宇宙魔神ギャラクタス

登録日:2012/05/21 Mon 19:06:27
更新日:2024/03/17 Sun 03:33:37
所要時間:約 5 分で読めます




我が名はギャラクタス!





◆ギャラクタス

MARVELコミックに登場する存在。
『コズミック・ビーイング』と呼ばれる宇宙を司る神、もしくは神のような存在の1体であり、生命の化身エターニティと死の女神デスの中間に当たる存在。
宇宙魔神の他に「コズミックディバウラー」とも呼ばれ、その名の通り星を食べる
しかも常に腹ぺこで、どんだけ食べても満腹にならない。だから宇宙中の星を食べ歩きしている。

星を食べる際、先触れとして「ヘラルド」というしもべを送り、品定めさせる。
そのためヘラルドが来た星は後にギャラクタスが食べにくる=終末を意味する。
ちなみにヘラルドにはギャラクタスがパワーを与えるためヘラルドもとんでもなく強い。
ヘラルドは複数おり、その時々に違う者がいる。
有名なのはシルバーサーファー。実はスパイダーマンのメイおばさんやデッドプールも…
※シルバーサーファーがギャラクタスのヘラルドになったのも、故郷の星と引き換えに自分の身を犠牲にした為である。

尚、MARVEL世界を代表する大ボス級キャラクターという認識が広がる以前から、日本では某『ゴームズ』にて既にテッカーメンとして紹介されていた事実があるのだが、色々と原作とはイメージ(だけ)が違っている為に見知ってる人間でも情報が一致しないということがあった。


ギャラクタスをはじめとするコズミック・ビーイングは皆最強クラスの強さ(宇宙の法則の化身や自然摂理を超えた超存在)を持ち、MARVEL COMICSの世界でトップに位置する。
※しかしインフィニティガントレットなど、コズミックを越えるものもいくつかあるためこの辺はいくつか見解がある

そしてそのコズミック・ビーイング達の中でも最も知名度があるのがギャラクタスであり、某フリーザ様ばりに“ギャラクタス級”など単位扱いされている。


ファンタスティック・フォーの敵として登場し、地球を食らおうとしたが、シルバーサーファーが地球に寝返り、さらには多元宇宙を全て消滅させる兵器である『アルティメット・ヌルファイアー』を奪われ、それの返還を条件に地球から手を引くこととなった。



元はビッグバン以前の宇宙でギャランという宇宙の冒険家だったが、*1ビッグバンを生き残り、コズミックパワーと一体となってギャラクタスとなった。
一度パワーと分離してギャランに戻った際に、また一体となろうとするコズミックパワーから逃げようとしていたことから、ギャラクタスにはなりたくないようだ。(結局はギャラクタスになっちゃうけど)
自分の意思によって原子や分子を自在に構成する力=現実改変能力を持つ。*2

……だが、機械を使ったり宇宙船に乗ったりと妙に人間臭かったりする。

ちなみに見た目は鎧を身に付けた人間(ただし大きさは惑星サイズ)だが正体はエネルギー生命体なためどんな姿にでもなれたりする。


ギャラクタスが星を食べることは自然の摂理であり、台風などの自然災害と同じように考えられ、それを妨害することはあってはならない。
地球に飛来した際、ギャラクタスを退けた結果、他の星が食べられ、『地球が助かるために他の星が犠牲となった』として、ファンタスティックフォーのリードは宇宙裁判にかけられた。
……しかし、ギャラクタスが好むのは味が良いと云う理由で生命が住み、尚且つ文明がある星なので仕方ない部分もあるだろう(……本当に宇宙の運命が関係あるのか?)。「絶対無敵スクレイルガール」で全面ナッツの星で満足しているあたり融通は利きそうだが…


実写映画のファンタスティックフォーの2作目に登場した際は、巨大な雲のような描写で、超自然的な存在な部分が強調されている。
ちなみに『ギャラクタスが地球に近づいている』という描写でギャラクタスの影が映るが、その際は原作のキャラクター像の形だった。ちょっと笑える。
原作者のスタン・リーは当時、『天使と悪魔のようなキャラクターを作ろう』というコンセプトで悪魔をギャラクタス、天使をシルバーサーファーとして生みだしたとのこと。
結果的にギャラクタスは最強キャラの代名詞のように、シルバーサーファーは地球最強のヒーローの一人となった。

一応公式で最強だが外伝等ではヒーローゾンビ達に生きたまま喰われたり、氷漬けにされたりと強さがぶれたりする。
前述の様に“最強”故に単位扱いされており、ダークフェニックスやオンスロートはギャラクタスを超えるパワーを持つと説明されていた。

まぁ、外伝は外伝と言ってしまえばそれまでだが最近はヒーロー達もドラゴンボールばりにインフレしてきているので油断していると危ないかも…


ちなみに、ギャラクタという娘がいる。
こちらは『萌え』を意識したキャラクターで、アメコミらしからぬかわいいキャラとなっている。
『MANGA』や『MOE』が好きでTwitterもやってる。
彼女が主役のコミックもこの度日本語訳されたが、ヴィレッジブックスの邦訳単行本連続購入者向けキャンペーンの全員サービスにより配布された冊子で、普通に店頭に並ぶ商品ではないため気になった人は注意。

かつて、格闘ゲーム『MARVELvs.CAPCOM』にボスキャラとして登場させようとなったが、MARVEL側が『いくらゲームでもただの格闘家などがギャラクタスに勝つなんてダメ!』と言ってきたため、ギャラクタスの代わりに同業者のオンスロートがボスとなった。
…が、時を経て続編にボスキャラとしてまさかの登場。しかもさらにその続編ではプレイヤー操作も可能に…ドユコト-

ちなみに倒されるとEarth. K.O.となり地球ごと美味しくいただかれる。





【余談】

※登場当初はビル位の大きさで、正に大きな人だったのだが、時代と共に科学考察が深められると共に巨大なエネルギー生命体として扱われる様になった。
因みに、その最初の登場エピソードもアニメ化された、日本でも『宇宙忍者ゴームズ』として知られる60年代アニメ版では、それでも作画が大変だと思われたのか更に縮小化してビルの屋上でデカい顔をしてるだけのオッサン(テッカーメン)と成り果ててしまっており色使いまで地味だった。


※サーファーが地球を故郷の姿と重ね裏切った際には、腹いせに惑星規模の抑制フィールドを張ってサーファーを地球から出られなくしている(小っさ)。
しかも、このフィールドというのがサーファーのボードに反応しているものだったことが後に判明し、「ファンタスティック4の乗り物などにボードをしまって乗せてもらって大気圏外へ」→「フィールドを超えたところでボードを出す」という、多少の手間で抜けられるザル極まりないものだった。
それから暫くしてギャラクタスのお気に入りのヘラルドがピンチになったところをサーファーが助けたため、感謝としてフィールドそのものが取っ払われた。


※アメリカで制作されたアニメ版ファンタスティック・フォーの邦訳版「宇宙忍者ゴームズ」ではテッカーメンなる名前で登場。このアニメ全般に言える事だが突っ込みどころ満載の超展開とカオスな吹き替えが楽しめるので機会があれば是非とも御覧いただきたい。


※後に作られたアニメ版ファンタスティック・フォーの新シリーズ(1994~1996)で登場した際は、なんとゴーストライダー贖罪の目(ペナンス・ステア)でノックダウンを喰らった。元人間だけに魂を持っていたという解釈のようだが…。



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最終更新:2024年03月17日 03:33

*1 もしくは人型ロボット

*2 ※日本風にいうとモーフィングパワー。実質的に何でも出来ちゃう能力で、超人レベルでもチートだが、神とも呼べるギャラクタス級になると宇宙をも生み出し得る力である。X-MENの大ボスであるアポカリプスで初歩的なレベルの描写であり、ギャラクタスからヘラルドたるシルバーサーファーらに与えられたコズミックパワーの力の源でもある。ヘラルドでも能力(適正?)の高い者は主たるギャラクタス同様に原子操作をも起こし得るレベルにまで達する模様。