上条当麻

  登録日:2009/05/26 Tue 22:24:28
更新日:2024/01/27 Sat 08:55:57
所要時間:約 15 分で読めます




下のアスキーアートで有名な人


  いいぜ ヘ(^o^)ヘ
        |∧
        /
てめえが
何でも思い通りに
出来るってなら
         /
      (^o^)/
     /( )
    / / >

   (^o^) 三
   (\\ 三
   < \ 三
`\
(/o^)
( / まずは
/く そのふざけた
   幻想をぶち殺す





追記・修正お願いします























ああそうだよ、『上条当麻はアスキーアートで有名な人』ってのも大嘘だ!
左手を麻痺させてないし、金髪で女を寝取ったりなんてしてない上条さんだよ!

冷静になれよ、冷静に考えてみろ!!

こんな意味分からないネタを追記するようなやつが、テメェらWiki篭りの為に心優しく真実を追記・修正するとか思ってんのか!
目の前にある項目を見ろ、何ならスクロールして読み進めりゃ良いだろ!!



この物語が、神様の作った奇跡の通りに動いてるってんなら─── まずは、その幻想をぶち殺す!!



上条(かみじょう)当麻(とうま)とはとある魔術の禁書目録の主人公。






概要

学園都市に住む中肉中背の男子高校生。一人称は「俺」もしくは「上条さん」
クラスメイトからは土御門元春青髪ピアスと一まとめに「三バカ(デルタフォース)」扱いされている。

ツンツンした短めの黒髪が比較的特徴だが、それ以外には特筆するような箇所は無い平凡な容姿である。
ちなみにこの髪型は一応は天然ではなく整髪料を使っているらしいが、それほど身なりに気を使ってはいない。ならその金を食費に回せとか言わない
なお誕生日は不明だが、高校一年で水瓶座であることから15歳と思われる。 美琴っちゃんとは実質1歳差ね。

知力は伊能忠敬を知らないほどでかなりオツムは悪く、数か月の間に数多の騒動に巻き込まれたせいで出席日数もかなりギリギリ(創約1巻より)。だが、学園都市の生徒なので化学知識や薬学、兵器類の知識はかなりのものがある。
学生寮で一人暮らしをしているせいかそれなりに生活力はあり、インデックスが居着いてからは彼女の物凄い食欲で生活費を圧迫される主夫状態になっている。


能力

超能力に囲まれた学園都市の人間ではあるが、どこをどう判定しても正真正銘の無能力者(レベル0)
スプーン一本曲げられないという落ちこぼれだが、右手には『幻想殺し(イマジンブレイカー)』という謎の力が宿っている。
これは超能力だろうが魔術だろうが神様の奇跡だろうが、異能の力なら全て打ち消してしまう力。

今のところ、超能力、魔術のどちらなのかは厳密には判明していない。
ある現象によって科学サイドに分類されるものではないと証明されており、またインデックスを以ってしても正体は不明であった。
そのため本人の本当の能力が何か、という点も論点に上がったりする。


能力の弱点としては、まず力が有効なのは右手首から先だけだという事。
更に、有効なのはあくまで「異能の力そのもの」だけであり、「異能の力が引き起こした現象」を無効化することは出来ない。
例を挙げると、相手が出した炎を無効化することは出来るが、その炎で引き起こされた灰や煤は消せない。

打ち消せるのはあくまでも異能の力だけであり、物理的な力に対しては何の効力も持たない。
実際、神裂火織後方のアックア土御門元春といった魔術に頼らない戦闘能力を持つ相手には尽くフルボッコにされている。
単純に逮捕術を磨いた警官・機動隊員や自衛官などにも対抗できないだろうし、マシンガンでも持ち出されれば近づく間もなくハチの巣であろう。


ちなみに御坂美琴の超電磁砲を防げるか、という議論が度々おこるが、
作中で防げるという本人の言葉と外伝『とある科学の超電磁砲』では防いでいたので、
本編ではまだやってないがおそらく超電磁砲も防ぐことが可能と思われる。

どちらにせよ主人公としてはかなり珍しく『受動的』な力であるため、上条さんを超える真っ直ぐな信念の持ち主と戦ったらまず負ける。

また弊害として「不幸になる」という事がある。どれだけ不幸かは買って読めばいいと思うよ!
インデックス曰く、「右手が神様の御加護も打ち消してしまっているから」だとか。

その割には非常におモテになり、そこらでフラグを乱立させている。てか何かするたびに新たなフラグを立てる一級建築士
……とはいいつつも恋愛感情まで発展するヒロインはラノベ主人公ではむしろ少ない部類に入る珍しいお人。

インデックスの全裸を真正面から目撃したり、御坂美琴にひざ枕してもらったり、御坂妹にパンチラやパイタッチさせられたり、
存在自体がサービスシーンのような聖人先輩の全裸を拝んでみたり、オリアナ姉さんの胸に突っ込んだり、
オルソラの全裸を目撃したり、五和の胸に突っ込んだり……と、
ヒロインの殆どが彼にサービスシーンを提供している。

お前ちょっと代われ ←不幸になるが構わないか?

ちなみに上記のことを含めて、女心がまるで理解できずデリカシーにも乏しく女性へのフォローがたびたび裏目に出たりするが、
一応原因があり、彼の女性の好みのタイプは寮の管理人のお姉さん(代理でも可)、つまり少し年上がタイプだったのだが、
とある人物が誕生させた第三の天使『堕天使エロメイド』による後遺症か、最近は年上のお姉さんに対しての反応までも鈍くなりつつあり、
神裂はおろか、作中で初めて上条さんを口説き落としたオリアナに対してまでも再会時は女性的な扱いはしなかった。

つまり元々年下の女性に興味があまりない(例:サーシャの身体中を触りまくっても無反応)状態で、
さらにそこに劇物を投下された結果、女性へのその手の興味が希薄になっているようだ。合掌。


人物

性格は熱く(故に説教も多い)、誰かがピンチだったら命懸けで助けに向かってしまう漢。
不幸だ不幸だと言っているのも口癖のようなもので、本人は誰かの不幸を止めるチャンスを貰う「幸運」だと認識している。
しかしその「不幸」自体はかなり深刻なもので、 それが原因で幼少時は苛められたり、包丁で刺されたこともあった。
またそれが、彼が幼稚園を卒園後直ぐに学園都市に送られるきっかけにもなっている。

同時に死亡フラグクラッシャーでもあり、対戦・協戦した人物は、敵味方関係無く死亡する事がまず無い。

作中で死亡した関係者はなんと妹達と左方のテッラ、木原加群と魔神達の僧正とネフテュスの5人だけ。
それすらも、妹達は存在自体が死亡フラグの旧一方通行イベントに関わった為、
テッラは某萌え担当の怒りを買った為で、木原加群は舞台となった場所での実験で異界法則とも呼べるものが発生していた為、
魔神に至っては僧正は死亡していなければ地球が壊滅していた為で、そしてネフテュスは上条と同レベルのイレギュラーの手に掛かった為であり、全員上条さんの干渉が及ばない範囲で死亡しているか不可抗力によるもののため。

非常に頻繁に事件に巻き込まれその度に大怪我を負うため、いい加減体鍛えろよと言われることもあるが、
ファンの間では「そんなヒマがある訳ない」という意見で一致している。
実際、時系列を書き出すとかなりの過密スケジュールになる(基本巻き込まれだが)。
ひどいときは2~3巻かかる大イベントが3日と間を置かず起こることも。

またかなり巻数を重ねているものの、自分から事件に首を突っ込んだのは三巻と新約一巻ラストのみと意外にも少ない。
非常にアグレッシブに見えるがなんだかんだで巻き込まれ型主人公なのである。

その右手の力ややたら超人じみた身体能力から普通の高校生詐欺代表扱いされることもあるが、
一巻の段階からプロの魔術師殺しであるステイル達に「なんであいつ普通の高校生カテゴリに入ってんの(意訳)」と言われていたりなど、
そもそも序盤から同じ学校の関係者以外の誰からも普通の高校生として扱われていない

だが、何処かの組織に所属している訳でもなければ一匹狼の傭兵とかでも無い為、
彼のカテゴリーを一言で表そうとするのなら、やはり「普通の高校」生徒となるのだろう。どうも釈然としないが
後半では結果的に『上条勢力』なるものも作られているが、本人が望んで作ったわけではない。

また、学園都市の一部の人々からは、
「夜の街を駆け巡り、握った拳で並み居る猛者をなぎ払い、気に入った女は老いも若きも丸ごとかっさらって、草の根一本残さない」
と恐れられているらしい。

なお、勢力的にはどこにも属してはいないほか後述の「幻想殺し」の件もあって、
上条が各地を揺るがす大規模な騒乱に自分の身を投じることは特別に間違いでは無いのだが、
そもそも学園都市で生活を送り、無能力者(レベル0)とは言え曲がりなりにも能力開発を受けている以上、
彼は本質的には科学サイドに所属する存在であり、魔術サイドで発生した問題にまで首を突っ込むのは本来畑違いで色々とやばい行為である。


ちなみに決め台詞は

SOno-GEnsouwo-BUchikorosu.

略してそげぶ。

簡単かつ大雑把にいうと
だろうがだろうが、殴って説教するというもの。

科学と魔術がまったく交差しない原始的手段である。


ちなみに本人的には「ゲンコロ」らしい。









活躍(ネタバレ注意!)

1巻の終盤、インデックスの首輪を破壊し命を救うが同時に「竜王の殺息(ドラゴンブレス)」の羽根を頭部に受けて脳細胞が破壊される。
勘違いしてはならないがこれは『記憶喪失』ではなく『記憶破壊』。
故に不意に過去の記憶を思い出すなんて事は普通には無い。

命に別状はなかったが、過去の思い出の一切をなくしてしまった。
しかし、インデックスの笑顔のために記憶喪失になったことを彼女には知らせず「今までの上条当麻」を演じることを決めた。

11巻で「アドリア海の女王」艦隊を天草式十字凄教の面々と共に撃破。
これをキッカケに(法の書や使徒十字の件も関係している)ローマ正教から命を狙われてしまう。

13巻で前方のヴェント襲撃により上条を中心に、学園都市とローマ正教の間で実質的な戦争が起こる。

14巻、左方のテッラとの会話を壊れた携帯(通話機能は壊れていない)で御坂美琴に話を聞かれ、記憶喪失を知られてしまう。
22巻では右方のフィアンマに右腕を切り落とされたが幻想殺しとは違うと思われる力で再生するもその力を本人の意志で退かせた。
そしてインデックスに自身の記憶喪失を告白。「いつものとうまが帰ってきてくれたらなんでもいいよ」と言ってくれたインデックスに「必ず戻る」と誓い、
暴走した大天使ミーシャ=クロイツェフと北極海で最後の戦いを繰り広げた。
これにより第三次世界大戦は終結したが、上条当麻は二度目の死を迎えた。

…と言われてたが、なんと新約の1巻から再登場。
バードウェイに拾われて生還した事が明かされ、読者の肝を抜いた。
そして一方通行と浜面と一緒に学生寮に行くが、フラグ体質がここぞとばかりに発揮され、色んな女性キャラに再会すると同時に彼女らを唖然とさせ、美琴に至っては彼を探すために暗部に身を落とす覚悟を決めかけた程なので殺意を燃やしたレベル。
そしてそのまま女性陣を連れ込んだまま学生寮に到着。
同じく上条を探そうとしたインデックスを呆然とさせ、噛みつかれた。

旧訳の22巻の感動をぶち壊したにみえるが、皆彼が無事だった事に安堵している事も分からせてくれるイベントでもある。

そしてバードウェイからグレムリンという科学を取り入れた魔術組織がいることが明かされ、彼らの野望を阻止するために行動する。
しかしその初手のハワイでの活動はバードウェイがグレムリンの対抗策として上条らに知らせることなく裏で操られたもので、結果的に学園都市の協力機関の一部が離脱して対抗組織となってしまった。

そしてその対抗組織「反学園都市サイエンスガーディアン」と学園都市が戦闘。
一方的な火力を有する学園都市がサイエンスガーディアンを蹂躙するなかで被害を食い止めるために北欧の雪国に一人で参戦する。
しかしそこでグレムリンのトップの少女「オティヌス」に右手を潰され戦闘不能に、彼女と対立するオッレルスに回収されて学園都市に戻される。

そして学園都市全域を挙げての文化祭の中でフロイラインというグレムリンの手段となる存在を巡り闘争。
ついでにバードウェイとフラグを立てたりもした。
そして東京23区でグレムリンとの最終決戦が始まり様々な戦闘の果てにオティヌスと対峙する。
が、既に魔神という、魔術師が神の領域に到達した存在である彼女は───

世界を滅ぼした。

幻想殺しを持つことで無となった世界で存在する彼はオティヌスに様々な世界を体験させられる。
それは彼の知る人が彼を殺害しようとする世界であったり、上条の存在が知らない人に刷り変わった世界という絶望など生温い世界であった。

そして無数の地獄で精神が崩れかけるも彼女の能力が「位相」という「世界にフィルターを透すことで世界の見方を変える」ことだけだと看破しそれを無効化しようとする。

そして、ある世界を見せられる。

それは誰もが幸せな世界。
誰もが笑顔で不幸なことなど世界中の誰もが縁がない世界。
そして彼を知る人が彼の事を忘れて生きている世界。

オティヌスは言う。
上条の幻想殺しがあればこの世界は崩壊し、誰もが不幸な目に遭うと魔神は言う。
そしてそれを防ぐ方法は上条が死亡すること。
そして、ステイルや神裂と遊ぶインデックスの笑顔を見て───

「元の世界」の知り合いとすれ違う中で、上条が目指すのはビルの屋上。
目的はそこから飛び降りること。
そうすればこの世界は救われ、誰もが笑顔のままでいられる。
目的地に辿り着いた彼は踏み出そうとして───

そして、救いの手を差し伸べる人物に出会う。

それはミサカネットワークの総体と呼ぶものであり、死亡した妹達と生きている妹達が混じっていた彼女は彼の事を覚えていた。
そして彼に救いの言葉を何度もかける。
この世界はフェアではなくイカサマ。
何故なら、彼らがこの世界で過ごすには上条当麻と言う少年の死を前提にあることを知ることであり、それをオティヌスは記憶を奪ってうやむやにしている。
この世界は歪である───

それでもこの世界は完璧であると上条は言う。

大切な人が俺のために幸せを差し出してほしくない。
最高の幸せを奪うのと同じだから。
だからこの世界を壊せない。
だから───

「アンタ、オティヌスとか言うポッと出の黒幕にこれまで築いてきた全てを奪われて、本当に悔しくないの?」

その言葉に彼は───
ただ、涙をこぼして。


「俺だって悔しいよ」
「悔しいに決まってる…悔しいに決まってるだろ!!」


自分は当たり前の日常を取り戻したかっただけ。
なのになんでこんな目に遭うのか。
涙を流している者を救う度に何故か人と知り合ってその環は大きく広がっていった。
それを自分は尊いものだと自分は思い始めていた。
けれど、そんなものに意味など無かった。
その全ては壊されて、そしてオティヌスに組み替えられた。
それは元よりも眩しくて、到達できなくて、輝かしいものだったから。
あんなに嬉しそうな「彼女」の笑顔は見たことが無かったから。
どのみち、元の世界は戻ってこない。
仮にオティヌスを下しても元に戻す力は無くて、使用できなくて、創れてもどこか歪なものしか出来ない。
それなら、もう戦う意味はないんだ───

それは、ヒーローではなく、第三次世界大戦を止めた英雄でもないただの「普通の高校生」の泣き言だった。

そして、総体は彼に一言いう。
自分を救えと。
その言葉に、彼は自分の願いである「元の世界に帰る」事を決意。
「自分のために」───
一人の少年は魔神へ立ち向かう。

そして幾千億の時の中、彼はオティヌスの目的が自分と同じ「元の世界に帰る」ことを見抜き、そしてある一戦で遂に魔神の象徴を砕く。
しかし、それを想定した魔術を避けられずに直撃。
そして───

気が付くと、元の世界は戻ってきた。

それはオティヌスが真の願いを自覚したから。
それは「理解者が欲しい」。
どこかが違う世界で、疎外感を共有する仲間が欲しい。
そして上条はその「理解者」だった。
それを自覚させてくれた上条を元の世界に戻した。
そしてオティヌスは様々な過程の末に体が崩壊していく。

それを見た上条は決意する。
世界を敵に回してもお前を救うと。

そして逃避行が始まった。
理由を知らないために戸惑う仲間たちと激戦を広げ、遂に彼女を人間に戻せる場所へと辿り着く。
しかしオティヌスは自分が救われたら上条は───
その考えが、彼女に魔術を使わせてしまう。
自分が救われなければ、上条は罪を許される。
だが当然、上条はその事を良しとしない。
そして最後の戦いの末、オティヌスは光となって消え───

上条は病院で目覚め落胆する彼の元で一つの声が聞こえた。
それは体長15cm位の小人となったオティヌスであった。
理由は知らないが、実は全ては大団円であり、上条は一つの節目を達成した。

そして、日常へと戻った上条は魔神もどきに驚かされたものの無事に解決した。

その二日後であった。
真のグレムリンであり、オティヌスが生存した真の理由であり、魔神である僧正に邂逅したのは。
彼の取引を蹴った上条は成り行きで美琴と逃走。
僧正とのチェイスの果てに彼を宇宙へと追放する。
しかし隕石と同化して戻ってきた僧正に上条は右手から何かを出し始める───

前にドリルで僧正は消滅した。
大きな被害は出たものの、無事に解決して帰路に着く上条。
今回の件が美琴が追い付けない絶望に落ちいらせてるなど知ることはできなかった。

そして帰宅した上条は部屋でネフテュスという魔神と接触する。
しかしその魔神は余裕も何もなく、体力を消耗した状態にある。
そしてその魔神からある存在を知ることとなる。

上里翔流、理想送り───

ネフテュスとの親睦もかねて鍋を作るために食材を買い出しに赴くが、その帰り道に上里と邂逅し、謎の『赤』と『黒』の怪物の戦闘に巻き込まれる。
なし崩しに上里と共闘して離脱に成功し、『赤』の残骸からレイヴィニア=バードウェイを回収し学生寮に帰宅。 (なお鍋の具材などは戦闘の際に全て紛失した。)
その後、土御門が上里勢力に無力化されたことを知り、
直後上里勢力の暮亞に学生寮から引きずり出され、
再び上里と対面、しばらく言葉を交わした後に互いの右手の力に対する考えの違いにより決裂する。
そして上里勢力と学生寮で交戦したが、パトリシアの処遇を巡る戦闘中の口論の末に、 暮亞の能力を応用しショゴスを除去する方法を立案、上里勢力と停戦する。
ショゴスの予想外の抵抗により危機に陥るが、ネフテュスがその身を犠牲にすることで見事パトリシアは救われた。
全てが終わった後、「幻想殺しと理想送りがぶつかったらどうなるのか?」という上里の疑問を解消するため、上里と激突した。
幻想殺しでは理想送りに叶わず、右手は消しとばされたがその奥に出てきたものが上里に手傷を負わせたらしい。

上里との戦闘で飛び出した右手の「奥にあるもの」に対して恐怖し、改めて『幻想殺し』の正体に疑問を抱く。 (が僧正が校舎を壊していたことを思い出しそれどころではなくなった)
半壊した上条の高校に代わって、上条達は空きのある別の学校に登校することとなるが、 その学校に転入していた上里と再び遭遇。
数日間は平穏を保っていたが、美琴の様子がおかしい事に気づいた上条は上里から「絶滅犯」去鳴が学園都市へ侵入し、上条勢力に攻撃をしかけている可能性があると聞かされる。だがこの時上条は 恐怖に怯えて事件の事をつつかれるのを嫌う。味方であるはずの上里勢力にまで被害が及ぶ事を危ぶんだ上里は、去鳴が暴走を続けるそもそもの行動理由となっている上条を殺害しようとするが、その事実を知った去鳴に
アンタの取り巻き全員ぶっ殺す と告げられ、その後、去鳴と戦闘していた一方通行が上里を攻撃すると共に去鳴に連れられ上条はその場から撤退する。

秋川未絵が感じていた高等部の生徒会長であるビクビクウサギこと化粧院明日香が別人である事と上里に影響されたクラスメイト達の事で上里へ怒りを感じていた上条と去鳴は 、上里から「高等部の生徒会長には一切手を出していない」という事実を告げられる。
そして、化粧院明日香に化けていた木原唯一が現れてからは状況が一変し、上里の右手が切り落とされる。
唯一が上条を殺害しようとしたことで、去鳴や居合わせた美琴と共に唯一と戦闘する。 (この時理想送りの発動条件を唯一に漏らしてしまうという失態を犯してしまっている)
激闘の末唯一と対峙した上条は『横紙破り』を手にして唯一へ突き付けるが、
オティヌスの言葉を思い出して逡巡し、そこで生まれた隙を突かれて唯一に殺害されかける。
しかし、それを目撃した美琴が対魔術式駆動鎧を起動させて唯一を吹き飛ばしたために上条は一命を取り留めた。
事態が終息した事に安堵する上条だったが、去鳴から


御坂美琴には気をつけた方が良い。
いずれ大きく踏み外すよ。壊れるって言い換えても構わないっしょ。私がちょっかいを出すとか出さないとか関係ない次元でね


と告げられ、衝撃を受けるのだった。

学園都市を襲った大熱波とエレメントから逃れるため居候共々学校に避難し、水の調達班に回っていた。
その一環としてクラスメイトたちと水道局へ潜入するが、エレメントに襲われ危機に陥る。
対魔術式駆動鎧を携えた美琴によりその場から救われ、常磐台中学へと送られる。
常磐台中学ではエレメントの殲滅作戦が進められていて、幻想殺しが作戦の要になりうるため戦闘に参加。
クラス6、100メートル級という規格外の巨大エレメントを辛くも掃討し、『水晶の塔』を破壊することに成功した。
しかし、実は水晶の塔は木原唯一が仕掛けたデコイであり、常磐台中学は唯一率いるエレメントの軍勢により壊滅するが、
去鳴率いる上里勢力によりどうにか事なきを得た。

次に上条が目覚めた場所は上里勢力の拠点だった。
上里から大熱波の真相を聞き、エレメントを生み出している唯一と決着をつけるため彼らに同行。
窓のないビル直下で唯一と相対し、上里や上里勢力と共に彼女を追い詰める。
しかし、理想送りを再び行使した上里が世界から消失する。
唯一は再び理想送りを自らのモノとし、上里の生存の可能性を盾にとって上条を殺すよう上里勢力をけしかける。
上条は必死に逃走しながらも、ただ一人だけ異変を起こさなかった府蘭の協力を得て、
上里の行動を前にして何もしなかった自分に憤り、彼女たちを救うべく上里を取り戻す事を決意した。

「らしくないのはもう終わりだ、こんなくそったれな世界に上条当麻を見せてやる!!」

上里を『新たな天地』から奪還すべく魔術師の琉華を説得して仲間に引き込む。そしてA.A.Aを利用すべく美琴を探し出す。その後窮地に追い込まれていた上条は美琴の超電磁砲で助けられるが美琴が超電磁砲を撃つ手を止めない事に悪意を感じた上条は美琴を抱きしめ、常盤台が暴徒からの略奪にあった事実に美琴が絶望した事を知る。
なんとか説得する事に成功し、A.A.Aがある第十一学区へ辿りつくとA.A.Aにアクセスしようとした美琴がアレイスターにより呪詛を打ち込まれる。
口から血を吐き出し、痙攣しながらも笑おうとしていた美琴は気を失い上条は美琴の体を抱き寄せ絶叫する。
A.A.Aを触媒にした術式こそ失敗したものの、絵恋ら上里勢力の追撃を逃れつつパトリシアとネフテュスを軸にした術式を発動させる。
結果として上里は現世に帰還し、唯一は上里勢力に敗北した。(唯一の消息は描写されていない)

朝の5時30分にやっとの思いで学生寮に戻った上条が帰宅して5秒後に目にしたのは、 土御門と府蘭だった。 隣人の亡命をしぶしぶ手伝う上条だったが、 学園都市の外壁を乗り越えようとした矢先、土御門舞夏にアレイスターの業が作動したことで状況が一転。
土御門やインデックス共々窓のないビルの攻略に挑む。
ビルを進む過程で出会った黒猫の魔女ミナ=メイザースと共に、世界最高峰の魔術師の生涯を辿ってゆく。
少年が生まれる前から結びつき、生まれた時には敵対していた『人間』と、とうとう真っ向から激突。
アレイスターの言葉により絶望しかけていた上条をA.A.Aにアクセスした事で窓のないビルへ上条が行った事を知った美琴と食蜂が窓のないビルを破壊しながら再び上条が前を向く為の言葉をかけた。
言葉を聞いた上条は再びアレイスターに挑む決意をした。
戦闘後、いつからかその場に現れていたローラがアレイスターに突き立てた刃が爆発的な光を放ち、
一行は窓のないビルの外へ放り出される。
上条は真っ逆さまに落下したものの、少女の姿を取ったアレイスターに救出された。

「アレイスター=クロウリー。数ある可能性のその一つだよ」

アレイスターがコロンゾンを追放すべく、窓のないビルを大気圏脱出させた影響で孤立した彼は少女の姿をしたアレイスターと行動。
スケベ親父の本性を剥き出しにした彼のセクハラに翻弄されながらも合流の妨げの原因をコロンゾンに乗っ取られた府蘭と推理し、
別行動ながらも浜面・一方通行と並行してコロンゾンの悪意に立ち向かう。
病院で因縁の自動書記モードのインデックスと対峙し、失ったはずの記憶に後押しされて旧約一巻の戦いが今一度描かれる…と思われたが直後にミナの手助けにより自動書記が解除。
終息後はリリスに学力だけでない様々な事を教えるべき存在の父としてアレイスターを気遣い、浜面・一方通行達とイギリスへ向かう。

イギリスに到達すると結界を解除するため、アレイスターに牢獄に送られてステイルから日頃の仕返しと言わんばかりの拷問を受けるが拷問部屋の壁を右手で触った事により結界が解除されアレイスター達が侵入に成功する。(最もこれがアレイスターが牢獄に上条を送った理由なのだが)
その後コロンゾンが用意した対アレイスター用霊装イシス=デメーメルを纏い、暴走したオルソラを必死に説得し元に戻すことに成功する。
コロンゾンの制御を止めるため、ウェストミンスター寺院にあるメイザースの遺体を探るが、その遺体は別人のものだった。
その時アレイスター達の前に姿を現したのが死んだはずのメイザース、そして黄金のメンバー達だった。
メイザースは復讐者である事をやめたアレイスターを蔑むが、上条と一方通行、最弱と最強、アレイスターの成果物である2人はアレイスターの前に立ちこう宣言する。

「「アレイスターは一人ぼっちじゃない!奴の成果物はここにいる!」」

ウェストミンスター寺院で混戦となるが、アレイスターがクロウリーズ=ハザードを盾にする事でなんとか逃げ延びる。黄金達への対処法を探るべくイシス=ウラニア聖堂へと向かう。(なお魔術初心者であるはずの一方通行が自分より魔術について理解していた事でショックを受けていた)
黄金メンバーの正体がタロット型の魔導書の原典であった事、本物のメイザースの遺体がエディンバラ城にある事を知り、エディンバラ城へと向かいメイザースと交戦する。
その後アレイスターとメイザースの決着がついた後はアレイスターがコロンゾンを追い返したのを見届けた……かのように思えたがコロンゾンは追い返せておらずアレイスターを刺し、狂ったように笑い続ける。

コロンゾンに立ち向かうも、コロンゾンの魔術で一撃で半殺しにされるがアレイスターが右手を切断するという荒技で回復を可能にし、アレイスターの回復魔術によってなんとか一命を取り留める。

だが上条がこれ以上戦いに巻き込まれる事を恐れた食蜂操祈により切り離された右手が隠された事で、自然再生せず、また右手の奥にある力も変質し、竜とも透明な何かとも違う赤黒い魚卵のようなものが湧き出るようになった。

その後右手は元に戻り、クイーンブリタニア号でコロンゾンとの決戦に挑むが再びコロンゾンに腕を切断され、右手の力が暴走、クイーンブリタニア号を真っ二つに裂き、その場から離れることしかできなかった。

そして何度も右手が切断されてきたこと、食蜂やインデックスにより脳の構造が変化したこと、右手がない状態で回復してしまったこと、「もっと幻想殺しをスマートに使えてれば、もっと救えたのでは。そんな使い方は過去にあったのではないか」と無意識で思ったことにより、切り離された右手からもう一人の上条が現れる。この上条は記憶喪失前と記憶喪失後全ての記憶を持った存在だった。(アンナ=シュプレンゲルはこの上条の事を神浄の討魔と呼んでいる)

失った右腕には代わりにスカイブルーとレモンイエローのサイケデリックな外殻が腕を形成し、外殻を纏うことでドラゴンになることも可能。また幻想殺しを持ってないためそれに付随する不幸なども改善されている。

神浄の討魔を追ってウィンザー城に乗り込むが、女王エリザードが神浄の討魔の命令下に置かれた為、逆に追われる立場となったがオティヌスと合流。
第一王女リメエア、浜面、滝壺、ダイアン、一方通行、クリファパズル545とも合流し、一方通行の言葉で立ち直る。
一方通行、浜面達と協力し遂に神浄の討魔と戦い、何とか勝利し幻想殺しも取り戻す。
そして食蜂によって復活した自動書記モードのインデックスを救うべく再び立ち向かう。
A.A.Aを装備した美琴の援護もありインデックスを自動書記から解放することに成功する。

かつてのようにその後頭部に、光の羽が舞い降りるが…………。

「言ったろ、もう終わりだ」

あの日乗り越えられなかった運命を今度こそ乗り越えてみせた。

そしてインデックスと共に学園都市へと帰還する。



ちなみに記憶喪失前の上条当麻はいたって不幸なただの人間(偽善使いと自称していたが)かと思われていたが……
記憶を失う前から授業をさぼることが多々あったらしい。そして小萌先生に手を出していたらしい







「俺。なんだか、あの子にだけは泣いて欲しくないなって思ったんです。そう思えたんですよ。
 これがどういう感情か分からないし、きっともう思い出すこともできないだろうけど、確かにそう思う事ができたんです。
 案外、俺はまだ覚えてるのかもしれないですね」

『君の『思い出』は脳細胞ごと『死んで』いるはずだけどね? パソコンで言うならハードディスクを丸ごと焼き切ったって状態なのに。
 脳に情報が残ってないなら、一体人間のどこに思い出が残ってるって言うんだい?』

「どこって、そりゃあ決まっていますよ」



「──心に、じゃないですか?」



「うーい……そこにいるのはミコっちゃんじゃな~い?」



テメェら、ずっと待ってたんだろ?
この項目のログを奪わなくても済む、自治厨の敵にも回らなくても済む、そんな誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な項目ってヤツを!

ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな項目を!
新刊が出るまでの場つなぎじゃねぇ!全消しされるまでの時間稼ぎじゃねぇ!
他の何者でもなく他の何物でもなく!テメェのその手で、たった一つの項目を盛り上げてみせるって誓ったんじゃねぇのかよ!?

ずっとずっと追記修正したかったんだろ!絵本みてえに映画みてえに、命を賭けてたった一つの項目を守る、
そんなWiki篭りになりたかったんだろ!だったらそれは全然終わってねえ!!始まってすらいねえ!!

冥殿に全消しされたくらいで絶望してんじゃねえよ!!

手を伸ばせば届くんだ。いい加減に追記修正しようぜ、Wiki篭り!!!




うもくを
いき・修正する!

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最終更新:2024年01月27日 08:55