東大編入生について紹介する前に、まずは一般の方にはなじみの薄い高専について紹介します。
高専(こうせん)とは
高等専門学校(略して高専)とは、中学卒業後から入学して、5年間かけて工学・技術系の高等教育を受ける学校です。
在学期間だけ見ると高校+短大と同じですが、高専には大学工学部と工業高校の中間(?)のような独特の雰囲気があります。
ちなみに、専門学校とは名前が似ていますが全く異なります。
在学期間だけ見ると高校+短大と同じですが、高専には大学工学部と工業高校の中間(?)のような独特の雰囲気があります。
ちなみに、専門学校とは名前が似ていますが全く異なります。
編入学とは
高専生の卒業後の進路は、就職か進学かの2つです。
進学を希望する学生は、東大・京大以外では大学の学部3年次に編入学することになります。
大学の編入学試験は6~8月ごろに各大学ごとに別々に行われ、一般入試とは全く違う形式となっています。大半の大学の編入試験の場合、合否は筆記試験で決まり、試験科目は主に英語・数学・物理・化学・専門などがあるようです。面接試験がある場合でも、面接の得点を加える大学・加えない大学があります。ちなみに、推薦入試で入れる大学もいくつかあります。
進学を希望する学生は、東大・京大以外では大学の学部3年次に編入学することになります。
大学の編入学試験は6~8月ごろに各大学ごとに別々に行われ、一般入試とは全く違う形式となっています。大半の大学の編入試験の場合、合否は筆記試験で決まり、試験科目は主に英語・数学・物理・化学・専門などがあるようです。面接試験がある場合でも、面接の得点を加える大学・加えない大学があります。ちなみに、推薦入試で入れる大学もいくつかあります。
東大編入学とは
東京大学では工学部および農学部で編入生を受け入れています。
高専生が東京大学工学部に編入学するには、7月初旬の編入学試験を受験します。
試験科目は英語、数学(、物理※)の2(3)つだけです。
合格者数は「若干名」ということになっていますが、実際は毎年10数名程度です。
※物理工学科、計数工学科、電子・情報系学科(群)のいずれかを希望する場合のみ物理が必要
高専生が東京大学工学部に編入学するには、7月初旬の編入学試験を受験します。
試験科目は英語、数学(、物理※)の2(3)つだけです。
合格者数は「若干名」ということになっていますが、実際は毎年10数名程度です。
※物理工学科、計数工学科、電子・情報系学科(群)のいずれかを希望する場合のみ物理が必要
そして東大に編入する学生は、20歳で学部3年次に入るのかと思いきや、事実上2年次からスタートすることになります。このことこそが、東大編入生とその周囲を混沌へと追いやる原因となっています。
東大編入生とは
新編入生の立場は極めて微妙で、
- 書類上は工(or農)学部3年生
- 事実上2年生の扱いを受ける(教養学部の単位を取るために1年目は駒場)
- 大学1年目なのでサークルでは1年生扱い
となり、見方によっては1~3年生になるのです。
「科類は?」と聞かれたら、「実は編入生でして……ロボコンで有名な高専から……工学部生なわけで……書類上は3年だけど実質2年生扱いで……というわけで科類はないんです」と一から長々説明するのか、多少ウソついても「理1です★」と一言で終らせるのかは、臨機応変に対応しましょう♪
東大編入生に聞いてはいけない質問
- 科類は?
- ありません!無いといったら無いんです!
- 何年生?
- 入りたては実質2年生ですが、1~3年生です。
- 出身高校は?
- 高校は出ていません。