ハッサム

登録日 :2010/02/06(土) 21:21:26
更新日 : 2017/10/07 Sat 08:25:30
所要時間 :約 13 分で読めます




・データ


全国図鑑No.212
分類:はさみポケモン
英語名:Scizor
身長:1.8m
体重:118.0kg
タマゴグループ:むし

タイプ:むしはがね
特性:むしのしらせ(HPが1/3以下になると虫技の威力が1.5倍になる)
  /テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:ライトメタル(体重が半分になる)

HP 70
攻撃 130
防御 100
特攻 55
特防 80
素早さ 65


・概要



名前の由来は恐らく「挟む」からだと思われる。

ストライクメタルコートを持たせて交換することで進化する。
進化前のモチーフだったカマキリの面影はほぼなく、完全に別物っぽくなったが、
全体的なフォルムはむしろ進化前の面影をかなり残している。
体の色は から に変色した。
だが素早さは3倍どころかむしろ下がっている。

羽はあるが、それは高速で羽ばたいて体温を調節するためにあるもので、飛ぶことはできない。
鋼鉄を含んだハサミには目玉模様があり、それを振り上げて相手を威嚇する。そしてそのまま振り下ろし、粉々に砕くので危険。
体はハサミと同じく鋼鉄並みの固さを持つため、ちょっとやそっとの攻撃ではびくともしない。

トレーナーではHGSSで強化版のツクシポケモンコロシアムワルダックDPtで四天王リョウ(プラチナのみ)、XYで四天王ガンピSMで元スカル団ボスグズマが使用する。

ハサミを持っているが、残念ながら「ハサミギロチン」を覚えられない。

そのスタイリッシュな見た目と対戦での強さから人気も高いポケモン。


・対戦でのハッサム


進化前と全く同じ合計種族値(500)

ストライクから素早さが下がったが、代わりに攻撃・防御がアップしている。
が、先制技の「 バレットパンチ 」や「でんこうせっか」で鈍足はある程度カバー出来る。

ミカンちゃんお気に入りの鋼タイプが『ひこう』の代わりに加わったので耐性がかなり増加し、弱点は炎タイプのみになった。
X・Yの第6世代では、はがねの耐性からあくゴーストが取り除かれ等倍になったが、フェアリー耐性が付与されたため決して弱体化とは言い切れない。
相変わらず弱点は炎のみである上、メガシンカまで手に入れて更に高い攻撃力を手にしたためむしろ追い風が吹いている。

今となっては考えられにくい事だが、初登場の第2世代での役割は 優秀な耐性を活かしたサポーター だった。
理由としては攻撃技が極めて貧弱だったことが挙げられる。
最強の一致技があろう事か「はがねのつばさ」であり、対エスパーの虫技に至っては鬼畜厳選難易度の「めざめるパワー」だった。
当時は炎技の需要は現在ほど高いものではなかったのも大きい(エアームド相手ならば電気技で事足りるため)。
サポート性能は実際高く、つるぎのまい→バトンタッチからのケンタロスによる対面制圧は全国大会でも猛威を振るった。だが…

続く第3世代だが、ぶっちゃけ 不遇ハッサムの黒歴史
あの第3世代が誇る重戦車600族・メタグロスが満を持して参戦したのである。
火力・耐久どころか素早さまであちらに抜かれてしまっており、オマケに三値確立でただでさえ足りない足りない言われた火力が深刻化。
当時問答無用でトップメタだったメタグロス対策の炎技で、哀れハッサムはただ焼かれる存在になってしまった。地震も等倍やし。
一応「ぎんいろのかぜ」を入手したのだが、所詮その程度だった。

第4世代では「とんぼがえり」や「アイアンヘッド」等の技を入手し、火力不足は多少改善。
新たな特性「テクニシャン」を得たが、肝心の技が無くまだ活かしきれなかった。
その為、ハッサムの真の覚醒は「バレットパンチ」を得る「プラチナ」まで待つことになる。

現在は対策必須、(人によって評価が違うが)厨ポケの一角。
多少不都合でも「 ねっぷう 」や「だいもんじ」を物理ポケが覚えてると言う現象はこいつとエアームドナットレイが大きく影響している。
ただ第7世代では強みの根幹である先制技を封じられる事が多く、勢いはやや失速気味。

虫ポケモンどころか全ポケモン中でも上位の攻撃種族値を誇る。
キノガッサカイリキーガブリアスそして唯一王と並ぶ。
『はねやすめ』による素早い回復も魅力。

通常特性はどちらも優秀だが、テクニシャンの方が扱いやすいため、殆どこちらが採用される。
隠れ特性のライトメタルは通常特性と比べて恩恵を得にくいため採用率は低いが、メガシンカ前に強特性をトレースさせない目的で敢えて採用されることがある。


欠点は他の攻撃種族値130のポケモンと違い、タイプ一致で威力が高い技が無いことか。
じしん』『 ストーンエッジ 』のような優秀なサブウェポンも殆どないので他の攻撃種族値130のポケモンに比べるとやや劣る。


特防も並以上にあり、鋼を潰しに来たゲンガーフーディンの『 きあいだま 』を余裕で耐えるのは嬉しく、
逆に「バレットパンチ」や「つじぎり」、「おいうち」で簡単に落とせたりする。
…が、『 だいもんじ 』『 ほのおのパンチ 』による役割破壊が怖すぎるため、何らかの対策をしてあげよう。


技に
  • バレットパンチ
プラチナから取得。
先制技。タイプ一致+テクニシャンで威力は90と先制技の癖に一気に威力が底上げされる。剣の舞と合わせたら威力180。すげぇ。
その為特性テクニシャンハッサムは別名「 バレパンマン 」とも呼ばれる。
はがねの攻撃に耐性を持つタイプが多いのが弱点だが、第6世代で追加されたフェアリーに対して抜群が取れる。
ドラゴン潰しにフェアリーポケを導入しているトレーナーはバレパンマンに要注意だ。

  • アイアンヘッド
タイプ一致で威力120とテクニシャン適用時のバレットパンチに大きく劣り、3割の確率で怯ませる効果も素早さが低いハッサムとは相性が悪い。
ただ、虫の知らせ型ではメインウェポンとなるほか、カプ・テテフ等による先制技を封じる「サイコフィールド」対策としてこちらが採用されることも。
同タイプのシュバルゴ等に対する優位性が一つ減ってしまうことになるが、ハッサムには後述の「とんぼがえり」等もある。

  • シザークロス
タイプ一致威力120。
後述の「むしくい」のおかげで空気化。
虫の知らせ型のメインウェポンに。

  • むしくい
HG・SSから取得。
テクニシャンと合わせてタイプ一致威力135。
タイプ一致で一番威力が高いが、効果はきのみ潰し以外は特に役に立たない。
実際対戦環境においてはとんぼがえりの方が採用率が高い。

  • とんぼかえり
タイプ一致威力105。
相手にした場合恐らく一番気を付けたい技。
素早さが遅いので、後続を安全に出せる。
交代読みでも有効で役割遂行にかなり便利な技。

  • おいうち
逃げる相手に逃がさずダメージを与える。
テクニシャンで威力60。
ハッサムは抵抗力的に逃げる相手が多いので人によっては必須と呼ばれるぐらい重要な技。

第六世代で強化された技。
ギリギリ威力がテクニシャンの適用範囲外だが、追加効果が優秀なので採用率は高い。
メガストーンやZクリスタルは叩き落とせないが、後者は威力強化の対象にはなる。

  • どろぼう
テクニシャンで威力90。
強化状態の「はたきおとす」に劣るが、相手の持ち物に依存せず安定して威力を出せる。

  • つるぎのまい
半端なタイプ一致技を強化
他の物理アタッカーに引き継がせたり決定力を上げる。

  • こうそくいどう
自身は積む必要無いので、バトンタッチに。『とんぼかえり』との相性はよくない。

等々

他にも『 てっぺき 』『ひかりのかべ』などわりと優秀な補助技を覚える。


サブウェポンに便利な『 ばかぢから 』だが、

格闘タイプ(ばかぢから)
→悪、岩、氷、鋼

虫タイプの技
→エスパー、悪、草

鋼タイプの技
→氷、岩

と有効範囲が被って来るので必須ではない。むしろ、型によっては技スペースに邪魔になるかも。
肝心なドータクンメタグロスエアームドも等倍なので他のポケモンに任せよう。


型は「つるぎのまい」で強化した「 バレットパンチ 」戦う剣舞型と、
「こだわりハチマキ」を装備して「 とんぼがえり 」や「おいうち」を撃ち逃げを繰り返し相手の交代を錯乱する拘り型がメジャー。
また、積み技を渡すバトン型、耐性が多いのを生かし天気始動型、等もある。
テクニシャンに隠れがちだがもうひとつの特性「 むしのしらせ 」も意外と強力なので「みがわり」等と合わせて「 むしのしらせ 」を活かす型もあり。

意外と型が読みづらいポケモンなので、相手を翻弄してやろう。


持ち物には
アタッカーなら決定力を上げる『いのちのたま』『こだわりハチマキ』『ちからのハチマキ』、
ゴーストタイプや特殊受けからの『 おにび 』が怖いので、『 ラムのみ 』も候補。

サポート型には気休めににしかならないが、炎を半減する『オッカのみ』、
長持ちのために『オボンのみ』『たべのこし』、

など。


にほんばれ 』始動型の場合炎が6倍になるが4倍でも即死なので大して気にならないだろう。


ハッサム対策としてはやはり 炎タイプ の技を用意したいところ。
が、つばめがえしを覚えるので耐久の低いゴウカザルは注意が必要。
もしくはギャラドスボーマンダなどの威嚇持ちやグライオンニドクインエアームドなどの物理受け。

ギャラドスやボーマンダは威嚇持ちでかなり安定している。
バレットパンチ や虫技を半減し、馬鹿力を無効化する上『 おにび 』を撒けるロトムも割と良いかも。


が、こいつらが出てくると確実に『 とんぼかえり 』で帰ってしまうので、後続のポケモンにも注意したい。
ハッサムは素の耐久自体が地味に高く、弱点が炎のみ。
さらに耐性も優秀なため、炎対策が出来るポケモンなら大抵ハッサムの相方にでき、またハッサムは半減が多いため、相方の弱点を半減で受け止められる事が多い。
つまり仲間とのコンビネーションが非常に厄介なポケモンであると言える。


恐らくそこが人によって評価が違う理由だろう。
しっかりした相方と適切に回せる腕前があればかなりの脅威になるが、
相方が潰れたりそもそも相方が相方として仕事しなかったりすると割合簡単に落ちる。
(簡単といっても炎技をスパッと決められた場合。等倍撃ち合い合戦では優れたウェポンと地味にある耐久、再生回復でやっぱり厄介) 


2011年12月に行われたシングルバトルルールのファミ通カップでの使用率は 2位
1~5位の他のポケモンは600族である中、ポテンシャルの高さを見せつけた。
(ちなみに バレットパンチ の採用率は 100パーセント であった)


どうでもいいが、ハートゴールド・ソウルシルバーで良くなついたハッサムに話しかけてみよう。

『○○(←ハッサムの名前)はあかくなっている』

元から赤いので…良くわかりません……


・メガハッサム


  • 種族値
HP 70
攻撃 150
防御 140
特攻 65
特防 100
素早さ 75

特性:テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)

第六世代ではメガシンカを習得。
全体的に直線的なフォルムとなり、より鋼タイプらしくなった。
両手のハサミもパワーアップし、まるでチェーンソーのように長くなった。怖い。

HP以外の能力がまんべんなく強化され、特性が「テクニシャン」に固定された。
攻撃150から一致「テクニシャン」で繰り出されるバレパンは強烈。
特防も100の大台に乗ったため、攻守共に万能なメガシンカポケとして人気が高い。



・アニメでのハッサム


ジョウトリーグにおけるシゲルの手持ちで登場。
サトシの手持ちで高い実力と耐久力を持つベトベトンカビゴンの二体に勝っている。
が、サトシの切り札リザードンの一撃であぼーんした。

AG166話では 摩天楼の赤い稲妻と呼ばれるハッサムが登場
神出鬼没で現れトレーナーに勝負を仕掛け負けたポケモンに落書きをして去っていくという怪傑ぶりを披露。
人語を使いマントを着こなしハサミから「はかいこうせん」を放ち空も飛ぶ。
必見である。

DP編ではエアバトルマスターを名乗るミツゾーの手持ちとして登場。
最初は終始サトシのグライオンを圧倒していたが、鍛練を積んだグライオンにはやや苦戦しながらも勝利した。

ただ、相性の良い相手に倒されることが多く、AG編ではジュカインゼニガメ、映画ではベイリーフゾロアークに負けてしまった。
DP編に至ってはグレッグル初登場回でグレッグルに本来無効のはずの「 どくづき 」で倒されてしまった。
おまけにゴヨウキリンリキの「サイケこうせん」を喰らい倒された。
このことからアニメではかませ犬として登場することが多い。こいつになんか恨みでもあるのか。


映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」の冒頭では、四天王ガンピがメガハッサムを使用し、カルネと戦っていた。


・漫画でのハッサム


ポケットモンスターSPECIALではレッドのライバルグリーン手持ちになっている。
じつはグリーンの手持ちの中で一番付き合いが長いのはこのハッサムである。


・大乱闘スマッシュブラザーズでのハッサム


DXでモンスターボールから出現する。使用技は当時専用技だったメタルクロー。
突進し、ジャンプした後落ちていく。ジャンプ時には左右の方向転換ができ、落ちていく際には障害物も貫通していく。
上への吹っ飛ばし力がなかなかあり、ガードも無効。ダメージが低くても突進とジャンプで複数ヒットする場合があるので注意。


・ポッ拳でのハッサム


パワータイプのプレイアブルキャラとして登場。
相手の隙を見ては強化技の『つるぎのまい』を積んでいき、中距離で圧倒的な制圧力を誇る『バレットパンチ』や攻撃しながら距離をとる『とんぼがえり』で翻弄し、空中でホバリング可能という特殊移動コマンドを持つという
原作さながらのヒットアンドアウェイを戦法の主軸に置いている。
勿論共鳴バーストでメガハッサムにメガシンカし、常時剣の舞状態となる。
横移動やステップはとてつもなく速いが単純なダッシュはやや遅め、飛び道具も最低限の牽制しか使えないので注意。

因みにやけに演出がロボットアニメ染みており、羽を使ているのにどう見ても バーニア で移動しており、バーストアタックの『オーロラメテオダイブ』はまんま月光蝶である。
バンナム自重しろ



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