CASSHERN(映画)

登録日:2010/05/01(土) 20:14:26
更新日:2018/04/12 Thu 11:05:46
所要時間:約 3 分で読めます




キャスティングと宣伝に制作費の大半をつぎ込むことで有名な日本映画界のホープ、キリキリこと紀里谷和明の初監督作品。
2004年4月20日に全国公開された映画。
1973年〜1974年に放送された「新造人間キャシャーン」を実写映画化、監督がPVの多くを手がけた、当時妻だった宇多田ヒカルが主題歌を担当したことや唐沢寿明など多くの豪華俳優陣を使用した事、椎名林檎が挿入歌を担当した事等で話題になった。


キャッチコピーは、
  • キャシャーンがやらねば誰がやる――
  • この地に生まれた、愛する人々に捧ぐ。

テーマソング
宇多田ヒカル:誰かの願いが叶うころ


〜story〜
大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合の両陣営による長く続いた戦争により疲弊した世界。
年老いた権力者により、対テロ戦争という大義名分のもと変わる事なく戦争が続いていた。
そんな折、東博士は新造細胞の理論を提唱する。軍部との太いパイプをもつ企業の協力を受け、研究の軍事利用を危惧しつつも、病気の妻を救うため新造細胞の研究が始められた。
すべてを顧みず研究に没頭する父への反発から、東鉄也は志願して戦地に赴くが、戦争の狂気にその心は蝕まれていった…。

一年後、東博士の下に鉄也の戦死が報される。悲しみにくれる家族が研究所に集まる中、運ばれてくる鉄也の遺体。
その時、研究所に異形の稲妻が落ち、新造細胞の研究用プールにおいて、新たな反応が起こり始めた。稲妻にプール内の死体と新造細胞が反応して、得体の知れないヒトのようなものが次々と出来上がり、活動を開始した。
予期せぬ生物の発生に恐怖した人々はそれらを虐殺するが、殲滅することは出来なかった…。
――凄惨な虐殺の裏、狂気の東博士はある思惑の下、息子の亡骸を研究用プールへ沈める。
――東鉄也は、この憎しみ溢れる醜い世界に蘇った。
「新造人間」として――

やがて虐殺から逃げ延びた4人の新造人間は、その圧倒的な身体能力に加え、無数のロボット兵器を従え人類の抹殺を開始する。

数多の命が蹂躙されていくのを目にした鉄也は、人類を守るために戦うことを決意する――

人間の業に傷つき苦悩しながらも鉄也は戦う。失われつつある世界の守り神、キャシャーンの名とともに――


公開前は多くのメディアが取り上げ注目を浴びるが、公開されると多くの見た人達から、

  • 最初から最後まで内容がわからなかった
  • 戦闘シーンが少ない(登場人物が延々と突っ立って喋ってるだけ)
  • 台詞が説明的
  • フルCG映画
  • 宇多田のPVで140分は流石に長い
  • 酷い原作レイプ
  • 監督のオナニー全開

などの酷評を受けた。


ちなみに、当年の映画の評価の中でデビルマンに次ぐワースト2位の映画と表彰された。
もっとも、興行的には邦画でも群を抜く大成功で海外でも上映された。

また、テレビ放送時のキャシャーンを知らない世代からの感想は割と好評だったりする。


監督の映像表現の方向性や退廃的なストーリーに対する酷評が目立つが、俳優陣達の演技力は本物であり演じてるキャラを重点的に見れば自然と映画にのめり込めていた人も少なくはない。
また、酷評された監督に関しても、本作がきっかけでハリウッドからのオファーが3本きた(リーマンショックで全部ポシャるというオチはついたが)など国外では一定の評価を受けている。
本作が国内でこれほどまでの酷評を受けたのはやはり、原作に対する思い入れの深さが要因の1つなのだろう。




ちなみにGLAYのTAKUROとHISASHIがエキストラ出演している。…虐殺される市民役で。



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