イサム・アルヴァ・ダイソン

登録日 : 2010/01/17(日) 23:40:19
更新日 : 2017/08/10 Thu 21:10:14
所要時間 :約 7 分で読めます




デートの時間にゃ、間に合いそうだぜ


マクロスプラスの主人公の一人。


プロフィール

名前:イサム・アルヴァ・ダイソン(Isamu Alva Dyson)
性別:男性(地球人、惑星エデン出身)
生年月日:2015年3月27日
年齢:24歳
所属勢力:新統合軍、S.M.S(恋離飛翼)
所属部隊:辺境警備隊 ⇒ YF-19テストチーム ⇒ YF-24テストチーム ⇒ エデン軍予備役(小説版F)、新統合軍・S.M.S連合艦隊(恋離飛翼)
CV:山崎たくみ


概要

新統合軍の可変戦闘機(バルキリー)パイロット。
エースパイロットの証と言われるロイ・フォッカー勲章を3度も受賞したスーパーエースだが、度重なる軍紀違反で3度勲章を剥奪された超問題児でもある。

その素行の悪さから軍内部で持て余され、厄介払いとして当初は辺境警備隊に配属されていた。
この時点で階級が中尉であるにも関わらず懲罰で何度も隊長資格を喪失しており、隊では一般隊員と全く同じ扱いだった。
本人はこの扱いを左程気にしておらず、むしろ昇進するとパイロットでいられなくなるので素行の悪さはワザとの節がある。

その辺境警備隊でも度重なる命令違反を犯し、風紀を乱したとして故郷エデンのニューエドワーズ基地へ転属。
AVF(次世代型全領域可変戦闘機)の採用コンペティション「スーパーノヴァ計画」で従来技術の結晶「YF-19」のテストパイロットを務めることになる。


上述のように束縛されることを嫌う自由奔放な性格。
かなりの女たらしであり、劇中ではオペレータのルーシー・マクミランを口説き落として一夜を共にしている。

だが女性以上に「空を飛ぶ」ことが何よりも好きで、それが高じてパイロットの道を選び、超絶的な操縦技術を培う原動力となった。


幼少の頃から学生時代にかけて惑星エデンで幼馴染のガルド・ゴア・ボーマンミュン・ファン・ローンと共に育った。
ダルメシアン・ハイスクール在学時のある事件をきっかけに二人の前から突然去り、新統合軍のパイロットになっている。
この事件の影響で親友だったガルドとの関係は破綻、お互いミュンに想いを寄せていたこともあり、ニューエドワーズ基地で再会して以降いがみ合いながらコンペで競うようになる。


パイロットとして

マクロスシリーズ屈指にして随一の操縦技量の持ち主。
パイロットとしては天才型で、シリーズのファンからはマクシミリアン・ジーナスに匹敵、あるいは次ぐ程の才能と言われる。

それまでのテストパイロットを病院、もしくはあの世送りにし続けていた“じゃじゃ馬”YF-19を初飛行で乗りこなし、テスト内容をガン無視して大空に巨大な「竜鳥」を描いた。
己の腕前とYF-19の機動力を存分に見せつけたはいいが、その直後にやり過ぎということで3日間の搭乗禁止処分を受けてしまった。
YF-19のことは「カワイコちゃん」と呼ぶ程に気に入っており、同系列の機体の使用に拘っている。

得意技はエンジンを切り、風の空気抵抗を利用して上昇するオリジナルマニューバ「竜鳥飛び」。
学生時代に人力飛行機を飛ばしていた時点で既にこのマニューバを開発している。
YF-19搭乗時は、機体のグリップ・セーフティ機能(操縦桿から手を放すと全システムがダウンする機能)を利用してミサイルの回避を行った。

劇中における「マクロス単機タッチダウン」をはじめ、その後も耳を疑いたくなるような伝説の数々を打ち立てている。


劇中での活躍

辺境警備隊での命令違反その他諸々を咎められ、故郷である惑星エデンのニューエドワーズ基地へ赴任。
スーパーノヴァ計画でYF-19のテストパイロットを務めることになり、自身の腕前と機体の性能を存分に発揮する。
かつての親友ガルドが競合のYF-21のテストパイロットと開発主任を務めていることを知り、意地を張り合いながら競い合う。

そんな中、銀河系のアーティストの頂点シャロン・アップルのマネージャーとなっていたミュンとも再会。
ガルドとはトライアル以外にミュンのことでも争うようになり、ミュンはイサムとの再会で精神的動揺が生じたことでシャロンへのデータフィードバックに支障をきたしていく。


ガルドの瞬間的な殺意によって殺されかける等のアクシデント見舞われながらもトライアルは順調に進んでいたが、無人戦闘機ゴーストが内密に主力機に内定したことで計画が中止となる。
これに不満を抱いたイサムは軍のお偉方に目にモノ見せてやるため、ヤンを伴いYF-19で無断で地球へ向かう。

地球の迎撃システムを突破した所でガルドの追撃を受け、大気圏突入と口喧嘩をしながら実弾をぶっ放し合う壮絶なドッグファイトを繰り広げる。
(この時「ランチ2回奢ったぞ!」⇒ミサイル2発発射、「俺は13回奢らされた!」⇒ミサイル13発発射…etc.と口喧嘩とドッグファイトがシンクロしている。)
この戦いの中で8年前の事件の真相を確かめ合い、ガルドと和解する。

その直後、暴走したシャロンに乗っ取られたゴーストX-9が襲来。
ガルドに諭されゴーストを彼に任せ、ミュンの救出に向かう。


マクロスシティ中心部に到着したイサムとヤンが目撃したのは、浮上し始める平和の象徴にして最大最強の戦艦SDF-1 マクロスの姿だった。
マクロスの中枢を破壊して機能停止させようとしたところでシャロンの逆ハックを受け、ヤンが操られてしまう。
操られたヤンがイサムの頭部めがけて発砲、間一髪で銃弾の直撃を避け、イサムはヤンを緊急脱出させて一人でマクロスに挑む。

しかし、またもやシャロンに侵入されイサム自身も洗脳を受けてしまう。
(ヤンの銃撃でメットが破損した事が洗脳状態に追い込まれる原因にもなった。)
完全に催眠状態に陥りあわや墜落しかけたが、ミュンの歌声を聴いて覚醒。
地面ギリギリでガウォークに変形して持ち直し、シャロンの洗脳を防ぐため頭突きで計器を破壊する。

表示計器の破壊とアビオニクスの逆ハックで中枢の正確な位置が分からなくなってしまったが、目測で位置を確認。
マクロスによる猛烈な対空砲火を振り切ってピンポイントバリアパンチで突撃、見事に「マクロス単機タッチダウン」を決め、ミュンの救出に成功した。


歴代作品における扱い

歴代でも屈指の濃いキャラクターであるためか、後の作品でもイサムに関連する事象が度々登場する。

アニメ

テストパイロットを務めていたYF-19がVF-19 エクスカリバーとして新統合軍主力機に採用され、劇中に登場する。
主人公の熱気バサラの愛機ファイアーバルキリーもVF-19系列の機体であり、正式名称は「VF-19改 エクスカリバー 熱気バサラスペシャル」。

主人公の早乙女アルトがイサムと同じ「手を飛行機に見立てる」動作をよく見せる。

アルトがシミュレーションで戦ったパイロットデータが「ロイ・フォッカー勲章を半ダース取った」人物のもの。
機体もVF-19であるため、イサムの可能性が非常に高い。
つまり、あれから更に3回受賞したことになる。

ボビー・マルゴはイサムと同じダルメシアン・ハイスクールの出身。
『プラス』劇中の時点で在学生だった模様。

クライマックスでのアルトとブレラ・スターンの共闘シーンで、イサムとガルドの竜鳥飛びのオマージュが組み込まれている。

主役機のVF-25 メサイアや、ライバル機VF-27 ルシファーの原型となったYF-24 エボリューションのテストパイロットを務めていた。
本機のテストにおいてVF-19、VF-22 シュトゥルムフォーゲルⅡを合わせて24機撃墜し、60隻の宇宙艦隊と500を超える戦闘機隊を振り切って大型空母に模擬ミサイルを叩き込む、という凄まじい結果を残している。
この結果は新統合軍パイロットの練度低下も影響しているが、それを踏まえても異常の成績と言える。

小説版ではイサム本人が登場。
現役を引退してエデン軍の予備役に収まっていたが、エデンへのバジュラの襲来に際してYF-24を強引に引っ張り出して出撃する。
フォールド・ネットワークにより全宇宙に響き渡るシェリル・ノームランカ・リーの歌声に、かつてのミュンの歌を想起していた。

短編『カブキ・ウォーバード』ではエデンへ帰郷する際にアルトの父、早乙女嵐蔵と友人となり、嵐蔵がフロンティア船団に乗船するきっかけを作っている。
この際、嵐蔵のサポートを受けて試作型ゴーストをほぼ丸腰のVF-11で撃退している。

続編『楽園星天剣酔舞』では行方不明の嵐蔵を探しに妻の美与がイサムを訪ねる。

いっくぜぇ、カワイコちゃん! イヤッホォォオオォォオウ!!

最終決戦にまさかのイサム本人が参戦。
S.M.Sに移籍し、VF-19EF/A エクスカリバー・アドバンス(通称:イサムスペシャル)を駆りフロンティア船団の救援に駆け付けた。
この機体はVF-19EFを2050年代後半の技術でアップデート(EX-ギア、ISC搭載等)し、YF-19の制御AIを強引に移植した上で、VF-19用ファストパックにVF-25用スーパーパックのブースターを無理矢理増設したイサムだけの魔改造仕様である。
出撃の一シーンのみの登場だが、台詞も相俟って視聴者に大きなインパクトを与えた。

小説版では活躍が克明に描写され、大量のゴーストV-9やバジュラを瞬殺して回り、機体の全エネルギーをピンポイントバリアに集中させてVF-27をぶった斬る、といった変わらない超絶的な操縦技術を披露。
撃墜したVF-27のパイロットに対しては、中指を立てながら「ハイテクに頼りすぎ」「ガルドより圧倒的に遅い(意訳)」と酷評している。
本来VF-19ではファイターモード時にPPBは展開出来ないのだが *1 、制御AI書き換え時に制約を取り払い、エンジン出力までPPBに集中させる事で無理矢理展開させている。
そのせいで墜落死しかけたが、地面スレスレで機体を立て直し、そのまま戦闘を続行した。
同じく参戦したマックスに対しては、「どちらが銀河最強のエースに相応しいか」と対抗意識を燃やしていた。

終盤のアルトとブレラのドッグファイトには、イサムとガルドのドッグファイトのオマージュシーンが組み込まれている。

主人公のハヤテ・インメルマンがイサムやアルトと同じ「手を飛行機に見立てる」動作をよく見せる。

ゲーム

主人公のエイジス・フォッカーが所属する特殊部隊VF-Xレイヴンズの使用機体がVF-19A。
A型はYF-19と殆ど変わらないピーキーな仕様の機体。

イサムがマクロスの艦橋を破壊した結果、修繕の際にラクテンスの手引きでジャミングサウンドシステムを設置されてしまう。
このためビンディランスルートでは、エイジスがマクロス艦橋を破壊するミッションに挑むことになる。

プロトカルチャー遺跡「ユルヴァ・アーガ」に歌姫の一人として選ばれたミュン(シャロン)に縁のある人物として、2040年当時のイサムが召喚される。
サラ・ノームと行動を共にし、事情を知る人物からの接触を受けるため「過去から来た男」を名乗ってバンキッシュに参加していた。
リオン・榊とのレース対決の後、ハーヴァマールの襲撃を受け、囮を買って出た結果撃墜されてしまう。
その後、シャロンの手引きで専用のYF-29 デュランダルを手に入れ、最終決戦に参戦する。

スパロボに参戦すると大抵命中・回避・技量が高く格闘に偏重傾向のあるエース級となり、精神コマンドはリアル系に必要なものを取り揃えている。
特殊技能はシャロンの洗脳を振り払った一件からガッツもしくは底力を所持し、αシリーズではガッツとシールド防御(外伝では援護L1)、3αでは初期状態で底力L9,見切り,シールド防御L7と回避の鬼。
小隊長能力として移動力+1回避率+10%も付随するため回避に難のある小隊で移動中の小隊長を任されることが多い。

年下のパイロットの兄貴分として先導する事も多いものの、中の人ネタでクリスとデートしたりノリコやスレイと仲良くなっていたりと女性関係がより広がっている。
一方でボスに誰よりも罵声を叩きつけたり、地球圏の現状把握が出来ていなかったとはいえメガロード船団への救援要請を保留したブライトに悪態を吐いたりと感情的な面も描かれている。
但し一応敬意は払っているらしくブライトを「あの人」と呼んだりフォッカーと対面した際「腕は俺の方が上かな?」と言った後問い詰められ慌てて訂正している。
3αでマックスとミリアを「ロートルコンビ」と言ってしまった際は一喝されていた。
またYF-19の制式採用版であるVF-19改を愛機としているバサラとは何かと縁がある。

更になんと、劇場版Fが参戦する『スーパーロボット大戦UX』『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』『スーパーロボット大戦BX』にも、マクロス・クォーターの「マクロスキャノン一斉射撃」の演出でボイス付きで登場。
しかも スタッフロールにもちゃんと名前が記載されている という徹底ぶりである。 中の人が同じである西博士に感謝。
(なお、UXや天獄篇では特に言及されないが、BXでのみ『マクロス30』での出来事を記憶していた(正確には取り戻した)アルトやリオンが存在に触れている)
一応Lでも会話内に名前だけ登場しており、オズマが「マクロスの対空砲火を掻い潜ったパイロット」としてその名前をあげている。



「アニヲタWikiの項目、2回追記されたぞ!」
「俺は13回修正されたぁ!」
「しっかり数えてんじゃ…ねぇよ!」



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