ゴシックメタル(Gothic Metal)

登録日 :2012/03/16(金) 12:26:57
更新日 : 2016/01/11 Mon 17:11:42
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ゴシックメタルとはヘヴィメタルのサブジャンルの一種。



ゴシック小説の世界観のような陰鬱で荒涼とした楽曲が特徴で、歌詞の内容もゴシック小説に影響されたものが多く、
死や絶望、悲哀、苦痛、果ては恋愛を歌った曲も少なくない。(ただし失恋や報われない恋とかが多数)




『ゴシックメタル』の名は、このシーンの先駆者Paradise Lostのアルバム『Gothic』に由来する。


そもそもゴシックメタルは、一般的なメタルと違い引き摺るような重さと遅さを求めたドゥームメタルバンドが、
陰鬱で耽美な音楽性に変化していった結果生まれたジャンルであり、
先に上げたParadise LostやMy Dying Bride、Anathemaなどの初期ゴシックメタル勢はそのルーツに根ざしたスローテンポな楽曲が多い。

ちなみに上記の3バンドを『The Peaceville Three(ザ・ピースヴィル・スリー)』と呼んだりする。


この頃のゴシックメタルのヴォーカルは男性ヴォーカリストによるデスヴォイスが主流であったが、
Theater Of Tragedyが流麗な女性ヴォーカルと男性ヴォーカルのデスヴォイスという醜美織り交ぜたスタイルで人気を博す。

すると多くのバンドが女性ヴォーカルをバンドに迎えるようになり、90年代後半にはフィンランドのNightwishや、オランダのWithin Temptationなどが台頭。
彼らの成功以降ゴシックメタル界では女性ヴォーカルブームになり、
ゴシックメタルの影響を大きく受けたEvanescenceのメインストリームでのヒットにより一部では、


ゴシックメタル=女性ヴォーカル

のイメージを持つファンが増え始め、終いには

女性ヴォーカル=ゴシックメタル


と思っているファンも現れる始末であった。

ただし、NightwishとWithin Temptationはゴシックメタルであることは否定している。
またEvanescenceはゴシックの要素はあるが、ゴシックメタルでは無い。








とはいえ、あくまでも『一部』の話であるし、現在はメロディックデスメタルやメタルコア等のエクストリームメタル業界にも女性ヴォーカルの進出が著しいため、
今ではそのような風潮は落ち着いたように思える。






【日本でのゴシックメタル】
ここ日本でもNightwishがヒットし、ゴシックメタルが浸透。


アンダーグラウンドシーンや同人メタルシーンでも『ゴシックメタル』を掲げるバンドが増えたが、
元々欧米よりも女性メタラーの多い事もあり、女性ヴォーカルが殆どである。


また同人メタル系ではSound Horizonや妖精帝國から影響を受けたバンドやサークルがゴシックメタルを名乗る場合が多い。




追記・修正は荒れ果てた城の中からお願いします。

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