加東圭子

登録日:2010/09/02(木) 17:06:43
更新日:2022/01/23 Sun 09:29:43
所要時間:約 4 分で読めます




ストライクウィッチーズ』の半公式同人作品「アフリカの魔女」およびその一連のシリーズにおける、主要キャラの一人。




◆出身:扶桑皇国
◆所属:扶桑皇国陸軍飛行第1戦隊
→アフリカ派遣独立飛行中隊「砂隊」隊長兼統合戦闘飛行隊「アフリカ」(→第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」)隊長

◆階級:少尉(1937)→少佐(1944)
◆固有魔法:超視力
◆使い魔:キタキツネ
◆愛称:ケイ、ヒガシ
(飛行第一戦隊当時、同部隊にエースの加藤武子がいたことから、混同を避けるためにフジ、ヒガシと呼び分けられた)
◆胸:垂れ気味ながらなかなかのおっぱい(ルッキーニ談)



扶桑海事変(1937年)時、陸軍におけるエリート部隊・飛行第1戦隊にて最大の撃墜数を記録し、「扶桑海三羽烏」の一角、「扶桑海の電光」と呼ばれた陸軍トップエース。
当時は後年のような落ち着きはあまり見せず、歳相応にやんちゃで、穴吹智子の合同模擬戦の提案に同意するなどの血気盛んな側面があった。接近戦ではナイフを使うなどの戦法を用いていた。隊では支援担当であった故、接近戦はあまり行うことは無かった。(接近戦闘向けの資質では無かった故、事変時に行わざるを得なかった時には筋を痛めていた)。当時の隊長格以外の第一戦隊のウィッチでは最年長で、17~19歳程であった。
また、当時、海軍「北郷部隊」に所属していた新人時代の坂本美緒らと合同で作戦を行っていたこともあり、坂本のことを覚えていた。(互いに接点はさほど無かったようで、美緒は完全にそのことを忘れていた)

事変終結後、最も戦果を上げてトップエースとして君臨していた自負から、プロパガンダ映画「扶桑海の閃光」では自身が主演だと信じていた節があり、軍上層部から『主演は君じゃないからあしからず』と通告された際には、喧々諤々となって茫然自失となった程に落ち込み、同時に容姿端麗(ウィッチであるので、彼女も水準以上の美貌はあるのだが、穴拭智子の容貌がプロパガンダ向けの『大和撫子』な姿であったのと、戦法が映像向きの巴戦であった)な穴拭智子への嫉妬心から、戦勝記念に催された式典にて無謀なアクロバット飛行を行い、生死をさまよう重傷を負う。たまたま居合わせたウィッチの治癒魔法による懸命の初期治療のおかげで、かろうじて一命を取り留めるものの内定していた欧州派兵を棒に振ってしまい、当時、ウィッチとして高齢であったため、入院中に二十歳を迎えてしまい、退役。この時は中尉であった。
その後は従軍記者に転職。取材のため世界各地を飛び回る日々を過ごす。

この時期取材した人物に、リバウで活躍していた坂本美緒、後に第502統合戦闘航空団隊長となるグンドュラ・ラル、そしてアフリカで脚光を浴びつつあったハンナ・ユスティーナ・マルセイユがいる。

マルセイユとの出会いをきっかけに「空」への思いを強め、軍への復帰を決意。復帰後に大尉へ任じられた(小説版ではこの後、大尉のままだが、TV版などのメディアでは佐官へ昇進したとの事)。紆余曲折の末にアフリカ戦線への派遣が決まる。
同地ではマルセイユの所属するカールスラントJG27の指揮下に入る予定だったが、階級の差を理由に隊長の座をマルセイユに譲られる(押し付けられる)と、後に伝説的とすら評される手腕を発揮。わずか一晩にして統合戦闘飛行隊「アフリカ」(またの名をストームウィッチーズ)を結成してしまった。



《人物》
生年月日は1920年前後、1944年で25歳と年長者ということもあって面倒見がよく、本人が若き日に戦友で苦労した経験から柔軟で物わかりのいいスタンスで皆をまとめるお姉さん。現役時代から通して、若干苦労性。既にウィッチとして一線級の能力は失われた身であるため攻撃には参加しないものの、ストライカーを身に付け自ら戦場を飛び指揮を取っている。

前線での指揮はもちろん、部隊の管理にも秀でた有能な部隊指揮官。奔放なマルセイユをして「自分が命令に従う唯一の上官」と言わしめている。あんまり従っている気がしないのはご愛嬌。

現役時代、同僚で友人でもある加藤武子から教わったカメラが趣味でありライフワーク。軍に復帰した後も肌身離さず持ち歩いており、彼女の手による写真は後々の貴重な資料となっている。ちなみに好きなメーカーはライカ。コンタックス党な武子には度々、「コンタックスにしなさい」と言われている。

固有魔法は超視力(遠距離視)
射撃能力に優れ、現役時代には中距離での「見越し射撃」や遠距離での狙撃で多くのネウロイを屠ってきた。
しかしこれらの戦法が「画面映えしない」という理由から、映画「扶桑海の閃光」の主役には穴拭智子が選ばれ、その事が飛行事故につながってしまう。当の智子は事故の際には憔悴するほど大泣きしたらしく、これを知った圭子は智子への嫉妬心を改めたとの事。


《元ネタ》
加藤正治(1912-1941)
「ノモンハン事変」で陸軍飛行第11戦隊第4中隊に所属し、23機撃墜を記録したエースパイロット。関東軍特種演習で訓練中の事故により殉職。



《出演作品》

◆同人誌/コミック
「アフリカの魔女」シリーズ
主要キャラクターの一人。ストームウィッチーズ隊長としての活躍と受難の日々。

◆コミック
キミとつながる空
ガリアが解放された1944年、アフリカを訪れたシャーリーとルッキーニを迎えるが…。

◆コミック
ストライクウィッチーズ零 1937年「扶桑海事変」
当時の若かりし頃の勇姿。黒江綾香以上、加藤武子以下の出番で、少なめ。

◆同人誌/小説
「アフリカの魔女 ケイズ・リポート」シリーズ
結成から現在まで「アフリカ」の辿った道を彼女自身の視点で描く。




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最終更新:2022年01月23日 09:29