アポロモン

登録日:2011/11/12 Sat 23:37:29
更新日:2023/11/29 Wed 16:03:31
所要時間:約 4 分で読めます





太陽級の熱量があらゆるものを溶解させる!


『アポロモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。

●目次

【基本データ】

英名 Apollomon(アポロモン)
世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
勢力 オリンポス十二神族
必殺技 ソルブラスター
背中の火炎球より灼熱の太陽球を発生させて放つ。
英語版での名称は“Sun Ball Blast(サン ボール ブラスト)”。
アニメ『デジモンクロスウォーズ』(第2期)では第21話(通算第51話)で使用。
合掌して精製した火球にタイキ達を取り込んで発射し、次元を超えさせる技として使用した。
詠唱は「星を渡り、次元を超えよ!」
フォイボス・ブロウ
右腕から放たれる秘めたる力を込めた一撃必殺の
英語版での名称は“Sunfire Punch(サンファイア パンチ)”。
アニメ『デジモン(ry では第21話(通算第51話)で使用したが…(詳しくは後述)。
ちなみに「Phoibos(フォイボス)」とはアポロンの別名、あるいは称号とのこと。
得意技 アロー・オブ・アポロ
両手の光玉から灼熱の矢を連続して放つ。
英語版での名称は“Sun Punch Arrow(サン パンチ アロー)
アニ(ryでは第20話(通算第50話)で使用。
NDSソフト「デジモンストーリー サンバースト」にて、コロナモンの究極体として初登場したオリンポス十二神族の一体。
あらゆる物質を溶かし浄化する太陽級の火炎エネルギーを秘めており、それを非情なまでの熱い血潮とプライドで辛じて抑制している。
分かるような分からないような説明文として有名

「サイバースルゥース」では相方のディアナモンがDLCで実装されたが何故かアポロモンは実装されなかった。
同僚のミネルヴァモンは元々登場しているのにも関わらずである。
さらに「ハッカーズメモリー」ではネプトゥーンモン、メルクリモンが登場したものの、やっぱりアポロモンの姿は無かった…。

『デジモンクロスウォーズ』(アニメ版)では口を閉じた姿が見られるが、他のメディアでは口が空いている事が多く、発光している。

【派生種】

◆アポロモン・ウィスパード

英名 Apollomon Whispered(アポロモン ウィスパード)
必殺技 嘆きの太陽
手から自身の数十倍以上ある超巨大な黒きエネルギー球を発生させる究極の奥義。
完成までに多少時間が掛かる。
英語版での名称は“Rising Sun of All Sorrows(ライジング サン オブ オール ソローズ)”。
得意技 アロー・オブ・ウィスパード
両手の光玉から闇の矢を連続して放つ。
英語版での名称は“Whispering Arrow(ウィスパーニング アロー)
単に「ウィスパード」とも。
Whispered(ウィスパード)”とは、英語で「囁き声」を意味する。
アニメ『デジモンクロスウォーズ』で登場したアポロモンの中に眠る悪の黒点。

なお、漫画版では登場しない。

◆アポロモン ダークネスモード(ウィスパード)

英名 Apollomon Darknessmode(アポロモン ダークネスモード)Whispered(ウィスパード)
ウィスパードが量産型ダークネスローダーを使用してデッドリーアックスモンと強制デジクロスした姿。合体方法はスカルナイトモン:ビッグアックスモードに近い。

◆グランドジェネラモン

七人のデスジェネラルが強制デジクロスした姿で、左腕と背部のパーツが使用されている。
詳細はキメラモンの項目にて。


【関連種】

◆グレイスノヴァモン

世代 究極体
タイプ 銀河型
属性 ワクチン種
必殺技 エクリプスフィンガー
全てを燃やす火炎によって浄化力を込めた衝撃波を、咆哮と共に口部から放つことで、敵をデータ分解させる技。
カリュドーンアルクス
背中に纏う8本の刃「メレアグロス」を射出し敵を滅ぼすまで追撃する
かつてデジタルワールド・イリアス*1に未曾有の危機が訪れたとき、アポロモンとディアナモンが合体して誕生した幻の銀河型デジモン。

太陽のエネルギーと月のエネルギーという相反する力を衝突させ、体内にビッグバン級のエネルギーを構築している。
このことから、グレイスノヴァモン自身が独立した銀河になっていると予測されており、そのデータ総量を正確に測ることは不可能だと言われている。

『デジタルモンスターVer.20th』のアルファモンカラーorオメガモンカラーで初登場。
設定どおり、アポロモンとディアナモンのジョグレスでのみ誕生する。


◆フレアモン

世代 完全体
タイプ 獣人型
属性 ワクチン種
必殺技 清々之咆哮(せいせいのほうこう)
体内で増幅されたエネルギーを掌に集め、敵に触れて融解させる技。
紅蓮獣王波(ぐれんじゅうおうは)
拳に獅子の闘気と火炎を集中させて、獅子を象ったエネルギー波を放つ技。
紅・獅子之舞(くれない ししのまい)
炎をまとわせた拳と蹴りを、高速連続で敵に叩き込む格闘乱舞。
威風堂々としたたてがみを持つ獣人型デジモン。
アポロモンの完全体として『デジモンストーリー サンバースト』で初登場した。
上述のたてがみとその存在感により恐ろし気に見えるが、仲間の為にはどんな困難にも立ち向かう心の強さを持っている。
響きは似ているが、アグニモンの弱体化形態は無関係。


◆ファイラモン

世代 成熟期
タイプ 獣型
属性 ワクチン種
必殺技 フレイムダイブ
全身に炎をまとい、上空より急降下突撃をする技。
ファイラクロー
炎をまとった強靭な前足で敵を引き裂く技。
ファイラボム
額に全身の力を集中させた火炎爆弾。
炎を纏い、翼の生えた獅子の姿をしたデジモン。
アポロモンの成熟期として『デジモンストーリー サンバースト』で(ry
デジタルワールドのとある遺跡を守護しており、面倒見の良いリーダー的な存在でもあるという。
“空を翔る獅子”の異名をもつ。
進化してもファイガモンにはならない。


◆コロナモン

世代 成長期
タイプ 獣型
属性 ワクチン種
必殺技 プチプロミネンス
体全体に炎を纏い体当たりする技。防御にも使用可能。
コロナフレイム
炎の力を額に集中させて敵に放つ火炎弾。
ただし、全身の体力を消耗するデメリットもある
コロナックル
炎の力で熱くなった拳で連続パンチを放つ。
太陽の観測データと融合して生まれたデジモン。
アポロモンの成長期として『デジモンストーリー(ry
小型の獣人のような姿をしている。
正義感が強く純真で無邪気な性格をしている。


◆サンモン

世代 幼年期Ⅱ
タイプ レッサー型
属性 なし
必殺技 サンライトバブル
熱を帯び、発光しているアワを吐き出す技。
酸のアワ
酸性のアワを口から吐き出す。ダジャレではない。
体が太陽のような形をし、頭部に炎が揺らめくデジモン。
アポロモンの幼年期として『デジモンストーリー(ry
太陽を思わせる体の突起は軟らかく、手足のように動く。
晴れた日の日中にしかその姿は見つけられないという。
基本的に陽気な性格で、温かい日にはふわふわと宙に浮いて過ごしている。
なお、幼年期Ⅰは固有の種は設定されておらず、モクモンが充てられることが多い。

アポロモン系列の中で、なぜかサンモンのみ公式図鑑に長らく登録されていなかったが、2023/07/28に前触れなく急に 登録された。




【関連作品でのアポロモン】

NDSソフト『デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト』

上述したように、初登場作品。
サンバーストの看板デジモンで登場もサンバーストのみ。
ムーンライトでは育成不可。
また、進化ルートもサンモン~アポロモンの一本道のみ。


NDSソフト『デジモンストーリー ロストエボリューション』

引き続き、育成可能デジモンの1体として登場。
看板デジモンから解放されたからか、進化ルートがやや拡大された。
サンモン↔クダモンが可能になり、ランクスモン↔アポロモンも可能になった。


アニメ『デジモンクロスウォーズ ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』(第2期)

CV田中秀幸日本語版。ウィスパードも兼任) / カーク・ソーントン(正常時)、キース・シルバースタイン(ウィスパード時)(英語版)


デスジェネラルの一人である日輪のアポロモンとして登場。
登場話数は第15話(通算第45話)~第21話(通算第51話)、及び第24話(通算第54話、第2期最終話)。
ブライトランドの将軍で「日輪(にちりん)将軍」または「日輪のアポロモン」と呼ばれる。
基本カラーはオレンジ、属性は太陽、紋章は太陽(日食)のエンブレム、紋章の位置は火球に配置。一人称は「私」。
配下は獣型デジモンで統一されている。

部下の中には、本来の設定ではオリンポス十二神族同僚であるはずの軍神マルスモン(後にウィスパードに暗殺されたことが判明したが、後に復活した)の姿が……。

ブライトランドのデジモン達は地面に磔にされて身動きがとれない生き地獄を味わわされている。
しかし実は正義の心を持ったデジモンで、自分一人では勝てないバグラモン打倒の機会をうかがうためにバグラ軍に従っていた。デジモン達の自由を奪っていたのもデジモン達がバグら軍に歯向かう行動をして命を散らすことがないようにしておくため。
バグラ軍を打倒するためここまで来たタイキ達に協力してほしいと頼むものの、キリハネネからは信用されていなかった。
だが、メタルグレイモンの攻撃からタイキを守ったこと、ブライトランドの住人から負のエネルギーを集めるために傷つけてしまったことを悔やんで罰として日々自分の右腕を傷つけていたと判明したことからようやく信じてもらえることができた。

しかし、その矢先にユウとツワーモンが現れアポロモンの裏切りに気づいていたバグラモンとダークナイトモンによってアポロモンに植え付けられていた悪の人格である「ウィスパード」があることが判明。
ウィスパードはアポロモンの体を乗っ取りタイキ達の前に敵として立ち塞がった。
これにより「タイキがデスジェネラルを相手に攻撃をためらう」という異常事態が発生してしまい、一行はブライトランドの地下ヘルズフィールドへと落とされてしまった。

ちなみに、ウィスパードの意思が表に出た際には、青と黒を基調としたカラーリングになる。
基本カラーは青と黒、属性は暗黒、紋章は黒い太陽(日食)のエンブレム、紋章の位置と配下は変更なし。
一人称は「俺」または「俺様」になる。

ウィスパードはセトモンを含めた自分の部下を率いてヘルズフィールドでユウと合流し、連合軍との戦いとなる。
…のだが、殆ど部下に任せっきりで自分から戦ったのはせいぜいデッドリーアックスモンと強制デジクロスしてアポロモン ダークネスモード(ウィスパード)となりメタルグレイモンに一撃を加えた程度であった。
なお、ユウが強制デジクロスを発動した時には、自分が巻き込まれないためにあっさり逃げた。

更にその後、リリスモンブラストモンを使って強制デジクロスを行い魔獣リリスモンに変貌させ、タイキ達はおろかユウやスカルナイトモンごとヘルズフィールドを破壊しようとした。

先にブライトランドに帰還したウィスパードは第19話(通算第49話)でその悪行を悔やむアポロモンを嘲笑うかのようにブライトランドの住人を攻撃しようとするが、そこに連合軍が駆け付ける。
ウィスパードはこれに対して一行が攻撃できないようにアポロモンの姿で現れて動揺させようとするが、迷いを断ち切ったタイキの前では無意味だった。
追い詰められたウィスパードは最終奥義として最強の技「嘆きの太陽」で連合軍を葬ろうとするが、傷ついて動かないはずの右腕が動き、ウィスパードを抑えた。驚愕するウィスパード。
そしてタイキには微笑むアポロモンの姿が見えていた。
その隙を付いてシャウトモンX7は「セブンビクトライズマキシマム」でウィスパードを撃破する。自分が倒されてもブライトランドの住人たちは喜びこそすれ誰一人悲しまないことが分かっていてもアポロモンになんら悔いはなかった。
ウィスパードの支配から解放され、元に戻ったアポロモンはタイキ達に自分の意思を託して消滅した。

第20話(通算第50話)でダークナイトモンがデスジェネラルとして復活させたが、精神世界プリズンランドにいたのはウィスパードの方だった。
更に続く第21話(通算第51話)でウィスパードは「自分が一番強いから」という理由で他のデスジェネラルに指示を出すが、当然あの我の強すぎる面々……逆に反感を持たれてしまう。
しかも、それを気にせず、仲を取り持とうとするオレーグモンに対し「我々は仲間などではない。敵でないだけだ」と一蹴しほかのデスジェネラルもそれには同調。
結果その事によって同僚達への愛想が尽きたオレーグモンは自分が気に入っていたタイキ達の味方になる
オレーグモンの裏切りと諦めないタイキ達を前にウィスパードは動揺し、アポロモンはその隙に「正義に目覚めた」として精神世界で復活を果たす。

復活したアポロモンはウィスパードが放つ「アロー・オブ・ウィスパード」を修復した右腕で受け止め、自身の必殺技でウィスパードを撃破する。
するのだが…

アポロモン「消えるのはお前だ! ファイボスブロウ!

ここでまさかの誤植が発生。
せめて、カッコよく決めてるシーンくらいは誤植しないでほしかった……。
ちなみにこの後は「私は日輪のアポロモン! 燃え滾る太陽は、黒点をも焼き尽くすのだ!!」と熱い台詞が続くが、前述の誤植のせいで自分の名前を間違えたに等しい後にこの台詞が続くことになってしまう。

その後「ソルブラスター」でタイキ達とオレーグモンをプリズンランドから脱出させるが、直後に他のデスジェネラル五人*2の一斉攻撃を受け再び消滅してしまった。
だが、第24話(通算第54話、第2期最終話)においてベルゼブモンデッカードラモン、グレイドモンやオレーグモンと死んでいった正義のデジモン達と共に再度復活しタイキ達を助け(ただし、グレイドモンと共に台詞は無い)、その後はシャウトモンX7 スペリオルモードの一部になりダークネスバグラモンと戦い、最終決戦後はシーンは無いもののデジタルワールドに帰還した。


当初は敵としての登場が発表されたことで、多くのデジモンファンが同僚の深海の王の二の舞を恐れたが、実際はそこまで悪い扱いでは無く、むしろウィスパードとの対比で善人としての面が強調され、デジクロス無しでもX7と戦えるなど強力なデジモンとして描かれていたと言えるであろう。


漫画『デジモンクロスウォーズ

本編では登場なし。
単行本第2巻のカバー裏に収録されているオマケ漫画ばぐら家の横顔」ではアニメ版で既に登場したデスジェネラルの中でザミエールモン、グラビモン(この時点では二人は既に倒されている)と共に登場なし。

続く第3巻のカバー裏では遂に登場。
『録画将軍・深夜アニメのアポロモン』になったが、これ…属性が逆というかウィスパードなのでは…?。
その際、テレビを付けながら「まったくもー どうせ見ないのに…」と言っており、アニメ版でのカッコよさがのように抜けており、活躍を知っている視聴者を驚愕させ、ギャップを感じさせることになった。




深海の王&軍神「……」

月の女神「……泣いてもいいんだよ?」





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最終更新:2023年11月29日 16:03

*1 イグドラシル管理下とは別サーバーに存在するデジタルワールド。オリンポス十二神族が守護している

*2 ドルビックモンネオヴァンデモンザミエールモン、スプラッシュモン、グラビモン