死四天(烈火の炎)

登録日:2012/03/10(土) 03:32:35
更新日:2024/03/12 Tue 15:03:59
所要時間:約 3 分で読めます






体は…男なのかな?


受けたからにはその300秒、命を賭して食い止める!


面白いから決まってる!オレもクレイジー!


おどろいたか若いの!!?ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!

●概要

死四天とは、烈火の炎に登場する裏麗の幹部格である四人組である。
四天王といっても差し支えない。
螺閃脱退後は、裏麗を仕切るため実質的に裏麗トップとなる。


●メンバー(CVは全てゲーム版)



遠慮無く殺すよ 森様のお膝元でね

森光蘭に創られたクローン人間。
使用魔導具は記憶操作の能力を持つ『神慮思考』。
詳しくは個別項目参照。


蛭湖(ヒルコ)


死か生か(デットオアアライブ)」。

君が今日まで生き残ってこれたすべての意味での強者の資質――
是非確かめさせてほしい

CV:千葉進歩

別名『不死身の蛭湖』
見た目はロングコートを着込んだ美青年。
柳誘拐のとき、廃墟で烈火・水鏡・小金井の3人を一人で食い止めるほどの実力の持ち主。
SODOM内でも水鏡と互角に戦える他、別魅による分身も使いこなす。

性格は冷静沈着で紳士的。
「神聖な戦いにおいて相手に敬意を表すのは当然」と語り、下衆、外道、人格破綻者の宝庫である裏麗の中では数少ない冷徹ながらも礼儀正しい武人気質な男。
命令や使命が第一で、自らの意志を放棄した徹底的なソルジャー精神で立ち回ったが、最終戦で土門に「意志の強さ」を見せつけられ敗北。
彼の説得により考えを改め、最終的には葵と共に火影側についた。

因みに彼のキャラデザは作者の安西氏の友人にして、「るろうに剣心」「武装錬金」で有名の和月伸宏氏が担当した。


◆魔導具血種(けっしゅ)

蛭湖の使用魔導具。
形状は核が埋め込まれた心臓そのもので、蛭湖の背中に取り憑いている。

「魔血」と呼ばれる特殊な血液を生成し、血本来の働き*1を最大限に引き出し意のままに操れる生体魔導具。
生成される魔血は濃度、量共に常人の血液生成能力を遥かに凌駕する。
血を固めて剣や盾、打撃武器、弾丸の形成のみならず、傷口に血を巡らせ回復を速めるなどその能力は万能。
果ては血の循環を利用した血のウォーターカッターにより広範囲を切り裂くという芸当まで出来る。
が、血を大量に使うため貧血などを起こしやすい。そのため、最終戦では血液の予備を持っていた。



門都(カドツ)


お前達ゴホウビやる!

一瞬で殺す事しない。ゆっくりゆっくり殺す

CV:江川央生

別名『裏麗最強』
先住民族風の衣装と鋭利な四つ又の大槍を軽々と片手で操る大男。
3つのレンズ状の覗き穴が付いた異形の仮面で素顔を隠している。
その素顔は浅黒い肌にピアスを無数に付けた醜悪な相貌。もしかしたら本当に日本人ではないのかもしれない。

性格は残忍でクレイジー。
典型的な裏麗らしい残虐非道なサディストで、殺人を「狩り」と称して殺人を楽しむだけに戦う快楽殺人鬼にして戦闘狂。
喋り方が独特で、助詞を抜いたカタコト言葉と一見馬鹿っぽい言動に反して冷静な思考や考察も可能。
森光蘭の事を「クレイジー! イカれてる!!」と評したり、虐殺した「空」の南尾に一定の評価をしたりする一面もある。
そもそも知恵のない馬鹿には扱えない無名と門構を自在に使いこなしている辺り知能はそれなりにあるのだろう。


実力は裏麗最強と名高く、人間離れした凄まじい剛力とタフネス、敏捷性を併せ持つ。
その武勇は裏麗でも広く知られており、裏麗でも恐怖の対象としても扱われ、他の死四天も門都が敗北した知らせに驚愕し一瞬信じようとしなかったほど。
劇中では最澄・月白・火車丸・餓紗喰を同時に相手取り、舐めプ状態で4人を終始圧倒し続け、本気出した瞬間4人を一蹴するという化け物じみた戦闘力を誇る。
更に紅麗に腹を手刀で貫かれる+今まで自分が殺してきた人間の魂を炎に変えられ火達磨にされるというオーバーキルを受けても、しばらくした後息を吹き返し狂乱しながら暴れ回るなど生命力も怪物レベル。
しかも上記のオーバーキルを受けて半ば満身創痍な状態であるにもかかわらず、不意を突いてジョーカーに致命傷を与える戦果も上げている。
ここまで書いたが彼の身体能力は天堂地獄を含めた魔導具に頼っていない純粋な素の身体能力によるもの。
裏麗最強の称号は伊達ではない。

乱入した紅麗に殺されたと思われたが上記の通り実は生きており、復讐からかはわからないが紅麗と共に行動をしていた綺理斗との戦いを終えたジョーカーの元へ狂乱しながら強襲。
騙し討ちでジョーカーに致命傷を与えるも、彼の最後の力で発生させたブラックホールにジョーカー諸共飲み込まれ消滅した。

尚、仮面は先に登場した魔元紗に似ているが、門都曰く「これは魔元紗の方が門都にあやかったもの」で、餓紗喰と会った時にそのことをネタに嘲笑ったことで、魔元紗の弟である餓紗喰を激昂させている。


◆魔導具無名(むみょう)」「門構(もんがまえ)

門都の使用魔道具。
「無名」は核しかない上に文字もない宝玉、「門構」は両腕に嵌める大型の手甲。
門構のサイズはかなり大型の部類であり、常人向けのサイズではない。

効果は、「門構」に「無名」を嵌め込むことにより「門構えの漢字」に象徴される意味、現象を発生させること。
無名だけでは何の効果はないが門構と合わせて初めて力を発揮する、世にも珍しい2つで1つの魔導具である。
火車丸曰く「なんてヘンテコな魔導具」
なお使用する際には片方の門構に無名を嵌め込み、バレーのレシーブに近い構えで両腕の門構を合体させる必要があるため運用にはかなり癖がある。

非常にトリッキーな魔道具で、他の魔導具ではあり得ないほど多様な能力を発揮可能。
しかし発動の直前には文字が一瞬見えるため、ある程度の漢字理解能力があれば効果がそれなりに予測されてしまうのが欠点。
作中でも「閃」の文字から目つぶしを予想されて対応された。「閑」とか「閨」とかやったらどうなるんだ?



綺理斗(キリト)


この問題にはね――――

答えはないの。ゴメンね♡


CV:今井麻美

別名『年齢のない女』
見た目は黒髪で眼鏡をかけた年若く綺麗な女性。
「南無阿弥陀仏」の書かれた黒いクソダサワンピースを着ている。
性格は死四天の中では一番温和だが、裏麗の一員らしく狡猾。騙し討ちが得意で火影のメンバーを欺き幾度も罠に嵌めようとした。
一見非力そうに見えるが動きは俊敏で、ジョーカーの帝釈廻天の一撃をあっさり見切る、小金井の鋼金暗器の一撃も正面から警棒で受け切った上で(下記輪廻の能力を使った不意打ち込みだが)逆に先制の一撃を加えるなど戦闘能力が皆無というわけではない。
使用武器は警棒。

後述の魔道具・輪廻の副作用で本当の自分の記憶を失っており、「火影を倒せば本当のお前を教える」と森光蘭に絶対ウソに決まってる甘言を語られ、火影と対する。
死愚魔を操作し戦ったが、小金井&ジョーカーのタッグに敗北。
本当の自分を知るにはどうすればいいか彼らに質問するが「輪廻を壊せばいい」という結論を突き付けられ、本当の自分を知る事への恐怖から戦意を完全に喪失した。
その後の消息は不明。
精神崩壊したような描写となっている為、本当の自分を知る前に、今の自分をも失った事になる。
とはいえ最終的に輪廻を含む全ての魔導具は消滅したため、彼女も本来の年齢および姿に戻れた可能性は高い。
それが幸せとなったのかどうかはわからないが…。


◆魔導具輪廻(りんね)」「涅槃(ねはん)

綺理斗の使用魔道具。形状はどれもブレスレット型。
「輪廻」の能力は術者の肉体年齢の変幻自在。
あらゆる年齢に肉体を変化させられ、年齢に応じて身長や風貌すら目まぐるしく変貌するため傍から見るとそれぞれが全くの別人にしか見えなくなるのが特徴。
が、肉体年齢に引きずられて精神年齢まで変わってしまう*2という副作用がある(魔道具の効果か人間の習性かは判然としない)。
また肉体性能もある程度年齢に引きずられるため、老人になった時はぎっくり腰になったりする。
ある意味不老化できる魔道具と言えるが、綺理斗の場合は長く使い続けたことで「本当の(輪廻を使う前の)自分」というものが分からなくなってしまった。
輪廻を壊せば元の年齢に戻れるが、本当の自分は醜い老婆かもしれない…。綺理斗は輪廻を壊さず真実を知る為、森の言いなりになっていた。

どうでもいいがこの魔道具、不老不死を求める森光蘭からすれば彼女を殺してでも欲しがるような一品のはずである。
にもかかわらず、直属の部隊に所属する彼女へ持たせ続けているのは不思議でならない。
考えられるのは「実験体」だろうか。
彼女自身も危惧していた通り、これだけの能力を持つ道具にどんな副作用があるか知れたものではない。
入手し、いつでも使用可能な状態ならば、そのあたりを調べてからでも遅くないと考え、ひとまずは彼女に持たせて使わせ続けていたという可能性は大いにある。
もしくは逆に、輪廻を所持している彼女を発見し、観察対象として招き寄せたのかも。
仮に柳や天堂地獄といった他の手段が見つからなかった場合、彼女が不老不死の本命手段として、検証を終えたのち無理やり輪廻を没収されるような事態もあり得たのかも知れない。
もしくは「本来の自分を教える」という言葉は少なくとも半分真実で、すでに輪廻の解明は終えており、不老不死の手段としては何らかの理由で不十分という結論が出ていたのかも…。すべては作者のみぞ知る。

いずれにせよ「不死」に関してはこれでは得られないわけで、超常的な「力」も得られないので、目標から程遠かったことは確かだろう。
なにせ森光蘭は『強欲』なのだから。

「涅槃」の特性は、天堂地獄化した森の細胞と魔導具を合成して造られた改造魔導具死愚魔(シグマ)の操作。


死愚魔(シグマ)

森光蘭が開発した改造魔導具。
見た目は2枚の翼のような器官を持つ異形の龍。
戦闘能力は非常に高く、改造の結果最早生命体の域に達しているため、牙や肉体による肉弾戦すら可能となっている。
肉弾戦だけでも充分強いが、能力は地面や壁を焼き切る無数の高出力ビーム「魔弾」を放つこと。
簡単に言えば精神力を一切消費せず、『崩』+『虚空』の高熱レーザー弾幕が撃てる。
分かりやすくチートである。
ただし精神が不安定なのかジョーカーと小金井の連続攻撃を受け追い詰められた結果、凶暴化して暴走。
涅槃も暴走の衝撃で破損したことで制御不能に陥り、周囲全てを無差別に破壊し尽くそうとした。





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最終更新:2024年03月12日 15:03

*1 循環、運搬、凝固作用など

*2 14歳では明るく、23歳ではクール、65歳では狡猾など