劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ

登録日:2009/11/12 Thu 22:33:38
更新日:2024/04/12 Fri 23:48:13
所要時間:約 7 分で読めます




「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」は、
2006年7月15日に公開された劇場版ポケットモンスター9作目である。

また、劇場版アドバンスジェネレーション最終作でもある。

今作の舞台のモデルは、イタリアのナポリとカプリ島の海で、海底神殿「アクーシャ」のモデルは、ナポリやローマの遺跡群。
……なのだが、本作で登場する町はあくまで通過点扱いなせいか、ナポリ要素は薄め。しかも名前さえ出てこない
むしろヴェネツィアがモデルのはずの水の都の護神の方がよっぽどナポリ要素が濃かったりする
(詳しくは「卵城」や「パルテノペー」などのワードでググってみよう)


また、オープニングにはテレビスペシャル『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』のキャラ達がゲスト出演している。

●目次

あらすじ


盗賊団「ファントムトループ」のリーダーで悪名高い海賊「ファントム」はある日海底でマナフィのタマゴを手に入れるが、
タマゴの保護の任務を帯びていたポケモンレンジャーのジャッキーに奪われてしまう。

一方、サトシ一行は旅の途中で水の民一族の末裔ヒロミ一家が経営するマリーナ一座と出会う。
そしてマリーナ一座の下でジャッキーが管理していたマナフィのタマゴをひょんなことから見つけてしまう。

そしてその夜ハルカはかつて水の民がポケモンとの親交を深める為に建造した海底神殿「アクーシャ」の夢を見る。

この夢についてマリーナ一座に話したハルカは、本来水の民が見るはずの夢であったため、マナフィとの不思議な繋がりに心ときめかす。


登場人物


サトシ(CV:松本梨香)
ご存知主人公。
今作でも最高級の漢を見せる。
作中では某野菜人並の飛行技を見せつけ、観客を唖然とさせたとか。ラストはサトシに限ったことではないが。

ピカチュウ(CV:大谷育江)
ご存知サトシの相棒。
ポケモンでありながら、ラストでサトシ達と同じように飛んだ。

ハルカ(CV:KAORI)
トウカジムジムリーダーのセンリの娘。
ジラーチ」の時のマサトのポジションに近いが、友達関係であった彼らと比べどちらかと言えば母親的位置にある。
口癖の「~かも」から、マナフィに「かも」と呼ばれる。
警告DVD特典を見る際は鼻血対策をする事!

マサト(CV:山田ふしぎ)
トウカ(ryの息子
ハルカの弟。
一作目の反動からか、今作でも正直いらない子。

タケシ(CV:うえだゆうじ)
ポケモンブリーダーを目指す糸目。皆勤賞!(じゃない)

ロケット団
ムサシ林原めぐみ
コジロウ三木眞一郎
ニャース:犬山イヌコ
いつもの3人組。
今回でも散々な目に会う。
特にマナフィのハートスワップでとんでもない目に会う。

最後のクリスタルを彼等が持っていて最後にやらかしてくれると思った人は多かったらしい。
が、ファントムの潜水艇を乗っ取ろうとし、取り合いになった結果、ファントムが波に煽られ振り落とされてジャッキーにペラップごと奪われる。その原因を作るというやらかしをしてくれている。

ゲスト

ジャック・ウォーカー(ジャッキー):山寺宏一
ポケモンを守る事を使命とするポケモンレンジャーの一人。
ファントムの野望からマナフィを守ろうとしている。
ポケモンレンジャーはボールを使用せずにキャプチャー・スタイラーという道具を使い、一時的に力を貸してもらうという形で戦う。
飄々とした青年だが、いい人。
EDではサンダーを乗り回した。
また、テレビ本編のOPにもヒナタ(CV:榎本温子)と共に出演。
本作での山ちゃん枠だがこれまでの作品でポケモンや悪党キャラ、脇役が多かった中でイケメン且つ終始出番があるサトシの味方キャラでは以降の作品でもジャッキーくらいである。

ジュディ:ベッキー
ポケモンレンジャー本部のオペレーターの一人。
ジャッキーのサポーター。

ヒロミ:眞鍋かをり
水の民の末裔の一人。
ポケモン水中サーカスの花形。
マナフィの養母となったハルカの相談役となる。
料理は下手。

カイ:佐々木誠二
ヒロミの父親。

シップ:西村知道
ヒロミの祖父。
昔は船で旅をしていた。

ミナモ:本田貴子
ヒロミの母親。
ヒロミの姉と見間違えられるほど若々しい。

ファントム・トループ船長藤岡弘、
マナフィを利用し、伝説の秘宝「海の王冠」を手に入れて海賊王になろうとする海賊船長。
「世の中には2種類の男がいる~」が口癖。
宝に関する知識は豊富。
また、恐るべき怪力を持つが、某ゲーム機の宣伝はしない。
「海賊王に俺はなる!」「ライダー……変身!」とは言わないで、「ポケモンレンジャー、ゲットだぜ!」と言う。
なお、彼も部下も揃いも揃ってみずタイプのポケモンを持っている様子はない。


ゲストポケモン

マナフィ:白鳥由里
海のポケモン達のリーダーになることを運命付けられたポケモン。
ハルカを母親と認識している。所謂カスミで言うトゲピー的なポジション。
テレパシーのような能力のほか、「ハートスワップ」で人の心を入れ替える事が出来る。
蒼海の王子の名は伊達ではなく、あのカイオーガすら顎でこき使う権力者。
マナフィさんとか呼ぶべきなのかも知れない。

ペラップ:ホリ
ファントムのお気に入り。
しかし、ジャッキーに助けられ、寝返った。

カイオーガ
ジラーチのメタ・グラードンデオキシスレックウザのような活躍をすると思いきや、最後の辺りでとどめを刺す程度。
しかし、二匹とは違い、初めから味方側なのは評価すべきかもしれない。





オープニング:無し

エンディングテーマ
「守るべきもの」
作詞・作曲:Yoshihiko Nisio
編曲: L.O.E
歌:Sowelu



以下ネタバレ





















海の王冠とは、海底神殿「アクーシャ」の最深部にある冠の形をした石に幾つものクリスタルがはまっているものであった。

そのクリスタルをファントムは次々と抜いて持ち去ろうとする。
しかし、遺跡が崩壊をし始めてしまう。
何とかファントムは退けたが、遺跡は崩壊を続ける。
そんな中、サトシは一人で遺跡のどこかに流されてしまった最後のクリスタルを元の位置に戻そうと、
ハルカ、マナフィ、ピカチュウを救命カプセルにいれて、遺跡へ戻る。

何とかクリスタルを発見し、マナフィの不思議な力が聞かせてくれたハルカとピカチュウの祈りの声にも応え、限界近くまで肉体を使い、何とかクリスタルを元に戻したサトシ。
そして遺跡は元に戻る。

しかしハルカとピカチュウの隙を衝いたファントムはまたマナフィを奪う。
が、海の王冠に認められたサトシによって退治され奪い返される。
そして敗北したファントムは怪力の秘密が機械によるものだったと判明し、部下にもため息をつかれる。


そしてマナフィは海のポケモン達のリーダーとなるため、ハルカに別れを告げ、海へと去って行く。







今作のテーマは「子供の成長と独り立ち」と思われる。















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最終更新:2024年04月12日 23:48