アイシールド21

登録日:2011/07/07 Thu 23:22:20
更新日:2024/04/21 Sun 15:01:24
所要時間:約 12 分で読めます




アメリカンフットボール


闘いを制するは


パワー


タクティクス


そして…


スピード!!!





『アイシールド21』とは、週刊少年ジャンプにて連載されていたアメリカンフットボール漫画。原作稲垣理一郎、漫画村田雄介。全37巻。
近年若干あやふやになっている気がする努力・友情・勝利のジャンプの三原則がキッチリと描かれており、近年ジャンプでは少ない泥臭いスポコン漫画。
その泥臭さと熱さ故、各キャラクターのストーリーも濃く、名シーンが非常に多い。まさかこのキャラに泣かされるなんて…と思った人も少なく無いだろう。
ストーリー展開や必殺技については「現実3、ファンタジー7の案配」と言っており、少年漫画らしい脚色がなされている。

アニメ化も一応しているがジャンプアニメよろしくオリジナル展開も盛り沢山。
全145話で3年も続いたことから決して不人気だったわけではないが、劇場版やOAD制作にまでは至らなかった。

原作は7年にわたる長期連載だったが最後の世界編は明らかに端折り気味で、
長期連載に与えられた「円満打ち切り(数ヶ月~1年の猶予期間が与えられると言われる)」と囁かれている。



【あらすじ】

泥門高校に通うビビりでパシリな小市民、小早川瀬那は入学早々、アメフト部の先輩、栗田良寛に出会い、その熱意から(主務として)アメフト部に入部する。

が、もう一人のアメフト部の先輩蛭魔妖一に、パシリによって鍛え抜かれた黄金の脚に目をつけられ、選手としてフィールドに立つ事になってしまった。

時代の最強ランナー、アイシールド21として―

  • 導入~春大会編

  • 強豪との激突編
 VS賊学カメレオンズ

 VS太陽スフィンクス

 VSNASAエイリアンズ

  • アメリカ合宿編

  • 秋大会編
 VS網乃サイボーグス 38-8 泥門勝利
  初戦にして強敵「大会荒らし」との対決をアイシールド抜きで戦わなければならなくなったデビルバッツ
  当初こそ固くなるが、デスマーチで鍛え上げられたチームはサイボーグスの猛攻と五分に渡り合う
  満を持して参戦したセナとサイボーグスのエース胸肩との対決を、ついにお披露目のデビルバットゴースト一撃で決着させる
  その後泥門得意の圧倒的な攻撃力が爆発し圧勝

 VS夕陽ガッツ

 VS独播スコーピオンズ

 VS巨深ポセイドン

 VS西部ワイルドガンマンズ

 VS盤戸スパイダーズ

  • 関東大会編
 VS神龍寺ナーガ

 VS王城ホワイトナイツ

 VS白秀ダイナソーズ

  • クリスマスボウル編
 VS帝黒アレキサンダーズ

  • 世界編







【泥門デビルバッツ(泥門高校)】

俺らは敵を倒しに来たんじゃねぇ


殺しに来たんだ!
(ぶっ潰しに来たんだ!)


ぶっ殺す!YEAH!!
(ぶっ潰す!Ya―ha―!!)



昨年までは蛭魔と栗田の二名の弱小チームだったが、セナの入部を皮切りに癖のあるメンバーが集まる。

『99点取られても100点取れば勝つ』を信条とし、守備でも攻撃的に攻める悪魔の蝙蝠。その為守備が粗い所を度々指摘される。

トリックプレーを駆使する蛭魔を中心に、セナの爆走ラン、モン太達レシーバー陣へのパス、超重量級ラインの栗田、特大キックの武蔵などの、
個々の能力は完璧ではないが、日本最強の超攻撃特化チームへと成長していく。
メンバーが集まったとはいえ一部の部活から助っ人を入れるなど基本的に人数が足りないため、ほとんどの選手が攻撃と守備で両面出場する。


CV:入野自由朴ロ美
主人公。ポジションはランニングバック兼セーフティ。
気弱で引っ込み思案なため長年いじめっ子のパシリをやらされ、その影響から素早い俊足を身につけた。
その才能をヒル魔に見いだされ、覆面選手「アイシールド21」としてアメフト部に入部させられる。
最初は嫌々だったが、徐々に楽しさに目覚め、一人前の選手として覚醒していく。
そして作中では誰よりも、各校の強力なライバルと戦うことになり、試合の中であらゆる進化を遂げていく。

CV:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)/三木眞一郎
主将。クォーターバック兼セーフティ。
周囲の人間から「悪魔のような男」と恐れられ、目的の達成のためなら手段を選ばず、非情に狡猾で計算高い。
凄まじい人脈とコネを持ち、「脅迫手帳」により周りの人間を意のままに操る力を持つ。
作戦の司令塔でもあり、ブラフで敵を騙したことは数知れず。
その活躍から泥門の裏エースとも呼ばれる。

  • 栗田良寛(くりたりょうかん)
CV:永野広一/天田真人(現・四反田マイケル)
センター兼ディフェンスタックル。
一目につくような巨漢の持ち主で、チームのディフェンスの要を担う。
チームのムードメーカーで潤滑油的な存在であり、何事も一生懸命な努力家。
ヒル魔とは中学生からの仲間で、扱いは悪いものの絶大な信頼を寄せられている。

CV:山口勝平うえだゆうじ
ワイドレシーバー兼コーナーバック。愛称「モン太」。
元野球部員だったが、野球選手としての芽が出なかったところで「キャッチ」の才能を見いだされアメフト部にスカウトされた。
熱血気質で負けず嫌いな性格であり、作中では他校のレシーバーと激しい火花を散らした。

CV:小山力也
キッカー兼ラインバッカー。愛称「ムサシ」。
老け顔だがこう見えても高校2年生である。
かつてヒル魔、栗田と同じ中学でアメフトでの全国制覇を夢見ていたが、大工をやっている父親が病に倒れ、家業を継ぐために高校を退学。
その後長らく音信普通だったが、セナ達の懸命さに心を打たれ、東京大会の西武戦(アニメでは盤戸戦)で戦線復帰。
超ロングキックをほぼ外したことはないほどの腕前を持つ。

  • 十文字一輝(じゅうもんじかずき)
CV:星野貴紀
タックル兼ディフェンスタックル。
不良トリオ「ハァハァ三兄弟」の長男(?)。
入学したてのセナをいじめていたが、全裸写真をヒル魔に撮られ脅迫され、写真を取り返そうと部室に忍び込んだ矢先に栗田から入部希望と思われ、そのままなし崩し的に三人でアメフト部に加入。
相手チームや小結から舐められる度にやる気になり、やがてはアメフトに本腰を入れるようになる。
厳格な父親の下で育てられ、父から仲間を馬鹿にされることに反発している。
三兄弟の中ではテクニックに長ける。

  • 黒木浩二(くろきこうじ)
CV:岩崎征実
ガード兼ラインバッカー。
ハァハァ三兄弟の次男(?)。
黒髪の方で、自称卑怯な手口が得意でかなり好戦的。
相当なゲーマーでゲーセンでの実力は折り紙付き。
三兄弟の中ではスピードに長ける。

  • 戸叶庄三(とがのうしょうぞう)
CV:前田剛
タックル兼ディフェンスエンド。
ハァハァ三兄弟の三男(?)。
サングラスの方で、漫画が大好き。
その画力は確かなものであるが、漫画の投稿経験はない。
三兄弟の中ではパワーに長ける。
なお作中でヒル魔のことを本気で人外だと思ってる。

  • 小結大吉(こむすびだいきち)
CV:榊英訓
ガード兼ディフェンスエンド。
小柄だが非常に力持ち。
栗田を師匠と慕っており、一部の人間にしかわからない「パワフル語」を喋る。
三兄弟を小馬鹿にし、そりが合わない。
体格の小ささがコンプレックスだったが、巨深の水町とのマッチアップで勝利したことで完全に克服した。

CV:堀田勝
ワイドレシーバー。
おでこの広いハゲ頭が特徴。
長年勉強漬けの日々を送り、スポーツに対して憧れを抱き、アイシールド21に感銘を抱いてアメフト部に遅めの入部を果たす。
運動音痴故にスタメンにも長い間選ばれなかったが、関東大会の神龍寺戦でついに初登板。チームの「隠し弾」として要所要所の活躍を果たした。

  • 瀧夏彦(たきなつひこ)
CV:落合弘治
タイトエンド兼ラインバッカー。
ナルシストで誰もが認めるバカだが、アメフトに関しての情熱は高く、アメフト部のない高校で独学で学んできた。
器用貧乏故にあらゆる状況に対応できるタイトエンドに抜擢された。
アニメオリジナルではクォーターバックを務めたことも。

CV:加藤啓
ランニングバック兼コーナーバック。
陸上部員の助っ人。
ヒル魔の無茶にも文句も言わずに従ってくれるいい人だが、如何せん地味。
しかし戦力としては十分であり、助っ人勢の中では活躍シーンも多い。
アニメでは独播戦で一時的にウォーターバックを努めたが、独播選手のラフプレーで負傷退場してしまった。

  • 姉崎(あねさき)まもり
CV:平野綾/今井由香
マネージャー兼主務。
セナとは幼馴染でお姉さん的存在。
過保護なきらいがあるためセナのアメフト部入りを当初は反対し、彼がアイシールド21であることも知らされてなかったが、日に日に逞しくなっていくセナに根負けし、彼の夢を後押しする。
頭脳明晰で成績は常にトップクラスだが美術は苦手で絵の出来は壊滅的。

  • 瀧鈴音(たきすずな)
CV:中川翔子
チアリーダー。
瀧の妹で兄と一緒に泥門に編入(ただし泥門の生徒ではない)。
チームのメンバーと同じように全身全霊で応援する。

  • 酒寄溝六(さかきどぶろく)
CV:赤星昇一郎
トレーナー。
ヒル魔達の中学時代の恩師であり、彼らにアメフトの全てを叩き込んだ。
大酒呑みでギャンブル中毒なのが玉に瑕。
王城の庄司監督とは大学時代のチームメイトであった(ポジションはタイトエンド)。

  • ケルベロス
CV:岩崎征実
チームの飼い犬。
食欲旺盛で凶暴。
また犬のくせに器用にナイフやフォークを使って食事したり二足歩行で走り回ったりするなど、人間に近づきつつある。

  • ブタブロス
CV:中川翔子
溝六が新たに連れてきた飼い豚。
弱気な性格でいつもケルベロスに追いかけられてる。


【王城ホワイトナイツ(王城高校)】

騎士の誇りに賭けて勝利を誓う


そう 我々は敵と闘いに来たのではない


倒しに来たんだ!


glory on the… kingdom!!

関東トップクラスの強豪チームで、東京で唯一神龍寺ナーガと互角に戦えるチームと言われていた。
しかし黄金世代の先輩達が抜け、弱体化により凋落と言われたが、エース進と春から急成長した桜庭などの成長により、見事復活を果たした鉄壁の騎士団。

『0点に抑えれば1点でも勝てる』を信条とし、日本最高峰の守備を誇り、まさに泥門と西武の対極と言えるチーム。

保守的なイメージだったが、作戦巨大弓(バリスタ)で、日本最強のラインバッカー進が攻撃に参加、東京ベストレシーバー桜庭の両面、
長身クォーターバック高見のエベレストパス、重量級ながらもスピードのある大田原とプリズンチェーン猪狩のラインなどの、泥門にも劣らない攻撃力と、
東京ベストイレブン総取りの守備陣が点が入る事によって磨きをかけた強気な守備を誇る。

  • 進清十郎(しんせいじゅうろう)
CV:郷本直也
ランニングバック兼ラインバッカー。
高校アメフト界の中でもトップクラスの実力を持つ王城のエース。
才能に慢心せずに日々鍛錬を繰り返し、着々と実力を付けていく実力者。
「アイシールド21」という好敵手に出会い、またセナの才能を見抜き互いに認め合うライバルとなる。
作戦巨大弓(バリスタ)ではついに攻撃にも参加するようになり、攻守両面で圧倒的な強さを見せつけた。
選手としては非の打ち所がないが、筋金入りの機械音痴という、唯一にして最大の弱点を持つ。

CV:宮野真守
ワイドレシーバー兼コーナーバック。
モデル業もしており女子の間で絶大な人気を誇る選手だが、周囲が勝手に神輿を担いでいることへの窮屈さと、進の圧倒的な才能に対する劣等感を抱いていた。
しかし、自分を信じてくれた高見の想いに応え、長い手足を活かしたレシーブにより才能を飛躍的に高めることとなる。
進とは親友でもあり目標の存在で、ついにはその2人のコンビプレー、射手座(サジタリウス)が完成するまでに至った。
泥門との2試合目ではモン太に勝つべく試合の途中から両面出場することになる。

CV:浜田賢二
クォーターバック。
王城の司令塔であり、的確な戦術を以てチームを勝利に導いてきた。
幼い頃足に怪我を負ったため鈍足が1番のネックだったが、頭脳はもちろん、努力や根性でそれをカバーしてきた。

  • 大田原誠(おおたわらまこと)
CV:乃村健次
主将でガード兼ディフェンスタックル。
やたらと豪快な筋肉ダルマであり、体臭(特にオナラ)が凄いバカ。
春大会で栗田とのマッチアップで完全敗北して以来、彼をライバル視している。
作中のラインマンにしては珍しく、パワーはもちろんスピードもあり、そのスピードを生かした突進力は破壊力抜群。
なお常に厳しい練習や特訓を課す王城でただ1人、入部から一度も練習を休まなかった。

  • 猪狩大吾(いかりだいご)
CV:竹本英史
ガード兼ディフェンスエンド。
落ち着きなく暴れたがるため普段は鎖で縛られている。非常に凶暴だが、それは仲間をバカにされるのが許せないからであり、先輩や監督に対する最低限の敬意はある。

  • 庄司軍平(しょうじぐんぺい)
CV:小村哲生
王城の監督。通称はショーグン。
かなり厳しい鬼監督だが、誰よりも選手の成長を楽しみにしている。
溝六とは大学時代のチームメイトで日本刀の異名を取った(ポジションはクォーターバック)。
余談だが、基本放任主義であまり機能しない監督が多い中、唯一監督としてまともに機能している唯一の存在でもある。

  • 若菜小春(わかなこはる)
CV:鮭延未可
ポニーテールが特徴的なマネージャー。
マネージャーになった理由は、実家の八百屋で働くのがイヤだったため。
しかし結局働き癖が抜けず、働き者マネージャーとして有名になってしまうことに(本人も戸惑いを隠せなかった)。
王城の裏名物とされており、男子には人気が高い模様。実際にかわいい。


【西部ワイルドガンマンズ(西部高校)】

東京最強の攻撃チーム。昨年までは無名のチームだったが秋季大会の前評価では王城を抜いてSクラスを獲得した。

早撃ち自慢のクォーターバックキッドと無敵の重機関車鉄馬を軸としたショットガン、
セナと同レベルのスピードと作中屈指のテクニックを誇る陸の走りで圧倒的な攻撃力を持つ。

守備重視の王城とは対極、攻撃重視の泥門とは類似とも言うべきチームで、
王城には毎回負けているもののその全ての試合で鉄馬が欠場しているので、完全な意味での優劣ははっきりしていない。
チームとしての破壊力は作中No.1レベルだが、その大半がキッドと鉄馬のコンビで成り立っているからであり、どちらかが欠けてしまうと攻撃力が大幅に落ちる欠点を抱える。

  • キッド/武者小路紫苑(むしゃのこうじしえん)
CV:内田夕夜
クォーターバック。
ニヒルで何事にも冷めているガンマン。
攻撃力に富み正確無比な早撃ちパスを繰り出す。
射撃金メダリストの実家のプレッシャーから本名はほとんど名乗っていない。
鉄馬とは古くからの付き合いで、彼の影響でアメフトを始めた。

  • 甲斐谷陸(かいたにリク)
CV:増田裕生
ランニングバック兼セーフティ。
セナの幼馴染であり、彼の走りの速さは陸の仕込み。
新人ながらも高い瞬発力でチームの中核を担う。
チェンジ・オブ・ペースの上級版、ロデオ・ドライブが武器。
非常に研究熱心だが、寝坊して遅刻することも多いらしい。

  • 鉄馬丈(てつまじょう)
CV:竹本英史
ワイドレシーバー。かなりの無口。
強面で高身長の持ち主であり、力強い体格。
キッドの実家の使用人の息子であり、互いに理解し合っている。
基本的に司令は忠実に守るのだが、何故か拡大解釈をして自分の身体を壊してしまうこともしばしば。

  • バッファロー牛島/牛島馬波郎(うしじまばっはろう)
CV:末吉司弥
ディフェンシブタックル。
主将。
二本の角(デュアルホーン)が武器の攻撃型ラインマン。その威力は相手ラインマンを呼吸困難にするほどだが、実力の割に泥門ラインに押されたり、陸を始めチームメイトからはあまり信望がないなど、主将らしからぬ一面が目立つ。

  • ドク堀出(ほりで)
CV:宮澤正
監督。バックのチアリーダーと一緒に常に拳銃を発砲しチームを盛り上げるノリの良い監督。
キッドと鉄馬には高い信頼を寄せる一方、鉄馬に対してありとあらゆる司令を出した結果、鉄馬が自分の身体を壊すというトラブルに毎回悩まされる事に。


【恋ヶ浜キューピッド】

選手全員が彼女持ちで彼女持ちが入部条件という異色のチーム。しかしアメフト選手としての実力はイマイチで未だに公式戦未勝利。作中でも春大会1回戦で泥門に逆転負け、秋大会1回戦でも西武相手に途中棄権と良いところがなかった。

  • 初條薫(はつじょうかおる)
CV:岩崎征実
クォーターバック兼キッカーの主将。
アメフトをラグビーと勘違いしている彼女にいつも振り回されているが、チームの層が薄い恋ヶ浜の数少ない実力者で、秋大会前の下馬評でも、「チームの注目は何でもこなす初條か」と彼だけは注目の的となっていた。春大会初戦の泥門戦では終了間際のフィールドゴールを決め、一時先制する活躍を見せた。


【賊学カメレオンズ(賊徒学園)】

不良の溜まり場だがアメフトの強豪校。
泥門とは練習試合で敗北し、以来ヒル魔の奴隷として泥門のサポートを手伝っている。
秋大会では巨深相手に2回戦で敗退し、泥門へのリターンマッチは果たせなかった。

CV:遊佐浩二
ラインバッカー兼クォーターバックの主将。
実力者が卒業して以来やる気のなかったチームを恐怖政治で叩き直し、強いチームに仕上げてきた。
しかし、秋大会でその脆さが露呈してしまう。
ただ誰よりもアメフトに対する熱意は本物で、後の世界大会では思わぬ活躍を…。

  • 足塚猛(あしづかたける)
CV:下崎紘史
キッカー。
チームのエースキッカーでトライフォーポイント成功率78%の実力派キッカー。
さらにキックオフでは楕円形のボールを生かしたスクイーズキック(通称博打キック)を放ち、相手オフェンスの混乱を誘うクセ者。

  • 蛇井級太郎(へびいきゅうたろう)
ガード。
賊学の大型ラインマン。基本的にフシューという鼻息くらいしか発さない無口な人物。
巨深戦で対水町用に投入されたが、スピード型ラインマンの水町とは相性が悪く、成す術もなく打ち倒されてしまった。

  • 露峰メグ(つゆみね)
CV:真瀬京子→山下亜矢香→遊佐麻友美
マネージャー。
常に竹刀を持ち歩く賊学の女帝。
「アメフト部に入らないとタマ潰すよ」と言うぐらいのおっかない人物だが葉柱の数少ない理解者でもある。
アニメでは独播の闇討ちや暴力を心配したセナをいいヤツと評する等、心根は優しい。


【太陽スフィンクス(太陽高校)】

エジプト風の校風を有する。
重量級の選手を揃えている鉄壁の防御を誇る。
NASAエイリアンズとの対戦権を賭けて泥門と勝負し引き分け(番場の意向で対戦権は泥門になった)。
秋大会では関東大会まで勝ち進んだが、白秋との戦いで追い詰められ、棄権した。

  • 原尾王成(はらおきみなり)
CV:竹内幸輔
主将でクォーターバック。
常に侍女を侍らせているモテ男。
泥門との戦い以降自分の甘さを自覚し努力を重ねたが、白秋の力を前にして傷つく仲間の姿を見かね、棄権を決意する。

  • 番場衛(バンバマモル)
CV:楠大典
センター兼ディフェンスタックル。
日本有数の巨体を誇る強豪ラインマンでスクワットの記録保持者。
戦う相手に敬意を忘れない紳士である。
秋大会ではプロレスの特訓で顔面傷だらけの姿となりセナ達を驚かせた。
白秋戦では峨王の圧倒的な力に敵わず気絶してしまったが、原尾を最後まで守ったことで峨王から敬意を持たれた。

  • 笠松新信(かさまつにいのぶ)
CV:竹本英史
タックル兼ディフェンスエンド。
ピラミッドラインの一角。
番場とは対照的に相手をバカにして挑発をしまくり、相手のラインマンを青天させることに喜びを覚える卑劣で好戦的な性格。
特にハァハァ三兄弟とは些細なことで言い争うことが多い。
その反面、仲間に対する思いやりはある。

  • 鎌車ケン(かまぐるま)
CV:斎藤恭央
コーナーバック。
太陽の大型コーナーバック。
泥門戦の後半から対モン太用として実戦投入された。
戦車バンプという名のバンプを駆使してモン太を徹底的に追い詰めたが、最後はモン太に執念のタッチダウンを決められてしまった。
白秋戦では目立った活躍がないまま棄権の憂き目にあった。


【巨深ポセイドン(巨深高校)】

まあまあの強さのチームだったが、筧や水町が入って以来実力をつけてきた。
柱谷、賊学相手に圧勝したが、3回戦で泥門と激突し、敗北した。

  • 筧駿(かけいしゅん)
CV:竹内幸輔
ラインバッカー。
アメリカ留学から帰国したばかりで、真の「アイシールド21」と試合で戦ったことがある。
以来、日本に渡ったアイシールド21と戦うために巨深に転入した。
泥門戦ではセナのアイシールド21を偽物と憤り、長身と長い腕を生かしたタックル(アニメでは小判鮫に「モビーディック・アンカー」と命名される)で彼のデビルバットゴーストを幾度ともなく止めたが、進化したデビルバットハリケーン(ハリケーンゴースト)を止めることはできなかった。

CV:小野大輔
タックル兼ディフェンスタックル。
元水泳部員で水泳を生かしたライン戦法(通称スイム)を取る。
スポーツの才能に恵まれ常にチャラチャラしているが、仲間に対する思いやりは深い。
フォーメーションポセイドンでは4人目のラインバッカーとしても参加する。

  • 小判鮫オサム(こばんざめ)
CV:下崎紘史
クォーターバック。
主将。後輩に対するコンプレックスの持ち主だが後輩達(特に筧や水町)に信頼されている。インターセプト率0%の超早逃げが武器な他、確実に通るパスは見逃さない等、クォーターバックとしての実力も決して低くない。
アニメでは筧の必殺技、「モビーディック・アンカー」の生みの親にもなった。

  • 大平洋(おおひらひろし)
CV:小川輝晃
ラインバッカー。
巨深の長身ラインバッカーの一角で、常に大泣きしながらプレイをする熱血漢。
身長205cmは作中判明している高校日本人選手の中では最も長身。
筧を「筧先生」と呼び、師として仰いでいるが、大西とは些細なことで言い争う。

  • 大西洋(おおにしひろし)
CV:鷲見亮
ラインバッカー。
巨深の長身ラインバッカーの一角で、やや他人を見下しながらプレイをするキザな男。
身長204cmは大平に次ぐ高さ。
筧の1番弟子は自分だと思っており、大平に対して容赦なくダメ出しする言動が目立つ。


【盤戸スパイダーズ】

かつては王城相手に拮抗したチームだったが、帝黒に実力メンバーを引き抜かれ弱体化。
辛うじて一時転向した赤羽が出戻りしたことで秋大会の勝ち残りを目指す。
西部に負けた泥門が3位決定戦で戦った。

  • 赤羽隼人(あかばはやと)
CV:平川大輔
タイトエンド兼ラインバッカー。
昨年の東京大会MVP。
かつて帝黒に転校していったが、帝黒の引き抜き政策に反発して盤戸に出戻った。
思わせぶりな態度で真の「アイシールド21」の候補として登場したがミスリードであった。
出戻りがきっかけで秋の東京大会の終盤までは、出場停止によりベンチウォーマーだったが、停止期間の切れた3位決定戦で泥門の前に立ちはだかる。

  • 佐々木(ささき)コータロー
CV:森山栄治
キッカー。
トライフォーポイント成功率100%の実力派キッカー。
ムサシにライバル意識を燃やしており、彼を打ち破ることを目標としている。
オフェンスチーム、ディフェンスチームに続くキックチームの存在を強く印象づけた人物でもある。



【神龍寺ナーガ(神龍寺高校)】

関東9連覇という偉業を持つ、まさに関東最強チーム。

迅速な処理、土壇場での安定力、戦術面など。その関東屈指の総合力は泥門を上回っていた。(敗因は阿含が点差をつけようとしたため)

最凶の天才阿含と雲水のタブルクォーターバックのドラゴンフライに、バック走4秒89、空中戦最強レシーバーの一休、安定したライン山伏により、攻守ともに盤石。


CV:桐本琢也
クォーターバック兼ワイドレシーバー兼ラインバッカー。
ドレッドヘアで常に他人を見下したような態度を取り、セナから「本物の悪」と言わしめた人物。
生まれつき高い運動神経を誇り、ロクな練習もなしに超反応速度で敵を圧倒。試合では「凡人を才能で叩き伏せる」ことを趣味とする非道な性格。
ヒル魔や栗田とも因縁深く、試合での再会後も衝突を繰り返した。

CV:前田剛
クォーターバック。
阿含の双子の兄だが、弟とは対照的に努力家で冷静沈着な性格。
しかしアメフト選手としての才能は弟には及ばず、才能の差に絶望するうちに、阿含の支えになることだけを目的に生きるようになった。
世界大会編でも日本代表選手に立候補しなかったが…?

  • 細川一休(ほそかわいっきゅう)
CV:豊永利行
ワイドレシーバー兼コーナーバック。ベジータではない。
惚れっぽくてやや生意気な性格だが、驚異的とも言える40ヤード走4秒89のバックペダルを武器に戦う、日本の空中戦ナンバー1を自称する関東屈指のコーナーバックであり、春の関東大会では桜庭を圧倒、秋の関東大会ではモン太と激しい戦いを繰り広げながらも、終始彼を圧倒し続けた。
しかしキャッチ力だけは上回っていたモン太に惜しくも敗北してしまった。

  • 山伏権太夫(やまぶしごんだゆう)
CV:山口祥行
センター兼ディフェンスライン。
主将。大きい顔のキズと老け顔が特徴。
神龍寺ラインマンの精神統一の中心選手で雲水にラインマン全員の精神を乱すよう促すのも彼である。
ラインマンとしての実力は栗田や大田原を一撃で倒すほどの実力者だが、阿含の言動に振り回されたり、男子校故に異性に対しては煩悩全開になる等、キャプテンらしからぬ言動も目立つ。
泥門戦敗退後、本気でアメフトに取り組む姿勢を見せた阿含に喜びを覚えるも、自身が3年生ということもあってか、「後1年遅く生まれれば、本気の阿含と一緒の神龍寺ナーガでプレイできたのになぁ…」と悔し涙を流した。



【白秋ダイナソーズ】

数々のプレイヤーを故障に追い込んだチーム。
圧倒的な「力」と綿密な戦略を武器に多くのチームの戦意を喪失させてきた。
2回戦で西武を打ち破り、関東大会決勝で泥門と激突し、ヒル魔の右腕を折るなど泥門を圧倒するが、栗田やセナの奮闘により惜しくも敗れた。

CV:杉田智和
クォーターバック。
飄々とした態度の策略に長けた戦術家であり、勝つための手段は選ばない。
親がマフィアのイタリアかぶれ。

CV:小山剛志
ディフェンシブタックル。
巨大な筋肉を持つ大男であり、凄まじい力で多くの選手を故障させてきた。
しかし強い選手には敬意を払い、それでなお全力で臨む武人でもある。
栗田が大のお気に入りで、侮辱した阿含と衝突を起こしたこともある。

  • 如月(きさらぎ)ヒロミ
ワイドレシーバー。
線が細い中性的な青年だがレシーブ力に長けている。
峨王の持つ力を崇拝している。



【帝黒アレキサンダーズ(帝黒学園)】

第一回日本高等学校アメリカンフットボール選手権から現在まで全て優勝の『全ての始まりにして全ての頂点』

全国からエース級を引き抜きやスカウトし、更にその中でレギュラーを勝ち取った最強軍団。
攻守共に穴は無く、クリスマスボウルまで無失点かつ、大量得点で勝っている。

全員がエース級の中でも、帝王・大和、最強のフィールドプレイヤー本庄勝の息子・鷹の歴代最強の二人、連携を得意とする平良・安芸ラインコンビ、
チームを支える女性クォーターバック花梨など、まさに最強の布陣。


  • 大和猛(ヤマトたける)
ランニングバック。
筧がアメリカで会った本物の「アイシールド21」であり、常勝無敗の選手。
圧倒的な実力に裏付けられた大の自信家であり、常に余裕ある態度で他者に接していてどこか傲慢な面がある。
クリスマスボウルにて「アイシールド21」の座をセナと賭けて争った。

  • 本庄鷹(ほんじょうタカ)
ワイドレシーバー。
モン太が憧れていた野球選手・本庄の息子で、凄まじいキャッチの才能を持つ。
何事にもローテンションな冷めた性格。

クォーターバック。
唯一の女子部員で、引っ込み思案な性格。

  • 平良呉二(へらくれじ)
主将でラインマン。
普段はあっけらかんとしているが仕掛ける時は非情。



ペンタグラム

アメリカ代表に所属する5人のエース。

CV:鯨井康介
ランニングバック兼セーフティ。
NASAエイリアンズに所属している無重力の脚を武器とする黒人選手。愛称「パンサー」。
幼い頃から足を鍛え凄まじい俊足を誇り、アメリカのトップ選手となった。
監督の黒人差別(アニメでは監督の指示を無視して敗北)により長らく出場できなかったが、泥門との試合におけるセナとの出会いで監督に頼み込み初出場し、セナとの対決を果たす。
その後着々と実力をつけていき、ペンタグラムの一人として世界大会においてセナと再戦することになる。
アニメではオリジナルストーリーでセナと何度も対戦するうちに原作以上に友情を深めた。
またかつて35丁目の草アメフトの選手としても活躍していたことを祖母とチームメイトが明かしている。






若干技もアレな気がするが、同時期のジャンプでこれ以上の作品があったから、別に読者もそれ程気にしてないだろう。
一応単行本で作中のプレイのやり方を解説してるので、まだ現実味を感じることができる。

なお、作中に未成年の飲酒、喫煙、発砲などの描写もあるが、良い子は絶対に真似しないように!

もちろんアニメでは差し替えorカットされたのは言うまでもない。






追記・修正はヒル魔に脅迫された方がお願いします。ケケケケ!


セナ「ヒィィィ!!も、もっとはやく追記・修正しなくちゃっ!」

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最終更新:2024年04月21日 15:01