水鏡凍季也(烈火の炎)

登録日 :2012/01/27(金) 12:10:52
更新日 : 2018/02/17 Sat 23:13:57
所要時間 :約 6 分で読めます






…血を求めるのは僕も同じ―
―たった一人で生き恥をさらして剣をふるう、石コロなんだよ。

むしろ…純粋に強さを求めている君の方が―
僕には眩しく映る。


烈火の炎の登場人物。




主人公である烈火たちの1年上の先輩にあたり、烈火、土門風子たちに比べ成績が圧倒的に良い。

が、教師から東大を目指せと言われた際に「口が臭い」とぼそりと言い放つ程、初期は他人に対して攻撃的かつ辛辣であった。



【生い立ち】
かつてはごく普通の家庭に暮らしていたが、両親を早くに亡くし、姉・美冬と二人っきりで暮らしていた。
この頃の水鏡は姉にじゃれつくくらい朗らかな性格で、貧しいながらに生活を楽しんでいた。

しかし、ある時強盗に襲われ、目の前で姉を殺されたことで、姉の復讐を誓うことになる。
姉が死ぬ間際に残した「お守り」の魔道具・閻水を持ち、魔剣として戦う。


【出会い】
当初、死に別れた姉とそっくりな外見をした佐古下柳に執着し、炎を使いこなせない烈火には守れないと判断し、2人を引き裂こうとした。

だが、柳個人を大切に思うというよりは姉の生き写しだから、という理由で行動していたため、
姉に似せようという自分勝手な理由で柳の長い髪をバッサリ切り、烈火の逆鱗を触れる。

烈火との戦いにおいては閻水による剣術を正式に学んでいたこともあり烈火を追い詰めたが、烈火が炎で無理やり閻水を蒸発させたことで敗れた。
そして烈火に敗れた際、烈火から女の子の髪を切った罰として水鏡自身も長髪を切られるという結末となった。

この戦いと結末をきっかけとして、急激に態度を変えたわけではないものの自身の過ちを認識し、
柳個人をちゃんと大切にするようになり、そして烈火達とも協力や交流するようになっていった。

しかし、柳が天堂地獄編までさほど伸びなかったのに、水鏡は再登場の森の館編では既に元通りに伸びている。


【性格】
本人の性格が計算高く冷徹なのに対して、烈火たちの考えなしで無鉄砲な性格に振り回されやすい。
本編では貴重なツッコミ担当であり、仲間のボケにはすかさずツッコミを入れる。
そのため、火影の面子に囲まれている際は馬鹿の一味に見られがち。

しかし元々の冷徹な性格も消えている訳ではなく、他人を殺すこと・いたぶることを容赦しない。
とは言え余程の外道でもない限りは進んで殺そうとはせず、卓越した技術を持つので手加減も容易に可能。
また本当の意味でのフェミニスト(男女平等主義者)なので、理由があるならば女性に暴力を振るうことも全く厭わない。
その性格は紅麗をして嫌いでないと評されている(※紅麗もフェミニストです)。

特に火影の面子と離れている時は、単独行動などの都合から非道な敵と遭遇しやすいので冷酷な一面が表に出がち。

だが「マリーの館」では油断からか敵の罠に引っ掛かってしまい、女主人のマリーにジョンと命名されてしまった。


【魔道具】
●閻水『水』
水鏡家に代々伝えられてきた魔道具。
名の由来は『咎人を裁き地獄に落とす魔の剣』。
姉の美冬が死に際して手渡した形見でもあるため、水鏡にとっては思い入れが強い品であり、水鏡の唯一の魔道具でもある。

閻水の能力は水を刀にすることであり、形状を保つためには常に冷静を保つ必要がある。
水を刀にするため、その際に用いた水の量で刀の強度も変わり、プール1つ分を刃にした時には「決して折れない」と発言していた。

また刀にするだけでなく固体(氷)、気体(水蒸気)など形を変えることも可能。
水だけでなく、血液など液体状の物ならば刀として用いることができる。
一つでかなりの応用が効く魔道具である。

しかし刀の水を用いるため、水を消耗する技は乱発できない。


■氷紋剣
水鏡が姉の仇を討つため巡狂座に師事し習得した剣術。
剣の技としては邪道だが、その強さは一流の剣士とも渡り合う。

のちに、巡狂座が水鏡家に伝わる魔導具を用いて戦うために編み出された忍術である事を明かした。
恐らくは雷覇同様に、水鏡家も火影忍軍の生き残りなのかもしれない。

○水傀儡
水を自分そっくりの形にし、敵の目を欺く。

○絶対零度
周囲の空気を凍てつかせる術で、補助技として用いられる。
闘技場の舞台に剣を突き刺すことで、舞台に根をはる敵を凍てつかせたこともある。

○氷柱舞(つららまい)
閻水を地面に突き刺し、地面から無数の氷柱を生み出す。

○水成る蛇
水を蛇の形状にし、敵に向かい勢いよく飛ばす。

○氷成る蛇
水成る蛇の氷版。氷(水)の質量によっては非常に重い蛇もつくれる。

○つらなる蛇
水鏡オリジナル技。水なる蛇に氷柱舞を纏わせた強化版。

【外見】
水色の長髪に切れ長の目をしており、細面。
体つきも烈火や土門に比べれば、さほど筋肉質ではなく、中性的な顔立ちも手伝い「女男」呼ばわりされることもある。
しかし本人はその呼び名を嫌っているため、先述の記憶力も相まって言った奴に仕返しをしにいくらしい。

顔立ちの良さから、性格を知らない女性からはモテるのか、裏武闘殺陣において司会者の女性たちの多くを虜にし、男性客からの批判を買った。
だが、性格が災いしてか、学校での人気は烈火と比べると非常に地味である。

また、風子ががさつで快活な性格から「男女」と呼ばれるせいもあり、アニメでは性別を逆だと勘違いされ、神威からも女と判断されていた。

ちなみに近視であり、普段はコンタクトをしているが、部屋では眼鏡をかけている。
テレビゲームはヘタクソらしい。




【以下、ネタバレ】









師である巡狂座は実は水鏡の祖父にあたる人物であった。
父親(巡の息子)を失ったばかりの幼い水鏡に氷紋剣を教えようとしたが、美冬の非難を受け、水鏡の代わりに美冬が氷紋剣を継承する予定だった(習熟の度合いは不明だが、閻水を問題なく使えるレベルぐらいには訓練していたと思われる)。

美冬を殺した強盗は、実は森光蘭の放った魔道具を探索する麗の前身部隊の人間。
美冬は閻水を使い弟を守ろうとしたが、水場であるキッチンに向かおうとした所を刺されてしまい、命を失う。
美冬を襲った強盗たちは実はこの直後巡狂座の殺気に怯え逃げ出し、そのお陰で幼い水鏡は生き残れた。
そして強盗達は即座に怒れる巡狂座に切り刻まれた…。


巡狂座は孫たちを心から愛しており、代々伝えられてきた氷紋剣と閻水、それを伝えてきた「巡狂座」という存在が孫の美冬が死ぬ原因となったため自分を許せず、
凍季也に自身が祖父であることを隠したまま「姉の仇をとらせる(自分を殺させる)」よう鍛え上げたばかりでなく「復讐をした後」のための生き方も教え、
結果として師弟としてだけではない絆を皮肉にも築いていくこととなる。

水鏡は火影の一員となってからも、復讐に拘り続けた。
しかし麗十神衆の一人にして、巡狂座のもう一人の弟子であるとの出逢い、復讐だけに生きる道を歩んではいけないとその身を以て教わる。
それから水鏡は復讐に拘らなくなっていく。

巡狂座は凍季也の復讐の対象として、自分を殺させることを望んだが、復讐だけに拘らなくなった凍季也に安堵し、そのまま天寿を全うした。

天堂地獄崩壊後は、それまで自分を突き動かしてきた閻水も崩壊し、ただの学生としての日常に戻った。

ただの学生の癖に、何故かそこそこ良さそうなマンションに住み、隣には水商売風の美女が住んで時折水を無心するなどギャルゲーの主人公のような生活をしている。
姉と暮らしてた時はそんな裕福な感じはなかったのに。
もしかしたら姉は祖父に頼んで、自分に多額の保険金を掛けていたのかもしれない。


終盤に近付くと姉の復讐に拘っていた故の攻撃性は薄れ、仲間たちを素直に心配するようになり、
姉・美冬の霊との邂逅で「仲間たちに包まれてる」という発言をされ、「ぎゅうぎゅう締め付けられてる感じ」と答えながらも、表情から初期の冷たさが薄まり、
クラスメートからも変わったと感じられている。
烈火たちに会ってから火影面子として度々学校を休むためか、少しばかり勉強に苦労している模様。


安定した戦闘技術・精神の持ち主だからか、あるいは美形だからか、他に何か理由があるのか、
烈火達の中では意外にも勝率が低めということでも有名だったりする辺りはちょっとかわいそうである。


ちなみに前述の通り外見が女性的、なおかつ本編が下ネタ率の高い煽りをするため、当時は散々腐女子にネタにされた。
また、何故かフラグを立てていた土門よりカップリング面で風子と組み合わせられることも多かった。
土門の見た目とギャグ時の発言のウケがあまり良く無さそうだからだろうか。



追記・修正は友人にぎゅうぎゅうに締め付けられてからお願いします。

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