オリーブオイル

登録日:2012/02/21(火) 18:26:12
更新日:2023/12/09 Sat 21:58:25
所要時間:約 5 分で読めます




オリーブオイルとは、オリーブの果実から取れる植物油でありもこみちである。
食用のほか、化粧品、薬品、石鹸等の原料としても用いられる。


オリーブオイルといえば真っ先にイタリアやもこみちを思い浮かべると思うが、現在は多くの国でオリーブオイルが生産されている。
イタリアはもちろん、ギリシャ、フランス、スペイン、チリetc……。
特に地中海周辺地域で多く消費され、消費量世界一はギリシャ。消費量日本人一はもこみち。


一口にオリーブといっても国や地域によって栽培する品種が異なり、品質や風味が違う。
また、同じ国でも地方ごとの気候により味が違う。わかりやすいのはイタリア。

まあワインと一緒です。

さらに、年によって当たりはずれがあったりする。
しかし超高級ワインのように寝かせても味はよくならないので賞味期限までに使いきろう。


「オリーブオイル=もこみち」……じゃない「オリーブオイル=イタリア」の図式になる理由は、
イタリアが長年ド派手な宣伝を行い、市場を支配してきたからである。
イタリア以外にも安価で品質の良いオリーブオイルはある。

一般のスーパーでの品揃えは良いとは言えないが、
通販ならば「もこみちか!」とつぶやきたくなるくらい検索に引っかかる。

デパート等のイベントで開催されるイタリア展ではオリーブオイルの試食ができる。
生ハムもワインもチーズもうまいよ!



【健康に良いとされる理由】

油と言うことで健康に悪いイメージを持たれがちだが、
オリーブオイルの80%を占めるオレイン酸にはメタボリックシンドローム等の生活習慣病を予防する効果がある。
逆に様々な生活習慣病を引き起こすリノール酸等の飽和脂肪酸は少ない。

実際に昔からオリーブオイルを大量に使う食習慣を持つ、
ギリシャの人々の心臓病の発生率が、他の欧米諸国の約1/3というデータがある。

もちろん油なのでカロリーは高いが、
食事制限者が健康的にカロリーを摂取する手段として、多くの医師や団体から推奨されている。

……しかしいくらヘルシーといえど油は油。
地中海周辺地域では中年男性の肥満率が非常に高く、やはりオリーブオイルのが原因の一つに数えられている。
また日本人の身体は油を多量に摂る生活には向いておらず、
人によってはお腹を壊したりするので、使用する場合は自分にあった量を使いましょう。


【レシピ】

  • パンに塗る、つける
オリーブオイルの味がわかりやすい。

  • 焼いた肉や魚に軽くだばー

  • 食材をスパイスやにんにく、ハーブ等と一緒に漬ける
漬けるのは野菜、肉、魚、チーズ、豆腐など何でもよし。
保存食ではあるが、水分の多い食材は早めに食べよう。

  • トマト&モッツァレラチーズにかけ塩胡椒をパッパッ
あっ、バジルも忘れずに。
カプレーゼと呼ばれる。

  • 酢と塩胡椒を混ぜ、ドレッシングにしてサラダにだばんば

パスタの本場、イタリアでの別名は、
「絶望のスパゲッティ」「貧乏のスパゲッティ」「涙の素パスタ」。
理由は具が入っていないから。レストランで頼むと可哀想な人扱いされる。
熱したオリーブオイルににんにくのスライスと唐辛子を投入、香りが出たら茹でておいたパスタを投入。
軽く絡ませてできあがりーの。シンプル故に作り手の腕が問われる料理である。
真の貧乏パスタはパスタ+クレイジーソルトらしい。

  • オリーブオイルとニンニクと唐辛子で具材をグツグツ
具材は海老、チーズ、キノコなど。アヒージョと呼ばれる。オイルをパンにつけて食べるのを忘れずに。
干しタラなどゼラチン質のある具材をグツグツさせないように煮てクリーミーに仕上げるとピルピル。

  • 料理の香り付けにたらり
間違ってはいないが、やりすぎるともこみちになる。

  • お米を炊くときにちょこっと入れる
お米がコーティングされてツヤツヤになる。なお香りは気にならない。
おにぎりを作る時もご飯にオリーブオイルを混ぜると時間が経ってもパサつかずもっちりした食感が続く。


【テイスティング】

パンにつけて食べるのもいいが、もっと深くハマりたい場合は少量をグラスに注ぎ、手で軽く温めて飲む。
個性を知るには6種類ほど揃え、口の中を整える為に水か林檎のスライスを用意する。
フルーティだったり、ほろ苦さ、スパイスな風味、林檎のような香り……等々。

テイスティングの際は、無理に気取らずまずかったら素直にまずいと言おう。
全てが美味なわけではない。
オリーブオイルはワインともこみち並に奥深いのである。


【ランク】

★ピュア
オリーブオイルを精製し、香りや味の少ない「油」の状態にしたもの。
オリーブオイルらしさは少ないが、逆に言えばサラダ油のように普通に油として使っても癖が少ない。
エクストラヴァージンオイルの香りは加熱すると飛んでしまい勿体ないので、加熱前提ならこちらでもいい。

★ブレンドしたエクストラヴァージン
毎年同じ味になるよう調整されたオイル。
ブレンドもののエクス(ryでもっとも価値があるのはスペイン産のようだが、
好みによるので一概にそうだと言い切れない。

★エクストラヴァージンオイル
最高級のものは実を手摘みし、搾油する。
単一の畑のオリーブだけでつくる場合が殆ど。加熱調理に使うとせっかくの品質が無駄になる。
加熱料理には仕上げに使い、料理の熱で立ち上る香りを楽しむ。

ていうか調味料扱いでOK。



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最終更新:2023年12月09日 21:58