ミルメコレオ

Myrmecoleo
ミルメコレオ

幻獣/妖虫

ヨーロッパ

----------出典----------

『聖アントワーヌの誘惑』、『ギリシア語訳旧約聖書』
  • フロベールの『聖アントワーヌの誘惑』において、前半身がライオンで、後半身が蟻の姿をしており、生殖器が逆さに付いていると語られている。さらに、6本足で、前2本がライオン、後ろ4本が蟻の足になっているという。
  • 元々、ヘブライ語の旧約聖書をギリシア語に翻訳する際の誤訳で生まれた怪物。ヨブ記第四章十一節において、「老いたる獅子、獲物なくして亡ぶ。」と記されていた。獅子を[layish]と珍しい表記がされており、翻訳者たちは、ミュルメクス[myrmex]と呼ばれたアラビアの獅子に立ち戻って『ミュルメコ獅子』という語をつくった。しかし、ミュルメクスは、ギリシア語で『蟻』を意味するので、先の文章は、「蟻獅子、獲物なくして亡ぶ。」という、おかしな文章になってしまった。
  • ライオンが蟻の卵を妊娠させると、ミルメコレオが誕生するという。
  • 父親は肉を食うライオンで、母親は穀物を食う蟻なので、父親の性質のため穀物が食えず、母親の性質のため肉が食えない。そのため、栄養が取れずに死んでしまう。


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最終更新:2011年09月15日 03:09
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