ガンダムアストレイ グリーンフレーム

登録日 :2012/01/21(土) 01:42:15
更新日 : 2017/03/24 Fri 10:51:20
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「オレは大切なモノを守るために戦う!」


ガンダムアストレイ グリーンフレームは、『機動戦士ガンダムSEED外伝 ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』に登場したMSである。



型式番号:MBF-P04
全高:17.53m
重量:49.8t
装甲材質:発泡金属装甲
動力機関:バッテリー
特殊装置:戦闘支援AI搭載
所属:オーブ(アメノミハシラ)→反政府ゲリラ

主な搭乗者:
バリー・ホー→トロヤ・ノワレ


ガンダムアストレイ グリーンフレーム(以下グリーンフレーム)はオーブによって開発されたP0シリーズ、すなわちレッドフレームブルーフレームゴールドフレームに続く四機目のアストレイである。
ヘリオポリス内部で組み立てが行われ完成していた三機とは異なりパーツ状態でヘリオポリス内部に放置されており、ヘリオポリスの崩壊にともない行方不明となっていた。
その後いかなる経路を辿ったかは不明だが、オーブの宇宙ステーション「アメノミハシラ」に持ち込まれロウ・ギュールによって完成している。

本来P0シリーズは何らかの実験的要素を組み込んだ機体ではあった(レッドのナチュラル用の試作OS、ブルーの装備換装、ゴールドの連合MSの武装用コネクタ)が、組み立てすら完了してない本機は特殊な機能が搭載されていない至ってプレーンな機体で あった

だがこの機体を完成させる際、ロウはヘリオポリス内部で研究されていた(キラ・ヤマトの手によらない)ナチュラル用OSと擬似人格コンピュータをベースとした戦闘支援AIを組み込む(このAIがアメノミハシラにあったいきさつも不明)。
トロヤがまだパイロットとして未熟だった為この他は大した違いはないが、結果としてこの機体も立派にASTRAY、すなわち王道ではない機体としてロールアウトされた。



●武装・及び特殊装備

  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
ストライクガンダムを初めとするGATシリーズに搭載された機関砲。
威力は大した事はないが近接戦闘においては牽制などに使えるため本機にとっては重要な装備。

  • ビームライフル
P0シリーズ共通装備であるビームライフル。
量産型でも装備している機体は増えているものの、依然として強力な装備である。
トロヤはこの装備の試射で火災を起こしてしまった事から「密林のファイヤーボール」と渾名された。

  • ビームサーベル
特に特徴がないビームサーベル。
しかしASTRAYシリーズは人間に近い動作が可能な機体である事もあり、接近戦闘においての有用性は高い。

  • 対ビームシールド
ストライクの物と同型のシールド。
GATシリーズとは違い装甲材質に発泡金属を使用しているため実弾・ビームへの耐久力が低い本シリーズでは重要な装備……だったのだが劇中ほとんど有効に使われなかった。

  • ツインソードライフル
ロウが開発したライフル・ビームサーベル・実体斧の複合武器。
ライフルの上下にスライド可能なビームサーベルを二基装着、後部には斧のようなブレードが装着されており、少し変形することにより射撃戦からタイムラグなしで格闘戦に移行する事ができる。
通常のビームライフルに代わる武器として用意され、本編ではジャングルという地形もあり強力な装備であった。不使用時は腰にマウント。
銃剣付きビームライフルで十分じゃね?とか見た目取り回し悪そうな上にビーム兵器ばっかりで森も焼き払うんじゃね?とか突っ込んではいけない(実際ブルーフレームサードは森林への影響を考慮しビーム兵器の搭載を控え目にしている)。
ぶっちゃけあんまり使っていない。

  • 戦闘支援AI
ロウによって搭載された、本機を象徴する装備。元々はストライクルージュに搭載されたものであり、グリーンフレームのはその発展型が搭載されている。強化された各部センサーから敵機体の動きを予測、相手の攻撃の完全回避を可能にする(機体が相手の動きにオートで回避行動を行う)。
つまり、確実に後の先を取れる機能であり、実際にアストレイ ブルーフレームサードの格闘・射撃を回避してみせた。
ただし、こちらから攻めた場合相手のフェイントに対応できずに引っかかってしまう弱点があり、劇中でもこれにより戦闘不能にさせられている。
以上のことからグリーンフレームは先にこちらからは攻撃をせず、守るための機体であるといえる。

●劇中までの経緯

「混乱の大地で生きる民の盾となるために私に力を与えてくれ」

ASTRAYS本編開始以前にアメノミハシラのロンド・ミナ・サハクの元を尋ねた、前大戦のエース「バリー・ホー」。
彼が連合・ザフト・現地ゲリラによる三つ巴の戦いで混迷を極める東アジア共和国の現地住民を守るための力として、ロウより本機を譲り受けた。
なお、この際ジャングルに溶け込むためのカラーリングとしてグリーンに塗り替えている。つまりこの機体は元々グリーンフレームではなかった(緑でない部分も多い?気にするな)。

彼は反政府ゲリラの一員となり現地住民を守るためにこの機体を使用して戦っていた。
その後、時期は不明であるが彼の弟子であるゲリラの青年トロヤ・ノワレに本機体を譲り渡している。だが、この事が彼の後の運命を決定付けることになる。_

●本編での活躍
第一話から登場。
作業用MSのレイスタやシビリアンアストレイなどと並んでゲリラ側の保有するMSであり、また非戦闘時にもバリーを肩に乗せて偵察に出るなど、ゲリラ内での扱いは強力な主力MSというよりは小回りの利くジープのような扱いであった。
そこ、なら普通にジープかバイク使えとか言わない。

MSに搭乗し、現地ゲリラと戦闘を行っていた連合の現地司令官ソキウスと、彼に雇われた傭兵叢雲 劾の前に罠を張っていたが、劾が傭兵のカンで敵の撤退の違和感を覚えて撤収したため不発に終わった。

その後ザフトの罠に使われる形で劾を初めとしたMS小隊の前に初登場。ソキウスのハイペリオンGを損傷させるもザフトの罠に使われた事を察知したバリー・ホーによりすぐ撤退した。

連合の増援部隊としてルカス・オドネルらが到着。その際に行われた戦闘においてザフト側を皆殺しにし、周囲の自然を破壊した事に激昂したトロヤは単身グリーンフレームを持ち出し連合の基地に殴りこみをかけ、迎撃に出たブルーサードと一対一の戦いを行う。

当初はブルーフレームの攻撃を完全回避し優位に立っていたが、格闘戦において先に仕掛けてAIの欠点が露呈。
ブルーフレームの回避行動を見切って攻撃をするも、足に装備されたナイフでビームサーベルを受けるフェイントをされ、腕部ソードの峰打ちで衝撃を与えられダウン。
トロヤともども連合に拿捕されてしまい、トロヤは師匠の死に目に会えなくなってしまう。

その後はゲリラの自衛は自分でしてもらうという方針の下でトロヤの手に戻り、ロウが持ってきたツインソードライフルによるパワーアップも果たした。

そしてルカスが旗揚げした第四軍への対抗のため、連合・ザフト・ゲリラの和平が成立。ゲリラの村にいたトロヤはバリーを殺したスーが駆るケルベロスザクウォーリアの襲撃を受ける。
交戦中にルカスのライゴウガンダムが避難民を乗せたトラックを攻撃した事に気を取られ、ツインソードライフルを破壊されピンチを迎えるも、仲間の活躍でどうにか避難民への攻撃は阻止。
グリーンフレームはケルベロスザクのビームランスを紙一重で回避し、師匠であるバリーの投げ技でザクを戦闘不能に持ち込んだ。
この戦いの後、第四軍の首謀者であるルカスは死亡。連合とザフトの駐留は続くものの無益な争いの起きる事はなく、この地域に平和が戻ったのである。



●ガンプラ
HG・1/100共にアストレイ(レッド、ブルー等)のカラーを変更しツインソードライフルを追加したものが発売した。
元のアストレイは出来のいいキットではあったがHG SEED初期のものであるため、後発のHGやMGなどと比較すると物足りない面も多々あるものとなっている。

そして2016年晩秋、 まさかのPG化。
セブンイレブンのキャンペーン期間中限定受注品として製品化。例年のセブン限定ガンプラ同様、オリジナルデカールが付属。
久々のキット化ではあるものの、肝心のツインソードライフルが付属しない一方で赤枠同様の日本刀が付属するなど、完全に『レッドフレーム(セブンイレブン限定カラー)』といった趣である(一応出典元作品は『ASTRAYS』表記)。




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