クライシス帝国(仮面ライダーBLACK RX)

登録日:2011/03/26(土) 15:34:05
更新日:2024/04/06 Sat 17:21:01
所要時間:約 8 分で読めます




クライシス帝国とは『仮面ライダーBLACK RX』に登場する敵組織の名称。


概要

地球とは違う次元にある惑星「怪魔界」に存在する独裁国家であり、暗黒結社ゴルゴム壊滅の半年後に地球に襲来。
クライシス皇帝の統治による文明の発展により環境破壊が進み、怪魔界がの星となったため、
50億の民を救うべく人類抹殺と地球への移住を目論み、その第一歩として戦略基地を確保するために日本を狙った。

更に侵略の際に障害となる仮面ライダーBLACK南光太郎を拉致し、あわよくば仲間にしようとしたのだが、光太郎は当然これを拒否。
BLACKへの変身機能を破壊したうえで宇宙空間に放り出して始末したと思ったら…

そのときふしぎなことがおこった

太陽を浴びたキングストーンが奇跡を起こし、光太郎はBLACKからBLACK RXへと進化。

ショッカーなどの過去の組織同様、自分達にとっての敵を自分達の手で生み出してしまったのだ。
しかし、ショッカーなどとは違い、敵を殺そうとしたのにパワーアップして現れたという最大の違いがあるが。

10人ライダー(1号ZX)は海外支部のクライシス帝国と戦っていたと語っている他、クライシスは10人ライダーの存在を以前から知っていた可能性がマリバロンの台詞から示唆されている。
(しかし『ブラック』と『RX』は本来過去の仮面ライダー作品とは別物語であったため後付け設定ではある)


最終話でダスマダーから「怪魔界はいわば地球にとっての影と言うべき双子の因果関係を受ける立場にあり、地球の環境汚染が怪魔界に悪影響をもたらして怪魔界が衰退した」という事実が語られた。
だがこれについては、作品序盤で語られた「皇帝が無茶な開発で怪魔界を汚した」という話と矛盾する上(RXにもそれを指摘されている)、
中盤の第37話でボスガンが亜硫酸ガスをばら撒いて大気を改造する作戦を実行した例がある事から、RXの動揺を誘うためのという説もある。


特徴

前線基地となるクライス要塞を拠点に、ジャーク将軍を筆頭に組まれた四大隊長が代わる代わる毎回自分の大隊の隊長格を一人地球に送り込む。
その際毎回と言って良いほど怪人を“最強(笑)の怪人(あるいは戦士)”と誉めている(が、下記の一部の例外を除きたいした活躍をしない)。
また、ボスガンら四大隊長達も次期将軍の座を狙っており、お互いでいがみ合ったり、蹴落とそうと足の引っ張り合いに必死になっている。
一応RXをギリギリまで追い詰めたり、10人ライダーを圧倒・苦戦させる等、実力だけは確かなのだが、
手柄の奪い合いで何度もRXを仕留め損なうポカをやらかしているなど、幹部クラスがバカ過ぎるのが最大の欠点である。
ちなみに幹部は敵であるはずのRX/南光太郎を「光太郎」とフレンドリーに呼んでいる。



クライシス地球攻撃兵団


ジャーク将軍

(声:加藤精三→柴田秀勝(45,46話))
地球攻撃兵団最高司令官。第45話からデルザー軍団の改造魔人と同じ声になる。
部下の失敗や抜け駆けに厳しい厳格な上司としての顔を持つ一方で、
ガロニア姫を死なせてしまったマリバロンが処刑されないように手を回したり、ガテゾーンを追放しながらもその最期を悲しんだりするといった部下思いの一面もある。
卑しい身分だったゲドリアンや出自不明のガテゾーンを経歴に関係なく大隊長に抜擢するなど器の大きい人物でもあり、
敵であるRXにも「邪悪な皇帝に仕えた事がおまえの不幸だ」と人柄を認められていた。
RX対策・四大隊長の仲違い・ダスマダーの横暴など、将軍の苦労は想像するに余りある。
手に持っているから強力な電撃を放つ。また38話ではを使った。


海兵隊長ボスガン

「次の将軍の地位は同じクライシス人のこの私しかいない。チャンス到来とはまさにこのことだ」
(声:飯塚昭三
「怪魔獣人大隊」の大隊長。純粋なクライシス人でありプライドが高い。
人間の額にあたる部分に小さな顔があり、喋るときはそこから声が出る。
ナイトの位を持つ貴族で、それだけに非常に気位が高いが、RXとの決闘の際に伏兵を潜ませておくなど身分に似合わないセコさも持つ。
第25,26話でジャーク将軍に取って代わろうと目論んだこともあったが、器の違いを見せ付けられただけに終わった。
による格闘戦とナイフ投げを得意としている。
自動車をバラバラにし巨大な岩も一刀両断にする「怪魔剣」、ロボライダーの装甲を切り裂き電撃を出す妖刀「怪魔稲妻剣」、手にした人間を洗脳する光線銃「怪魔銃」とやたら武器作りにこだわりがあるらしい。

なお、第44話でのRXとの最後の戦いはビームを発射する電磁波剣を使うも光太郎の変身シーンも含め、なんと約1分半で片付けられてしまった。剣使いなのに…(それでも最期の瞬間までプライドの高さは健在で、リボルクラッシュを受けても爆散の瞬間まで決して膝をつかないという意地は見せつけた)。


怪魔獣人

クライシス人を改造した一種の改造人間で名前にガイナがつく。
第3話に登場した風の騎士ガイナギスカンや第23話に登場したガイナバラスのように武器を使うものが多い。
第37話ではガイナニンポー率いる怪魔獣人忍者隊が登場した。


機甲隊長ガテゾーン

「誰の指揮であろうと構わねぇ。俺はRXを倒したいんだっ!」
(声:高橋利道)
クライス要塞のメカニック管理者にして「怪魔ロボット大隊」の大隊長。彼自身も怪魔ロボットであるが製作者は不明。
ニヒルな性格の一匹狼気質の強い人物で、他の大隊長達の失敗をジョークと合わせて皮肉る皮肉屋でもある。
他の大隊長たちが地位や手柄に固執するのに対してガデゾーンは打倒RXを重視するなど戦士としてのプライドは高く、ロボットでありながらゲドリアンの悲惨な末路を目の当たりにして憐れみを見せるなどかなり人間臭い。

愛用のバイク「ストームダガー」を駆り、レーザーガンによる射撃を得意とするガンマン。
頭と胴体を分離させることもでき、胴体には自爆装置が仕込んである。また一つ目からビームを発射できる。
また左腕には怪魔界のあらゆる機械を制御できる機能が備わっている。
更には人間への変身能力を持ち、第31話ではフルフェイスマスクのライダー、第39話では眼鏡を掛け髭を生やしパイプを持った老人に化けた。

物語終盤では命令違反の罪で追放されることを承知で最後の戦いを挑むが…

怪魔ロボット

ガテゾーンが製作した戦闘ロボット
ライドロン破壊のために送り込まれたガンガディン、かつてクライシス皇帝の怒りを買い配線を切られスクラップ置き場送りとなったスクライドやデスガロンなどRXを苦戦させた強敵が多く、最強の戦士の肩書もあながち誇張ではない。


牙隊長ゲドリアン

「怪魔界の中でも最も暗く寒いあのゲドラー域からここまで這い上がってきた、隊長の座は絶対渡さん!」
(声:新井一典)
「怪魔異生獣大隊」の大隊長。小柄な体格で落ち着きがなく、動きながらしゃべる。
怪魔界で最も暗くて寒いゲドラー域の出身で、暖かい太陽の光を浴びる地球人を妬んでいる。
自分の経歴に劣等感を持つため地位や手柄への執着はボスガン以上だが、自分を取り立てたジャーク将軍に
並々ならぬ恩義を感じているため将軍の地位を狙う気はない。
非常に身軽な身のこなしに加え、額から破壊光線、両手から電撃を発する能力を持つ。

第42話で地球攻撃兵団に皇帝からの最後通告の証「最終時計」が届いた際、怪魔異生獣ゲドルリドルでRXに挑む。
が、「最終時計」を止めるための生贄としてゲドリアンを選び、保身を謀る他の幹部らに見捨てられ孤立。
独断でクライス要塞のエネルギーをゲドルリドルに送り込みRXを倒そうとするが失敗。エネルギーが自分の体に逆流、灰となった。

怪魔異生獣

怪魔界の生物を改造した一種の生物兵器。
名前がアッチペッチー、バルンボルン、ゲドルリドルなどのように韻を踏んでいるのが特徴。
登場数が一番多い。


諜報参謀マリバロン

「将軍、私はゲドリアンやガテゾーンと違って純粋なクライシス人、しかも貴族の生まれです。私にもその罰を与えるつもりですか?」
(演:高畑淳子)
「怪魔妖族大隊」の大隊長。クライシス人で四大隊長の中では最も家柄の高い人物。
数百年に渡る異次元空間の旅で習得した鏡渡りの術を始めとする多数の妖術のほか、や金色の羽根、口からの火炎放射で攻撃する。また人間を投げ飛ばすほどの怪力の持ち主。
肩書に恥じぬ大情報網を持ち、地球攻撃兵団の活動を情報面で支えた。時には変装して作戦を遂行することもある。

前述の失態から救ってくれたこともあってかジャーク将軍への忠誠心は大隊長の中で特に厚く、敗色濃厚のジャークミドラがダスマダーに見捨てられた時には悲痛な声で彼の名を叫び、クライシス皇帝が光太郎をジャーク将軍の後任に据えて懐柔しようとした際は皇帝の命に背いても光太郎を殺そうとした。当然のことながらその行為は皇帝の怒りを買い、処刑された。
序盤ではガデゾーンとやけにベタベタしていたが、後半ではあまり見られなくなった。

コミックボンボンに掲載されていた漫画版では何故かラスボス
確かに初期幹部の中では一番最後まで残っていたけど……
有名キャラに喩えれば髪を振り乱したモリガン・アーンスランドと言った感じの戦闘形態となり、
爪と牙でRXの身体を引き裂く程度には強かったが……。

怪魔妖族

クライシス人が修行を積んで妖術を習得、その力で怪人に変身した一種の妖怪。
武陣ビャッ鬼の様に名前に漢字が入る。また第1話に登場したスカル魔のように複数個体が存在する奴らもいる。
怪魔獣人同様に武器を使うものが多く、またの中や人間の夢の中に入る、体をミクロ化するなど他の怪人では出来ない不可思議な能力を持つものが多い。
マリバロンの大叔母である百目婆ァ(声:小倉一恵)が頭領。
挿入歌では「リボルケインも歯が立たぬ」と何故かかなりの強敵扱いだが、実際にリボルケインが歯が立たなかったことはない。

霊界怪人

第45話でマリバロンが10人ライダー抹殺のために怪魔霊界から復活させた怪人達。
メンバーはキュルキュルテン(長男)、アントロント、ガイナカマキル、ガイナニンポー、スカル魔スター、ズノー陣、メタヘビー、エレギトロンの八体。
全身が白になり、体に金の羽を張られない限り倒せない不死身の存在。しかしそのことをしゃべってしまったことにより、金の羽根をバイオライダーに奪われ、スパークカッターで怪魔霊界に送り返された。

◇チャップ

第3話から登場。シリーズ定番の戦闘員キャラだが、戦闘専門ではなく作戦遂行時の工作などが主な任務。
そのためか、黒帯の白鳥麗子や酷いときは子供にも翻弄され、しかも時には致命的なドジを犯す事もあり、歴代戦闘員の中で最弱とも言われる。
黒、灰、茶の3色のカラーバリエーション(何だか家具みたいだ)があり、第4話で登場した自爆要員や
第37話で登場したレイピアが武器で悪魔の仮面をかぶったボスガン配下のチャップ悪魔分隊、マントを羽織りを武器に使う親衛隊もいる。
今までの戦闘員たちに比べマシンガンやバズーカなどといった火器を多用しており、第7話では毒ガス銃、第25話では爆発する松明、第33話では水中銃、第38話では光線銃を使用。勿論RXにはちっとも通じない。
人間に変身でき、時々日本語を喋る。

後にメタルヒーローシリーズで、スーツがそのまま流用されたりした。


◇官房長ロボ チャックラム

(声:森篤夫)
「call」など英語混じりの日本語で喋るロボ。要塞内を浮遊してるくらいであまり役に立った印象はない。
最終回ではハエよろしくリボルケインで叩き落とされた。


ダスマダー大佐

(演:松井哲也)
第28話「皇帝陛下の代理人」から登場。
地球進攻の遅れに業を煮やしたクライシス皇帝が派遣した特別査察官。黒と金の軍服マントを着用した美青年。
地球攻撃兵団の作戦内容は結果の成否を問わず皇帝に報告することが任務だが、彼が独断で動いたために地球攻撃兵団の足を引っ張ったこともある。
ボスガン以上にプライドが高く、仲間との協調性は皆無。
上から目線がデフォルトな上に、嫌味満載の高圧的な言動に加えて皇帝の権威をカサに好き勝手に振る舞う姿から地球攻撃兵団の面々には嫌われている。

ボスガンと同じくを武器とし、奧の手としてから緑の光弾を発射する。
RXと互角に剣術で渡り合ったりと直接対決でもそれなりに強いが、真の恐ろしさは「斃されても蘇り、平然と姿を現す」能力で、只者ではないことを伺わせていた。
実はクライシス皇帝の分身だが、その割には皇帝の怒りを恐れて保身に走る行動も見られた。
この事から『仮面ライダーオフィシャルデータファイル』では「クライシス皇帝とダスマダーの意思は別にあるのでは?」と推測されている。
……メタな事を言ってしまうと、この時点でクライシス皇帝の正体がダスマダ―だと設定されていなかったためなのだが。

前述の通り、最終話で「怪魔界は地球と兄弟星であり、地球の環境汚染のせいで怪魔界に有害物質が流れてきて衰退した」と主張し、
RXは「怪魔界が衰えたのはクライシス皇帝の横暴な政策の為だ」と返すも、ダスマダーは「最大の理由は愚かな人間共の地球破壊があったればこそ」とさらに主張した。

詳しくは個別項目を参照。



最強怪人

今までの怪魔戦士は最強(笑)ではあったが、以下の5体はその名に恥じない強さを持っている。

デスガロン

(声:森篤夫)
第14.15話に登場。
RXを上回る力を持つ無敵の怪魔ロボットで、額からの破壊光線、背中に2本背負った鎌型の剣、右手を発光させて繰り出す電磁パンチ、金色の光線銃と多彩な武器を持つ。
また左胸には怪魔界へ行く飛行チャンネルが搭載されている。
最後はロボライダーのハードショットに敗れる。

ゲドルリドル

(声:丸山詠二)
第42話に登場。ゲドリアンの細胞から作られた最強最後の怪魔異生獣。
あらゆるエネルギーを吸収して成長し、更にエネルギーを両腕から放出する。
初戦はエネルギー吸収でRXを追い詰めるがダスマダーの妨害により失敗。
上記のようにゲドリアンからエネルギーの供給を受けて再戦するが…。

◇ヘルガデム

(声:桑原たけし)
第43話に登場。ガテゾーンの技術力を結集した最後の怪魔ロボット。仏像の二十八部衆がモチーフ。
学習能力が無いという評価をされるクライシス怪人では珍しく、バイオライダー対策(液体化能力)が取られているバイオロボット。右腕のロケットパンチが武器。
ダスマダーとの共同作戦で作り出されたデススモークでキングストーンの力を半減させRXを苦しめるが、
的場響子の放った矢で背中のファンを破壊されデススモークを出せなくなった所をリボルケインに貫かれ、ガテゾーンの自爆に巻き込まれた。
ガテゾーンとヘルガデムの戦いを見ている時のマリバロンの発言は必見。

グランザイラス

終盤の44,45話に登場したクライシス最強の怪人。クライシス皇帝直属で、皇帝やその代理人であるダスマダー以外の命令を受け付けない。
リボルケインを受け止め、ロボライダーや先輩ライダー達を圧倒するなど、これまでの自称最強の方々との格の違いを見せた。
その戦いの顛末については当該項目を参照のこと。


◇最強怪人ジャークミドラ

(声:柴田秀勝)
第2の最強怪人。第46話で地球侵略の失敗続きで皇帝の怒りを買ったジャーク将軍が改造された姿。
頭に2本の角が生え、ボルティックシューターをも弾きロボライダーの装甲も切り裂く巨大な蛮刀を武器にV3ライダーマンを圧倒した。
どうもこの形態になると心が怪人そのものになってしまうらしく、人質を取ることを辞さず、無力なものを殺しても厭わない…
…と、将軍本来の誇り高さより明らかに堕落していた。

佐原夫妻を殺害したために光太郎の怒りを買い、角から電撃を放つなど全能力を使ったにもかかわらず、バイオブレードで左目をつぶされリボルクラッシュで葬られた。
最後はクライシス帝国に見捨てられるわ、グランザイラスより弱いと言われるわ、可哀想な人。

なお、前述のとおり皇帝によって改造された姿であってジャーク将軍の正体怪人というわけではないため、
後年の作品にジャーク将軍が客演してもこの姿になることはない。



クライシス皇帝

(声:納谷悟朗)
1000年前に怪魔界に現れたクライシス帝国の建国者にして支配者。全知全能の神とも称される。
そして、「昭和仮面ライダーTVシリーズ最後の敵」でもある。
誰も姿を見たことがなかったが、最終回でダスマター大佐の姿から巨大な顔だけの怪物の姿を露わにする。
光線や無数の触手とトゲでRXと戦うが、ボルティックシューターとRXキックで怯んだ所をリボルクラッシュで倒されたが、死の間際に「地球が汚染され続ければ再び新たな怪魔界が現れる」と言い残す。
なお彼の死後怪魔界が何の説明もなく崩壊・爆発し、そのせいでRXはクライシスの50億の民殺しというレッテルを貼られる羽目になった。

足元をよく見ると(見なくても)人の足があるのがわかる(当時の特撮の限界である)。

ちなみに、このシーンの撮影で「最後だから」と撮影スタッフが残っていた火薬を全部使って『仮面ライダーシリーズ』でも当時最大規模の爆破を敢行した…という噂が長年にわたって囁かれていたが、実際はちゃんと計算した火薬量だった模様。実際に注意深く画面を確認してみると、画角などの関係で違って見えるだけで爆発ひとつひとつの規模自体はそれまでとあまり変わっていないのが分かる。
ただ、やはり爆発の個数自体は割と多く、RXのスーツアクターを務め、件のシーンでも爆発の真っただ中でリボルクラッシュの構えを取り続けていた岡元次郎氏は、この時の撮影について「マジで死ぬと思いました」と述懐している。



メカニック


◇クライス要塞

地球攻撃兵団の前線基地となる爬虫類と虫を合成したような奇怪なデザインの空中要塞。
亜空間を航行し、作戦に応じて地上に怪魔戦士や幹部を送り込む。
最後はRXとダスマダーとの戦いに巻き込まれ轟沈した。
非常に紛らわしいのだが、「クライス要塞」ではない。

◇ストームダガー

ガテゾーン専用の戦闘バイクで、フロントに機関砲やビーム砲を搭載。
第43話で、ダスマダーから渡されたクライシス皇帝の護衛マシン専用に開発されたスーパーチャージャー”クライシスチャージャー”により4倍にパワーアップしたネオストームダガーとなりRXとの決戦に臨む。

◇円盤

第37話でチャップ悪魔分隊、第38話では第一移民団が乗船。



その後のご活躍

クライシス帝国(『仮面ライダーディケイド』にて)

26・27話と夏の映画にまさかの登場。
本編にはシュバリアンとチャップ、映画にはジャーク将軍以外は登場していない為、組織構成がどうなっているのかは不明。
『ディケイド』の公式サイトのシュバリアンの説明にガテゾーンの名前が確認出来るのみ。

怪魔ロボット シュバリアン

(声:稲田徹
例によってクライシス最強を名乗る怪魔ロボット。チャップを率いて登場した。
アポロガイストがクライシス帝国に大ショッカーへの加入を呼びかけた際は全く相手にしなかったが、帝国の大ショッカー加入が決まったとたんに「大ショッカー最強の戦士」を名乗り始めた。
初戦ではRXを苦戦させたが、再戦時はバイオアタックでサイ怪人と縛られ、最後は遺影フォームに葬られた。
その他、オールライダー映画でもしょっちゅう登場する。

◇ジャーク将軍

(声:加藤精三)
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に登場。ちゃっかり大ショッカーの幹部になっている。
何故かジャークミドラには変身せず、しかも杖ではなく映画オリジナルので戦う。
ディエンドを「大ショッカーからディエンドライバーを盗み出したこそ泥」と吐き捨てるも、
最後はそのディエンドライバーで消し飛ばされてしまった。

◇スーパークライス要塞

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』に登場。
大ショッカーの残党が作ったスーパーショッカーの本部要塞であり、強力なマンモスメカを搭載している。
クライス要塞に比べ後ろ半分が巨大化しており、この部分を天地反転させることで陸上戦も可能になる。
オールライダーのリンチ合体攻撃で肉体を喪失したネオ生命体はこの要塞を乗っ取り、自らの器としてビームや火炎弾を放ちライダー達を襲ったが、
並行世界からやって来た仮面ライダーWによりハッキングされたマンモスメカの特攻を受け粉砕される。

◇マンモスメカ

スーパークライス要塞に搭載された無人攻撃メカ。
本物のマンモスをしのぐほどの巨体を有し、鼻はキャタピラベルト、牙はアンカーガン、顔面は三連装ビーム砲になっている。
装甲も極めて頑健で、ライダー達の攻撃やクライス要塞の空爆にもまるで応えなかった。
要塞を乗っ取ったネオ生命体によりライダー軍団殲滅のために解き放たれ、並行世界から逃げ込んできたダミー・ドーパントが飛び乗って暴れ回ったが、
仮面ライダーWのヒートメモリでハッキングされ、愛機ハードタービュラーとドッキングした「ハードマンモシャー」に改造され、
散々操られた挙句に主人であるスーパークライス要塞と同士討ちさせられた。

新生ショッカー(『オーズ・電王 オールライダー レッツゴー仮面ライダー』にて)

◇ジャーク将軍
(声;またも加藤清三)
ショッカーと業務提携した悪の組織の会合にクライシス代表で参加。動く度に関節から機械音が鳴る。
活躍はゴルゴム三神官の一人、大神官ダロムと共にショッカーの指針に異を唱えた程度。
最後、岩石大首領の暴走に巻き込まれて退場した。加藤氏が演じる最後のジャーク将軍となった。

大ショッカー(『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』にて)

◇ジャーク将軍(声:藤本たかひろ)
門矢士に協力する悪の大怪人…と思いきや、実は士に従うふりをして仮面ライダーを戦隊と戦わせ漁夫の利を狙おうとしていた奸臣。
光戦隊マスクマンを襲ったが、最後はシャドームーン共々レッドマスクと仮面ライダーBLACKにより討滅される。

バダン(『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』)

◇ジャーク将軍

(声:石川英郎
またお前かいい加減にしろ!
かつてRX(もしくはディエンド?)により倒された個体と同一で、地獄の底から蘇り、地下帝国バダンの大幹部に任ぜられる。
沢芽市を襲い、チャップを率いてメガ・リバース作戦の要となる葵柊年を攫おうとするが、何の脈絡もなく現れたBLACKとRXに妨害され、最期はダブルキックを受けて爆死した。

◇チャップ

◇シュバリアン

バダンにより生き返る。

破滅の未来のショッカー(『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』)

◇ジャーク将軍

歴史改変マシンの力でショッカーが世界を呆気なく征服してしまったため、ヘッドハンティングされる形で大幹部に着任した。いいよな、キャリア組は。
歴代ライダーとの最終決戦において次々とヘッドハンティング組が倒されていく中、単身RXに挑むも、すれ違いざまにサーベルを弾き飛ばされてリボルクラッシュを受け、生身にも拘らず大爆発した。哀れ…。

◇チャップ

ジャーク将軍に従いショッカーに転職。

◇シュバリアン

仮面ライダーに殺された初代ブラック将軍/ヒルカメレオンの後を継いだ二代目ブラック将軍の親衛隊の一人。
普段は近衛兵に扮しているが、有事にはカメバズーカザンジオーと共に本性を表す。
冒頭でショッカーに敵対するBLACKを襲うも取り逃がし、光太郎を匿った(正義の心を取り戻した)泊進ノ介を襲撃。
鎌から放つ光弾でBLACKを変身解除まで追い込み、生身の光太郎にギリザメスらと共に集中砲火を浴びせた。
終盤では毒トカゲ男デェムシュジェネラルシャドウとの一斉攻撃で仮面ライダーマッハ殺害し、仮面ライダーディケイドのディメンジョンキックで討たれる。




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最終更新:2024年04月06日 17:21