ見て判断したと見る向きもあるようで、全員がC型を乗りこなしていたかは不明である。



ガンプラ
一般機と隊長機、及びC型(ディフェンサーbユニット)がHGUCで発売。
変形は差し替えである。
更に MG でも発売された(しかも一般機、隊長機とも)。マジでかバンダイ…。



■ゲーム
ワールドから登場。一般機をリーダーに置くと隊長機に変化する。3Dからは別機体として開発できるようになった。
一般機は変形できる以外は普通の量産MSという感じだが隊長機になるとメガビームランチャーで射程と火力が強化される。
量産機縛りなら移動力や地形適応力に優れた主力候補に。

  • VSシリーズ
アシストや敵機として登場。操作はできない。

ガンダムUC初参戦となるZ3時獄篇に初登場。自軍ユニットとして使用可能だが、隊長機しか存在しない。
劇中では原作同様リディが搭乗するほかにカミーユも搭乗する。
ただ、後にZガンダムやデルタプラスが登場し、そちらの方が使いやすい(しかも両機ともに改造を引き継がない、というか本作には改造を別機体に引き継ぐ複数人乗り換え可能な機体が存在しない)ので倉庫番にするプレイヤーが多い。

Z3天獄篇では上記の隊長機に加え、C型(ゼネラル・レビル配備機)のMA形態が敵ユニットとして登場。移動力重視型のやられ役である。
エンジンの共通性が多い『V』でも続投。デフォルトで搭乗機が設定されていないモンドかイーノが乗っているだろう。

なお、『BX』では世界背景の都合でクランシェ(AGE)とブレイブ(劇場版OO)あたりにコンペで敗れたのか登場しなかった。


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