火消しのスラスターモジュール

登録日:2012/01/23 (月) 00:12:25
更新日:2023/12/28 Thu 23:00:16
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「さしずめ、『火消しのスラスターモジュール』と呼んでもらおうか」――――byゼクス・マーキス


スーパーロボット大戦L』では、何と『第4次』以来となる強化パーツの廃止というシステムが取られた。
プロローグ1のクリア後、インターミッションで「あれ?強化パーツの項目は?」と疑問に思ったプレイヤーも多いだろう。

ということは、だ。
移動力を上げるブースター系や残弾回復のカートリッジ、更に精神ポイント回復の非常食、伝説のチートパーツことハロも無しである。

となると超電磁兄弟はトロいままだし、エヴァ系は飛べないまま。
パーツスロット4だったボスロボットは涙目である。

しかも地形適応を上げるモジュール系も撤廃され、MAPごとに機体の運用がし辛くなった。
今作の宇宙Bの機体はゴーダンナー勢とマジンガー勢(カイザー真グレート除く)、そしてエヴァ勢。
前作『K』でモジュール系パーツ不足の悪夢を味わった多くのプレイヤーは絶望。
「今回の早解きは無理か…」と諦めるプレイヤーもいた。


…しかし、絶望するのはまだ早かった。


今作では機体ごとにボーナスが付加されており(例:装甲+α、移動力+α)、そのボーナスはパートナー機体にも影響を及ぼす。
更に改造する度にボーナスはパワーアップしていくのである。
これにより、パートナーユニットの利用価値が大いに上がった。


特に序盤で加入するゼクス・マーキスと愛機トールギスⅢは、大きく話題に挙げられることになった。

そのトールギスⅢのボーナスは、無改造だと運動性+5、宇宙A。

改造すると以下の通りになる。



ハーフ(5段)改造:運動性+15、宇宙S、移動力+1


フル(10段)改造:運動性+25、宇宙S、移動力+2


おわかりいただけただろうか。
ボーナスがまさにスラスターモジュールの役割を果たしている。
しかもハーフボーナスで宇宙Sなのが美味しい所。
低燃費な必殺武器メガキャノンの射程も長く、遠くからバンバンぶっ放せるのも魅力的である。


また、パイロットのゼクスもなかなか優秀。
指揮持ち(ただしLv2止まり)で、ヒット&アウェイ持ち。
精神コマンドに直撃・狙撃を持つため、その効果はパートナーユニットにも掛かるというお得っぷり。


…といった感じで、スーパー系の機体にトールギスⅢをサブ機体に組み込むプレイヤーが多発。
そしていつしか、コードネーム「火消しのウインド」をもじって「火消しのスラスターモジュール」と敬意を持って呼ぶようになった。

ちなみに散々ネタにしてきたが、MSとしてはトップクラスの性能なので、ぶっちゃけメインに使っても普通に強い。
あまりにも普通に強くて、トールギスよりよほど新型のはずのストライクガンダムが可哀想になるくらい。
また、長射程を生かして他の長射程のユニットと組むという編成もオススメ。本作では射程を引き伸ばすボーナスを持つ長射程のユニットが多いので、組む相手も多いのだ。
特に宇宙適正の低いエヴァ初号機がパートナー候補としてもいいが、ケーブルの制約で動きにくい事と、レジェンドが入ってくるとその座を奪われてしまう事が難点か。

<同業者達>


◇ビルドエンジェル
修理技能付きのサポート機体。
トールギスと同じく、ハーフ改造ボーナスで宇宙Sになる。他にも特殊効果無効で、改造すると移動力も上がる
(ハーフで宇宙Sと移動力+を持つのはトールギスⅢとビルドエンジェルのみ)。
ついでに空適応までくれるのである意味トールギスよりも優秀。その上序盤から手に入るため人気が高い。
ビルドエンジェルこそが俺達の翼だ!
また、脱力武器持ち仲間のボスボロットやディスイーブと組ませてMAP兵器封じをしたり、使徒A.T.フィールドなどを封じるなんて芸当も出来る。
特にボスボロットは適正の悪さもカバー出来るし。

◇コスモダイバー
同じく修理技能持ちのサポート機体。
ハーフ改造ボーナスで宇宙・海Sになるし、変形もできる。さらにオマケでバリアの付属と獲得資金増加の能力もあり有能。しかも乗っているのが幼女だからたまらない。
難点としては、ブレイドガイナーを生存させて加入させた時の合体とか、合体攻撃で困るという事。
ただ、後半は適正の低いゴーダンナー系にはツラい宇宙ステージが続くので、下記のSEED Destiny系を含めた宇宙適正を上げる機体を全て他の機体とのPUに回していて空きが無い場合とかに運用してみるのも一考だが…。

アカツキ
優秀なMAP兵器で『K』で猛威を振るった天のアカツキ様も、ハーフ改造で宇宙S。
加入時には4段改造されているの即戦力として使いやすい。
ちなみに似た性能で優秀なMAP兵器付きのレジェンドストフリ、ついでに∞ジャスティスデスティニーはフル改造にしなければ宇宙Sに出来ない。
まぁ、宇宙Aというだけで貴重なのは変わらないので宇宙適正の低い機体とPUを組ませる価値はある。
ちなみにアカツキ、レジェンドとエヴァ初号機の組み合わせは優秀で、敵をMAP兵器の範囲内に収めるために調整するためにシンジの『覚醒』で再行動を取らせてMAP兵器をぶっ放す事も出来る上に長射程同士なので相性は良い。


<余談>

実はトールギスⅢのボーナスはウイングゼロのボーナスとちょうど対になっている。
トールギス:宇宙適応・運動性・移動力
ウイングゼロ:空適応・照準値:射程

…が、ウイングゼロのボーナスは参戦が遅すぎて照準と射程はともかく、空適応は殆ど見向きもされない。
ネタにすらされないウイングゼロは泣いてもいいが、今作にはハインド・カインドなど、ウィングゼロと相性の良い長射程のユニットが多いため使い勝手はあるので役に立つ。
おすすめとしては本作オリジナルの機体であるストレイバード。参戦時期が同じな上に両方一段階強化するだけで最大射程10を手に入れられるという利点がある。


<その後>

第3次スーパーロボット大戦Z』ではトールギスⅢのカスタムボーナスが「移動力+2」であり、
ゼクスのエースボーナスが「出撃時、全味方ユニットに加速をかける」という効果であった。
前者はもとより、後者も非常に強力なABであり、彼の有無で自軍全体の進撃速度が全く変わってくるレベルである。
そのため「火消しのメガブースター」と呼ばれるようになったとか…。



追記・修正は宇宙適応をSにしてからお願いします。

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最終更新:2023年12月28日 23:00