機動戦士ガンダム

登録日 :2011/10/19(水) 03:17:09
更新日 : 2017/07/12 Wed 20:20:11
所要時間 :約 7 分で読めます





君は、生き延びることが出来るか――?

機動戦士 ガンダム



1979年から80年にテレビ朝日系で放送されたロボットアニメ
ガンダムシリーズ の記念すべき第一作目にして、これまでのロボットアニメの常識を色々とぶち壊した作品。
監督は富野由悠季
放送から30年以上たった現在も、日本のアニメ史に燦然と輝く名作であり、現在まで続くシリーズの原点である。



【概要】
これまでのロボットアニメの常識であった、「ヒーロー性」、「勧善懲悪」といった要素の大半を排除し、代わりに戦争をストーリーの軸として、ロボットは戦闘機や戦車と同じような兵器として扱い、多数の量産機を登場させる等の試みが取られた。
放送当時は視聴率が伸び悩み打ち切りに合うが、(それについては後述)再放送を繰り返した事で人気が出て(同じような作品に宇宙戦艦ヤマトがある)、後にTV版を再編集した劇場版三部作を上映。社会現象にまで発展するという珍しい人気の出方をした。(後のエヴァンゲリオンと近い)
ちなみに打ち切りでなかった場合は敵味方関わらず主要人物はほぼ全滅という悲壮なエンディングだったという。黒富野ェ……



【ストーリー】
U.C.0079――
人類が宇宙に進出し、スペースコロニーで生活するようになって半世紀が過ぎた。

地球から最も遠いコロニー・サイド3が『ジオン公国』を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を仕掛けた。地球連邦軍の物量攻勢に対して、ジオン軍は新兵器モビルスーツを投入。戦局は泥沼化していった。

サイド7に住む少年アムロ・レイは、ジオン軍の襲撃に巻き込まれ、偶然にもガンダムのパイロットとしてジオン軍のザクと交戦。二機のザクを撃破し、そのままガンダムのパイロットとして、ホワイトベースに乗艦。ジオン軍との戦いに巻き込まれていく。



【登場人物】

◆地球連邦軍

アムロ・レイ(cv:古谷徹)
ご存知日本で最も有名なアニメキャラの一人。引きこもりのヲタ系少年というキャラだったが、幾多の強敵との戦いを通して成長し、やがて一人前の戦士となった。
マスコットロボット「ハロ」を自作したり、説明書読んだだけでガンダム動かせたり、途中からガンダムがアムロに着いていけなくなったり、さらに外伝作品は事実上専用機であるガンダムNT-1を開発してもらったりと、中々にチート。


ブライト・ノア(cv:鈴置洋孝)
アニメ史上最も気苦労が絶えない 19歳 。士官学校上がりで19歳にして少尉というバリバリのエリートさん。
パオロ艦長の後を継ぎ民間人と素人ばかりのホワイトベースを率いて戦う。部下のクルーとの軋轢も多く、アムロやカイなど彼の下で戦うこと不満に思う者も少なくなかったが、数々の戦いや仲間の死を経て彼自身も成長し、一年戦争を闘い抜いた。
またカムラン、スレッガーというライバルを制してミライをゲットした漢。後のシリーズでも主要なポジションで登場。


◇セイラ・マス(cv:井上瑤)
金髪美少女で立ち位置的にはヒロイン。実は シャア の妹。軟弱者には容赦しない。Gファイター(劇場版ではコア・ブースター)に乗って出撃する強い人。


◇フラウ・ボゥ(cv:鵜飼るみ子)
アムロのお隣さん。戦争前はお姉さん的にアムロの世話を焼いていたが、段々と遠い存在になっていく彼に戸惑う。


◇ミライ・ヤシマ(cv:白石冬美)
ホワイトベースのお袋さん(笑)古風で真面目なイメージだが、劇中三人も男を替えている。
作中の目の小ささは異様。


◇リュウ・ホセイ(cv:飯塚昭三)
頼れる先輩兼デブキャラ。皆の成長と結束を促す為に中盤で戦死。


ハヤト・コバヤシ(cv:鈴木清信)
アムロにライバル心を抱くえなりかずき。
リュウと共にガンタンクを駆る。7年後はメタボ化&妻子持ち。


◇カイ・シデン(cv:古川登志夫)
軟弱者!で皮肉屋で気分屋。ガンキャノンを駆る。
戦いに嫌気がさし一度はホワイトベースから離脱するが、ミハルとの出会いと別れを経て大きく成長する。


◇カツ、レツ、キッカ
サイド7で親を無くし、最後までホワイトベースに留まった戦災孤児。フラゥになついている。
7年後のカツに関しては・・・どうしてこうなった?


マチルダ・アジャン(cv:戸田恵子)
地球連邦軍補給部隊中尉。アムロやカイの憧れの大人の女性だったが……。
約30年後ドラマ「電車男」にゲスト出演していた。


◇スレッガー・ロウ(cv:玄田哲章、劇場版:井上真樹夫)
「悲しいけど、これが戦争なのよね」
補充パイロットとしてホワイトベースに加わったプロの軍人。リュウに替わる兄貴キャラ。
という事は・・・

「指輪を頼むよ、ミライ少尉!」


レビル将軍(cv:池田勝、劇場版:村松康雄) 
地球連邦軍大将。ホワイトベースに目をかけている。戦争終盤、ギレンのソーラ・レイによって殺害される。
彼が生き残っていたら、戦後の連邦軍の腐敗は食い止められていただろうと良く言われる程の名将だが、ほとんど後付け設定である。
ジ・オリジンでは萌えキャラ。

「そうか…辛いのだな、ジオンも…」



◆ジオン軍

シャア・アズナブル(cv:池田秀一)
説明不要の赤い彗星。自分より年下の女の子に母性愛を求めたり、真っ赤な軍服にマント、変な仮面という奇抜なスタイルで「御覧の通り軍人だ」とか言っちゃう危ない人。
速さ以外にも色々なモノが通常の三倍。カリスマ性と実力を兼ね備えている……はず。


ランバ・ラル(cv:広瀬正志)
青の巨星。ゲリラ戦法を得意とする戦争屋。アムロに漢の生きざまを見せつけた戦士。ザクとは違うのだよ、ザクとは。
男らしい愛機や奥さん共々人気がある。


マ・クベ(cv:塩沢兼人)
ロマン機ギャンを設計し、次期主力に推薦した変態。キシリア様LOVEを貫き、彼女に良い壺を送った。
水爆を用いたり、機雷群の罠をしかけたりと、卑怯な手を使うが、最後はあっけなく死んだ。


ガルマ・ザビ(cv:森功至)
ザビ家の三男。シャアとは学生時代からの友人。キザったらしいナルシスト。だが運動は苦手。
女性のために功を焦り、最後はシャアに謀られて死んだ。
本編ではカトンボの様な専用カラーの戦闘機ドップに乗っている。何故誰も止めん。


ギレン・ザビ(cv:田中崇=現:銀河万丈)
ザビ家長男。一年戦争において本当に倒すべき敵。冷徹非道で自らの父をも手にかけることを躊躇しない。
選民思想と偽りの愛国心でジオン・ズム・ダイクンの意思をねじ曲げ、国民を戦争へと駆り立てた。IQ200を超える天才。
ラスボスでありながら、一度も主人公と顔を合わせることなく退場するハメになった打ち切りの犠牲者でもある。
彼のおかげでジオン公国のモデルが変わった


◇キシリア・ザビ(cv:小山芙美)
ザビ家長女。兄ギレンを追い落とそうと暗躍している。確か24歳だったはずだが、気苦労の為か老けて見られるのを気にして、変なマスクを着けている。


◇ドズル・ザビ(cv:長堀忠夫=故・郷里大輔、劇場版:玄田哲章)
ザビ家次男(三男説も)。見た目は典型的な粗野で力押しタイプの悪役幹部の様だが、実は部下を気遣い、敵にも敬意を払う高潔な武人かつ心優しい家庭人。
16年後の娘「ミネバ」は外見は美人の母に、内面は強い父に似て育つ。
…本当に良かった。


ララァ・スン(cv:潘 恵子)
やたらと貧乏臭い出で立ちのニュータイプの少女。アムロとシャアの両方を惹き付けた魔性の女。14年後に出てきた時に永遠に貴方達二人の間にいたいとか抜かしていた。
たぶん逆シャアの根本的な原因


◇デギン・ソド・ザビ(cv:永井一郎、劇場版:池田勝→柴田秀勝)
ザビ家当主。波平。ジオン・ズム・ダイクンを暗殺し、ジオン公国を乗っ取った、とシャアは思っている。(真偽は不明)
権力争いに明け暮れる子供らを見るのに疲れ果て実は終戦を望んでいた。
ジ・オリジンではむしろ穏健派であった事が強調されていた。



【余談】
…とまあ所謂リアル系ロボットアニメの元祖にして名作ではあるのだが、この頃はスーパー系リアル系なんて区別があるはずもない。
そもそもスーパー系、リアル系の概念はスパロボでヒュッケバインとグルンガストを区別するために生まれたもの。
熱血主題歌「翔べ!ガンダム」、マジンガーZに習った18mというガンダムの身長、(中盤以降)毎週のように登場する個性的すぎるジオンの敵モビルスーツ、どう見ても悪の幹部なザビ家の皆さん、ニュータイプというある種の超能力者の存在等、リアルロボットアニメの元祖でありながら、戦争を題材にしたスーパーロボットアニメとしての一面も併せ持っている。 
また巨大ロボットが実用化されているという設定に説得力を持たせるために、他のメカは現実とはかけ離れたデザインになっている。これは現代よりも科学技術が進んだ未来を表すためである。

漫画家の青山剛昌は本作の大ファンであり、『名探偵コナン』にも本作の登場人物をモチーフにした人物が登場する。



打ち切りについて】
よく視聴率が低かった為と言われるが初回の放送は平均20%台でそんなに悪くないと言うよりむしろ高い方

要はメインターゲットの低年齢層の視聴率が低かった(平均5%台)為。

当初の52話分の構想について、富野がそれを記した「トミノメモ」と呼ばれるものが存在している。『機動戦士ガンダム 記録全集5』などで、打ち切りによって変更された部分を読むことができる。また、これに書かれたMSの名前などの中には、後に続編やモビルスーツバリエーションの中で用いられたものもある。


また、本作で主役を演じた古谷徹氏は後に本作の後番組「無敵ロボ トライダーG7」で主役を演じた間嶋里美女氏と結婚している


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