サタン(デビルマン)

登録日:2010/07/19 (月) 01:45:50
更新日:2018/05/28 Mon 11:39:05
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※この項目にはネタばれが含まれます※




デビルマン』のラスボス。
更に言えば、物語その物の発端でもあるが、その願いは何処までも純真である。
元々は『神』に仕える天使だったが、神が自らが創造した地球に発生した、他の生物を取り込みながら異形の姿と強大な力を得ていくデーモン一族を醜いという理由で亡ぼそうとしたこたから離叛して堕天使となり、デーモン側につく。
デーモンの軍団を指揮し、神の軍勢を地球から放逐した事により、悪魔王ゼノンの更に上に立つ者、大魔神としてデーモン達に崇拝されている。
元天使らしく12枚の輝ける翼と両性具有の体、そして極めて強大な力を持つ美しい存在。

神との再戦に備え眠りにつくが、200万年の時を経て目覚めた彼が観たものはデーモンに代わる新種族「人間」によって汚染された地球であった
自分達が必死になって護ってきた地球を汚された事に激怒したサタンは人類を滅ぼす事を決意。
サイコジェニーという極めて強力な精神操作能力をもつデーモンの力を用いて飛鳥了という人間の記憶を手に入れ、「人間」として人間社会に潜伏する。
これは人間の事を深く知る為の策略であったのだが、その最中にサタンは予想もしていなかった事態に遭遇してしまう。
それは、心優しい人間の青年、不動明に惚れてしまった事
サタン=飛鳥了は人が滅びた後のデーモンの時代にも明が生き残れるよう、彼をデーモンと融合させる事を目論む。
その目論みは成功し、明は勇者アモンの力を得るが、それはデーモンの新たなる敵対者「デビルマン」を生み出す事に他ならなかった。
明と共に幾多のデーモンと戦うものの、デーモンは人類への総攻撃を開始。
人の弱さ愚かさを知った了の思考・思念をサイコジェニーが受け取り、人類同士で争うように作戦が遂行され、了自身も自分の考えたとおりにデーモンが行動する事に疑問を感じ、やがて自分の正体を知る。

デーモンの支配者として覚醒しても尚、明の事を諦め切れずにいたが、それ故に明の怒りや悲しみの深さを知りデーモンとデビルマンの戦いが避けられない事を悟るのであった。
サタンは戦いにこそ勝利したものの、己の行いがかつての神の傲慢と同じであった事を悔やみ、その胸の内を死に行く明に語る……

デビルマン以外では『バイオレンスジャック』と『デビルマンレディー』に登場。
戦いの後、世界を再創世したサタンであったが、己の愚行や愛する明を殺した後悔などから、地獄地震という大災害を引き起こして関東を孤立させ。
サタンは分裂しスラムキング・ズバ蛮に、天使だった部分はハニー達に。
また、己を苛む心が人犬という形で具現化しており、スラムキングに徹底的に貶められている。

悪たるスラムキングに、善なるハニーたちが勝てるかどうかで世界の命運を決めようとする。
また、自らを止め得る存在として不動明=デビルマンを求めており、明=デビルマンはバイオレンスジャックとして顕現し、サタンの悪夢たる混沌の世界の秩序を破壊していた。
物語の最後にサタンが自我を取り戻すと、三人に別れていたジャックも一つとなりデビルマンに。
この復活により、デビルマンはサタンの願いにより、全知全能たるサタンと同じ力を持つ存在へと進化したとされており、その後の両者の邂逅により『バイオレンスジャック』の世界はようやく閉ざされることとなった。

『デビルマンレディー』の世界では二つに分かれ、それぞれがアスカと不動ジュンになった。
この世界ではデビルマンは全知全能となりながらも魂のまま地獄に囚われていたが、不動ジュンとの出会いにより新たに創造された地上へと干渉し始める……そして。


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