伸縮自在の愛(バンジーガム)・薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)

登録日:2011/11/11 Fri 11:50:56
更新日:2024/01/16 Tue 07:22:44
所要時間:約 4 分で読めます





変化系は気まぐれだから 大事なものがあっという間にゴミへと変わる

だから ボクを失望させるなよ ゴン♠


伸縮自在の愛(バンジーガム)薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)とはHUNTER×HUNTERに登場する念能力
使用者:ヒソカ=モロウ


伸縮自在の愛(バンジーガム)


よく伸びよく縮む つけるもはがすもボクの意志♧

もう逃げられないよ♥


自分のオーラを「ガム」と「ゴム」両方の性質を持つオーラに変化させる変化系念能力。
  • ガムのようにあらゆる物体にくっつく
  • ゴムのように素早く強烈に伸縮する
という特徴を持ち、オーラの付け剝がし・伸縮のタイミングといった全ての匙加減はヒソカの意志次第で自在にコントロールできる。
伸びた長さおよび伸びる際に掛かる力の強さに正比例して縮む時のパワーと勢いが増大し、特殊な性質が付与されている以外はただのオーラなので重量や感触は存在しない。

基本的には指・手・足からオーラを伸ばして利用し体全体のオーラを変化させることも可能だが、「隠」により見えなくした上で相手に飛ばすことで付着させることも出来る。
ヒソカの体から離して使用した時は、能力の限界から来る制約として「10m以上伸びると切れてしまう」が、弾性・粘着性は体から離しても維持される。逆を言えばヒソカの体から離しさえしなければ恐らくどこまでも伸びる。
制約こそあるが原理そのものが極めて単純な上、持前の粘着力や弾性故に制約が実質無いに等しい。劇中ではトランプのカードなど様々な道具と組み合わせて使っている。

そして最大の特徴として、シンプルで応用範囲の広い能力故に「敵に能力の内容を知られてもマイナスに働かない」という特性を有しており、これこそがこの能力最大の肝。
「念による戦い=能力の探り合い」という大前提がある念能力者の戦いにおいて、この長所は非常に高いアドバンテージを持つ。その単純さ故に、オーラの容量もそれほど使わないものと推察される。
おまけにヒソカのオーラ全てがこの性質を帯びるため、例えヒソカの打撃をガードしてもその部分にバンジーガムが付着するため攻撃を防げないという性質の悪さも特徴。
『伸縮自在の愛』を完全に回避するには、ヒソカの直接攻撃全てに完全に触れてはいけない上に、オーラを込めた物体による投擲や直接のガム飛ばしなども完全に避けなければならないという非常に難易度の高い条件が要求される。
その非常に幅広い汎用性と柔軟な応用性を活かし、ヒソカの「嘘」「ハッタリ」「トリック」「悪辣な知恵」そして後述の『薄っぺらな嘘』などと併用することで、直接戦闘から戦闘以外の心理戦に至るまで絶大な威力を発揮する。


ただし単体で見た場合直接的な攻撃力は全くないため、有効に扱うには状況に応じて臨機応変に知恵を絞らなければならない欠点がある。
ゴムの性質を持つ以上、伸びている時にヒソカの肉体で耐えられるレベルを超えるだけのパワーが掛かってしまうとヒソカの肉体を傷付けてしまう点も無視はできない。
何よりヒソカ本人のフィジカルの強さ、基礎的な念能力の練度の高さが運用でのまず大前提。つまりはヒソカが使うことで初めて凶悪無比な能力となる念である。

名前の由来はヒソカが子供の頃好きだったお菓子から。


活躍(1)

初登場は天空闘技場のカストロ戦。
カストロ戦では切られた腕を天井に貼りつけて隠しておいたり、後述の「薄っぺらな嘘」と合わせて切れた腕をつなげたように見せカストロを翻弄し、最後は密かにつけたバンジーガムを使い切られた左腕とトランプをぶつけてとどめを刺した。
その後のゴン戦では、攻撃時につけたバンジーガムで手元に引き寄せてパンチで攻撃した。

G・I編ではレイザーとのドッジボール戦で使用。
ガムでくっつけて投球しゴムで手元に戻したりと活躍し、レイザーが跳ね返した球を更に跳ね返し勝負を決めた。
この時は過大な負荷がかかり、流石のヒソカも指の骨を何本も骨折している。
レイザーの球を受ける際に行った合体でも球を取りこぼさないようにガムで包み込み見事球を受け止めた。

ハンター協会会長選挙・アルカ争奪戦編では、主にゾルディック家の執事・ゴトーとの戦いで使用。
ゴトーの回転力を重視した弾丸の如きコインを大量に受け止め盾代わりに使った。
…が、この時はガムの弾性をコインの回転力が上回って強烈な捻じれを起こしてしまい、己のガムに腕をからめとられたまま動きを封じられたかと思われた。
だが先にガムを用いて飛ばした無数のカードに自身と結びつけたガムを予め付着させ、自分をそのカード目掛けて射出出来るようにする細工によって、反動を利用した不規則な超高速移動を披露。
そして彼のコインを放ち返すと同時に自身も死角から攻撃して仕留めてのけた。

暗黒大陸編のクロロ戦ではポテンシャルを遺憾なく発揮。
  • 天井にくっつけ回避用のロープとして使用
  • クロロが作った人間大の念人形や、斬り落とした念人形の首をバンジーガムで捕らえて念で覆い強化し、伸縮自在のモーニングスターを即席で作り念人形の大群を迎撃し薙ぎ払う
  • 自らの蘇生のための心臓マッサージに用いる
  • 鼻や首回りの欠損を補う
  • 弾力を生かして高速移動が可能な義指・義足として使用する
  • 拘束に使う
といった応用性の幅を更に拡げて見せており、低いと思われた攻撃力も使い方次第で充分どうとでもなることを証明した。

ただし限度も描かれており、単に放つだけでは人の頭部を覆う程度で人体全体は覆えなかったり、流石に手が壊されると精度と出力が落ちたりした。
このことから、長く伸ばすことも(少なくともクロロ戦までは)手や足を使わないと即座に出来ないらしく、体のどこからでも自由自在にオーラを操作できるわけではない模様。
また、特に弱点はないとは言えるが、能力を隠していないことからクロロは対ヒソカ戦を徹底的にシミュレートしており、警戒されて直接対峙する場面はほとんどなかった。
ヒソカ自身が物品や障害物を有効活用する場面も多いものの、クロロは徹底的にこの障害物(人)を壁や妨害として利用したことから分かるように、場合によっては障害物に邪魔されてしまうという弱点がある。
またガム自体の強度にも限度があるようである。


薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)



タネがわからないから驚く…奇術の基本だ♧

自分のオーラに思念(イメージ)の力を加え、オーラで物体の表面を覆い「様々な質感」を物体上に再現する能力。
質感だけでなく見た目の変化も自在で、一般人が見ても違和感を持っていない上に熟練の念能力者相手に対しても平然と使用しているため恐らく凝でも簡単には見破れないほど超高精度の再現力を持つ。
具現化系との複合能力だが、手から放しても精度を維持出来ているので放出系とも複合している。
再現できる質感は自身の肌の他、染料、鉱物、繊維、動物の皮膚など軽く千を超え、文字を表示させることもできるなど非常に便利。

ただし制約として紙やハンカチのような「薄っぺらい二次元の物」の表面にしか再現できない。
例えるなら「非常に上質かつ精巧なカラーコピー」で表面を覆うようなもの。令和の時代だと車に貼る痛車ステッカーを思い浮かべればイメージしやすいかもしれない。
そのため貼りつけられたものと異なる質感を再現している場合実際に触られるとすぐにバレてしまう欠点を持つが、ヒソカは「だからこそだましがいがある」と捉えて特に気にしていない。
マチ以外の団員にはほとんど知らされていない能力で、マチもヒソカの傷の保護・装飾以外の用途は知らなかった。
加えてこれも単体で見た場合そこまで凶悪な念という訳では無く、あくまで上記の『伸縮自在の愛』とヒソカの知恵が組み合わせることで初めて悪質な念と化す。

こちらも名前の由来は、ヒソカが子供の頃に流行ったおまけ付きお菓子から。


活躍(2)

初登場はこちらも天空闘技場。
カストロ戦でハンカチに肌の質感を再現し、『伸縮自在の愛』を併用することでハンカチを貼り付けて腕が復活したように見せて動揺とブラフを誘った。
ヨークシンでは自分の占いの内容を改変し、幻影旅団を迷わせるなど地味ながらも嫌らしい活躍を見せる。
なおヒソカの背中の蜘蛛の入れ墨はこの能力を使って作ったもの。

G・I編ではフィンクスたちと出会ったことをゴン達にバレないようにするためにバインダーに使用。
旅団の名前を適当な名前に変更し、ゴン達に嘘の出会った人達のリストを見せている。

暗黒大陸編のクロロ戦後には失った体の不足部分を『伸縮自在の愛』で抑えつつ補い、薄っぺらな嘘を張り付けることで見た目は元通りにし、行動に支障が出ないようにした。
しかし念能力者なのでそのうち体が回復したとしても、体が修復されるまでオーラの消費量はどうなっているのだろうか?



くくくく これも手品です♠ さてどんな追記・修正でしょう?

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最終更新:2024年01月16日 07:22