浦島景太郎

登録日:2012/09/21 Fri 20:46:57
更新日:2024/03/24 Sun 20:49:15
所要時間:約 8 分で読めます




浦島(うらしま)景太郎(けいたろう)とは、『ラブひな』の主人公。
アニメ版のCVうえだゆうじ

ある意味、ハーレム主人公の原型を作った男。

●プロフィール
生年月日:1979年1月5日
血液型:AB型
身長:171cm

好きな物:プリクラ収集・音楽
苦手な物:勉強・スポーツ

年上はさん、年下はちゃんをつけて呼ぶが、例外的に成瀬川だけは名字を呼び捨て。

実家は和菓子屋を営んでおり、両親の他に義理の妹の可奈子がいる。


眼鏡をかけた、至って普通の男性。髪は黒髪でショート。眼鏡を外すと碇シンジっぽくなる。

幼い頃にある女の子と交わした約束「一緒に東大に行く」事を長年目標にしている。

が、物語開始時(1998年)では二浪生。
少なくとも二年目には、センターの足切りを突破出来る実力はあるのだが、物語開始時には何故かその学力を失っている。

東大に合格出来る学力が無いにもかかわらず頑なに東大を目指そうとする彼に親は呆れ果て、遂に彼を家から追い出す。もうすぐ20歳になる年の秋であった。
困り果てた彼は祖母の旅館に厄介になろうと、旅館「ひなた荘」を訪れるが……。


旅館は景太郎が知らない間に女子寮と化していました。


ひなた荘の住人とのファーストコンタクトは景太郎が温泉に入ってたら後から、
景太郎の存在を知らないまま温泉に入ってきた成瀬川なるの裸を見てしまうというモノ。
印象最悪のスタートであった。

頼みの祖母は海外旅行に出ている為おらずひなた荘の住人5名に追い詰められるが、
ひなた荘の傍で茶屋を営んでいる景太郎の叔母のはるかの取り成しで身分は証明される。

が、この際にはるかは景太郎が浪人生である事を知らずに景太郎の事を東大生であると説明、
誤解を解く間もなくひなた荘の住人達は騒ぎ立て、東大生ならば大丈夫だろうと景太郎の居候を許可する事になる。

そして景太郎は住人の前では東大生のフリをしつつ、
裏で実際に東大に合格して既成事実にしようと計画するのだが……。

翌日予備校の生徒手帳を発見されてバレました。
但しなるにはその前に景太郎の独り言を聞かれてしまった事からバレていたが、なるは景太郎を応援する為に黙っていようとした。

学歴詐称の汚名を着せられた景太郎はひなた荘を立ち去り、実家へ帰ろうとするのでした……。


が、景太郎の祖母が書類を寄越して景太郎にひなた荘の管理人を任せた事から事態は一変、景太郎は堂々とひなた荘に居座る大義名分を得たのであった。
ひなた荘の住人は最初は否定的であったが、東大に必ず合格する事を条件に置いてもらえる事に。

こうして景太郎は管理人業務をこなしつつ住人とどたばたを繰り広げながら、東大合格を目指す事に……。
部屋は管理人室の204号室で、なるの部屋の真下に位置する。


ラブコメ主人公の例に漏れず、本人のドジ体質も相まって色々とそういうトラブルに巻き込まれる。
その為、住人達(主に硬派な素子や被害を被る事が多いなる)から暴力をくらう。
毎度毎度謎の声を出しながら吹き飛ばされていくが再生力は高く、数コマで復帰出来る。
性格は基本的に誠実であり、その優しさからしのぶや素子も段々と心を開いていく。

また、数少ない特技として一浪時にハマったボーリングと、
バレンタインデーに誰からも貰えないのを誤魔化す為に毎年自分に作るチョコレート作成。
チョコレートの出来はプロ級の腕前である。


そしてひなた荘に来てから3ヶ月後、プレ東大模試ではD判定を貰いながらも、
同じく東大を目指すなる(模試上位の常連)との勉強が功を奏し、1999年度のセンターの足切りをなんとか突破する。
が、結局三浪。この時、なるも同時に一浪生となる。


合格発表の翌日、ひなた荘にいられなくなった景太郎は(結果的になると共に)京都へと旅立ち、
そこで出会った景太郎と同じく東大を目指して三浪した乙姫むつみを実家の沖縄に送り届けた後にひなた荘に戻り、三浪目の生活を送る事になる……。


それから東大の考古学の教授である瀬田や彼が連れている義理の娘であるサラと知り合ったり、
むつみがひなた荘の近くに引っ越してきたり、景太郎となるの関係が少しずつ接近したり、
素子やしのぶが少しずつ景太郎に惚れたりして一年が過ぎ、景太郎にとって四度目の受験を迎える事になる。

学力も東大模試でB判定を取るまでに成長しており、2000年度のセンターの足切りは勿論突破、東大の二次試験を受けるが……。


2日目の試験中に爆睡

起きたのは残り5分であり必死に書き上げたがもう駄目だと思った景太郎は、その日の内に船で外国へと逃げるように旅立ってしまう。
つくづく行動力がある男である。


その後船から転覆、漂流先の島に偶然いた瀬田に拾われたりして暫くパララケルス島にいつく事になる。
この頃から考古学に興味を持ち始める。

一方、東京はひなた荘の住人達が合格発表に訪れており、景太郎の合格を確認する。
景太郎がラスト5分で必死に書き上げたのがまさかの全問正解だったというオチ。

が、合格手続きの為には景太郎が持つ受験票が必要で、
ひなた荘の住人は合格を伝えに、そして手続きをさせる為にパララケルス島の景太郎の元へ旅立つ。
一悶着あったが期限にはギリギリ間に合い、景太郎は晴れて東大生となり、入学式の日を迎えるが……。

入学式の日、会場である武道館の飾り(通称タマネギ)が景太郎に落下する

タフな景太郎なので死にはしなかったが流石に500Kgの落下物はキツかったようで、足を複雑骨折、完治するまで東大の講義に出る事が出来なくなってしまう。
しかも完治した頃には夏休みで、一学期に全く講義に出席していないせいで夏休み明けには留年が確定した。

途方に暮れる景太郎だったが、どうせ留年するのならばと海外留学の試験を受けて合格し、瀬田と共にアメリカへ半年間の留学する事になる。
この時点で東大に合格する事が最終目標だったのが、考古学の道を歩みたいという明確な未来への目標を持っている。

景太郎が帰ってきた頃には景太郎の義理の妹である可奈子がひなた荘を訪れており、
兄への(一方的な)恋路を邪魔するひなた荘の住人とケンカしており、相変わらず景太郎の災難は絶えない。

そして、景太郎に惚れるしのぶや素子、可奈子のフラグを後腐れが無いように処理した上で遂になると恋人関係になるが……。


なると共に東大まで来た景太郎、瀬田に成り行き上拉致される。
瀬田はある組織に追われており、瀬田の飛行機に同乗した景太郎もモルモル王国まで旅立つ事に。
その頃ひなた荘では祖母から連絡が入って景太郎の結婚相手を一週間後までに決めないといけない事になっており、
景太郎を諦めきれていないひなた荘の住人もモルモル王国まで移動する。
そして遂にモルモル王国のトーダイ遺跡にて景太郎は誰を選ぶかを決めさせられる……。

景太郎は(他の女性陣もこの頃には景太郎となるの関係を不動のモノと認識していた為)なるを選ぶ。
そして帰国後、祖母から約束の女の子がなるである事を知らされ物語は終結、4年後に景太郎となるは結婚式を挙げるのであった。


序盤はダメダメなヤツだったがひなた荘での生活、留学を経て心身共に立派な成長した。
その成長度は最終的にはいつもやられっぱなしな素子にすら剣で勝てるようになり、最終話時点で東大の助教授になる程。
しかもギャグのはずだった不死身ボディもそのまま残ったため、その戦闘能力はとんでもないことになっている。
魔法先生ネギま!』に放り込んでも大丈夫そうだ。

本作はラブコメの裏で(2000年度の東大二次試験とか都合がいい所はあるが)彼の成長物語でもある。


◆余談(ラブひな∞でのデータ)
初期案では「自分を見下すリア充(今で言う)を跪かせるため、東大行って官僚になる」と豪語し、
高い学力を持つが試験にだけ落ち続けるという、
いわば「権力志向のヘタレ男」という最低の主人公になる予定だった。

そのため、当初の名前案は「まっすぐ人生を歩めない奴」という意味の「桂馬桂太郎」(けいまけいたろう)だった。
神にーさま



スレマゲしたってラグナロクしたってどんなひどい目に遭ったって、全部全部幸せだった!!

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最終更新:2024年03月24日 20:49