ジム・スナイパーⅡ

登録日 :2009/05/27(水) 22:00:09
更新日 : 2017/09/20 Wed 11:59:50 NEW!
所要時間 :約 6 分で読めます




スカーレット隊、発進!

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争等に登場するMS。
媒体によっては「ジム・スナイパーカスタムⅡ」と表記される。


型式番号:RGM-79SP
所属:地球連邦軍
開発:地球連邦軍
生産形態:量産機
頭頂高:18.0m
本体重量:45.0t
全備重量:61.0t
出力:1,390kw
推量:102,000kg
装甲材質:チタン合金セラミック複合材(一部ルナチタニウム合金)

武装
ビームライフル
ビームサーベル ×2
バルカン砲 ×2
75mmスナイパー・ライフル
ハイパーバズーカ
ブルパップ・マシンガン
100㎜マシンガン
ハンドグレネード

主な搭乗者
地球連邦軍一般兵
リド・ウォルフ(踊る黒い死神、黒塗装の専用機)
マスター・P・レイヤー
マクシミリアン・バーガー
レオン・リーフェイ
ラリー・ラドリー
アニッシュ・ロフマン(漫画のみ)
ロン・コウ
アラン・アイルワード



ジム・スナイパーカスタムのコンセプトを継承して設計・製造されたMS。ベース機はジム・コマンド
機体名称からよく混乱を招いているが、『ジム・スナイパー』の後継ではない。あれはロングレンジビームライフルを持っただけの陸ジムである。
そういった意味では『スナイパーカスタムII』表記が本当は正しい。
さらに後継機にジム・スナイパーⅢがいる。

「ガンダム0080」劇中では、コロニー内連邦基地を強襲するケンプファーを迎撃するために、マシンガン装備で出撃。
……が、パイロットの技量差か、はたまたケンプファーの性能を油断したか、お供の量産型ガンキャノンと共にジャイアント・バズによって画面に登場して30秒位で爆散する。

まぁ、ジムらしいといえばらしい「やられ役」であった………、
そのため、かなりドマイナーな機体で、知名度が低く一時期 MSV 扱いされたこともあった…………。









が。





この機体の本領はそんなものではない。
後年、陸戦型ガンダムと共に一年戦争もののゲーム、マンガ、小説等で大活躍することに。

中でも「コロニーの落ちた地で……」では主人公らの最終機体として登場する。
ヴィッシュ・ドナヒューのゲルググライノサラス等と死闘を演じている。
ホワイト・ディンゴの機体は実弾兵装と専用塗装が施され、カッコイイ。

また、「ガンダム戦記」マンガ版、小説版共に連邦チームの僚機として配属。
あるときは正に、またあるときは負に、存在感を強めている。


では何故この機体がここまでプッシュされたのか?
その答えは、圧倒的なスペックである。

前身のジム・スナイパーカスタムは、元々エース用に改良されたジムであり、狙撃のみならず白兵戦にも対応した良機体であった。
ジム・スナイパーⅡはそのコンセプトを継承。
高バランスかつ狙撃能力の高い「現時点での連邦量産機」の最大まで改良に改良を重ねた。

結果は素晴らしいものだった。

ジェネレーター出力、1,390kw。
スラスター総推力、102,000kg。

これは後の高級量産機「ジム・カスタム」はおろか、ジム系のオリジナルである「RX-78ガンダム」すら上回る超スペックである。
特に、スラスター推力はガンダムの55,500kgと比べると約1.8倍近い。
重量は多少ジムスナイパーⅡが重いものの、推力対重量比、つまり卓上数値での機動力はあのガンダムよりかなり上である。

その他も
外部ポッド化されたバルカン
(Mk-2に受け継がれる)

バイザー型の精密射撃ユニット
(ヘイズルに受け継がれる)

被弾の多い肩等の装甲の一部にルナ・チタニウム(後のガンダリウム)が採用される
(ギャプランに受け継がれる)

ビームサーベルを下部に装備するバックパック
(ネモに受け継がれる)

などなど
Zの時代でも通用することからもスペックの高さが伺えるだろう。

よく名前やスナイパーライフル装備ということで狙撃特化機体と勘違いされがちだがコンセプト的には高水準の狙撃もできる汎用機である。


メカデザインは逆シャア小説版の「Hi-νガンダム」やパトレイバーの「イングラム」「グリフォン」を手がけた出渕裕。
イングラムに見られる「出渕穴(ブチ穴)」という独特の手法も使われている。

●●●
●●

↑こんな感じの穴
カコイイ。


……と、ここまで素晴らしい機体なのに何故かガンプラでは、Bクラブの1/144旧キットジムコマンド用改造パーツ以来立体化に恵まれない非運の機体だった。
プラモデルHGUCにてザク改とケンプファーが立体化し、「次はジムスナⅡで0080機体がコンプ」…
というところまで行っておきながら、何故かその時点でHGUCは逆シャアシリーズへシフト。

量産型ガンキャノン(HGUC 044)ですら発売されたのに…
やはり劇中で30秒しか出なかったのが……。

まったく!
何やってんの!と思ったら12年の9月にようやく発売。
バルカンポッド、半分シールド、ホバートラック付属のWD仕様もプレバン限定で販売された。

ちなみに、ロボット魂のジムスナⅡはHGUCシリーズと比べても大きさはさほど変わらず、造形も可動も申し分ないが、完成品なためか如何せん値段が高い。

魂ウェブにて『コロニーの落ちた地で…』のWD隊仕様が注文可能だった。シールドとロングレンジビームライフルが新規にくっついてきた………………のだが、胸部の塗り間違いにより本体が丸々後日購入者に再送されるというとんでもないミスが起こった。


◇バリエーション
本機が既にコマンド系列であるためより関係があるもののみ

○ジム・スパルタン
型式番号RGM-79S
「F.M.S.」に登場。
スナイパーⅡに類似した姿を持つ機体で、陸戦用に少数開発された機体。
独自設定がある、資料としては情報が少ない等の問題で詳細は不明。


ペイルライダー
型式番号RX-80PR
「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」関連作品に登場。
最新技術を投入した次世代機としてスナイパーⅡをベースに開発された。
莫大なコストによって四機で計画が中止されたものの、グレイヴ(作品によってはグレイブ)に回収され、オーガスタ研究所でHADESの移植や更なる改修が行われた。
そのためかオーガスタ系のガンダム4号機/5号機ガンダムNT-1と同型もしくは類似した装甲や武器を持つ。

ペイルライダーのデータ収集用に非正規部隊で運用されたレッドライダー(アグレッサー部隊が使用)、ホワイトライダー(後述のキャバルリ―の武装を試験)、ブラックライダー(現時点では詳細不明)の三機や
HADESを含めて再び量産を試みたペイルライダー・キャバルリーやHADESが失われたキャバルリ―であるデュラハンなどが運用されており、
明言されてないもののこれらも当然ながらスナイパーⅡからの派生であると思われる。


○ジム・ドミナンス
型式番号RGM-79DO
漫画「ザ・ブルー・ディスティニー」にて登場。
より正確には後期生産型ジム(後期型ジムやジム後期生産型のような固有名ではないので雑にいえばコマンド系列)をベースにした機体。
ジムをより実戦向きに改修するための量産を前提としていないデータ収集用であり、少数しか生産されていない。
そのうち一機がモルモット隊のユウ・カジマに配備されており、データ収集を行っている。

高い性能を持つのだが、本作のユウは力及びブルーディスティニーを求めているためか、本機ですら最大出力で扱っており、ブルーに及ばないと考えていたり、
漫画版0083のGP01のようにアクアジムのパーツを用いた水中仕様で無理に陸上戦闘に移され攻撃を受けるなど結構苦労することに…

バックパック、腰部のバズーカラック、ボックスタイプビームサーベルユニットのようなスナイパーカスタムの要素を持ち、デザイナー設定では本機はスナイパーカスタムの後期生産型ベース版といったところで本機からより狙撃性能を特化させたものがスナイパーⅡであるという。



◆ゲーム

連邦サイドの使用機体として登場。何故か「GM SNIPER CUSTOM II」と表記されている。
射撃武器はロングレンジビームライフルのみ選択でき、機動性や攻撃力はガンダム系に比べると少々劣るが、腕で十分カバーできる程度。
他のジム系と比較すると図抜けた性能で、最後まで使える機体である。
なお、選択時にある事をするとカラーがWD隊仕様になる。
僚機でも可能なのでWD隊の再現が可能となっている。


  • ターゲットインサイト
何気にスナイパーと名の付く機体の中で唯一参戦している。
ライフルのエフェクトが残念だが、改造すればなんとガンダムを2発で撃墜する超威力を発揮する。


コスト240の 狙撃型 機体ジオンのゲルググJのライバル機。
射撃武器はロングレンジビームライフルでマニュアル狙撃タイプ。またセッティングにより武器の特性と射程が異なる。最大射程は1000mを超える(N設定)
N設定は絆で最大射程を誇り、連続照射で大ダメージを与えることが可能。一方でダウン値が低く、ダメージも連続照射でないと決定打を与えられず、接近されると対処し辛い。
機動1はダウン値が低く照射時間が短い弾。四発内蔵。
機動2は照射時間が短いが、機体によっては触れただけでダウンさせる弾を持ち、ある程度は接近したMSを対応できることが可能。弾は一発。

装甲1はダウン値と威力が高めの弾を二発装備。
装甲2は照射時間が長めで拠点に有効な弾を一発装備。

サブ武器はハンドグレネイドAorB
Aは普通のグレネイド
Bは焼夷弾だがコストが20上がり、何かにぶつかった時点で起爆するため使いづらい。

他WD隊仕様が 射撃機 として使える。コストは220
メイン武装はダウン値と、近距離に比べると威力が高めの100mmマシンガン
威力が控えめな試作型ビーム・ライフル
試作型よりも性能を全般的に向上させたビーム・ライフル(コスト+10)
がある

サブ武装はダウン値高めの頭部バルカン砲
一度に二発投擲するハンド・グレネイド
相手の足元を狙うハイパ・バズーカ(コスト+10)がある


同コスト帯の機体の中では機動性に優れ、BRの威力は適正距離では70を超える。
近距離のような運用をこなせる機体。


宇宙ステージではビーム攪乱幕の餌食に遭いやすく狩ったり狩られたされやすいが、撹乱幕のない地上ステージでは化ける。
ジオンルートの地上戦でこいつの大隊をレビルが率いてくると戦場は地獄に変貌する。異常なまでの命中率の高さがウリ。


  • MS戦線0079
連邦側の高コスト機。ジャブローの激戦が終わったユニット-1にガンキャノン量産型、ジム・コマンドとともに実戦試験のため支給される。
ロングレンジビームライフルはビーム兵器をドライブできる機体なら例えジムでも問題なく運用できてしまうため、利点とは言えない。
本機の真価はその性能の高さにあり、格闘戦もバッチリこなし機動性も高い。
ロングレンジビームライフルで一撃必殺を狙うか、ビーム・ガンを装備させてオールマイティに立ち回るかは貴方次第。


ステータス面ではガンダムやゲルググにも引けをとらない。
ロングレンジビームライフルは射程に優れ、カバーしきれない中距離はブルパッブ・マシンガンでカバーと扱いやすい機体。


  • サイドストーリーズ
通常のジム・スナイパーⅡと、コロ落ちが収録されている関係でWD仕様が汎用タイプ/狙撃タイプの2種、計3機種が登場する。
ガンダム戦記とコロ落ちのストーリーでそれぞれ活躍するほか、VRミッションモードでは自由に使うことが出来る。
設定を反映してパラメータも他のジム系より高めに調整されており、WD仕様はそこからさらに強化されている。
また、今回登場した新MS「ペイルライダー」はいろいろなMSの技術を寄せ集めた「ごった煮」な機体で、スペックの高いジム・スナイパーⅡを機体のベースにしているという設定。


まだジム・スナイパーⅡの真の魅力は語り尽くせない!



‖凹)<追記、そして
⊂) ←通常型

‖凹)<修正される
⊂) ←白犬仕様

‖凹)<ならば次は我らのHGUC発売か
⊂) ←リド専用

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