カプコンファイティングジャム

登録日 :2011/05/28(土) 22:25:09
更新日 : 2017/02/07 Tue 14:27:45
所要時間 :約 5 分で読めます




『カプコンファイティングジャム』は、2004年にカプコンが開発・発売したアーケード・PS2用2D格闘ゲーム。
略称は「CFJ」「カプジャム」

カプコンの2D格闘ゲームのキャラクターが戦うドリームマッチになっている。
参戦作品は『ストリートファイターⅡ』『ストリートファイターZERO』『ストリートファイターⅢ』『ヴァンパイア』『ウォーザード』。

そして2002年に発表されるも翌年に発売中止となった幻のタイトル『カプコンファイティングオールスターズ』に登場する筈だった少女・イングリッドが登場した事で話題を呼んだ作品でもある。



登場キャラクター

  • オリジナルキャラクター
イングリッド(CV:城雅子)

超・萌ゑる。
銀髪のストレートロングに金色の髪飾りを着け、薄紫色の制服を着て黒タイツを履いているその姿は反則的。
スリーサイズはB78・W54・H80と一見平凡に見えるが、彼女は152cmの39kgとちっこいので、
そこから考慮すると、 かなりの巨乳。 所謂トランジスタグラマーちゃんである。
(スリーサイズ、および身長体重はZERO3↑↑オープニングデモ内の数値から)

その可愛らしい見た目には似つかわしくない、のじゃ系の口調もまた非常に素晴らしい。カプコンらしからぬ萌えキャラクターである。ちなみにこの口調は『カプコンファイティングオールスターズ』時から設定されていたもの。
「コードホルダー」(神なる力を持つ者)のひとりで、左右にその紋章の髪留めを付けている。

出演予定のゲームが開発中止になる憂き目に会うも、プライズなどでの出演を経て躍り出る壮絶な生き様まで備えている。
あまりにも人気が高いために『ZERO3↑↑』や『鬼武者Soul』、『PROJECT X ZONE 2』にも参戦できている。

その他、『タツノコ VS.CAPCOM UAS』でも参戦候補の一人になっていた。
イーカプコン限定特典の小冊子「カプコンシークレットファイル Vol.27」には画面写真と「ミステリアスな美少女」「ヘンな言葉使いの美少女」といったフレーズが掲載。
後に電撃オンラインの開発者インタビューでもポリゴンモデルのテストタイプについて触れられている。

後述の『シャドルー格闘家研究所』によると長命で生まれながらの「ナチュラルコードホルダー」らしい。
同ページでは上位互換だが小さい胸がコンプレックスの 「暗黒イングリッド」 も初公開された。


  • ストリートファイターⅡ


  • ストリートファイターZERO
ローズ ガイ さくら かりん


  • ストリートファイターⅢ


  • ヴァンパイア
デミトリ アナカリス フェリシア ジェダ


  • ウォーザード
レオ ムクロ ハウザー ヌール


  • ボスキャラクター
パイロン(ラストボス/システムはヴァンパイア) 神人豪鬼(裏ボス/システムはストリートファイターⅡ)

この2名は家庭用にて隠しキャラクターとして使用可能。
しかし神人豪鬼は『CVS2』にてルガール・バーンシュタインによって生み出された存在。
何故に本作に登場しているのか……素直に真・豪鬼ではダメだったのだろうか。



見ての通り、独特なキャラクター選出が見られる。
ケンモリガンなどの常連キャラクターは未登場。
これらは波動昇竜だからいてもしょうがないという意見もあるが……

それにしたって、『ウォーザード』が主人公のタバサとタオ、中ボスのブレイドをスルーしていて、なぜかヌールとハウザーが参戦。
そのため、タオの外部出演は『ポケットファイター』での タバサの盾 程度のものになってしまっている。
『ZERO』もさくらとかりんはともかく、オバ……人気の薄いローズにもともとは『ファイナルファイト』のガイと微妙な面子。
『III』にいたっては春麗がいる始末。

しかし、デミトリやレオ、アレックスなどは影の薄い主人公キャラクターの貴重な外部出演である。
それどころか『ウォーザード』は 作品単位で貴重な外部出演 だった。

だが、各作品から4人というのはさすがに物足りない。せめて5人だったらもう少し豊かだっただろうが。
『ロックマン』『キャプテンコマンドー』『ストライダー飛竜』『サイバーボッツ』などの『MVCシリーズ』に登場していたキャラクター達は未登場。
というか、『MVC2』が56人のキャラを出し、うちCAPCOMキャラが28人いることを考えると負けてる。

あくまで「格ゲーからの参戦」が条件となっている為、『MVC』に参戦していた、元々は格ゲーじゃない作品のキャラ(飛竜、ロックマン、キャプコマ)は出せなかったといえる。
また、3D格闘ゲームである『スターグラディエイター』シリーズ、『ジャスティス学園』シリーズに至っては新しくドットを用意する手間が掛かる為、参戦は更に難しかったといえる。
とはいえ、『サイバーボッツ』のジン・サオトメはパイロット達の中で唯一生身で戦ったことがある、『スターグラディエイター』のハヤトは『MVC2』、『ジャスティス学園』の鑑恭介は『カプエス2』でそれぞれドット化されているため、せめてこの三人位は出しても良かったのではないのだろうか。

なお、神人豪鬼は『CVS2』でルガールに暗黒パワーを注がれた存在なのだが、そのルガールがいないのでなぜいるのかよくわからないことに。
「普通の豪鬼を出せば良かったのでは?」という指摘もある。

ちなみに各キャラにエンディングは存在するが、全員共通のBGMと共にマンガチックな一枚絵が降りてくる……終わり。
意味は分かるものの台詞一つないあからさまな手抜きで哀愁を誘う。
更にハガーやガロンなど、多数のキャラクターが登場しているのもまた悲しい。
パイロンのエンディングはケンを筆頭に本作に参戦できなかったキャラクター達が君臨するパイロンに挑んでいるもので、自虐にすら思える。


システム


このゲームでは、各キャラクターの出演タイトル毎にシステムが固定されている。
そのため、「ZEROのシステムでリュウを使う」とか「Ⅱのシステムで春麗を使う」などが出来ないのが残念なところで、自由度が低い。

  • ストリートファイターⅡ
●パワーゲージは1本だが、スーパーコンボの威力はLV3相当で高い。
●飛び道具以外の技は空中ガード不能。
●時間差起き上がりが出来る事以外にサブシステムは存在しない。シンプルイズベスト。
●その代わり単発火力がかなり高い。体力差があれば相討ち覚悟で立ち回るのも一つの手。


  • ストリートファイターZERO
●パワーゲージは1本。半分消費でLV1スーパーコンボ・全部消費でLV2スーパーコンボになる。オリジナルコンボも使用可能。
 『X-ISM』と『Z-ISM』を混合させた様なゲージ周りだが、スーパーコンボの性能はまちまち。
●ゼロカウンター・空中ガード・受け身が使える。


  • ストリートファイターⅢ
●パワーゲージは2本。スーパーアーツの選択はないが、どのキャラクターも2~3個は持っている。
●ブロッキング・EX必殺技・ターゲットコンボ・スーパーキャンセル・クイックスタンディング・リープアタックとシステムが豊富。
 しかしブロッキングはいまいち頼れない性能。


  • ヴァンパイア
●パワーゲージは3本。
●移動起き上がり・ダウン追撃・空中ガード・チェーンコンボ・ガードキャンセル・ダッシュが使える。
 単発火力の低さを補えるチェーンコンボでの基礎火力の高さと、鉄壁のガード関連の仕様によって最強のシステムとされている。


  • ウォーザード
●パワーゲージは2本。
 ゲージ1本でレベルアップして性能アップ・スーパーコンボ増加。最大レベル6まで。
●移動起き上がり・アルティメットガード・ダウン追撃・ハイジャンプが使える。
●性質上、ラウンド数がキャラクターランクに大きく関わる。


  • イングリッド
●曰く、 「ワシだけのムネキュンでドキワクなシステムじゃ」
●パワーゲージは1本で3段階に分かれており、イングリッドは1段階消費・2段階消費・3段階消費のスーパーコンボを持っている。
●移動起き上がり・ガードキャンセル移動・回り込み・ダッシュ・空中ガード・大ジャンプが使える。
●イングリッド自体の性能がアレなのに火力に欠けるシステムのため、システムの中では最弱。


また、「スイッチタッグシステム」を採用している。
2人のキャラクターを選択し、ラウンド開始時にキャラクターをどちらか選択し、選択したキャラクター同士で戦う事になっている。
1VS1のゲームになるが、故に読み合いはゲーム前から始まっているとも言える。
しかし体力ゲージは全回復した状態になるため、いまひとつ戦略的に機能していない面も。

それ故かキャラクター間のバランスはいいとは言えず、特定のキャラクター間によっては詰みに近い戦いになる事もある。
イングリッドのシステムが際立って弱く、基礎火力の高いヴァンパイアのシステムが最強。
なのでシステムと性能に恵まれたジェダが最強キャラクターで、かりん・ユリアン・アナカリスが続く。
折角登場したイングリッドは悲しい事に下位キャラクターである。



ミッドナイトブリス


デミトリは相手を女体化させるこの技のせいか、長らくクロスオーバー作品には出演出来ていなかった。
しかしカプコンキャラクターのみしか登場していない本作ではこれが問題なく十分に使える様になっている。
詳細は項目を参照。

アレックスやユンのは中々評価が高かったり、ヌールは『くじびきアンバランス』の会長っぽく、ローズは『ジョジョの奇妙な冒険』のリサリサそのものになっている。
特に神人豪鬼のメイド姿は「メイド」と「冥土」をかけたのか非常に可愛らしく、他にも多数がフィギュア化もされている。



余談


●本作のエンディングは、マンガチックな一枚絵が上から降りて来る物となっている。
 ギルと戦うベガ、ジェダの所を訪れたダンテなどサービス精神は旺盛。
 ちなみにダンテの格闘ゲーム参戦は『MVC3』までお預けとなっている。


●『カプコンファイティングオールスターズ』に登場予定の新キャラクターのD.D.とルークは行方が知れずのままだった。
 しかし2014年1月、『オトレンジャー』に「CODE HOLDER」と言うチームでイングリッドと共に およそ11年ぶりの参戦。
 今となっては「誰?」「イングリッドのオマケ」程度の扱いであるが、あのまま見捨てられなかっただけよしとしておこう。

 そして2016年8月になり、カプコン公式サイトの『シャドルー格闘家研究所』にて「キャラ図鑑番外編」としてコードホルダー3人組も紹介。
 プロフィールや経歴、使用技の詳細が明かされた他、D.D.の本名が 「DAISUKE DEJIMA」(出島大介) と判明。日本人だったのか!
 また、「お宝資料館番外編」では『CFAS』が2回に分けて紹介され、これまで未公開だった資料も初公開されている。
  ある箇所をクリックするとナチュラルコードホルダーのデス(アヴェル)も見られる。


●家庭用はPS2とXboxに出ており、追加要素としてパイロンと神人豪鬼が使用可能。
 しかしそれだけの移植なのであっという間にワゴン送り。


●『ストリートファイターⅢ 3rd』のPS2移植に貢献している。
 これは本作はPS2と互換する基盤で作られており、不可能だと思われていた『ストⅢ』キャラクターの移植が可能だと言う事が判明したため。


追記・修正はザンギエフのブリス姿が可愛いと思う人のみお願い致します。

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