第1話OP3

OP3「助けを求める少女」

シーンプレイヤー:ハヤテ=シュテルンシルト
他のPCは登場不可。

 義姉ナガセ・ミナの呼び出しを受け、キミはウェストリ地方の街ウィンカスターを目指していた。
ウィンカスター・フォーチュン・サービス(WFS)本店へと向かう途上である。

GM:あ、移動手段はキミが持っている飛行船だよね?
ハヤテ:そうですね。>飛行船
ハヤテ:ただ、どちらかと言えば自分の足で歩く方が好きだったり。
ハヤテ:「やれやれ、ミナねえも人使いが荒いよな‥‥ っと」

 ふと操縦席から眼下を見下ろせば、一人の少女が必死に走っている姿があった。
そして、彼女の後方(帝国の駐屯地がある方角)からは、それを追う数人の帝国兵が。
銀十字A:「見つけたぞ、あそこだ!」
銀十字B:「よし、本隊にも連絡を取っておけ」

GM:銀十字兵はエキストラ扱いです。どうしますか?
ハヤテ:「やれやれ、もめ事に関わっている暇は無いんだけどな」
ハヤテ:と言いつつも嬉々として首を突っ込みます。緊急降下!
少女:「きゃっ! 竜‥‥? いえ、飛行船!?」

 こちらを仰ぎ見た少女は、額にガラスのような飾りを貼り付けていた。
噂話に聞いた事がある。今は亡き神々を創造したという古き巨人族・アルフだ。
‥‥といっても。見たところ彼女は幼く、背丈も人間種族の少女と変わらない様子だが。

少女:「かっこいいデス‥‥ はッ?!」 少し呆けている間に、帝国兵たちに迫られていた。
銀十字A:「よし、捕まえたぞ!」
少女:「いやっ、はなし、てぇっ!」
銀十字B:「‥‥民間の飛行船とは珍しいな」 飛行船を見上げて。

ハヤテ:地面を這うようにギリギリを飛ぶ船から飛び降ります!
少女:「たすけて! 助けてくださいデス!」
銀十字B:「おまえが船長か? 協力に感謝する」
ハヤテ:「いや、礼には及ばないよ。なにしろジャマする側だからな」

ハヤテ:次の瞬間、少女をお姫様抱っこしたハヤテの後ろで、帝国兵たちがバタバタと倒れる!
銀十字A:「な、なにをするきさまー!」
銀十字B:「ぬわああーーーーーっ!」

少女:「す、凄いデス。あんな一瞬で、帝国兵を‥‥ たった一人で倒すなんて‥‥!」
少女:キミを憧れのまなざしで見上げる。
少女:「あ、あの!」
少女:「リーリエは、リーリエって言うデス。あなたのお名前は?」
銀十字A:「お、お前‥‥ このアルフの仲間だったか」

 ぱしゃり。

銀十字B:「バカめ‥‥ 貴様の顔写真は、この携帯端末で、我が部隊全員に送信したぞ!」
銀十字B:その手に握られた小型の機械に埋め込まれたレンズが、キミに向けられていた。
銀十字A:「間も無くあの方が。“兵器狂”が来る!」
銀十字B:「ふ、ふふっ。貴様の運命は終わったな。ぐふっ」
GM:どちらも動かなくなりました。
GM:だが、その直後! キミの船のレーダーが、急速接近してくる多数のリアクター反応を捉えた!
GM:おそらくは無数の動力甲冑だろう。このままでは包囲されて、多勢に無勢で押さえ込まれてしまう!

ハヤテ:‥‥このまま彼女を片手に抱え、飛行船から下ろされた縄梯子を掴んで連れ去りましょう。
GM:おk。動力甲冑は空を飛べない。それなら逃げ切れるな。ただし‥‥
GM:ミナ義姉の呼び出しをすっぽかして、どこか遠くの空へ逃げたりしたら、キミはPCロストするよ?
ハヤテ:ああ。後でどんな目に合わされるか分からない。
GM:つまり選択肢は「今のうちにウィンカスターに逃げ込む」以外に無い、ということだ。

 荒野を疾駆して迫り来る、帝国軍の動力甲冑の軍勢!
だが、その頭上を追い越すように、飛行船がハヤテたちの下へ。縄梯子が降ろされる!
すれ違い様に、ハヤテは少女を抱えたまま、縄梯子を掴み、空中へと!
リーリエ:「きゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ――ッ?!」

ハヤテ:「ノロマのゲパルトギアに追いつけるか?」
ハヤテ:「オレのファーブニルは、ミッドガルド最速の骨董品だぜ!」
リーリエ:「た、高いですぅ――ッ?!」

ハヤテ:彼女と共に船内に引き上げてもらいます。「もう大丈夫だ」
リーリエ:「はぅ。ありがとうございました」
ハヤテ:「そっちもワケありみたいだな」
ハヤテ:「だが、こっちも用事が有ってな。とりあえず、ウィンカスターに向かうぜ」
リーリエ「は、はいぃ」

リーリエ:「それで、あのー‥‥ あなたのお名前は?」
ハヤテ:「ん?」
ハヤテ:「ああ、オレはハヤテ。お節介好きのハンターさ」
GM:よし、ではここで【クエスト:リーリエを救う】どぞー
ハヤテ:ok

シーンEND


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最終更新:2013年03月07日 14:24