クラトス・アウリオン

登録日:2010/05/27(木) 23:59:17
更新日:2023/12/03 Sun 00:21:08
所要時間:約 6 分で読めます





クラトス・アウリオン
(Kratos Aurion)


年齢:28歳(外見年齢
身長:186cm
体重:78kg



ディザイアンに襲われたコレットたちの危機を救った旅の傭兵。
後にコレットの祖母に神子の護衛を依頼され、世界再生の旅に同行する事になった。

無口かつ冷静沈着で、小さな犠牲よりも大局を重視する性格。
世界再生の旅の中ではリフィル同様パーティの保護者的な存在で、特にロイドに対しては時には叱咤しながらも稽古を施したりと、その成長を見守っている節がある。

剣の腕は一流で、純粋な人間でありながら魔法も使いこなせる。
非常に博学で、幅広い知識に精通している。その証拠に、パルマコスタの学力テストでは400点満点中380点で、パーティ内でリフィル、ジーニアスに次ぐ第3位の成績を納めている。

しかし、その博学ぶりは一介の傭兵とは思えぬ程であり、更にディザイアンと顔見知りであるような節があったりと、謎の多い一面も覗かせている。




以下ネタバレ










その正体は、コレットを監視するために送り込まれた、クルシス四大天使のひとり。
世界再生の旅の最後の封印でその本性を露わにし、ロイドたちを裏切った。







更にネタバレ











実は4000年前に起きた大戦を勇者ミトスと共に停戦させた古代大戦の四英雄のひとりであり、ロイドの実の父親。

ちなみに古代大戦の四英雄のメンバーはミトス、マーテル、ユアン、クラトスで、この4人がクルシスの頂点に立つ四大天使でもある。


「ファンダム2」によれば、4000年前はテセアラの貴族で騎士団に所属していたが、ハーフエルフであるミトスとマーテル姉弟の思想に共鳴し、ハーフエルフに荷担した事で裏切り者としてテセアラを追われている。

その後はユアンを含めた4人で差別や苦難を乗り越えて、差別もなく誰もが等しく生きられる世界を目指して大戦を終結させた。


しかし、大いなる実りの独占を目論んだ人間たちによって、マーテルは殺されてしまった。
それ以来、剣の弟子でもあったミトスは心の支えであった姉を失った事で絶望し、姉を殺した人間を憎み、世界を姉を復活させる為の道具として見るようになり、世界を救った英雄から独裁者へと変貌していった。

クラトスはミトスのやっている事が過ちであると薄々気付いていながらも、ミトスに同情して止める事が出来なかった。
それからは「クルシスの輝石」を使って天使化した事で体内時計を止め、4000年近くという果てしない時を生き長らえてきた。



本編の十数年前に下界に降りた時に、アスカード人間牧場の実験体だったアンナ・アーヴィングと出会い、人間牧場からの脱走の手引きをし、以来クルシス及びディザイアンから追われる身となる。

古代大戦時代からの知り合いであるノイシュと共にアンナと逃亡生活を送ってきたが、次第にアンナとの間に愛が芽生えていき、やがて彼女との間に息子のロイドが生まれた。


しかし、ロイドが3歳の頃にイセリア付近で五聖刃のクヴァルに追い詰められ、アンナはエクスフィアをはぎ取られて怪物化。
見境無く暴れ始めてしまったアンナから幼いロイドを守る為にやむを得ずアンナにトドメを刺すも、アンナはロイドとノイシュを巻き込んで崖から落ちてしまった。


妻も息子も失ったクラトスは全てに対して無気力になり、ミトスの下に戻っていった。



しかし、14年後にコレットの護衛と監視のためにイセリアに来た時に、死んだと思っていた息子ロイドが生きていた事を知り、ロイドに新たな希望を見出し、ミトスの暴走を止める事を決意した。

ロイドたちに対する裏切りも実際はミトスの目を欺くための行為で、クルシスとしての立場からロイドたちを助ける為の演技だった。


ロイドの父親である事が判明してからは、親バカっぷりを発揮。
特にロイドの学力の低さと服のセンスの悪さ(海賊アイフリード)には、親として嘆いている。


料理は上手だが、ロイド同様トマトが嫌いで、トマトを使う料理の熟練度は極端に低い。
強いて言うならリフィルの料理も苦手で、彼女の料理を食べた時には自分にファーストエイドをかけた程。

リフィルの料理に回復魔法は効果があるのかは、また別の話だが。

「ぐ……ファーストエイド!」




OVAではとことん暴走している。

第1巻の時に台詞が「すまない。遅れたな」のたった9文字だけだったのを非常に気にしていたらしく、おまけアニメ「クラトス先生のプライベートレッスン」でコレットにネタにされ、最終的には居眠りしていたロイド共々ジャッジメントの制裁を下した。

息子はともかく、女の子に対しても全く容赦のないという、大人気ない4028歳である。


更にナルシストで、自分の人気に絶対的な自信を持っており、裏切り期間中でもおまけアニメではちゃっかり出ている。

そのでしゃばりっぷりに、ロイドたちからは若干目の敵にされている。
テセアラ編2巻のおまけアニメでは和服でキメながら出て早々に、ロイドたちが予めリフィルに作らせておいたスープをロイド・ジーニアス・しいなの見事なユニゾン・アタックによって飲まされ、あっという間に撃墜された(その三人もリフィルの怒りに触れてしまい、ゼロスをも巻き込んでフルボッコにされた)。



戦闘では剣と魔法を主体に戦う魔法剣士。攻撃から回復まで、幅広く活躍できるキャラである。

クラトスは純粋な人間だが、ゼロスと同じく魔導注入を受けた事で、エルフやハーフエルフのように体内でマナを生成し、魔法を使う事ができるようになった。

ゼロスとは習得技が殆ど一緒だが、クラトスの方がパラメーターが高い。
しかし加入期間はゼロスの方が圧倒的に長い為、習得している技や使用数はゼロスの方が多い。


終盤の方でクラトスを仲間にする「クラトスルート」が存在するが、その場合はゼロスが悲劇的な最期を迎える事になる。

対して「ゼロスルート」の場合は、ゼロスもクラトスも生存しているがクラトスがパーティーから永久離脱する。


ゼロスを生かすか、ゼロスを殺してクラトスを仲間にするか。それはプレイヤーのキャラへの愛と、称号及び図鑑をコンプリートさせるかさせないかにかかっている。(ちなみにルート限定アイテムはコレット・クラトス・ゼロスの三人にある)
ちなみにGC版からPS2に移植された際、仲間にするために好感度を上げる必要が生じた。また、ゼロスがジャッジメントを習得可能になり、クラトスのスキルなしスーパーブラスト効果(スラッシャー後に特技発動可)が消え、結果として仲間にするのが面倒になったくせに弱体化した
…一応書いておくと、このスーパーブラスト効果はただのバグである。仕方ないといえば仕方ない。
まあGC版ではクラトスの好感度が実質無意味なステータスだったし…

ちなみにクラトスとゼロスが同時にパーティに存在する期間は、イセリア人間牧場に潜入する時だけである。(つまり2人のユニゾンアタックが見れるのもここだけ)


続編のラタトスクでは全く姿が見えずにいたが、最終盤にユアンとの通信で登場。
なんと地球を飛び去りデリス・カーラーンにて最果ての旅に出ていることが判明する。
この通信は通信領域から離れる最後の通信であった。
偶然通信の場に遭遇したエミルに「…ロイドを---いや、ロイドと仲間を頼みます」と言った後、
ユアン(ひいてはロイドとも)との今生の別れとなった。


Tales of Vesperiaでは隠しダンジョンと闘技場にて「天上に反逆せし戦士」として参戦。
本作屈指の火力でプレイヤーを追い詰めてくる。
そしてカットインが若い。

Tales of vsでも万人の予想通り登場
秘奥義カットインの犠牲に息子共々なった。
後、ステ絵も酷い。

また、声優ネタとして本項目のタグにもあるように彼はファンからのマダオと呼ばれることも多く、
かつレイズにて公式でコラボイベントでマダオネタをやったりしているのだが……

ぶっちゃけ、彼の本編での行動はよくよく見なくても分かる通り、あんまり誉められたものでないことが結構ある上に、ゼロスにも指摘されていたりするが「親の責任から逃げている」という意味において、彼は紛れもなくマダオであったりする。
というか前述のコラボイベントにおいてもその当のマダオからすら言われてしまうレベルでダメな親である。
だからこそ本編とは別世界であったとしても不器用ながら親の責任を果たそうとするレイズの彼の行動が輝くわけなのだが。




追記・編集は聖なる鎖に抗ってからお願いします。

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最終更新:2023年12月03日 00:21