登録日：2010/04/05 Mon 13:06:47
更新日：2024/02/06 Tue 10:54:19
所要時間：約 9 分で読めます
アスキー・メディアワークスより発売されたニンテンドーDS用ゲーム。
電撃文庫が2008年に15周年を迎えるのを記念して制作される作品であり、
電撃文庫の8つの作品のキャラの世界を舞台にしたアクションRPG。
某世界の破壊者の放送と時期が近かったこともあってよく電撃文庫版ディケイドとか言われる。
■あらすじ
図書館に大量の電撃文庫が置かれている電撃学園。
そこでは、夜な夜な幽霊が出るという噂が生徒達の間で話題になっていた。
ある日、主人公は幽霊の正体を探る為に幼馴染の春日井キズナと共に夜の学園に侵入し、購買部のシャッターを何者かが破壊している現場に出くわした。
幽霊かと思われたそれは、日本刀を手にし、メロンパンに噛り付いている少女であった。
すると、少女の後ろから奇妙な怪物が現れて3人に襲い掛かってくるも、少女の刀の一撃で倒される。
突然の出来事に呆然となる主人公とキズナであったが、不意に主人公の脳裏に8人の少女が十字架に磔にされている光景が浮かび上がってきた。
少女はシャナと名乗ると、「世界を救う為に手を貸しなさい」と2人に告げる……。
■ゲームシステム
見下ろし視点で主人公を操作し探索を行うRPGパートと、戦闘を行うアクションパートから構成されている。
アクションパートは横視点2Dで、連続でボタンを押すことで必殺技を出すなどして戦闘を行う。
戦闘では戦闘キャラ3人とヘルプキャラ3人までを選ぶことができる。
戦闘キャラは敵と戦うキャラクターで、ヘルプキャラは直接戦闘には参加せず、戦闘中に「アビリティカード」を用いて戦う。
■アビリティーカード
ヘルプキャラクターの使えるカードで各キャラにつき4枚までセット可能。
戦闘中はキャラのEPを消費する事により効果を発揮する物や、セットしているだけで効果が持続する物がある。
カードは敵からドロップしたり「コアカード」と「ユニットカード」を合成することにより手に入る。
中には合成でしか作れないカード存在するが、作者やイラストレーターが同じパターン。
例：
ブギーポップ＋ヴァルプルギスの後悔
または作品の内容等に密接な関係があるパターン、
例：
狼と香辛料＋はにかみトライアングル（どちらも動物関連）
など電撃文庫ファンならではの楽しみ方が出来る。
■登場人物（ネタバレ含む）
主人公(
CV：
竹本英史※戦闘時のみ)
イラスト：黒星紅白
本作の主人公であり操作可能なキャラでは唯一の男。
あることがきっかけで自分の世界の敵である絶夢と戦う。
戦闘ではシャナから貰った(借りた)「吸血鬼(ブルートザオガー)」によるリーチが長く一撃の威力も高いが、スキが出来やすい斬撃。
必殺技では本作では戦えない男性主人公達の能力を
ファイナルアタックライド使用する。
ちなみに必殺技の「兜割」がレベル5(MAX)になる事で、
“封絶”により敵全員の動きを止めた後に振り下ろす「封・兜割」に進化する(徒が相手の場合封絶による硬直は無い為スキが生じる)。
春日井キズナ(CV：
喜多村英梨)
イラスト：
いとうのいぢ
主人公の同い年であり、電撃文庫が大好きなヒロイン。
様々なヒロインが多い作品である為、空気に成りやすいが今作のヒロインとして頑張っている。
戦闘に参加する事はないがその知識で様々な場面解説をしてくれる。
絶夢(CV：竹本英史)
イラスト：黒星紅白
今作の黒幕。主人公達の世界に電撃文庫のキャラを集めた張本人。
主人公を「兄弟」と呼び、電撃文庫の物語を改竄して世界を滅ぼそうとする。
第二形態は黒い獣の様な容姿になる。
“炎髪灼眼の討ち手”
シャナ(CV：
釘宮理恵)
攻撃系統：斬撃 属性「闘」
釘宮1号。
今作で初めて出会うヒロイン。
夜に購買部でメロンパンを食べていた所を主人公達に見つかり仲間になる。
本作のリーダー的な位置で主人公達の指揮をとる。
戦闘では素早い動きとスキの無い攻撃を主とする。
攻撃力・耐久力ともに高めで、扱いやすく、遠距離攻撃も持つ万能キャラ。
あるストーリーでは「あの夜」の出来事を見られてしまう。
その他に
坂井悠二、
アラストールはもちろん、
マージョリー(マルコ)やフリアグネ&マリアンヌ、シュドナイ、ドミノ、ヘカテー。
そしてちょい役でラミーが登場する。
フリアグネ、シュドナイはステージボス、マリアンヌとドミノは中ボス（量産型ドミノが雑魚としても登場）、ヘカテーは隠しボスとしての登場。
マージョリーはボス敵として登場後味方（戦闘には参加しない）に。
キノ(CV：前田愛)
攻撃系統：射撃 属性「知」
原作の「奴隷の国」の場面で出会う。
性格上、色々な国に行ける事を楽しんでいる。
戦闘ではパースエイダー二丁による遠距離射撃を行う。
接近戦は苦手で、原作者のこだわりからリロード時間が長いのが難点。
なお、本作では原作では使用しないショットガンも所持している。
さらにある方法で「
学園キノ」になる事が出来る。
その他にエルメス、シズと陸(臓物丸byドクロちゃん)、イベントで初代キノが登場する。
また、ボス敵として偽シズ、偽師匠が登場。
伊里野加奈(イリヤ)(CV:
野中藍)
攻撃系統：射撃 属性「知」
主人公が最初に旅立つ世界のヒロイン。
場面は水泳を浅羽直之と練習している所(故に水着姿)。
戦闘ではナイフ、連続攻撃で銃による攻撃を行うため近・遠距離ともにマルチに戦える。
その他には浅羽直之や榎本、水前寺邦博が登場する。
乃木坂春香(CV：
能登麻美子)
得意カード：回復 属性「恋」
私立白城学園のアイドル「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)」。
隠れヲタであるため、電撃キャラと旅を出来る立場を喜んでいる。
戦闘ではヘルプキャラクターで主に回復系が得意である。
というか、バトル要素の無い作品なのでそれくらいしかさせられないというべきか。
その他には綾瀬裕人、乃木坂美夏や桜坂葉月。
イベントで幼少期の春香、同じく幼少期の裕人、ボスキャラでは春香親衛隊隊長、中ボスとして偽葉月が登場。
雑魚敵としては白城学園の生徒たちや春香の描いたネコ（非常に強いがすぐ逃げる）が登場。
原作では空気と言われるが、今作ではしっかりとヒロイン枠を確保した(だがもう一人のヒロインがいる辺りやはり……)。
主人公のデリカシーの無い発言には「うわー、サイテーかも」と真っ先にツッコむ。
戦闘ではヘルプキャラクターで主に攻撃系カードと相性がいい。
禁書目録の世界のもう一人のヒロイン。
仲間になるのはクリア後だが非常に強力で、裏ボス退治に一役買ってくれる。
戦闘では全キャラ中最大火力の「超電磁砲」はもちろん砂鉄を操ったりとその能力を遺憾無く発揮する。
加えてスピードも比較的速いのだが、やや打たれ弱いのと、通常攻撃のリーチが短いのが欠点である。
逢坂大河(CV：
釘宮理恵）
攻撃系統：打撃 属性：「恋」
釘宮2号。
手乗りタイガーこと『
とらドラ！』のヒロイン。
あるイベントでラブレターの件を知られたとして主人公を警戒する。
戦闘では木刀による素早い打撃と使いやすい技、ある程度のスピードを合わせ持つバランスタイプ。
声や体型、性格が似ているシャナとは度々衝突する。
その他には
高須竜児、北村祐作や櫛枝実乃梨に高須泰子、そしてザコキャラとしてインコちゃんが出てくる。
実乃梨は偽物がボス敵、偽川嶋亜美が中ボスとしても登場する。
本物の亜美は登場しない。
ヒロインと中の人は同じなのに
三塚井ドクロ(ドクロちゃん)(CV：
千葉紗子)
攻撃系統：打撃 属性「恋」
ロリロリでナイスバディの未来から来た天使。
その性格で主人公達だけでなく様々な人間を振り回す。
戦闘ではエスカリボルグを用いる典型的なパワータイプで、ジャンプ中に短時間ならホバリングも可能。
攻撃力は高いが、隙が大きく、コンボをつなぎにくいため扱いにくい。
その他には
草壁桜、三橋檎サバト(釘宮3号)や宮本広志、水上静希。
ザコキャラとして木下くん、松永くん、吉田くん、中ボスとして偽ザンスが登場する。
サバトはボス敵として登場した後味方（操作キャラにはならない）になる。
機巧魔神「黒鐵」の副葬処女。
「主人公の世界」では智春と離れて行動できる上、異世界の人物にも姿が見えるので普通に周りと接せる。
戦闘ではヘルプキャラクターで主に召喚系能力と相性がいい。
その他には
夏目智春や
嵩月奏、
黒崎朱浬、
ボスキャラで
佐伯玲士郎＆翡翠(志津間哀音)、
中ボスとして偽朱浬、偽橘高冬琉が登場。
なお、冬琉は本物は一切登場しない。というか、ストーリーがそこまで進んでいない。
ブギーポップ(CV：
清水香里)
非操作キャラ。ゲストとしてワンシーンのみ出演。
世界の異変と共に姿を現す存在。
自身の存在と現れた意味を「物語を読む者(プレイヤー)」に語り、何処かへ消える。
戦闘時には主人公達が全滅寸前に、武器のワイヤーで敵全体に攻撃するアビリティーカード「不気味な泡」で登場。
■その他出典
- 乃木坂は正直場違いだとオモタよ -- 名無しさん (2014-02-17 21:43:17)
- ｽﾍﾟｼｬﾙ版とﾓﾊﾞｲﾙ版はｴﾝﾃﾞｨﾝｸﾞが違うらしいけどどんなのだ？最後のところ罠多すぎてｸﾘｱできない -- 名無しさん (2014-03-05 18:08:33)
- この作品のラスボスに似た存在が電撃FCの黒幕として出てきたが、詳細は不明 -- 名無しさん (2014-03-24 11:06:11)
- ↑↑スペシャルは確かヒロインたちが元の世界に戻る前の会話パートとキズナ＆主人公のその後が追加されてる。モバイル版は知らん、ってかあるのか？ -- 名無しさん (2014-11-12 23:20:57)
- アニメ放送直前だからアスラクラインはもう少し優遇して欲しかった。立花会長なら雇われたってことでボスになりそうなだけに。 -- 名無しさん (2014-12-28 10:09:59)
- ↑戦闘向けの作品なのにサポートに回されるし、参戦が最後で、他作品のキャラと比べると比較的常識人ということもあっていまいち目立たない。朱浬さんや佐伯会長のキャラもなんか違うと残念だった。他の作品と比べると知名度で劣る分、参戦しただけでも優遇だとは思うが。 -- 名無しさん (2015-01-07 09:47:32)
- メインとなる8作品の中でも優遇不遇の差がかなり大きい。シャナと禁書は段違いに優遇されているが、アスラクラインは↑のコメントにもあるように扱いがかなり雑。とらドラ！、ドクロちゃんも不遇気味 -- 名無しさん (2017-04-09 18:29:32)
最終更新：2024年02月06日 10:54
