BF(遊戯王OCG)

登録日 :2009/12/28(月) 00:16:41
更新日 : 2017/08/10 Thu 20:11:30
所要時間 :約 45 分で読めます





BF(ブラックフェザー)とは遊戯王OCGに存在するテーマの一つ。

初登場は第6期の『CRIMSON CRICIS』。
「レモンバスター」が表紙を飾り、「/バスター」のカテゴリが登場したパックである。

【概要】

「BF-□□の○○」といった名前を持つ鳥型、鳥人型のモンスター群。
□□には二つ名、○○には風や刀剣の名前が入るのも特徴。

モンスターほぼ全てが闇属性・鳥獣族で構成されており、展開や戦闘の補助に関して優れた効果を持つ。
5D'sの放映中に登場したカテゴリだけにシンクロ召喚が得意であり、
下級モンスターにはチューナー、非チューナーともに優秀なモンスターが多い。

同名カードでないBFがいれば特殊召喚できるモンスターが多いのも特徴であり、
そのまま攻め込んだり素早くシンクロに繋げたりすることが可能。

アニメの主要キャラクター、クロウ・ホーガンの使用デッキでもあり、彼のファンデッキ的な側面も併せ持つ。
劇中ではクロウの恩人でもあるロバート・ピアスンも使用している。

主力となるモンスターはほとんどがノーマルや字レアで入手しやすく、5D'sの放送中には環境デッキの中では安くて強いと評判であった。

09年世界大会でも日本で主流だった【猫シンクロ】を抑え優勝している。

逆に、全盛期ではインチキカードとの批判も多かった。
漫画版GX6巻では、作者の影山なおゆき氏が「誰が使っても勝てるデッキ」と評している。
まあ、そんなこと言われても仕方がないデッキだったことは確かである。
後にM・HEROが大幅にテコ入れされ、環境におけるHEROとの立ち位置が完全に逆転したことについては黙っておこう。

また、クロウはたびたび相手のカードを非難することがあったが、
名言(迷言)の「インチキ効果もいい加減にしろ!」はお前にだけは言われたくないと思った決闘者も多かったはず。


【現在の扱い】

現在は主力カードである「疾風のゲイル」や「黒い旋風」が無制限となっており、
漫画版BFのカードがOCGで登場するなど、公式からの扱い自体は良好。

ある意味全盛期以上のデッキパワーを得ているはずだがいるが、
BF以上のサーチ、展開力を持つデッキが主流になっているため環境的には落ち目。

墓地BFのメリットの一つである「王宮の弾圧」の禁止
「異次元からの埋葬」の規制、さらに「羽根帚」の制限復帰、除去カードの充実によるガン伏せなどが厳しくなっている。

しかし、ゴッドバードアタックや月影のカルートなどで不意打ちする能力に陰りは無いため、
甘く見ると痛い目にあうデッキであることに変わりはない。
ARC-Vでの再プッシュによって新たな戦略も可能になり、着実に強化されている。


……と、ここまでは良かったのだが、第10期に入ると新マスタールールが導入され、
リンクモンスター無しでは複数体エクストラデッキからモンスターを呼び出すことができなくなった

根本的なデッキの見直しが迫られるレベルの事件であり、多くのBF使いはデッキの再考に苦心している。




【主なBF】

ここではアニメ版と漫画版のカードを併記する。

漫画版BFとの特記が無い限りは基本的にアニメ版出身のカードである。

+ BFの下級モンスター

+ BFの上級モンスター

+ BFのシンクロモンスター


【主なサポートカード】

+ 詳細は以下

【その他、相性のいいカード】

+ モンスター

+ 魔法・罠




【デッキの種類】

  • 旋風BF
「黒い旋風」によるサーチによって後続を補給しながら殴る型。
「BFは大量展開しなくても強い」と言う逆転の発想から生まれたデッキである。

王宮の弾圧などによって相手の展開を阻害しながら、自分は旋風で確実にアドを稼ぐ。
その戦略はメタビートに近く、BFには一方的に弾圧をすり抜ける手が多いのもポイントだった。
ちなみに2009年に世界大会を制したのはこの型。

BFは自力で特殊召喚できるモンスターが多いのが強みであり、他のギミックに頼らずとも展開力が高い。
反面、特殊召喚の条件としてフィールドにBFがいることを必要とするものが大半なので、
最初の1体を潰されるとそれ以上モンスターを並べられなくなる のが欠点といえる。

旋風自体も召喚されたBFの攻撃力を参照することから、最初のBFを召喚した直後を狙われると痛い。

現在は「王宮の弾圧」など、パーツの多くが規制されており「弾圧型」は過去のデッキとなっている。

2014年あたりから「旋風」や「ゲイル」が制限解除され、BF自体は全盛期の強さを取り戻しつつある。
「弾圧」の代わりに「虚無空間」が注目されるなど、ギミックとしては同じようなことはできる。
デッキに罠のスペースを割きやすいので、「ゴドバ」や「通告」をガン積みして妨害しつつ殴る戦い方は健在。

漫画版BFのOCG化やARC-Vのシンクロ次元編の以降に伴い、BFも少しずつ強化されて密かに注目を集めている。
ノートゥングをシンクロすれば旋風の効果をもう1度使えるのは要注目だろう。

ただし、カードプール全体のインフレによって、環境デッキに対してカードパワーで大きく見劣りする状況となっているのは間違いない。
また、今後はリンク召喚を取り入れた展開を行わなくてはならないのが課題だろう。

今のBFが新たな環境でどんな活躍を見せるか、要注目である。


  • 墓地BF
積むBFはヴァーユ×3、シロッコ×3、その他を数枚程度。
終末やおろ埋、ダーク・グレファーで墓地を肥やし、
ヴァーユとシロッコでアームズ、アームズとヴァーユでアーマードをシンクロ召喚してビートダウンしていく。

玄米での調整でダムドも出しやすく、ヴァーユによるシンクロ特殊召喚は特殊召喚を封じる王宮の弾圧の影響を受けない。
ヴァーユの登場当時から存在していたデッキタイプだったが、
旋風BFと比べて高額レアの要求枚数が多くプレイングも難しかったため主流な存在ではなかった。
全盛期は旋風を凌ぐ強さで環境を仕切っていたが、上記の理由と規制の速さにより長くは続かなかった。

当時のこちら2つには禁止ではなかった王宮の弾圧が含まれる。

現在は上述の五月雨のソハヤの登場で、シュラの効果を通せばスタウォとゲイルを使えばクリスタルウィングも並べることができる。


  • ファンカスノーレ複合型墓地BF
墓地BFにファンカスノーレのギミックを混ぜたデッキ。
ファンカスノーレとヴァーユの相性が良く、サポートカードを共有しているので積める。
対策がファンカスノーレを失敗させるしかないので対処がかなり難しい。


  • ハンデスBF
2010年の制限改定により厳しい生活を強いられたBFの新たなる道。
一部の決闘者は「山本リスペクトハンデスBF」、略してYFと呼ぶ。誰だよ山本。
旋風BFに追い剥ぎゴブリンとウィルスを投入、これらを駆使して相手の手札を破壊し尽くす。

①フェーンでダイレクト
②追い剥ぎゴブリンでハンデス
③フェーンの効果で相手モンスターを守備に
④ブラストで貫通
⑤追い剥ぎゴブリンでハンデス
⑥相手ターンにカルートで攻撃力の上がったモンスターをウィルスのリリース要因に
というギミック。
弱点は暗黒界


  • ワンキルBF
主に2種類の型がある。
1つは「シロッコ」の攻撃力集約効果を使うもの。
「スワローズ・ネスト」「トランスターン」「ホーク・ジョー」の効果で何度も「シロッコ」を出し直し、
「ブラスト」辺りをムキムキにする。
うまく決まれば数万の攻撃力となり、効果の性質上ワンパンでケリが付くので爽快。
事故率が高いので、大量のドローソースでデッキを圧縮するのが特徴。

性質上「ゴーズ」には強いが、「スキルドレイン」などには注意。

もう1つはソハヤ、レベル・スティーラー、シャーク・フォートレスを使ったソリティアを行う型。
ソハヤのチューナー化とスティーラーの蘇生効果で連続シンクロで墓地にソハヤを貯め、フィールドにソハヤを揃える。

その後、シャーク・フォートレスの効果を適当なアタッカーに対して使用し、8000以上の打点を生み出して殴り勝つ。
途中にライキリを挟んで除去を行うなど、展開のパターンはいくつかあり、使いこなすのは難しいが爆発力は高い。

またA BF・レベル・スティーラー、ライブラリアンの大量ドローを駆使し、
トドメをマジックテンペスターに任せるワンキル型なら先攻ワンキルが可能

だが、構築幅が狭く安定せずメタられやすい等欠点も多い。
前述のとおり、こちらは2016年10月1日の改訂でスティーラーが禁止になったので構築不能になっている。


  • シンクロダーク
厳密にいえばBFデッキではないのだが、BFのギミックを利用しているのでここでも取り上げる。

ソハヤとスティーラーによる連続シンクロを活用するデッキタイプ。
シンクロ環境で流行した闇シンクロデッキと名前は同じだが、内容はまるで異なる。

ライブラリアンで手札を回復させながらシンクロを繰り返し、
最終的にはPSYフレームロード・Ωを3体並べて先攻3ハンデスを行うというとんでもないデッキ。
そのソリティアぶりはガンとトリシュが3枚積めた頃の満足を彷彿とさせる。

TDILでのBFの強化に伴って出現し、大会で入賞するなどそこそこの成績を収めている。
2016年7月1日の改訂では完全にスルーされたもの、先攻からの複数ハンデスの理不尽さは無視できないものであり、
次の改訂であえなく解体を余儀なくされた。

と、思ってたらファラオの化身を使って別の型が考案されていた。


クロウ『追記、修正だと?インチキ項目もいい加減にしろ!』
牛尾『てめぇが言うな!』
遊星『いや、あんたも駄目だろ』
ジャック『お前もだ、遊星!』

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