ロックマンX(ゲーム)

登録日:2011/02/16 (水) 16:47:54
更新日:2018/03/22 Thu 11:02:21
所要時間:約 6 分で読めます





君はまだ「X(エックス)」を知らない


◆概要

1993年にスーパーファミコン用ソフトとしてカプコンから発売された横スクロールアクションゲームで、『ロックマンX』シリーズの第一作。


パソコン、携帯アプリ、iPhoneアプリにも移植され、2005年にはPSPでリメイク版の『イレギュラーハンターX』が登場した。
更に2011年4月5日からWiiバーチャルコンソールで配信中(要800P)。


初代『ロックマン』シリーズ同様に8体のボスを倒して特殊武器を入手し、最後にラスボスステージへ進む仕様。
ストーリーは初代よりもシリアスになっている。

新システムとして、壁を蹴って上へと登る『壁蹴りアクション』が追加されたほか、パワーアップパーツを装着することによって『ダッシュ』と全特殊武器のチャージショットが可能になった。
さらにライフアップでライフゲージの上限UP、サブタンクで余ったエネルギーを貯めておいて好きな時に回復が可能になった。
そのため本家シリーズより行動範囲やスピード感が増し、初心者にも優しく難易度は低め。

ちなみに最初期生産ROMには

オープニングステージクリア

エンディング
という致命的なバグがあった。


◆あらすじ

AD21XX年。初代ロックマンの世界から100年後…。
人間に限りなく近い自我を持つロボット『レプリロイド』と人間が手を取り合って暮らす世界。
そんな人間とレプリロイドが平和に暮らす世界で、暴走したり犯罪を犯したレプリロイドは『イレギュラー』と呼ばれた。
人間では太刀打ちできないイレギュラーへの対策組織として『イレギュラーハンター』が結成され、エックスもその一員としてイレギュラーと戦っていた。
だがある日、最強のハンターであるシグマを始めとする多くのハンター達までもがイレギュラー化し、人間社会に反乱を起こした。
それに反対し、戦いを挑んだハンター達も、圧倒的な戦力を持つシグマ達に次々と倒されてしまう。
残されたハンターはエックスとゼロの二人のみ。(*1)
エックスはシグマに従うイレギュラーを鎮圧しながら、首謀者シグマの影を追う。


主要キャラクター

主人公。イレギュラーハンター第17精鋭部隊所属のB級ハンター。
腕のエックスバスターと、他のレプリロイドから獲得した特殊武器を使って戦う。
戦いを好まない性格故に、当初は自身の性能を活かし切れずにいたが、シグマに従うレプリロイド達との戦いの中で成長して行く。
ステージ中に隠されたカプセルによって、ヘッド・ボディ・アーム・フットの4パーツを強化できる。


第17部隊に所属するエックスの同僚にして、一万人に一人の特A級ハンター。
エックスの二段チャージショットでも破壊できないライドアーマーの腕を一段チャージで撃ち落とす実力を持つ。
後に彼の象徴となるビームサーベルはまだ装備してない。この頃から死亡フラグ。


パワーアップカプセルにパーツとメッセージデータを残した博士。エックスにパワーアップパーツを授ける。
カプセルによっては胴着を着たコスプレ姿で現れる。


狂気のイレギュラーハンター。
元々電子頭脳に異常があり、ハンター時代から破壊行為を楽しんでいた問題児。
ライドアーマーで一方的にいじめてくる。


ご存知ケツ顎のハゲ。
史上最強のハンターと呼び声高かった第17部隊の元隊長であり、エックス達の元上司。
一度ボディが破壊されても…
クリア後、スタッフロールのあとには彼からのメッセージが聞ける。


◇8大ボス

各地で反乱を起こした8体の特A級レプリロイド。
全員イレギュラーハンターの部隊に所属しており、一部はエックスやシグマと同じ第17精鋭部隊の所属。
それぞれ、倒すと特殊武器(カッコ内)を獲得できる。

  • 雪原ステージ
雪原の皇帝 アイシー・ペンギーゴ(ショットガンアイス)

元第13極地部隊所属のペンギン型レプリロイド。
退屈な極地暮らしに飽きており、シグマの計画を知ると当時の第13部隊の隊長を殺し、シグマの反乱軍へと身を投じる。
小柄だが負けん気は非常に強く、バーニン・ナウマンダーとは犬猿の仲だった。

  • 発電所ステージ
豪速拳の雷王 スパーク・マンドリラー(エレクトリックスパーク)

第17精鋭部隊所属のマンドリル型レプリロイド。
隊長であったシグマに従う形で反乱に参加し、その圧倒的な戦闘力で巨大発電所を占拠。
制圧後のことは部下に任せ、自分はごろ寝を決め込んで好物の電気を貪り食っている。
しかし、いざ戦いとなれば特A級ハンターのランクに恥じぬ勇猛果敢な戦士へと変わる。

  • 鉱山ステージ
鋼鉄の甲弾闘士 アーマー・アルマージ(ローリングシールド)

第8機甲部隊の隊長を務めていたアルマジロ型レプリロイド。ボディ周りの装甲板が特徴で鉄壁の防御力を誇る。
シグマの蜂起後は兵器の原料の採れる鉱山を占拠。
武人肌の堅物で、イレギュラーハンター部隊の指揮権を全てシグマに掌握されたことから、彼を上官と判断。「上官の命令は絶対」として反乱に参加する。

  • 海中ステージ
深海の武装将軍 ランチャー・オクトパルド(ホーミングトーピード)

元第6艦隊所属のタコ型レプリロイド。
銃火器で全身を武装し、狙った獲物は決して逃さないスナイパーでもある。シグマの蜂起後は海上都市を制圧。
シグマの反乱軍へと身を投じた理由は、常日頃より自分たちレプリロイドより弱い人間たちを守ることに疑問を感じていたため。

  • 塔のステージ
時空の残鉄鬼 ブーメル・クワンガー(ローリングカッター)

マンドリラーと同じく第17精鋭部隊に所属していたクワガタ型レプリロイド。
気分屋で残忍、冷酷な性格の持ち主であり、シグマの反乱に加担したのも「こっちの方が面白そう」という実に短絡的な理由による。
行動が素早く、人間はおろかレプリロイドでさえ目に見えない速さで動くことができ、イレギュラー達から「時空の残鉄鬼」の異名で呼ばれるようになった。
シグマの蜂起後は都市のシンボルになるはずだったタワーを制圧して、侵入者を迎え撃つ要塞に作り変えた。
次々回作に登場するグラビティ・ビートブードは弟にあたる。

  • 森林ステージ
幽林の妖撃手 スティング・カメリーオ(カメレオンスティング)

いかなる場所にも適応可能な保護色能力を持つカメレオン型レプリロイド。
第9特殊部隊、別名「レンジャー部隊」所属の実力者。
野心家で毒舌、狡猾な性格のため人望が薄い嫌われ者で、同部隊の隊長には常に今一歩のところでなれずにいた。
己の名を高め、自分を評価しなかったイレギュラーハンター組織に復讐するためにシグマの反乱軍へと身を投じることとなる。

  • 空港ステージ
天空の貴公子 ストーム・イーグリード(ストームトルネード)

第7空挺部隊の隊長を務めていた鷲型レプリロイド。人望と正義感に厚く、エックスもイーグリードを尊敬していた。
当初は反乱を引き起こしたシグマとも対立していたが、直接対決で敗れてしまい、その軍門に降ってしまう。
その後、彼の意図とは裏腹に自身が指揮する第7部隊旗艦「デスログマー」は反乱軍の空中要塞となり、空路を遮断するため空港を制圧、エックスらの前に立ちはだかることに。
イーグリードとの戦闘は本作の8体のボスの中で唯一、デスログマー上での屋外戦となっている。

  • 工場ステージ
灼熱のオイルタンク バーニン・ナウマンダー(ファイヤーウェーブ)

元第4陸上部隊隊長として中東で戦っていたナウマン象型レプリロイド。
動きこそ鈍重だが圧倒的な火力を有し、その武力を以って部隊を束ねていた。
シグマの反乱に加わったのは「自分の実力を今まで以上に試す機会」と判断したためであり、反乱に加担してからは工場地帯を大規模な兵器生産工場にしようとした。


パワーアップパーツ


エックスよ、やはり来てしまったか…
できれば、お前には平和な日々を送ってほしかったのじゃが…
これも、運命なのかのう…


8ボスのステージ中に全4つのカプセルがあり、それに入ることで入手できる。
本作のパーツは全て基本性能の強化に留まっている。


ヘッドパーツ

ヘッドアタックで特別な天井を壊して進んでいくことができるじゃろう。

天井から降ってくる岩石を防御できるようになる。
一部ブロックを頭突きで破壊可能になり、一部特殊武器の性能も上がる。

ボディパーツ

受けたダメージを半減してくれることじゃろう。

被ダメージ量が少なくなりノックバックも小さくなる。

アームパーツ

あらゆるショットをチャージさせることで、より強力な攻撃を繰り出せるじゃろう。

エックスバスターのチャージショットが二段階から三段階になり、特殊武器もチャージできるようになる。
チャージショットの三段階目、スパイラルクラッシュバスターは連続ヒットするようになったが、無敵時間のあるボスには連続ヒット部分のダメージが入らなかったので不評だった。
このパーツのみ、カプセルに入らなくてもストーリーの進行上必ず手に入る。

フットパーツ

ダッシュができるようになり、移動能力が大幅にアップするはずじゃ。

緊急加速移動のダッシュが可能になる。
それだけかよ、とか思うなかれ。これだけで爽快感がかなり増し、ダッシュジャンプによってより遠くへも跳べるようになる。
このカプセルだけ隠れてない上にスルーもできない。ただしパスワードを細工すれば、持っていない状態でペンギーゴを倒した状態にはできる。
イレハン版では配置が変わっているので、原作に馴染んだプレイヤーは面食らうかも知れない。


このようなカプセルがまだ各地に隠されておる。
強くなりたいのならカプセルを探し出すのじゃ!
辛いことも多かろうが、頑張るのじゃぞ…エックス…




波動拳
条件を満たすと第5のカプセルが登場。そこでライト博士がハロゲンショット…ならぬ波動拳を伝授してくれる。
この技を出す時のみエックスが喋る。ハロゲン!(*2)
アプリ版はパスワードがなくオートセーブされるため、再開してもいつでも放つことができる。


ライドアーマー
特定のステージ中に登場する、乗り込んで操縦する人型メカ。
詳しくはライドマシンを参照。


続編

現在、ナンバリングタイトルはシリーズ8作目まで制作されている。

  • SFC
ロックマンX2
 カウンターハンター事件

ロックマンX3(PS、SS版あり)
 ドップラー事件

  • PS
ロックマンX4(SS版あり)
 レプリフォース大戦

ロックマンX5
 コロニー落下事件

ロックマンX6
 ナイトメア事件

  • PS2
ロックマンX7
 レッドアラート事件

ロックマンX8(PC版あり)
 新世代型レプリロイドの反乱

メガマンXコレクション(北米版のみ。X1~X6収録)


  • 外伝
サイバーミッション(GB、GBC対応)
 マザーコンピュータハッキング事件

ソウルイレイザー(GBC)
 イレイズ事件

コマンドミッション(PS2、GC)
 ギガンティス派遣

メガミッション1~3(カードダス)


バーチャルコンソールに限らずゲームアーカイブスでも今後のXシリーズの配信が期待される。
X4以降(PS版X3含む)は中古でも在庫があまり無い為、今では手に入りづらい。在庫があっても高値。
中古価格が高価なPSゲーム(X7、コマンドミッション除く)の通り、配信を熱望しているユーザーはかなり多い。

一時期カプコンのツイッターでアーカイブズのリクエストを受け付けてたのでアーカイブズ化の望みはあると思う。(初代ロックマンは徐々にシリーズを追って配信されてるので)


漫画

岩本佳浩によって、本作からX4までコミカライズされている。
1994年~1998年にかけて、コミックボンボンにて連載された。


◆余談

あるユーザーが「もしロックマンX9を作るならSFCテイストで作るのですか」とスタッフに聞いたところ(ロックマン9、10がFC風なので)

「ナイスアイデア。間違い無くチャレンジしてみたい」との事




エックス「く、くそう!オレのちからでは やつらをたおすことは できないのか…」
ゼロ「エックス、いまのおまえのちからでは やつら、シグマをたおすことは できないだろう。
  しかし おまえには ついきしゅうせいによって こうもくをたかめる ちからがある!
  そのちからで おまえは もっとつよくなれるはずだ!
  いまのオレよりずっと…オレはそれにかけるぜ!」

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(*1)この時シグマの反乱に加わっておらず、かつシグマの粛清に合わないほど強いハンターも少数ながら存在する事が、X2以降のボスとしての登場で明らかになっている。
(*2)『PROJECT X ZONE』で客演しているエックスは、波動拳の強化技である真空波動拳を放つ事ができる。ライト博士直伝だろうか…。