カミーユ・ビダン

登録日:2011/05/14 Sat 20:55:46
更新日:2024/04/08 Mon 16:57:55
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ここからいなくなれ!!


カミーユ・ビダンは『機動戦士Ζガンダム』の主人公であり、続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』にも登場する。
ウッソ・エヴィンフリット・アスノと並んで、歴代ガンダム主人公の中でも特に悲惨な目に遭っている。


◆劇中の活躍(ネタバレ注意)

U.C.0087(TV版)
スペースコロニー「グリーン・ノア」にてハイスクール生活を送っていたが、仮病を使ってまで空手部をサボり、ブライト・ノアに会いに宇宙港へ向かう。
だが、自分の名前を「女の名前」と勘違いし嘲笑ったティターンズ兵のジェリド・メサに殴りかかって返り討ちに遭い、ティターンズに連行されてしまう。

その後、アポリーとロベルトを従えてグリーン・ノアを襲撃してきたクワトロ・バジーナとティターンズの交戦に巻き込まれる中、
ティターンズの新型機であるガンダムMk-Ⅱを強奪し操縦。そのまま成り行きで反地球連邦組織『エゥーゴ』に参加。
そしてニュータイプの素養*1とMSの操縦技術を見込まれ、ガンダムMk-Ⅱのパイロットとなる。
前作アムロ・レイ同様、やはり巻き込まれ型の主人公。

ティターンズに目の前で母親を殺されたり*2、せっかくティターンズの元から連れ出した父親があっという間に裏切り、
クワトロ大尉のリック・ディアスを奪い、実の息子であるカミーユに向けて銃を乱射した挙句に仲間が父親を撃って脱出するも爆発に巻き込まれ死亡と、
トラウマ必至のシチュエーションでさらにキツイ目に遭う羽目に。
なお小説版では偶然父親の頭に弾が当たってしまい、頭の半分が消し飛んだが残り半分で父親と識別できる死体をカミーユがモロに見て 父の遺体にゲロを吐く という 絵にして描写する必要がないからか もっと酷い目にあっている。

バスク・オムの命令によりカミーユの母親が入っているとは知らずにカプセルを破壊したジェリドに、嫌味を言われ挑発されるがそれを受け流し、
「兵士として命令通りに動くジェリド個人」ではなく「ティターンズという軍隊を憎む」という大人びた発言をしてジェリドの傲慢なプライドをへし折る。

地球に降下した後は、アムロ・レイに会ったり、ティターンズの強化人間とは知らずに街で出会ったフォウ・ムラサメと意気投合してお近付きになったりと、
「なんやかんや」ありながら人間として、パイロットとして成長していく。
特にパイロットとしてはアムロ・レイの再来と言われるまでになった。
また、尊敬しているが正体を明かそうとしないシャアを殴ったりもした。

しかし、感受性が強い性格であるため、敵味方の裏切り行為やティターンズに利用された者の悲劇や人の死に直面する度に心を痛め続ける。

宇宙に上がった後は、ジェリドとマウアー・ファラオにやられかけるが、駆けつけたアポリーに助けられ、自身が開発に参加したΖガンダムを受け取り、エゥーゴの中核として戦う。
エゥーゴ、ティターンズ、そしてジオン軍残党のアクシズと三つ巴となり激化していく戦いの中、目覚ましい戦果を上げていく。

その後再び地球に降り、ティターンズのキリマンジャロ基地でフォウと再会。
しかしフォウは強化手術の影響により戦闘マシーンと化し暴走してしまう。
キリマンジャロでの激戦の中で彼女を説得しつづけなんとか正気を取り戻させるが、そこにカミーユを狙うジェリドが攻撃し、
その攻撃から自身を庇ったフォウと哀しい別れをすることになる。


地球で仕事を一段落終えた後、再び宇宙に上がりパプテマス・シロッコハマーン・カーンと戦うことになる。
特にハマーンとはニュータイプ能力が高い者同士の精神感応の発動によりアムロとララァのように分かり合えそうなところまでいったが、
ハマーンのプライドの高さとカミーユの性格が完全に噛み合っていないためか、結局分かり合うことはなかった。

フォウと同じ強化人間のロザミア・バダムがロザミィという名で再登場。
ロザミィは「カミーユの妹」という些か無理のある捏造の記憶を植え付けられてカミーユに接近してきたため、
カミーユは身に覚えのないアダルティな妹の出現に動揺するが、フォウと同じ類いの危うさを感じ取り強化人間だと推測。
そして、彼女に兄として穏便に接する中で次第に情が芽生える。
しかしやはり強化人間。フォウを救えなかったカミーユはなんとかロザミィを救おうとするがその想いも虚しく、最終的にはロザミィも戦闘マシーンとして暴走。
このままではアーガマが沈められてしまうというところでカミーユがロザミィを撃つことになる。
様々な人間の死や悲劇で色々と傷ついてきたカミーユの精神はこの出来事でとうとう限界を迎える。
穏やかな笑顔で「俺にできる事と言ったら人殺しだけみたいだな」と自虐する姿は、彼の本質を垣間見せている。

そしてエゥーゴとティターンズの最終決戦の中で敵味方問わず身近な人間が死んでいく様にもがき苦しむ。
一話から因縁続きだったジェリドが決着を付けに仕掛けてくるが、親や恋人の仇であっても最早怨嗟の対象ではなく、
これ以上人の死を見たくないカミーユはジェリドを撃つのに躊躇する。
カミーユの攻撃はジェリドの機体の急所を外したものの、吹っ飛んで行った先にあったラーディッシュの爆発に巻き込まれてジェリドは爆散する。

またしても目の前で消えていく命を見たカミーユは「こんな死に方…嬉しいのかよ? 満足なのかよ!? 誰が、誰が喜ぶんだよー!!」と感情を爆発させる。
あまりに精神が疲弊した影響か、その後エマと会話している最中、無意識に宇宙空間でヘルメットのバイザーを開けるという危険なことをしている。*3

なお、これまでカミーユにライラ、カクリコン、マウアーを討たれ、戦闘でもマラサイやガブスレイといった機体を墜とされたことで、
ジェリドはカミーユ打倒に執念を燃やし、それによってカミーユの周囲の人間が死に追いやられてもいるのだが、
一方のカミーユはジェリドに母親、フォウ、アポリーを討たれても、相手のようにジェリド打倒に執着することはなく、
それどころか最後はほとんど相手にしていなかった。
ともあれ、24歳のエリート軍人と17歳の多感な高校生の奇妙な確執はここで幕を閉じる。

クワトロに平和な世作りの願いを一方的に託した後、戦いを生み出す元凶である"端から見ているだけの天才"のシロッコを倒すため一騎打ちを仕掛ける。
全ての武装を使った後、死んだ人間の力をも取り込んでハイパー化。
ウェイブライダーでジ・Oもろともシロッコを串刺しにするが、天才の最期の悪あがきにより、限界まで来ていたカミーユの精神はついに崩壊を起こす。

本当に最後まで救われない主人公だった。
ちなみに富野監督が書いた小説版ではシロッコを倒し目の前で自分の母親代わりになってくれるはずだったロザミアが死んだことで精神崩壊。
かなり時間が経過した後、コックピットとスーツのバイザーを開けっ放しの状態の所をファ・ユイリィに発見され、窒息死しているのではないかと思われる描写でカミーユの物語は終わっている。つくづく悲惨である。


U.C.0087(劇場版)
ツンデレお禿の作風が丸くなった事により、テレビ版よりも落ち着いている(それでも感情の起伏は激しいが)。
ロザミアと絡まなかったり、キリマンジャロでのフォウとの再会が無かったりするが、話の大筋は変わっていない。
ただ、TV版にあった精神崩壊に向かう要因となりそうな出来事があまり起きていないという側面もあってか、精神的にはやや余裕があり、
ラストではTV版同様シロッコの怨念を受け、心を持って行かれかけたが、精神崩壊に至らなかった。
この理由に関しては、「ファとの繫がりを得たから」ということが語られている(下記参照)。


U.C.0088
ΖΖでは精神崩壊中でありファ・ユイリィに看護されているが、
その比類なきニュータイプの力は健在であり度々ジュドー・アーシタや仲間たちを精神感応で導いたりした。

邪悪な存在の襲来やコロニー落としといった嫌な気配を感知すると苦しみだしたり、それらを阻止しようという衝動に駆られて病院を抜け出したりする為、かなり手間のかかる患者である。
「カミーユ君! 病室に戻ろう!」

余談だがΖΖの彼はかなり儚く綺麗な顔をしているのでファンからは「綺麗なカミーユ」と呼ばれることもある。

最終話ではハマーンとの一騎打ちで危機に陥ったジュドーをニュータイプ能力で支援。
フォウ、カツ、サラといった前作の仲間たちの亡霊に加えララァ・スンの魂まで集結させハマーンを威圧する。
戦争が終わった後は精神が回復したのかファと共に砂浜を元気に走り回る姿を見せ、前作で欝になった視聴者を救った。

U.C.0093
その後は一度はファと共にあるコロニーに滞在して医学生としてやり直す事を決意する。コロニーの街頭モニターでシャアの演説を見て
『カミーユ…ブライト艦長の所に行かなくて良いの…?あなたが戻りたいなら私は…』
『いいんだ…俺はもう人を傷付ける事に疲れた…。それにもう俺が行っても足手まといなだけだよ。
それにダカールでの事といい、クワトロ大尉の言い分も解る気がするんだ…。俺は今はあの人を責める気にはなれない…。
これからは人を癒して生きていきたいんだ。傷付ける事じゃなく。もう1度学生としてやり直すんだ、俺達これからだものな』
『本当にそれで良いの?』
『ブライト艦長やアムロさん達ならきっと何とかしてくれるさ…俺達にはもう何の関係もない事だよ。それに何よりもう人を傷付けたくない。
俺達の青春はまだこれからだよ、さ。行こう!』(ファの手を取りつつ街頭モニターから立ち去るカミーユ)
(『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』前の外伝漫画より抜粋)
(『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』ではファと共に医者兼医学生として暮らしていたようである。)

SDガンダム系

・SDガンダム外伝
ジークジオン編第3章「アルガス騎士団」にてアルガス王国の王子として登場。
ちなみに父親はブレックス王。ムンゾ帝国のユイリィ姫(彼女の父はコンスコンで侍女はハマーン)とは恋仲で、ロミオとジュリエットを地で行くカップルである。
自分の国が敵国ムンゾ帝国の脅威に晒されているというのにユイリィ姫がいるというだけで戦うべきではないと主張し、専守防衛すら否定するアホ王子。
王子の身分にあるにもかかわらず、(囚われているわけでもないのに)ユイリィ姫を救うと言って単身敵国に乗り込んでしまった挙句捕まるというとんでもない大失態を犯す。
なお、ムンゾ帝国も同様にアホだったお陰で即救出されて致命的なピンチにはならずに済んだ。
救出後はアムロ、アルガス戦士隊とともにムンゾ城内に突入、王の間までたどり着くと現れたジオダンテ相手にアムロと共闘する。
戦力や王族、為政者としての思慮分別・能力はともかく、平和を愛する心と、愛する女性の為になりふり構わず突撃できる熱さや男気を持った人物であることには間違いない。
光の騎士のEDでは天に昇るガンダム達をユイリィ姫と共にアルガス城から見守っていたので、ロミオとジュリエットのように悲恋には終わらなかったようだ。


・その他SDガンダム
別名「ぷっつんかみーゆ」
作品によって役割は異なるが共通するのはとにかくマイペースでエキセントリック。目の中に宇宙が描かれ、数秒先の行動も予測がつかない。
何故か語尾に「にゃ」を付けて喋る。ネコミミが生えていることもある。
時には繭に包まれて謎の生物に変化したりなど、生態も謎でかなりのキチガイ。



◆性格
  • ジェリドが兵士だと知りながら、彼の発言から自分の名前をバカにされたと思い込んで突然一方的に殴りかかる。*4
  • 尋問された憂さ晴らしにガンダムに乗る。
  • 尋問したマトッシュへ(殺すつもりではないとは言え)ガンダムのバルカンを実際に発射して高笑い。(なお、直撃させなくても跳弾や破片でミンチになってもおかしくない)
  • エマに対して構ってもらえないとなるとすぐ拗ねる*5
  • エゥーゴに加入しても軍人としての自覚がなく、個人的な都合でミーティングをすっぽかす。
  • その直後ウォンに鉄拳制裁され反撃するも力及ばず負ける。そして自らを棚に上げて「暴力はいけない」と発言。
  • 親には子供である自分に対して親らしいことをしてほしかったと思う一方(実際子供にとって良くない親だったが)、自らも自分の都合で大人と子供を使い分ける。
  • 正体を明かさず煮え切らないクワトロをぶん殴る(クワトロも避けられたがあえてカミーユの拳を喰らった)。

と、行動を見る限りではかなりエキセントリックで、いくら若いとはいっても結構独善的な性格をしていた。
視聴者もだが、演じた飛田展男も最初はキャラがよく解らなかったらしい。

これらの行動の背景として、仮面夫婦の両親から構ってもらえず不満を募らせていること、
スペースノイドに対して差別意識があり横暴なティターンズを嫌っていること、感情の起伏が激しい気質などの下地はある。
名前を馬鹿にされた位でジェリドを殴ったのも、裏を返せば彼にとってそれ程大きなコンプレックスだったという事なのだろう。

事実、彼は女っぽく思われたくない一心で
  • 空手
  • ジュニアモビル
  • ホモアビス(携帯型飛行機)
等の男らしいスキルを磨いている。
なお名前のコンプレックスは作中でフォウとの交流により克服した。

ストレス過剰状態の序盤の過激さばかりが話題となりやすいが、
彼は非常に傷付き易いナイーブさと思いを行動に変える実行力を持った人間でもあった。
最終的に精神崩壊へ至ったのも物事を正面から受け止めすぎる律儀さと優しさ故だったと言える。
人の命が余りに呆気なく散って行く戦争の中心にあって、
NTとして掛けられる期待に応えようとしすぎて擦り切れていく様は終盤の会話などからも見て取れる。

描写がさり気なさすぎるため気付いた人は少ないだろうが、
彼の個室には戦死した(させた)兵士を弔う仏壇(カミーユ曰く「無宗教」)が置かれている。
ここらからも人の死を悼む心を持っていることがうかがえる。

ちなみに中盤、宇宙へ帰還したあたりからカミーユが落ち着きや本来の性根を表に出すようになった反面、
エゥーゴに途中から加わったカツ・コバヤシが登場し、序盤のカミーユ並かそれ以上の問題行動を矢継ぎ早に起こすようになっている。



漫画作品「機動戦士Ζガンダム Define」ではエゥーゴ参入迄の経緯がかなり改変されており、
  • ジェリドとの一件は「自分は人気者と勘違いして(善意で)サインを押し売りする」ジェリドに呆れて漏らしたカミーユの言葉にジェリドが激昂して殴ろうとする→
    「女みたいな名前」と言われてカミーユ側も興奮して反撃、と正当防衛に近い状況。
  • ガンダムMk-Ⅱ墜落の混乱に乗じて同じくティターンズに尋問されていたファの元に駆け付けると、パンイチに剥かれていた彼女の姿が。
    ティターンズに激怒するのも当然の上に、強引な手段でも脱走しないと危ない状況。
  • 脱走手段を探していたらクワトロ達の襲撃。
    その場にいた一番上位の将校であるブライトが迎撃指示を出そうとした事に激怒したカクリコンが*6ガンダムMk-Ⅱでブライトを殺しにかかる。
    それを阻止するべく動かし方を知っているMSであるガンダムMk-Ⅱを乗っ取ってカクリコンを妨害。*7
  • カクリコンがコロニー内にもかかわらずクワトロ達にビームライフルを撃とうとした為、クワトロ達と手を組んでカクリコンを制圧。
    裸に剥かれていたファとあわや味方に殺されそうになったブライトを拾って脱出。
とTV版や小説版と比べるとまともな性格と奪取経緯に改変されている。

ただ、その分、
  • ジェリドは自分が人気者と勘違いして出しゃばるお調子者
  • カクリコンは妬みでブライトを殺そうとする上に、後にエマをMSに仕掛けたリモコン爆弾でエゥーゴ諸共爆殺しようとする悪党
  • ティターンズの憲兵は暴力を振るった訳でもないその場にいただけのファをパンイチに剥いて甚振りまわすサディスト(TV版や小説版では事情聴取と軽い叱責だけで放免)
と、ティターンズ側の人間の性格が改悪されている。

また、苛烈な性格の原因となった両親との関係もこの作品では
  • 父親に愛人がいないし夫婦仲が悪い描写もない。(そもそもリック・ディアス奪取もカクリコンが担い父親もカプセルの中に閉じ込められそのまま原作の流れで死亡)
  • その際の走馬灯から、二人は軍属でも仕事に没頭せず、カミーユに構う時間を作り、愛情を持って接していた。

とごく普通の家庭に近くなっている。


◆最高のニュータイプとして
カミーユ・ビダンは公式設定や原作者の富野監督に最高のニュータイプ能力を持つと評されている。
双葉社「ガンダムの常識 ガンダムなんでもランキング」にて、原作者の富野御大曰く「最強のニュータイプ」。
公式ガンダム情報ポータルサイトであるGUNAM.INFOによれば「最高のニュータイプ」であると称されている。
2020年8月2日のYahoo!ニュースに掲載された、「アムロとシャア…頂上決戦の結果は!? ガンダムシリーズ「最強パイロット」ランキング(宇宙世紀編)」において、
ガンダムの生みの親である富野由悠季氏は、カミーユについて「宇宙世紀史上最高のニュータイプ能力の持ち主」と公に評している。

また、数多い公式設定資料やムックでもニュータイプ能力は史上最高と謳われている。
2021年9月発行、「kotoba2021 年秋号No.45 人類は「ニュータイプ」になれるのか 富野由悠季インタビュー」71ページにおいて、
「なぜカミーユが史上最高のニュータイプ能力者なのか」という問いに対して、富野は、
「カミーユが今まで描いてきたニュータイプの中で最高のニュータイプ能力者であると述べた理由にほんの短い期間ではありましたが、カミーユに全能者を目指させようと思ったことがありました。」
「だけど、現代の我々と大きく変わってないいない近未来の人間に、全能を目指すだけのキャパシティーはありません。結果としてカミーユの精神は崩壊しました。」
「カミーユ自身の意思で全能者を目指したわけでありません。少なくともそのような描写は劇中ではしていないはずです。」
「ただ明らかに戦闘者としての能力が傑出していたために本人の人間的な限界を超えたものを負わされ続けて人間としての成長過程も、
 意思を強靭にするための時間的猶予も与えられず全能者への道以外の選択肢が閉ざされていきます。」
また、「まず全能型ニュータイプなど絶対に生れないと言っておきます。」とも語っている。

ララァの死によってニュータイプとしての歩みを止めてしまったアムロ・レイと、
ニュータイプという力に囚われずに前に進んだジュドー・アーシタの二人と違い、彼は自身のニュータイプ能力を無限に増幅させる事が出来た。

エキセントリックな言動とは裏腹に人と人との繋がりや、命の大切さを強く理解していた彼は、誤解無く他人と共感し合えるニュータイプとして覚醒していったが、
理解することと解り合うことが同義でないように、ニュータイプの力をもってしても分かり合えない現実に苦悩していく。

劇中ではニュータイプ能力によってMSに乗った状態で物理的変化を発生させた事もある(サーベルの肥大化、ビームを無効化など)。
これを明確にやってのけた描写があるのはカミーユ、ジュドー、ハマーン、マシュマーなど、強大なNT能力を持ち機体にバイオセンサーやサイコミュが搭載されているという共通点がある。
Zガンダムに搭載されているバイオセンサーは、後の時代のサイコフレームなどに比べるとまだ洗練されていないが、
そんなバイオセンサーで数々の異常現象を引き起こしたTV版最終回のカミーユのニュータイプ力の強大さが分かるだろう。

しかし、TV版では悲惨な戦いの中で増大していく力に耐える事が出来ず、死者の念を取り込み続け精神をすり減らし、シロッコの死に際の思念を受けた結果、精神崩壊を起こしてしまう。


アニメでは描かれていないが、PSのゲーム『機動戦士Zガンダム』ではクワトロ編のEDにて、カミーユの精神崩壊をシャアが感じ取っており、後の『逆襲のシャア』に繫がるムービーを見ることが出来る。

NTとしてカミーユに人類の希望を見いだしていたシャアだが、彼が戦争という場によって崩壊したのを見て絶望し、人々を縛り付ける地球からの「人類全体の革新」を考えるようになった。
……という解釈をこのゲームのEDでは取っている。
しかし、その解釈でいくとそんな感じで5thルナを落として無辜の民を虐殺したりアクシズを落とそうとしたりといった、トンデモ行動のお題目の一部にされてしまったということになるため、
それを知った場合、カミーユとしても堪ったものではないだろう。


一方、新約劇場版ではカミーユは精神崩壊には至っておらず、人格としても「最高のニュータイプ」となっている。
カミーユ自身が現実を憎まずに、咀嚼して受け入れる「余裕」を持つ事が出来たからだとか。
また、ファ・ユイリィと肉体的な繋がりを得た(公式)のも要因とされている*8
生きている人と繋がることで死者の魂に引き込まれずに済んだ、のだろうか。
「動いた…! 」と言う一言から、無防備であったTV版と違いシロッコの執念に抵抗できたのかと思われる。
あるいはシロッコに止めを刺すときのセリフが「ここからいなくなれぇーっ!!」ではなく「女たちの処に戻るんだ!!」というセリフで、
それに対してシロッコが「女だと…?」と戸惑うような表情を見せながら潰れたことから、
シロッコ側がカミーユの意図を測り兼ねているうちに思念を送り込むタイミングを失い完全勝利できたともとれる。
他にも、TV版に比べて周りの大人が頼れる存在だったり、フォウとのキリマンジャロでの再会やロザミィとの一件が無かったりするのも要因かもしれない。

TV版同様にウェイブライダーでジ・Oに特攻してシロッコを倒し、道連れにされかけてもそれを受け流し、
すぐにファのメタスも駆けつけてくれた中、ゆっくりとMS形態に変形していく際にフライングアーマーとテールバインダーをパージしたZガンダムは、
きっと「人ではない戦闘兵器」のままで終わってしまったTV版とは違い、翼も武器も捨てて「人間」として終われたカミーユを表していたのかもしれない……。





◆ゲームでの活躍

スパロボシリーズGジェネシリーズ共に創生期から参戦しており、大体いつも序盤から参戦する強キャラである。

  • スーパーロボット大戦シリーズ
新訳Ζもあって…というより、新訳が出る以前からTV版よりマイルドなキャラクターとして描かれる事が多い。
ただし、近年でも『X-Ω』ではTV版に近いトゲトゲしさを見せており、メインストーリー・期間限定参戦でのストーリーでもいろいろと口が悪い。
本編終了後参戦の時は寝たきりの状態で参戦することもあるが、『ZZ』終了後で参戦することもあるので、作品によっては登場直後に使用できる例も。
同じ空手を身につけている者や、親と仲が悪かったり離れ離れになった者と絡み、時には同情することが多い。
能力的にはガンダム勢の中でも最強グループの一角。アムロ、ジュドーに並ぶニュータイプであり、原作の苛烈な一面を再現してか攻撃に特化しているが、攻撃回避の精神コマンド「ひらめき」を覚えないなどやや防御に難のある性能であることが多い。
やはりZガンダムと一緒に登場することが多く、Zも威力特化のガンダムのため相性がいい…が、作品によってはZガンダムが二軍落ちする能力のためファンネル搭載機や女の機体のビギナ・ギナあたりに乗せ替え推奨だったことも。
近年ではZガンダムが強化されたためZのシートが安定。

なお、TV版設定でも精神崩壊イベントは起こらないことが多い。既に原作終了後で回復したという設定になっていることも。
が、『第3次』、『F完結編』、『α』では起こすことができる。
できるってどういうこっちゃ?と思うかもしれないが、『第3次』と『F完結編』ではカミーユでシロッコにとどめを刺す、『α』では戦闘しただけで原作を再現したイベントが発生し精神が崩壊、永久離脱してしまうのである。
『第3次』や『α』ではフォウを仲間にしていると発生しないが、逆に『F完結編』ではフォウをカミーユで倒しているとイベント中にフォウの霊魂がカミーユを守るイベントになり、カミーユは離脱しなくなる。
これを発生させる利点は一切ない。純粋にカミーユが離脱し二度と使えなくなるだけである。ただし、どのシリーズでも声付きの気合の入った再現がされており一度は見ておきたい。特にPS版『第3次』では専用のカットインまで挿入される優遇ぶり。
『第3次』や『α』では戦いが続くシリーズの都合で後にちゃんと回復したことが語られるためご安心を。

『第2次α』や『インパクト』などではネオ・ジオン総帥となったシャア、『第3次Z』ではシャアのかわりにアクシズを落とそうとするフロンタルにアムロやジュドーらと共に立ち向かうというif展開も描かれている。


第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~』では、終わることのない人類同士の争いに人一倍嘆いており、前作で対立した末に戦死したシャアの人類粛清論に共感しつつある場面もあった。
サイと揉めるキラに説教して険悪な雰囲気になることも。

スーパーロボット大戦GC/XO』では一年戦争が舞台の話なため、アムロと共演するも同年代という珍しい設定になっている。

スーパーロボット大戦Z』では、自身と似ているシン・アスカの兄貴分のような扱いになり、どこかのヅラの見せ場を奪った。
また『第2次Z』ではイノベイターとして覚醒してゆく刹那に、
第3次Z』ではバナージに助言を与えるなど、先輩として後輩を導く姿を見せる。
しかし『第3次Z時獄篇』のとあるイベントで、フルメタル・パニック!のショコラ(かなめが勝手にそう呼んでいるだけ)に「カミーユ? 女の名前…」と言われてブチ切れ。
α以来の「カミーユが男の名前で何で悪いんだ! 俺は男だよ!!」がDVEで流れ*9自慢の空手で彼を叩きのめすという珍事が起きた。
そんなカミーユをファは「それが原因でエゥーゴに入ることになったのを忘れたの!?」となだめるのだが、
彼は爽やかな笑顔で「シンには内緒にしてくれよ」と言うのだった。
まあ、戦争で家族を失いその悲劇を繰り返させないために軍に入ったシンと違って、
カミーユの場合はファの指摘部分に限らず、そのあと人間をMSで攻撃して「ははははは、ざまあないぜ!」とぬかしたり、
そもそも上記のセリフが遠因で身内が死んだり、最終的には一組織であるティターンズが滅んだようなものなので、シンに伝えるのは相当まずい気がしなくもないが……。

スーパーロボット大戦V』ではTV版設定でストーリー開始前から精神崩壊を起こしていたが、後に克服する。そして遂に、スパロボ初となるジェリドとの和解が実現する。

  • ガンダムvsシリーズ
ガンダムvsZガンダムのエゥーゴ編では精神崩壊を起こさず、地球圏平定に一役買う。
又、カミーユがエゥーゴではなくティターンズに参加していたら?と言うifモードもある。
ハマーン戦でのアムロとの共闘は熱い。
アクシズ編ではティターンズとしてハマーンやシャアの敵となる。

ガンダムvsガンダムシリーズではΖガンダムで参戦、作品によってはティターンズカラーのMK-Ⅱにも搭乗している。
NextPlusではシンにシンパシーを抱いていたり、サザビーに乗るクワトロに怒ったり、
アカツキを百式の後継機だと推測したり、プルが自分を知っている事に動揺するなど、クロスオーバーを生かしたセリフを聴くことが出来る。
また、弟と声が同じなためか、EXVSFBではその声を聞いたオーブの影の軍神様が動揺している。

  • その他
ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポスではアムロの後輩として登場。仲間になる期間が異常に短い事でも知られる。
ジェリドを殴る描写はあるが、アムロとエマに窘められ即謝罪するなど原作より遥かにマシに描かれている。

ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦においては本編終了後の扱いで、相変わらず寝たきりだが時々意味ありげなうわごとを呟く。
また本作では最後まで寝たきりのままなのでやや後味が悪い。

ギレンの野望シリーズではジオンの系譜から皆勤賞で登場。一年戦争だけしか取り扱っていないジオン独立戦争期でも隠しキャラとして使用可能。
加入するのがシナリオ終盤のジオンの系譜を含めて、あらゆるシナリオでアムロやハマーンに匹敵するNTエースとして大暴れする。
大抵の場合はCランクである程度育って覚醒した状態で加入するため、加入直後から既にオールドタイプエースのSランク相当の実力を持っていることが多い即戦力キャラ。
ちなみに流される形で乗り込み戦うことになったアムロやジュドーと違い自発的にエゥーゴに参加したためか、階級は少尉スタートと他二人に比べて高め。

◆モデル
富野御大曰く、カミーユのモデルはカミーユ・クローデルという女性彫刻家である。
かの有名な彫刻家ロダンの弟子であり、類い稀な才能と美貌と過激な性格を持つ魅力的な女性だったが、
ロダンとの不倫関係が元で精神に異常をきたし、その生涯を精神病院で終えることになる悲劇の女性である。


ちなみにカミーユの容姿は端正で中性的な美少年だという設定があり、
富野御大による小説版では「石の少女」というあだ名でクラスメイトから呼ばれている他、ファと二人でいるところをレズみたいだとして笑われている。どんだけやねん。*10


◆余談

Zガンダムヒストリカ02によるとTV版でカミーユが殴った回数がおよそ17、殴られた回数がおよそ19との事。
もはや殴り合い宇宙である。


……ところで、『カミーユ』という名前は『Camille』とするなら男女両用であり、日本で例えると「ヒロミ」や「カオル」のようなもの。
少なくともアナベル」よりは男らしい名前である。
元ネタのカミーユ・クローデルもこのスペル。
ちなみに現代ではフランスの女性名として主流であり、ここ数年では人気の高い名前でもあるのでカミーユと言う名のフランス人少女がたくさんいる。

ただしカミーユ・ビダンのカミーユは『Kamille』と表記するので、違う名前である可能性もある。
余談だが『Kamille』はドイツ語やオランダ語のカモミールと一致する。花の名前なのに……なんだ、男か。
ドイツ語ではあらゆる名詞は男性名詞・中性名詞・女性名詞に分かれるが『Kamille』を含めた語尾が-lleの語は 女性名詞 である。
(別にドイツで氏名に使う語の性別を実際の性別に合わせないとおかしいとかいう風潮はないが)
ウィップとロッド間違えたり、ファがいつも名字で呼ばれていたりと、名前の付け方を製作サイドがわかっていなかったのかもしれない。

『Vガンダム』ではカミーユの名前は出てこないが、小説版でザンスカール帝国の連中が「ガンダム=強大な連邦に抵抗した機体」という妙な認識をしており。
ティターンズと戦ったカミーユ達の活躍がスペースノイドの間で曲解されて伝わっているのではないかという疑惑がある。(ほかに該当しそうなやつがいない)

2022年放映の「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は宇宙世紀の話ではないため当然カミーユは存在しないが、
登場人物の1人チュアチュリー・パンランチが序盤から、仲間を馬鹿にされた事に腹を立て、1人を一撃で沈めもう1人とガチバトルをやらかした事から「令和のカミーユ」と呼ばれている。
…まぁ向こうは乗っていたMSをわざわざ降りてバトルしているのでMSで生身を攻撃したカミーユの方が数倍やばいのだが
とファンが言っているだけだったが、第6話と7話の間の特別番組にて「SNSのトレンド」として、同じく話題に出たコーラサワーと共に言及されまさかの公式化。
更にカミーユを知らない人の為に説明されるのだがその時の画像がジェリドに殴りかかるシーンだった事は語り草となった。

とか言ってたら第1クール最終話では主人公が大切な人を守るためとはいえMSで直接人間を攻撃し、またもや令和のカミーユが爆誕。
ただしこの攻撃ではしっかり相手を殺したため、今度は「さすがのカミーユでもバルカンを外した」と謎のフォローが成される事となった。

◆主な台詞

「カミーユが男の名前でなんで悪いんだ! 俺は男だよ!」(劇場版では「女じゃないっ!」のみ)

旧「一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!」
新「一方的に殴られる痛さと怖さを教えてあげるよ!」

旧「ハハッ! ざまぁないぜ!」
新「ハハハ! 怖いだろう」

「暴力は……いけない……」

「出てこなければ、やられなかったのに!」

「抵抗するとムダ死にをするだけだって、何で分からないんだ!?」

「歯ァ食い縛れ! そんな大人は、修正してやる!!」

「知ってる人がいてくれるから、生きていけるんだろ!」

「なぜ、そうも簡単に人を殺すんだよ!? 死んでしまえ!」*11

旧「戦いに私情を持ち込むと、お前が破滅するだけだ!」「(ランチャーを構えて)当たり前だ!戦場で好きにされて、邪魔されては困る!」
新「戦争では、一時の感情で動かれたら、みんなが困ることになる!」「アーガマに戻らなければ、撃ち殺すぞ!」
※どちらも勝手にハマーンを暗殺しに行こうとするカツに対してのセリフ。

旧「ハマーン・カーン! 分かった! お前は生きていてはいけない人間なんだ! 暗黒の世界に戻れ!」
新「ハマーン・カーン! 貴様は戦いの源を生むだけだ!」

「出来ることと言ったら、人殺しだけみたいだな」

「貴様のようなのがいるから戦いは終わらないんだ! 消えろ!」

旧「こんな死に方…嬉しいのかよ? 満足なのかよ?  誰が...誰が喜ぶんだよーっ!!」
新「せ、戦場で... 戦場ではしゃぐから、はしゃいじゃうから... そういう風に...なっちゃうんでしょ! お調子、者が... くっ!」

旧「この決着はつけるんです。そうでしょう? そうでなければ、こんな宇宙(そら)も、人の住んでいる所も、息苦しくって...」(この時にヘルメットのバイザーを無意識に開いてしまう)
新「ヘンケン艦長やカツやみんなが死んでいったからって、エマさんはまだ... 生きています! 命の限界って、僕らが思っている以上に...」(この時にヘルメットのバイザーをわざと開ける)
 「はあ〜 一瞬気絶してしまいました、もうこんな事はやりません」

旧「貴様!人が死んだんだぞ、いっぱい人が死だんだぞ!」「遊びでやってんじゃないんだよーっ!」
新「人がいっぱい死んでいくのを感じないのか!」「遊ぶなっ!」

旧「命は……命は力なんだ。命はこの宇宙を支えていくものなんだ! それを、それをこうも簡単に失っていくのは、それは……それはひどいことなんだよ!」
新「命は……命は力だって! 宇宙を支える力だって!」

「貴様のような奴は屑だ! 生きていちゃいけない奴なんだ!」

旧「本当に排除しなければならないのは、地球の重力に魂を引かれた人間たちだろう? けど、そのために大勢の人間が死ぬなんて、間違ってる!」
新「本当に排除しなければならないのは、地球の大きさと重さを想像できない、貴方たちです!」

旧「賢(かしこ)くて悪いか!」
新「賢(さか)しくて悪いか!」
※本当は旧の時点で後者のセリフだったのだが、当時の飛田展男が読み間違えてしまったのをそのまま採用した。
 劇場版ではリベンジに成功したということらしい。

旧「お前だ!いつもいつも、脇から見ているだけで人を弄んで! 許せないんだ、俺の命に代えてでも…体に代えてでも…こいつだけは!」
 「分かるはずだ、こういう奴は生かしておいちゃいけないって! 分かるはずだ、みんな!みんなには分かるはずだ!」
新「あなたはいつも傍観者で、人を弄ぶだけの人ではないですか! その傲慢は、人を家畜にする事だ! 人を道具にして… それは一番人間が人間にやっちゃ…いけない事なんだ!」

「俺の身体を、みんなに貸すぞ!」

旧「分かるまい、戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の体を通して出る力が!」
新「分かるまい、戦争を手段にしているシロッコには、この僕を通して出ている力が!」

旧「ここから居なくなれ!!」
新「女たちの所に戻るんだ!!」


「あぁ……大きな星が点いたり消えたりしてる……アハハ、大きい……彗星かな? いや違う、違うなぁ……彗星はもっとバァーって動くもんな……」
「暑っ苦しいなぁ、ここ……出られないのかな……? おぉい、出してくださいよ、ねぇ……」

「ファだけは、幻覚でもなければ、意識だけの存在だけでもない。こうやって抱く事ができるんだから」(新訳での最後のセリフ)




カミーユ「歯ァ食い縛れ! そんな項目、追記・修正してやる!!」

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最終更新:2024年04月08日 16:57

*1 TV版ではニュータイプと呼ばれることを嫌っていた。

*2 劇中の演出ではカプセルが割れて外に放り出されただけに見えるが、ガンダムMk-Ⅱの手に母親の血が付いていたことから、実際はザクマシンガンの直撃を受けていたかもしれない。ただし、差し出したMk-Ⅱの手は左側なのに血が付いていたのは右側だったが。

*3 新訳『Ζ』ではエマの気を引くためにわざと開けている

*4 カミーユを女かと思いきや男だったことで思わずボヤいてしまっただけであり、カミーユが不愉快に感じることもおかしくないが、ジェリドとしては侮辱したわけではなかったりする。重ね重ねになるが本当に突然殴りかかったことになる。

*5 エマからは「本能的に私が好き」「マザコン」と評され、ブライトに打ち明けていた。

*6 一応、同作のティターンズ隊員は二階級上に準ずる待遇であるが、先輩少佐のブライトと中尉+二階級格上待遇になったばかりのカクリコンではブライトの方が上位の指揮権が有る

*7 因みに同じ場所に居合わせたエマも同じ事を考えた

*8 世界設定からして異なるが、小説版FGのアムロもセイラ・マスとの肉体関係を経て大きく成長している。

*9 なお『第3次Z時獄篇』のカミーユは劇場版設定かつ原作終了後であるため、完全に原作再現からはかけ離れている扱いである。

*10 もちろんカミーユは同性愛的な感情は持っておらずファの裸を思い浮かべて勃起したりする普通の男の子である。

*11 字面だけ見たら矛盾してるとネタにされがちなこのセリフだが、実際のシーンではティターンズがコロニーに毒ガスを仕掛けて、さらにコロニー内部でモビルスーツで追い打ちの攻撃を仕掛けている残虐非道な場面を目の辺りにし、そのモビルスーツを撃墜するときに心からの怒りから発した台詞。実際は矛盾しているわけでもなくとてもネタにできる台詞ではない