命(烈火の炎)

登録日:2011/08/14(日) 20:02:22
更新日:2024/01/16 Tue 15:49:08
所要時間:約 4 分で読めます





涙は女の武器なんだよ


覚えときな、ションベン娘!


(みこと)烈火の炎の登場人物。紅麗直属のチーム、麗(紅)のメンバーであり、十神衆の一人。
CV:アニメ:本多知恵子、ゲーム:野田順子

【概要】

小金井により十神衆の存在が明らかになった時、幻獣朗に次いで名前だけは登場していた。
その後麗(雷)戦で初登場。大柄な女性であり、能面の「小面」を被りつつ公家のような衣装を着ていた。
決勝の火影戦では風子と対決、風を扇子で受け止めるなど当初は優位に立つも、顔を破壊され倒れ、敗北。

なわけがなかった。
ここまで登場したのは、人型魔導具「魅虚斗」であり、本物の命は魅虚斗の体内に隠れていた。しかし紅麗の命令もあり、本気を出すために登場する。

本物の命はくの一の衣装を着た妖艶な美女。
ただし性格は最悪で、目的を達成するためなら手段を選ばず、嘘泣きは当たり前、さらには自分が何よりも大事という、女版木蓮というべきゲス女である。
「生への希望を哀願する姿が絶望に染まっていくことが好き」、「無力な人間を踏みにじるのが快感」などと高らかに言い放っており、残虐性は麗十神衆でもトップクラス。

風子との戦闘では、「毒魔針」で追い詰めるも風子に「毒魔針」をスリ取られ、自身も毒を浴びてしまう。
解毒丸を出した隙にそちらも奪われ、風子は完全復活。予備のためのもう一つの解毒丸で自身も解毒には成功するが、風子が風神の小玉を二つも使い、「魅虚斗」の破壊に成功。
命本体も風子の「サンダー・ファイアー・パワーボム」を受け敗北……と誰もが思った瞬間、審判・猿奈が急に黙る。
倒れたと思われた命は実はまだ体力が残っており、毒針(一般的な麻痺毒で、毒魔針は関係ない。)で猿奈を麻痺させてコールの妨害を行う卑怯な手段*1をとったのだ。さらには風子を不意打ちで殴り倒し、踏みにじり逆転。「猿奈が声を出せない以上誰でもいいからカウントを取れ」と宣言し、10カウント勝利を収めた。

しかし過去の大会で父親を殺された少年の恨みや、卑怯な手を使ったことにより激怒した風子により片手を折られ、
恐怖するもその場は止めに入った土門により助かる。
その後、ジョーカーに石製の観客席が崩れるほどの勢いで吹っ飛ばされるが、普通に生きていた。流石は十神衆のタフネス、といったところか。

大会終了後は、以前から紅麗を気に入らなかったことや麗にいたら自分が危ういことを感じ、自らの体を餌に裏麗に寝返る
そこで出会った木蓮と性格の一致から恋人同士になり、二人のときは「お前誰だ」と言いたくなるような乙女の顔をするようになる

もちろんこの関係は当初は打算的な考えもあったのであろうが、徐々に木蓮のことを本気で愛し始めるようになった

SODOMでの空海との戦闘時、その関係を皮肉られた際も

ああそうだよ!こんな気持ち始めてなんだ!自分より大切な人がいるなんて!
あの人はやらせない!

と真っ向から言い返すほど、その気持ちに素直になっていた。


封印の地では木蓮にレイプされた女子高生を装い水鏡を闇討ちするも、水鏡曰く「3秒でわかった」とまで酷評され、失敗する
木蓮の援護もあり助かり、水鏡の目の前でいちゃつくも「サル同士の交尾」とまで皮肉られ、動けない水鏡を新しく持ってきた人型魔導具「白髭」に乗り込み一方的にいたぶろうとするも、水鏡の反撃によりやられる

その際、水鏡は寸分違わず彼女に当たらないギリギリのところを刺し、そのショックでしーしーしてしまう
さすがの木蓮もドン引きである

ちなみにその後鬼凛がおっぱいを見られて超が付くほど動揺した際、鬼凛がものすごい純情なことを説明すると水鏡に「つまりお前と正反対なんだな」と皮肉られると、一応は「そうだよ、悪かったな!」と認めている。


SODOM編では木蓮のドームの中に隠れ、木蓮と対峙して気を取られた烈火の闇討ちに成功。
自身の切り札魔導具「大飛出」に乗り込み空海と戦闘になるも、「鬼」と化した空海の鉄拳により大飛出は破壊され、自身も負傷。
(この時腹に木片が刺さっており、もう助からなかった可能性が高い。)

木蓮に「一緒に人知れない静かな場所で過ごそう」と懇願するが、木蓮にナイフで刺される。

しかし致命傷は負ったもののまだ息はあり、烈火に敗れた木蓮に語りかけた。

そして刺されても自分は木蓮を恨んではいないこと、木蓮と出会えて幸せだったこと、最後に一つになれたんだと、彼への愛と感謝の念を伝える。



…ねえ…木蓮…


もう……休んでいいよ……つかれたでしょ……?


休…もうよ……


私…疲れた……

最期は愛する木蓮の腕の中で抱かれながら、息を引き取った。
その顔は、散々作中最悪の悪女として好き勝手やってきた性格ブスな女と同じとは思えないほど穏やかな顔であった。


【戦闘力】
十神衆の1人に名を連ねており麗(紅)の参謀ポジションでもあったが、はっきり言って本人の戦闘力は高くない。
劇中でも「思ったほどの力は感じない」(by陽炎)、「麗の中でも最低に位置する」(by水鏡)と火影からは厳し目の評価を下されている。
雷覇からは「決して弱くはない」とフォローされているが、同時に「彼女の恐ろしさはあの性格と毒魔針にある」とも言われており、やはり素の戦闘力は十神衆でも最弱クラスだと思われる。
その言葉通り、毒魔針を失って以降は水鏡や空海にあっさりと人型魔導具を攻略されて戦線を離脱している。

逆に言えば、それにも関わらず敵味方から幹部格として恐れられていた残虐性や用心深さ、立ち回りの上手さこそが彼女の真骨頂とも言える。
紅麗も命については「徹底した残虐性は強さでもある」と評している。

また、上述の通り一見戦闘不能なダメージを受けても結構元気なところがあるなど、裏武闘で見せたタフネスはかなりのものである。


【使用魔導具】

魅虚斗(ミコト)

本人と同じ名前の人型魔導具。魔導具というよりは巨大なからくり人形。
腹の部分に人一人が入れるスペースがあり、命は普段はそこに隠れていた。
遠隔操作も可能であり、風子との戦いでは2対1のコンビネーションで追い詰めた。
武器として扇を持っており、その強度は扇の破壊にも風神の小玉を使うことが必要なほど。
扇の後、本体も風神の小玉により破壊される。

毒魔針(どくましん)

裏武闘殺陣で爪につけていた魔導具。
この毒は現代医学では治療方法はなく、侵された場合は徐々に全身を侵され死ぬしかない。
ただし魔導具「解毒丸」でだけ治療できる。

解毒丸(げどくがん)

毒魔針の毒を治療できる唯一の魔導具。口から体内に取り込むことで効果を発動する。
命はもしものとき(毒魔針の毒が自分に入ったとき等)のために所有しており、少なくとも風子が奪って使った分と、命が使用した分と2つは存在する。

白髭(しらひげ)

封印の地で使用した人型魔導具。
魅虚斗と同じタイプながら、数段強いと語っていたが水鏡に呆気なく壊される。ぶっちゃけ風神の小玉二つ使わせた魅虚斗の方が強そう。
魅虚斗が「小面」を着用していたのに対し、こちらは「翁」の面を付けている。

大飛出(おおとびで)

SODOMで使用した人型魔導具で、その名通り、「大飛出」の面を着けている。
命曰く最強の人型魔導具。
2対4本の腕があり、普段は1対の腕は隠してある。命によりある程度改造も施されていた。
しかし「鬼」と化した空海のパンチ一発で破壊されてしまう。


【余談】

アニメでは風子戦で転落死している

項目冒頭のセリフの通り、初期は人を罵るときは「ションベン」という罵倒語を使うことが多かったが、上述の通り「しーしー」しちゃったのでションベン女はこっちな気がする。



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最終更新:2024年01月16日 15:49

*1 もっとも、審判に手を出す行為は卑怯ではあるものの、命は上記の通りまだまだ元気だったので、猿奈が風子贔屓と先に命に失格だとミスジャッジを行いかけたとき攻撃された恨みで早すぎる判定をした節もあるが