ペリカ(カイジ)

登録日:2011/10/02 (日) 23:06:54
更新日:2018/08/03 Fri 10:55:10
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「ああ……」
「それにしても金が欲しいっ……!!」

ペリカ(Perica)とは、「賭博破戒録カイジ」に登場する架空の紙幣である。

作中では、主人公カイジが落とされた地下強制労働施設で流通されている。

表には未来永劫認知される事は無いだろう。

価値は日本円のきっちり10分の1。
例えばカイジらのひと月分の給料91000ペリカ→9100円となる。


【デザイン】
作中で確認できる限りでは3種類のペリカが確認できる。
どれも、日本紙幣において本来偉人の顔が印刷されている箇所に、帝愛グループ会長である兵藤の顔が刷られている。

10000ペリカには真正面から見た兵藤和尊。

1000ペリカには兵藤和尊の横顔。

100ペリカにはこちらに流し目を送る兵藤和尊。
そして兵藤の顔と共に、中央に『TEIAI』の文字が貼り付いている。

裏面を見ると、『MONEY OF HYODO』

直訳すれば『兵藤の金』 である。

帝愛、兵藤……見るたびに連想される、自分を呪いたくなる言葉が書かれているこの札。

しかしこの札、地下生活で生活する者達の希望である。

札のデザインがどうであれ、地下生活者はこれを貯める。

デザインなど気にできないほどにこの紙幣は魔力に満ちている。

カイジを初めとした労働者もこの資金の為に働き、ギャンブルをしたのだから。
ちなみに勤労奨励サービスや、地下のチンケな売店で販売している物の一部

一日外出券…500000ペリカ 許可されるには条件有り。
一日個室券…150000ペリカ 旅館のような部屋でエアコン、ビデオ、浴室あり 他にもカラオケなどの各種サービスあり(有料と無料のものあり)
フルコースディナー…100000ペリカ 和洋中の三種類がある。作中に登場したのは洋食のみで、内容はTボーンステーキにサラダ、スープにライスと豪華な内容。
サービスランチ…30000、20000、10000ペリカの三種類。普段の昼食はおにぎり二つに漬物というものなので弁当ではないかと思われる。
ポテチ(うすしお味)…3000ペリカ
ホカホカ焼き鳥…7000ペリカ
チーズちくわ…5000ペリカ
ビール350ml…5000ペリカ 漫画ではアサヒ・スーパードライ、映画ではキリン一番搾り。
ビール500ml(ロング缶)…6000ペリカ
柿ピー…1000ペリカ
柿ピー小袋…500ペリカ
柿ピー3粒…100ペリカ
いかくん…8000ペリカ 映画版で値段が判明。

これを円に換算するといかにぼったくってるか分かるだろう。
しかし地下での娯楽は飲み食いと部屋にある古本、古雑誌と囲碁、将棋、トランプの類。
そして条件付きで許可される第一第三第五土曜日のギャンブルなど*1のみ。よっていとも容易く消費されてしまう。
数日分の外出券ともなると、まず他人から騙し取らないと貯まらない。

また、疾患などに対する薬剤にもペリカが必要で、過酷で不健康な労働環境で病気にかかり、
しかし治療の為のペリカが払えずそのまま……という労働者も珍しくはない。
というか一度倒れればまずそこで終わり。


なお、作中で、地下強制労働施設が建設しているのは、地下シェルター及び、
テニスコートも建築され、政界に属した人間にも贈与できる規模の物件である。

帝愛グループ会長である兵藤和尊はこれを「王国」と呼んでいる。


【以下妄想】
「王国」が完成した暁……
もしも帝愛グループがその財力で薬物や弾薬、
ある特定の国々に高値で売れる物質を地下へ貯蔵し、
王国の紙幣であるペリカで取引したとしたら……。

裏貨幣でありながら、ペリカは日本円の数十倍の価値を持つだろう。

それは夢想だ、妄想だと 言って良いかもしれない。
しかし、王国の主は兵藤和尊である。

主人公、切れ者カイジが造り上げた仕組み、それを道具も何も必要無く、
独自による瞬間的な発想、効果的で最も簡単な手段を用い、破った男。
常人では思い付いても止めてしまう地下帝国建設、それを実行へ移してしまう兵藤和尊である。



兵藤会長が建てようとする『王国』がどんな物なのかはまだまだ知ることは出来ないが。

これからの作品の展開が気になるところである。

【余談】
〇TV番組水曜日のダウンタウンでは実際に紙幣となったペリカが製作された。ある企画で使われる予定だったのだが、トラブルによってその企画はお蔵入りとなってしまった。その後「雑誌広告の札束風呂 絶対後入れ説」という企画で現金の代わりにペリカが使用されている。15億ペリカ近く作られた為、今後も登場することが期待される。

〇カイジと同作者の作品「天 天和通りの快男児」のスピンオフ作品「アカギ」の更なるスピンオフ作品「ワシズ 閻魔の闘牌」でも地下帝国に似た強制労働施設が登場しており、同様に独自の通貨が流通しているのだが、こちらでは施設が偽札工場の隠れ蓑という裏面があり、その為独自通貨も不必要な程精巧に作られているという設定になっていた。


「ああ……」
「それにしても追記・修正が欲しいっ……!!」

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