月光(メタルギアソリッド)

登録日 :2012/04/25(水) 15:01:09
更新日 : 2017/08/16 Wed 14:12:24
所要時間 :約 4 分で読めます




METAL GEAR SOLID 4に登場する兵器。


アームズテック社製、無人二足歩行兵器。
正式名はIRVING(アーヴィング)。またスネークはたまにヤモリ(GECKO)と呼んだりする。
PMC (民間軍事会社)を利用した戦争経済で大国の経済が潤う本作の世界情勢において、同社の大ヒット商品となり、世界中に拡散した。

かつての二足歩行兵器というと、メタルギアのような巨大で戦略上大きな位置を担うようなものだった。
メタルギアが核搭載を前提とした兵器の呼称となったのも、何より二足歩行の走破性や局地対応能力が、地形を選ばない核ミサイルの発射砲台として有用だと見做されたが故である。
しかし、この月光は、どちらかというと戦車のような役割を持つ。
量産され、各PMCで採用されており、作中の2014年時点での実働数は戦車より多いほどらしい。

上記の通り、メタルギア=核搭載二足歩行戦車という認識が一般にも広まったが、メタルギアという名の由来である「歩兵と兵器を繋ぐ歯車」という戦術性を重視した観点からすれば、この月光こそがある意味では本来のメタルギアの理想の姿とも言える。
それ故か、この月光は核搭載を前提としていないながらも *1 、「メタルギア月光」と呼ばれることもある。


大きさは数メートルほど。大型のエレベーターに乗ったり、折り畳めばトラックで運搬することもできる。
牛のような鳴き声を出すことが多い。
AIで動いており、歩兵と共働するだけでなく無人で独立行動もできる。

柔軟性と強靭さを兼ね備えさせる為に有蹄類の脚を参考にした生体部品で構成された脚部が特徴。
様々な地形の走破や、建物ごと飛び越えられるジャンプ力、車に追いすがることも出来る速度を発揮する脚力、柔軟な動きで近接戦闘に用いたり、限定的ながら室内戦にも対応可能。
CPUを搭載した頭部や胴体にあたるメインユニットの装甲は厚く、無反動砲にも耐える程に強固であり、歩兵が携行出来る兵装でもって破壊するのはかなりの困難を伴う。

ただし、脚部の装甲は強靭とはいえ他の部位に比較すると薄く、柔軟性を確保する為に動物から採取した生体細胞を利用している。
そのため、大きなダメージを受けたり、麻酔弾を数発受けると、ナノマシンによる自己修復が完了するまでの間、麻痺して転倒してしまう。

脚部を破壊する以外にも、貫徹できる強力な武器で頭部と脚部をつなぐ部品を撃ち抜けば歩兵でも倒すことができる。倒すとその場で爆発する。
頭部上部には機銃が備えつけられている他、機体によっては重機関銃やミサイル、ミサイルを防ぐアクティブジャマー、爆薬を積んだ自爆型も存在する。
自爆型はツクツクボウシのような音を出すことがあり、自爆直前には音声アナウンスで「まもなく、自爆します」とわざわざ言う。


他にはワイヤー状のマニピュレータがあり、タバコなど小さな物を掴むことができる。人間を拘束することもできるが、ゲーム中ではグレネードを投げるのに使う。

視界は赤外線センサーを標準装備しており、ダンボールの中身があるか判別したり、ステルス迷彩の効果も薄いが、かわりにオクトカムが有効となる。

ちなみに、寒冷地では冬眠モードに入ることもあるようだ。


〇各章での活躍

  • Act.1
冒頭、プロローグからしばらくすると民兵掃討に何機も投入される。ちなみにここで見つかってもアラート回数にはカウントされない。
ムービーでもその後スネークが追い込まれるが、なんとか逃げて、オクトカムでやりすごす。

  • Act.2
ドレビンの装甲車でのチェイスで立ちはだかる。
装甲車が転倒した後、追ってきた月光を雷電が食い止めるが、市場を通ってヘリまで逃げる際にも現れる。
雷電無双の餌、室伏。
ヴァンプが足元でチョロチョロしている。
  • Act.3
バイクチェイスで現れる。武器を片手でしか使えないため倒すことができず、EVAは基本的に迂回していく。

  • Act.4
無人兵器が多数配備されており、あちこちで巡回している。
終盤、自爆型も向かってくるが、レールガン無双となる。

  • Act.5
アウターヘイブン艦橋に配備されている。内部に入った後は出てこない。



また、随伴する小型の無人偵察機として「仔月光」もある。
黒い球体に3本の腕がついており、フンコロガシと呼ばれたりする。
回転して移動し、纏わりついて電撃を放ったり、手に持った拳銃で撃ってくることもある。

Act.3でコートの中で縦に連なって人間の振りをしながらスネークをさらに尾行していた。
とある手順を踏むと、尾行している姿をカメラで撮る事が可能。
以降、Act.4から配備されている。
ちなみに、よく見るとAct.1冒頭のムービーで、なぜか月光の頭に数機くっついている。
Act.5のアウターヘイブン内ラスト近くでは無限に沸いて来るため、次週の資金稼ぎのために破壊されては武器を落とし、それをドロップして資金にする、の無限ループを強いられるだけの存在となる。


「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」にも登場。
CTN筋繊維の技術普及によって生体細胞に頼る必要がなくなり強度も増した。
しかし、この点以外では左程の改善や強化がなされた訳でもなく、サイボーグ技術が普及した2018年頃には、多少脅威にはなる旧世代の兵器止まりとなっている。

なお、雷電の月光退治は業界では有名なエピソードとなっている。
月光がさしたる脅威でなくなった理由には、彼が築き上げた月光対策のマニュアルがPMC業界に広まったことも関係している。

「仔月光」はトライポッドと呼ばれて広く普及している。
AIが大幅に改良されて表情らしきものや反応もより豊かになった他、CNT筋繊維を採用することでアサルトライフルすら扱えるようになった。
情報制御の端末や斥候、警備兵の代用やちょっとした室内戦の要員等、多種多様な用途に耐えられる。



追記・修正は自爆プログラムを作動させた月光を破壊しつつ雷電VSヴァンプを鑑賞しながらお願いします。

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