マクロスシリーズ

登録日 :2009/12/18(金) 00:01:57
更新日 : 2017/06/25 Sun 07:43:39
所要時間 :約 7 分で読めます




超時空要塞マクロス』から続く一連のアニメをはじめとする、メディアミックス作品群。


概要

かのガンダムシリーズと並ぶSFロボットアニメの金字塔。
主要な製作スタッフは河森正治、板野一郎、美樹本晴彦など。

可変戦闘機(VF)による戦闘」「歌」「三角関係の恋模様」をシリーズの基本3要素として定め、これらを織り交ぜた独特のSF世界観・ストーリーを展開しているのが特徴。

板野サーカスに代表される「アニメーション」の限界に挑戦する作画、多種多様な音楽などの魅力が評され、人気の元となった。

「歌」を最も重要なテーマとして扱っている関係上、各作品にはヒロインとなる「歌姫」が登場する。
一部の作品ではこの「歌姫」を演じる声優をオーディションによって選出し、作品と共に育ていく手法を取っている。
一方で、キャラクターの演技を声優、歌を本職の歌手が担当する方式の作品も存在する。
近年では両方式を採用して楽曲の幅を広げる傾向が多い。

有名な裏設定として、本シリーズは全て『マクロス世界における史実に基づいた歴史ドラマ(映画)』として製作されている。
要するにNHKでやってるあれみたいな物。
これはシリーズを長く続けていく上で発生する作品間の矛盾を解決するための措置。
この裏設定が公になって以降、「劇中劇」を強調する描写が入ることもある。


作品一覧

アニメ(時系列順)

西暦2008年、ASS-1(後のSDF-1 マクロス)の落下に端を発した『統合戦争』の末期『鳥の人(AFOS)争奪戦』を描く。

シリーズ20周年記念として2002~2004年かけて製作されたOVAシリーズ。全5巻。
板野一郎が現状最後に携わったマクロスで、戦闘シーンをフルCGとした斬新な演出が好評。
現在でもその圧倒的な動きはCGアニメ中最高峰と名高い。

シリーズの中では『初代』の他『F』との関連が強いが、実は強い繋がりを示すあるシーンはBlu-ray版発売に当たり後付けされたものだったりする。

西暦2009年、ブービートラップであったマクロスのゼントラーディ艦隊誤射により勃発した『第一次星間大戦』を描く。

1982~1983年に渡って放映されたTVアニメ。全36話。
記念すべきシリーズ第一作であり、『超時空世紀オーガス』『超時空騎団サザンクロス』と続く「超時空シリーズ」の第一作でもある。通称『初代』
伝説の歌姫リン・ミンメイや、一条輝はじめとするこの時代の英雄達の名前・伝説は後の作品でも随所で登場する。

この頃から既に板野サーカスによる神がかり的な作画を拝むことができるが、様々な問題からスケジュールが切迫し作画崩壊も日常茶飯事だった。

劇場版第一作。1984年公開。
TV版の大筋をなぞりつつ数々の設定変更を加えたリメイク作品で、現在ではアニメ史上屈指の名作としての評価を揺るぎないものとしている。
作画の乱れを克服して高水準を維持している他、戦闘描写は昨今のアニメと比較しても遜色ない、あるいは凌駕する程のクオリティを誇る。
主題歌「愛・おぼえていますか」は大ヒットし、アニソンの歴史に名を刻んだ。

シリーズの年表では「第一次星間大戦戦勝20周年記念映画」として2031年に公開された、という設定になっている。

  • 超時空要塞マクロス Flash Back 2012
リン・ミンメイの歌唱曲を集めたミュージックビデオ。
カムジン一派の反乱の後、『リン・ミンメイ さよならサマーコンサートツアー』及び『第一次超長距離移民船団「メガロード-01」の出航』を描く。

1987年発売のOVA。
元々は『愛・おぼ』で描く筈だったシーンを再編集したもの。

西暦2040年、新統合政府によって揉み消された一大スキャンダル『シャロン・アップル事件』を描く。

1994年~1995年に掛けて製作されたOVAシリーズ。全4巻。
新カットを加えて再編集した1995年公開のMOVIE EDITIONも存在する。

菅野よう子が音楽担当として参加し、幻想的な楽曲でバーチャルアイドルの走りと言えるシャロン・アップルを演出した。
シリーズの中でも最高の戦闘描写と板野サーカスで知られ、その圧倒的なまでの「アニメーション」は誇張無しにセル画の極限であり最高傑作と言われる。

西暦2045年、謎の超時空生命体『プロトデビルン』とマクロス7船団との戦争『バロータ戦役』を描く。

1994~1995年に渡って放映されたTVアニメ。全49話+未放映3話。
『監察軍』の正体、プロトカルチャーが滅んだ本当の理由など、シリーズの核が明かされる。

当時のバンドブームに乗り、ロックバンド「FIRE BOMBER」をメインに据えて物語を展開した意欲作。
主人公・熱気バサラの「歌を聴かせる」という一点を貫いた破天荒な行動、口があるバルキリーといった要素からシリーズの中でもアクが強い。
同時期に展開していた『プラス』に主力スタッフの殆どが参加したため戦闘描写は歴代最低だが、それを補って余りあるほどのキャラクターと楽曲の魅力に溢れた作品。
本作で登場した楽曲は現実でも「FIRE BOMBER」名義で発売され、アルバムはゴールドディスク大賞を取るなど大ヒットした。

とある惑星での熱気バサラとエミリア・ジーナスのセッションと、そこに現れたプロトデビルンとの戦いを描く。

1995年公開。本編の番外編。
設定上存在していたミレーヌの姉、ジーナス家の五女・エミリアが登場する。
ミレーヌが生まれた年に撮影されたジーナス家の家族写真も登場し、養女モアラミアを除く七姉妹を確認することができる。

西暦2047年、惑星ゾラでの『銀河クジラ防衛戦』を描く。

1997~1998年に渡って製作されたOVA。全4巻。
『7』本編終了後の後日談にあたる。
ゼントラーディ以外の異星人が登場する初めての作品。
当時規制が緩かったため、幼女の乳首が拝めた。

西暦2059年、謎の超時空生命体『バジュラ』とマクロス・フロンティア船団との戦争『バジュラ戦役』を描く。

マクロス生誕25周年記念作品。
2008年に放映されたTVアニメ。全25話。
設定の根幹の一つ、プロトカルチャー繁栄の秘密が明かされる。

「原点回帰」をコンセプトとして『初代』を意識した要素が散見され、歴代作品のオマージュも多数存在。
『ゼロ』に続いて戦闘シーンはフルCGとなっているが、板野サーカス会得者が不参加のため物足りない感が否めない。
楽曲には菅野よう子が参加、ヒットソングの連発で大セールスを記録した。

  • 劇場版マクロスF
2009年と2011年に公開されたリメイク作。
前編虚空歌姫と後編恋離飛翼が存在。

当初こそTV版の再編集作になる予定だったが、新作カットが大量に加えられ、大筋は一緒だがTV版とはもはや別作品。
セルフオマージュはTV版より顕著で、虚空歌姫でのシェリル・ノームのファーストライブでは「リン・ミンメイ」「シャロン・アップル」「FIRE BOMBER」と過去作のトップアーティストの名が列挙された。

マクロスシリーズ生誕30周年記念作品。
『7』のVHSを『F』のキャラクターが見るという方式。
ぶつ切り編集な上、ファンが望むコラボ演出を意図的に外しているため評価は低い。
ただ、最後のライブシーンだけは素晴らしい。

西暦2067年、人間が理性を失い凶暴化する奇病「ヴァールシンドローム」とその対抗手段となる戦術音楽ユニット「ワルキューレ」、そしてウィンダミア人と新統合軍との戦争を描く。

2016年に放送されたアニメ。
「マクロスプラスとマクロス7の融合」がコンセプト。
また、モチーフとして北欧神話関連の単語が随所で見られる。
中盤までは歴代オマージュを上手く扱い評価が高かったのだが、後半では潜入・捕縛展開の繰り返し、ラスボスに至っては目的と手段が『F』とほぼ同様と尻すぼみ感が否めないものとなってしまった。
現在TVシリーズで唯一劇場版の制作が行われていない。

西暦2090年代、ゼントラーディは別の勢力『マルドゥーク』との戦いを描く。初めて“敵”としての『歌』が描かれた。
マクロス主要スタッフは2人しか参加しておらず、製作会社も別。
本作の展開を疑問に思ったオリジナルスタッフ達が再集結し、プラスと7を作り上げた。
そのため触れてはならぬ黒歴史として扱われ、正史ではない完全フィクションとされている不遇な作品。
だが作品自体は良作で、当時の売り上げはプラスより上だったりする。
これのおかげで現在のマクロスシリーズがあるとも言える、ある意味重要な作品。
楽曲自体は7でも登場した。
また、近年は年表にも組み込まれたりゲームにも登場したりしている。


ラジオドラマ


  • マクロス・ジェネレーション
我らが田村ゆかりのデビュー作。
リン・ミンメイの再来と呼ばれる歌手カナリー・ミンメイと、彼女に憧れる少女パッセルの成長を軸に物語が展開していく。
時代は7と同じだが、舞台はマクロス9。
声優陣が『愛は流れる』『愛・おぼえていますか』といった初代の楽曲をカヴァーしたアルバムも発売されており、一聴の価値あり。ゆかりんも愛・おぼを歌ってます。

小説

  • マクロス・ザ・ライド(マクロスR)
「電撃ホビーマガジン」で2011年に連載。模型の作例記事もあり。
2058年のフロンティア船団を舞台に、エア・レース「バンキッシュ」の模様を描く。


ゲーム


  • マクロスM3
初代と7の中間、特殊部隊『ダンシング・スカル』を結成したジーナス夫妻の活躍とメルトランの孤児モアラミア・ジフォンとの交流を描く。
『M3』は「マックス」「ミリア」「モアラミア」の頭文字3つから取られている。


  • マクロスVF-X
ゲームシステムがアレなので黒歴史。


今までにない斬新なシステムでプレイヤーのハートを掴んだ伝説のマクロスゲー。
特殊部隊『VF-X』の1つ『レイヴンズ』の視点から、腐敗しきった新統合政府と反統合組織『ビンディランス』の抗争を描く。
『統合軍ルート』『ビンディランスルート』の2つに分岐し、どちらも正史扱いされている。小説版Fではビンディランスルートが採用された。


初心者殺しの輝をはじめ、EXFFやEXMMといった高難度ミッションが立ちはだかる鬼畜ゲー。
「板野サーカス」「歌」「柿崎」「三角関係」を上手くシステムに組み込み、かつ数々の機体が登場する傑作。


前作を遥かに超える数の機体が登場し、更なる改良が行われた究極の柿崎h(ryマクロスゲー。
しかし、鳥の人やアルティメットモードなど前作を超える鬼畜達も増加。

マクロスシリーズ30周年記念作品。

◆漫画

  • 超時空要塞マクロス THE FIRST
マクロスエースにて連載中(休刊後はウェブ連載中)の、初代マクロスのキャラデザの美樹本晴彦による初代のコミカライズ。
基本的には初代のストーリーを追っているが、ブリタイやエキセドルが劇場版デザインだったり、展開が細部で異なったりしている。





マックス隊長の言う通り!もしかすると追記・修正が出来たせいかな…ハハハハハうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっと、死ぬかと思ったぜ
柿崎ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!?

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