よんでますよ、アザゼルさん。

登録日:2010/10/11 Mon 01:47:45
更新日:2024/02/25 Sun 03:47:32
所要時間:約 5 分で読めます




イブニングで連載されていた漫画。
作者は久保保久。
単行本は全16巻。



■ストーリー
女子大生の佐隈りん子が事務のバイトをしていた探偵事務所の主、芥辺は悪魔使いだった。
秘密を明かされた彼女はやがて、彼の裏の仕事を手伝うようになっていく。



■重要っぽい用語

  • 悪魔
グリモア(後述)を介して人間と契約し、人間が捧げる生贄と交換に、人間の為に力を行使する存在。
普段は魔界に住んでおり、魔法陣を通じて人間界に呼び出される。
アクタベ事務所に出る悪魔は結界の為、人間界では基本的に三頭身のプリチーボディである。尚、魔界では何故か携帯の電波が通じる。

  • グリモア
人間と悪魔との間を取り持つ書物。極めて複雑な言語で書かれている。
一族に一冊存在し、その一族の代表者に適用され、職能と呼ばれる特殊技能と契約に伴う加護を与える。悪魔に関するあらゆる事柄が記されている。
グリモアへの冒涜と見なされる行為には罰が下り、酷いときには人間を辞める羽目になる。悪魔が触ると超常現象的な罰をくらう。

  • 天使
世界のバランスを保つために人間界に舞い降りた神の使い。人間界を常に見守っている。
痴漢から自殺、果ては戦争まで、ありとあらゆるものを見守る。見守るったら見守る。

  • 主(アニメ版)
天使たちが崇める存在。「しゅ」と読む。
シルエットのみの登場で、緊張感漂う謁見中に突然下ネタをかましてはそれを四大天使たちに接待絶賛されて満足げにするなど、かなりぶっとんでいる。
自分が好き、かつ自分のことを好きな者が好きと公言して憚らない、究極の自己中心的人物。
期限までにグリモアを回収できなかった天使や、定めた掟(階級ごとに異性とイチャイチャしていい基準が制定されている)を破る者には一切容赦しない。



■主要な登場人物

【芥辺探偵事務所の面々】

探偵事務所の主にして、作中最強の悪魔使い。
悪魔使いだから強いのか、ただ単に彼自身が強いのかは定かでない。弱体化させているとはいえ、魔界でも指折りの悪魔の呪いを何なく素手で弾く。
直接触れずに、悪魔の頭をチョンパする等々の描写が見られ、人間を辞めているのではないかという疑惑がある。
佐隈の悪魔探偵としての資質を見抜いた上で雇っていた模様。


早瀬田大学に通う眼鏡っ娘。守銭奴で酒乱。作中で唯一モブを除き、まともなビジュアルを持つ女性キャラだが、たまに作画崩壊を起こすのはご愛嬌。
アザゼル達悪魔を名前に「さん」付けで呼んでいる。周りがアレすぎて、比較的常識人に見える。ただ回想シーンを見るに昔から変態に好かれるタイプみたい。
探偵のバイト(悪魔使い)を始めてからは大学の単位を落としたりと留年の危機にあり、
単位の為なら先生の犬探しを引き受けたり、講義のノートの為なら苺モードにだってなる。

初期はドジっ娘属性を備えていたが、何度か痛い目に遭い、Sっ娘に転職した。苺の戦士にジョブチェンジを試みたことがある。



「チョコベビーやー!」

関西弁を喋る低級悪魔。職能は「淫奔」。主に人間の性機能を司る部分に干渉できるっぽい。
ツッコミ、ボケ、コント、アテレコ、セクハラ、果てはコスプレまで満遍なくこなすオールラウンドプレイヤー。



「ピギャッシャーーーーー!」

魔界の名家、ベルゼブブ族の931代目を継ぐス〇トロ貴族。獄立大卒のエリート。職能は「暴露」。生物の汚い面を暴く力を持ち、強制排便能力はその一種。
アザゼルさんとは幼なじみ。
魔界での姿はどこぞの国のイケメン王子様にしか見えない。

いつもは紳士的な態度と丁寧な言葉遣いだが、暴言率も高い。

例:「そんなに言うなら、あなたが行ってらっしゃいよ」
   ↓
「行って来いや女ゴラァ!」

カレー(っぽいもの含む)に過度な愛情を持ち、カレー(っぽいもの含む)を侮辱したものには例え佐隈であろうと容赦ないカレー(っぽいもの)好き。
アニメ4話での彼の迷言率は異常。



「男なら即情交!これしかあるまい!」

ドM蜥蜴。
最初は素人に取り憑いて人間界に来た。後にアクタベと正式に契約するもののすぐに佐隈に譲渡されたが、本人は真の契約者はアクタベであると宣言している。
職能は「革命」。古来より言葉に宿ると信じられていた神秘的な力「言霊」を操り、たとえ意思に反して口にしただけの台詞であっても、発した言葉どおりに相手の思想を変えてしまう。
自称武士で、男尊女卑を事あるごとに主張する、権利関係やコンプライアンス意識に厳しい現代においては、二重にギリギリな存在。彼のぶっ飛んだ演説は一見の価値あり。



「汚いガスが溜まってんじゃないのぉ!?」

勘違い魚類。生臭くてヌルヌルしている。
職能は「嫉妬」で、アンダインに嫉妬された相手は、妬ましく思われた要素を無くす、もしくは変質させられてしまう。
アンダインが幸福を感じると呪いは解ける。
契約者である芥辺にぞっこんで、生贄には「好き」という言葉を要求するほか、蹴られても殴られても諦めるどころか、そんな鬼畜なところも好きらしい。
婚期を逃したアラサー。現実のアラサー女性の、嫌なところを全てかき集めたような悪魔。アニメ8話での活躍は必見。


牛。作中で一番可愛らしかったりする。生贄にはこだわる牛。
職能は「暴虐」。詳細は不明だが、芥辺をして「最も使える能力の一つ」と言わしめる。
尚漫画中には至る所にちょくちょく雑誌を問わずパロディネタが入る。そういうのが許容出来ない人は読まない方が良いかもしれない。



原作の「泣き牛編」「セーヤ編」「ルシファー編」「イソギンチャク編」が単行本の限定版付属DVDとして4度アニメ化され、
2011年4月から6月、2013年4月から6月までテレビアニメが放送された(15分番組、全13話×2)。

キャスティングがある意味壮絶である。
特にアザゼル篤史の役は「小野坂氏の素ではないか?」とまで言われている程。


1期主題歌「ぱんでみっく!」
Team.ねこかん[猫]featuring米倉千尋

2期主題歌「りばいばる!」
Team.ねこかん[猫]featuring米倉千尋



佐隈「ではでは今日はこのへんで。追記・修正お願いしまーすニョリンッ☆」

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最終更新:2024年02月25日 03:47